甲武信ユネスコエコパーク
甲武信ユネスコエコパーク(こぶしユネスコエコパーク)は、山梨県、東京都、埼玉県、長野県にまたがる日本で10番目のユネスコエコパーク(生物圏保存地域)。構成地域は12市町村。
概要
[編集]甲武信ヶ岳をはじめとする奥秩父山塊(秩父多摩甲斐国立公園)のエリアを含む関東山地の大部分からなり、荒川、多摩川、笛吹川、千曲川(信濃川)など主要の河川の水源地がある。総面積は190,603ha、核心地域は13,364haである[1]。甲武信は旧国名の甲斐国、武蔵国、信濃国による通称から取り、構成市町村は山梨県の甲府市、山梨市、大月市、北杜市、甲斐市、甲州市、小菅村、丹波山村、埼玉県の秩父市、小鹿野町、長野県川上村、東京都奥多摩町である。
関東山地は急峻な山岳地帯でありながら、風化作用による土壌が発達しているため、稜線付近まで森林が広がり、日本アルプスに比べて山肌が見える場所は少ない。一帯には約320種が存在する日本のチョウの約4割である126種が生息しており、ニホンツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンカモシカなどの大型哺乳類やクマタカ、ノスリなどの猛禽類も見られる。南側の山梨県内は古くから「甲州八珍果」と呼ばれるぶどう、柿、桃などの果物の産地である[1]。2019年(令和元年)6月19日にユネスコエコパークに登録。
沿革
[編集]山岳
[編集]河川
[編集]地形・観光
[編集]交通
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “Kobushi Biosphere Reserve, Japan” (英語). UNESCO (2020年4月). 2023年2月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 甲武信(こぶし)ユネスコエコパーク 公式サイト - 甲武信ユネスコエコパーク推進協議会
- 甲武信ユネスコエコパーク - 秩父市