井上庚二郎
井上 庚二郎(いのうえ こうじろう、1890年(明治23年)8月30日[1] - 1969年(昭和44年)11月13日[2])は、日本の外交官。駐ハンガリー公使。海軍司政長官。
経歴
[編集]井上喜代松の二男[3]。神奈川県出身。1917年(大正6年)、東京帝国大学法科大学政治科を卒業し、外交官及領事官試験に合格した[1]。外交官補、領事官補、イギリス大使館三等書記官、外務事務官・亜細亜局第三課勤務、廈門領事・台湾総督府事務官、ポーランド領事、シドニー総領事、外務書記官・商工書記官・通商局第一課長、ドイツ大使館参事官、外務省欧亜局長を歴任した[4]。1939年(昭和14年)、駐ハンガリー公使に就任した[4]。 その後、外務省職員訓練所長を経て、1942年(昭和17年)から海軍司政長官を務めた[5]。
親族
[編集]栄典
[編集]- 1940年(昭和15年)8月15日 - 紀元二千六百年祝典記念章[6]
脚注
[編集]- ^ a b 大衆人事録 1930.
- ^ 戦前期官僚制研究会編『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年、p.25。
- ^ 帝国秘密探偵社 1943, 海外2頁.
- ^ a b 人事興信録 1939.
- ^ a b c 人事興信録 1943.
- ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。
参考文献
[編集]- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版(上)』人事興信所、1939年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版(上)』人事興信所、1943年。
- 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年 。