麻布台ヒルズ森JPタワー

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麻布台ヒルズ森JPタワー[1]
Azabudai Hills Mori JP Tower
森JPタワー
森JPタワー
施設情報
所在地 東京都港区麻布台1丁目3-1
座標 北緯35度39分39.0774秒 東経139度44分26.1816秒 / 北緯35.660854833度 東経139.740606000度 / 35.660854833; 139.740606000座標: 北緯35度39分39.0774秒 東経139度44分26.1816秒 / 北緯35.660854833度 東経139.740606000度 / 35.660854833; 139.740606000
状態 完成
着工 2019年8月
竣工 2023年6月30日
開業 2023年11月24日
用途 事務所店舗共同住宅学校
地上高
屋上 なし
高さ 325m[2][注釈 1]
各種諸元
階数 地上64階、地下5階、塔屋2階[2]
敷地面積 24,104 [2]
建築面積 15,247 [2]
延床面積 461,395 [2]
構造形式 鉄筋コンクリート/鉄骨鉄筋コンクリート構造
戸数 91
関連企業
設計 森ビルペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ・ジャパン(外装監修)[3]
施工 清水建設
所有者 虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(森ビル、日本郵便など)
高さに関する記録
2023年以降日本で最も高い建築物
先代 あべのハルカス
次代 Torch Tower
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麻布台ヒルズ森JPタワー(あざぶだいヒルズもりジェイピータワー)は、東京都港区麻布台一丁目にある超高層ビルである[4][1]。複合施設「麻布台ヒルズ」の中核を担うビルである。

高さは325 m[2][注釈 1]で、日本一高い超高層ビルである[注釈 2]。日本で初めて高さ300mを超えた超高層ビルである大阪府大阪市阿倍野区あべのハルカス(高さ300.0m)を抜いて日本で最も高いスーパートール[注釈 3]となった。

64階建てで、展望台は設置されていない[注釈 4]

デベロッパー設計森ビル施工清水建設。外観デザインをシーザー・ペリ率いるペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツが担当した。ペリは着工直前の2019年7月19日に死去[5]、森JPタワーはその遺作となった。

概要

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日本郵政グループ飯倉ビル(旧逓信省本省庁舎)

この地にはかつて1930年昭和5年)に建てられた日本郵政グループ飯倉ビル(旧逓信省本省庁舎)が存在していたが、再開発に伴い2018年に閉館、翌年解体され、その跡地に建設されたものである[6]

ビル内には商業施設、医療施設、インターナショナル・スクールブリティッシュ・スクール・イン・東京」(地下1階〜7階)、オフィス(7階〜52階)、ヒルズハウス(33階〜34階)、さらに上層部(53階〜64階)にはアマンによる集合住宅アマンレジデンス 東京」(全90戸)がそれぞれ入ることになっており[7]、地下にはコージェネレーションシステムの導入も予定されている[4]。また、それまで山王パークタワーに入居していたドイツ銀行の日本の事業拠点が2024年(令和6年)に移転することが決定している[8]

建設地は本来、東京国際空港(羽田空港)の外側水平表面の規制の関係で300 m級の建築物は建てられない地域であったが、建設地周辺に東京タワーが存在する中で航空機が問題なく運用できていることを根拠に、国土交通省に東京タワーの高さ(333 m)まで規制を特例で緩和させた[9]。2023年6月30日に竣工し、7月3日に竣工式が行われ[10]、11月24日には麻布台ヒルズ全体が開業を迎えた[11]

耐震性能を高める4つの装置

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  • 「座屈拘束ブレース」:大地震時に振動エネルギーを効果的に吸収(1200基)
  • 「オイルダンバー」:揺れのエネルギーを吸収することで大地震時に制振効果を発揮(304基)
  • 「粘性体制震壁」:地震・風揺れ時に建物の揺れの振動エネルギーを吸収(302基)
  • 「アクティブマスダンパー」:建物の揺れと反対方向に「おもり」を動かすことで地震に対する居住性の改善(4基)を図っている。

以上により特級レベルの耐震性能をクリアしており、停電時や災害時には強固なBCP対応が実現できる。帰宅困難者にも対応できる震災備蓄品や震災井戸なども控えている。 [12]

主な施設

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写真で見る麻布台ヒルズ森JPタワー

交通

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周辺

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b 森ビルの公式サイトでは330mとなっている。
  2. ^ 塔を除く。なお、2028年に東京都千代田区大手町に高さ385mのTorch Tower(トーチタワー)の竣工が予定されている。
  3. ^ 高層ビル・都市居住協議会の基準による300m以上の超高層建築物。
  4. ^ 33階のロビー部分は、2024年4月18日まで無料公開されており、事実上の展望台状態になっていた。
  5. ^ ミッドタウン・タワー内から移転[13]

出典

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  1. ^ a b 麻布台ヒルズ Azabudai Hills”. 森ビル株式会社. 2023年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f About Project|Shimz Human & Tech Magazine ヒトワザ! - 清水建設
  3. ^ 麻布台ヒルズ:建築家・デザイナー - 森ビル株式会社
  4. ^ a b 麻布台ヒルズ|主要プロジェクト - 森ビル株式会社
  5. ^ 日経クロステック(xTECH) (2019年8月1日). “超高層ビルのデザインで世界を席巻、シーザー・ペリ氏が残したもの”. 日経クロステック(xTECH). 2023年12月8日閲覧。
  6. ^ 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業、2019年3月着工-旧・郵政省本庁舎跡に「日本一高いビル」建設へ - 都市商業研究所(2018年12月11日)
  7. ^ 麻布台ヒルズ ファクトブック2023』(PDF)(プレスリリース)森ビルhttps://www.mori.co.jp/img/article/230808_2.pdf2023年9月6日閲覧 
  8. ^ 谷口崇子「ドイツ銀行が日本拠点を虎ノ門・麻布台に移転へ-2024年の予定」『ブルームバーグ通信』2022年5月10日。2022年5月11日閲覧。
  9. ^ 虎ノ門・麻布台プロジェクト始動。国土交通省の特例承認により高さ330mのビルを実現! | Re-urbanization -再都市化-
  10. ^ 「麻布台ヒルズ A街区・C街区」が竣工』(PDF)(プレスリリース)森ビル、2023年7月3日https://www.mori.co.jp/img/article/230703_1.pdf2023年7月3日閲覧 
  11. ^ “日本一330mのタワー擁する「麻布台ヒルズ」開業”. Impress Watch. (2023年7月3日). https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1549644.html 2023年11月25日閲覧。 
  12. ^ 麻布台ヒルズ 森JPタワーを徹底解説・耐震性能
  13. ^ 企業情報”. HONEST株式会社. 2024年5月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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記録
先代
あべのハルカス
日本の旗 日本で最も高いビル
2023年 - 現在
次代
-
先代
虎ノ門ヒルズ森タワー
東京都で最も高いビル
2023年 - 現在
次代
-