第22航空群

第22航空群
第22航空群ロゴマーク
創設 1987年(昭和62年)12月1日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 海上自衛隊
部隊編制単位
兵種/任務 対艦・対潜航空部隊
ヘリコプター
所在地 長崎県 大村市
上級単位 航空集団
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第22航空群(だいにじゅうにこうくうぐん、英称:Fleet Air Wing 22 )とは、海上自衛隊航空集団隷下の航空部隊(航空群)の一つであり、大村航空基地長崎県大村市)に配備されている。 群司令は海将補(二)をもって充てられている[1]

沿革

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大村航空基地に駐機するSH-60J(左前)8267号機とSH-60K(右奥)8467号機
※ 新編時の編成(司令部・第122航空隊・第123航空隊・第22支援整備隊・大村航空基地隊)
  1. 第122航空隊、第124航空隊、佐世保地方隊大村航空隊を廃止、統合し「第22航空隊」を新編。
  2. 呉地方隊小松島航空隊を編入し「第24航空隊」に改編。
  3. 小月航空基地の小月救難飛行隊が廃止となり、同隊所属のUH-60J救難ヘリコプターが大村航空基地に移転し「第72航空隊」を新編。
  4. 鹿屋航空基地の鹿屋救難飛行隊を編入し「第72航空隊鹿屋航空分遣隊」に改編。徳島航空基地の徳島救難飛行隊を編入し「第72航空隊徳島航空分遣隊」に改編。
  • 2015年(平成27年)8月31日:第72航空隊徳島航空分遣隊が廃止[2]
  • 2018年(平成30年)
    1. 第22航空隊の第22列線整備隊、第72航空隊の第72列線整備隊と第22整備補給隊の第22検査隊を廃止、統合し第22整備補給隊に「第22機側整備隊」が新編[3]
    2. 大村航空基地隊の警衛隊、運航隊地上救難班、管理隊車両班が統合され「大村航空警備隊」に改編[4]
    3. 小松島航空基地隊の警衛班を航空警備班に改編。
    • 4月2日:第72航空隊が廃止となり、第22航空隊に第224飛行隊及び鹿屋航空分遣隊を新編[3]
  • 2022年(令和04年)2月14日:大村航空基地所在の第22航空隊が保有するUH-60Jが除籍され、第224飛行隊を廃止[5]
  • 2023年(令和05年)
    • 1月16日:第22航空群最後のUH-60Jが除籍となり[6]、鹿屋航空分遣隊を廃止[7]
    • 1月17日:第24航空隊にSH-60K哨戒ヘリコプターが配備[8]

司令部編成

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司令部は、大村航空基地に設置されている。

  • 航空群司令
    • 首席幕僚
    • 幕僚
    • 先任伍長

また、自衛艦隊#司令部の編成を参照。

部隊編成

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第22航空群所属のSH-60K、SH-60J、UH-60J
第24航空隊所属のSH-60J
  • 第22航空隊(大村航空基地
    • 隊本部
    • 第221飛行隊・第222飛行隊・第223飛行隊:SH-60J/SH-60K(コールサイン "WYVERN")
  • 第24航空隊(小松島航空基地
    • 隊本部
      • 総務室
      • 幕僚室
      • 先任伍長室
    • 第241飛行隊:SH-60J/SH-60K(コールサイン "SHADOW")
    • 第241整備補給隊
      • 整備補給班
      • 航空機整備班
      • 装備整備班
      • 補給班
    • 小松島航空基地隊
      • 小松島管理班
      • 小松島航空警備班
      • 小松島運航班
      • 小松島通信班
      • 小松島経理班
      • 小松島厚生班
      • 小松島衛生班
  • 第22整備補給隊(大村航空基地)
    • 隊本部
    • 第22航空機整備隊
    • 第22電子整備隊
    • 第22武器整備隊
    • 第22機側整備隊
    • 第22補給隊
  • 大村航空基地隊(大村航空基地)
    • 隊本部
    • 大村管理隊
    • 大村航空警備隊
    • 大村運航隊
    • 大村経理隊
    • 大村厚生隊
    • 大村航空衛生隊

再編前の部隊編成

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2008年(平成20年)3月25日以前の部隊編成(航空部隊のみ)を下記に示す。

  • 第122航空隊(大村航空基地)
    • 隊本部
    • 第122飛行隊:SH-60J(コールサイン "SNIPER")
    • 第122列線整備隊
  • 第124航空隊(大村航空基地)
    • 隊本部
    • 第124飛行隊:SH-60J(コールサイン "GANNET")
    • 第124列線整備隊

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第22航空群司令 海将補 鈴木克哉 2022年08月01日 海上幕僚監部人事教育部人事計画課長
首席幕僚 1等海佐 柏村茂樹 2023年08月01日 第22航空隊司令
第22航空隊司令 1等海佐 山口大輔 2023年08月01日 海上幕僚監部防衛部防衛課防衛班長
第24航空隊司令 1等海佐 黒田純平 2023年08月21日 第51航空隊訓練指導隊長
第22整備補給隊司令 1等海佐 石田良太 2024年04月01日 情報本部勤務
大村航空基地隊司令 1等海佐 児玉浩光 2023年12月22日 第21航空隊副長
歴代の第22航空群司令
(特記ない限り海将補
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職 備考
01 今道周太 1987.12.1 - 1989.6.29 成蹊大
9期幹候
鹿屋教育航空群司令 退職
02 武内秀郎 1989.6.30 - 1990.7.8 早大
9期幹候
海上自衛隊幹部学校副校長
兼 企画部長
03 新井春雄 1990.7.9 - 1992.6.15 防大6期 大湊航空隊司令 舞鶴地方総監部幕僚長 就任時1等海佐
1990.12.15 海将補昇任
04 島 信行 1992.6.16 - 1994.3.31 15期幹候 海上幕僚監部調査部通信課長 退職 就任時1等海佐
1993.3.24 海将補昇任
05 織田 勝 1994.4.1 - 1995.3.22 防大8期 教育航空集団司令部幕僚長 第21航空群司令
06 清水幸夫 1995.3.23 - 1996.6.30 防大7期 海上自衛隊第3術科学校 退職
07 小串 茂 1996.7.1 - 1998.12.7 防大13期 第31航空群司令部首席幕僚 佐世保地方総監部幕僚長
08 柳田 晃 1998.12.8 - 2001.3.26 防大12期 第51航空隊司令 退職
09 小豆野実 2001.3.27 - 2003.3.26 防大16期 海上自衛隊幹部学校図演装置運用課長 海上幕僚監部監察官
10 植月政則 2003.3.27 - 2005.7.27 防大18期 第51航空隊司令 海上自衛隊幹部学校副校長
11 鮒田英一 2005.7.28 - 2007.3.27 東大
31期幹候
統合幕僚会議事務局第5幕僚室 舞鶴地方総監部幕僚長
12 山本敏弘 2007.3.28 - 2008.11.30 防大22期 第51航空隊司令 第21航空群司令
13 中田芳基 2008.12.1 - 2010.7.25 防大24期 海上幕僚監部人事教育部教育課長 情報本部情報官
14 渡邊剛次郎 2010.7.26 - 2012.3.29 防大29期 海上幕僚監部防衛部防衛課長 海上幕僚監部総務部副部長
15 日向綿次郎 2012.3.30 - 2013.8.21 防大24期 教育航空集団司令部幕僚長 第21航空群司令
16 西 成人 2013.8.22 - 2015.8.3 防大30期 統合幕僚監部防衛計画部防衛課長 海上幕僚監部監察官
17 大町克士 2015.8.4 - 2018.3.26 防大34期 海上幕僚監部防衛部防衛課長 海上自衛隊幹部学校副校長
18 岡田真典 2018.3.27 - 2020.8.24 防大30期 開発隊群司令 退職
19 國見泰寛 2020.8.25 - 2022.7.31 防大35期 海上幕僚監部総務部副部長 統合幕僚監部報道官
20 鈴木克哉 2022.8.1 - 防大40期 海上幕僚監部人事教育部人事計画課長

脚注

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  1. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)第18条の5”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年8月30日). 2020年1月4日閲覧。
  2. ^ 第224飛行隊(大村)紹介
  3. ^ a b 第22航空隊指揮官便り
  4. ^ 大村航空基地HP 大村航空基地隊ニュース
  5. ^ 海上自衛隊 第22航空群 [@JMSDF_22aw] (2022年3月4日). "令和4年2月14日に大村航空基地 所在の第22航空隊が保有するUH-60Jが除籍され、第224飛行隊が解隊されました。". X(旧Twitter)より2022年3月4日閲覧
  6. ^ 海上自衛隊 第22航空群 [@JMSDF_22aw] (2023年4月5日). "第22航空群最後のUHー60Jの除籍式を行ったばい!". X(旧Twitter)より2023年4月7日閲覧
  7. ^ 第22航空隊の概要
  8. ^ 「24空で成人祝賀会・SH60K哨戒ヘリ運用体制も完了」朝雲新聞(2023年2月23日付)

外部リンク

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