黒松内駅

黒松内駅
駅舎(2017年9月)
くろまつない
Kuromatsunai
S32 二股 (11.4 km)
(8.1 km) 熱郛 S29
地図
所在地 北海道寿都郡黒松内町字黒松内
北緯42度40分10.59秒 東経140度18分20.53秒 / 北緯42.6696083度 東経140.3057028度 / 42.6696083; 140.3057028座標: 北緯42度40分10.59秒 東経140度18分20.53秒 / 北緯42.6696083度 東経140.3057028度 / 42.6696083; 140.3057028
駅番号 S30
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 132.3 km(函館起点)
電報略号 マツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
120人/日
-2014年-
開業年月日 1903年明治36年)11月3日[1]
備考 無人駅[2]
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黒松内駅
くろまつない
KUROMATSUNAI
(3.9 km) 中の川
所属事業者 寿都鉄道
所属路線 寿都鉄道
キロ程 0.0 km(黒松内起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1920年大正9年)10月24日
廃止年月日 1972年昭和47年)5月11日
備考 廃線に伴う廃駅
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黒松内駅(くろまつないえき)は、北海道寿都郡黒松内町字黒松内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S30電報略号マツ[3]事務管コードは▲140132[4]。かつては特急北海」、急行ニセコ」などが停車し、寿都鉄道の分岐駅でもあった。現在でも季節運行の臨時特急「ニセコ」が停車する。

歴史

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1976年の黒松内駅と周囲約1km×1.5km範囲。下が長万部方面。上が小樽方面。かつては寿都鉄道が接続していて、当駅構内上端から左上へ向かっていた軌道跡が確認できる。また、駅裏数本の副本線の外側にすっかり緑に覆われた島式ホームの跡が残っているが、このホームの駅舎側が寿都鉄道の発着線であり[5]、跨線橋はこのホームまで伸びていた。その裏手に転車台の跡が半円状に見えるが、これは黒松内-倶知安間の補機用蒸気機関車運用のため使用されていたもので、以前はそのさらに外側に小規模の扇形機関庫を擁していた[注釈 1]国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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町名より。アイヌ語の「クㇽマッナイ(kurmat-nay)」(和人の女性の・沢)に由来する[6]

駅構造

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単式島式ホーム混合の2面3線であったが[3]、旭川方に向かって最も左手に位置する旧3番線は使用されておらず、相対式ホーム2面2線の運用である。ホーム間は跨線橋で連絡している[3]

駅舎は旭川方に向かって右手の1番線(上り本線)に面して設けられている[3]長万部駅管理の無人駅[2]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 長万部方面
2 下り 倶知安小樽方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 222.0 [12]
2015年(平成27年) 「10名以下」 [13]
2017年(平成29年) 51.4 [14]
2018年(平成30年) 45.0 [15]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
二股駅 (S32) - *蕨岱駅 (S31) - 黒松内駅 (S30) - 熱郛駅 (S29)
*打消線は廃駅

かつて存在した路線

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寿都鉄道
黒松内駅 - 中の川駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年8月米軍撮影航空写真 USA-M1156-A-17等で土台が残されているのが確認できる。

出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、809-810頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、24頁。 
  3. ^ a b c d 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、44頁。ISBN 4-09-395401-1 
  4. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  5. ^ 昭和7年度 線路一覧略図 札幌鉄道局発行。
  6. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、28頁。ASIN B000J9RBUY 
  7. ^ 『鉄道省年報. 昭和7年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  8. ^ “黒松内駅が新装オープン”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年1月29日) 
  9. ^ “日本国有鉄道公示第145号”. 官報. (1982年2月27日) 
  10. ^ “黒松内駅 4月無人化 JR「計画通り」通告 町との話し合い平行線”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年2月23日)
  11. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  12. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、808頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  13. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  14. ^ 函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. p. 4 (2019年7月22日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  15. ^ 函館線 長万部・小樽間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. p. 4 (2020年8月26日). 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  16. ^ 黒松内駅 のりば地図”. 北海道中央バス. 2019年6月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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