1999年の文学
1999年 こちらもご覧下さい |
---|
社会 |
政治 経済 法 労働 教育 交通 |
文化と芸術 |
文学 芸術 音楽 映画 日本公開映画 出版 日本のテレビ ラジオ |
スポーツ |
スポーツ 野球 サッカー 相撲 バレー バスケ 自転車競技 日本競馬 |
科学と技術 |
科学 気象・地象・天象 台風 道路 鉄道 航空 |
地域 |
日本 日本の女性史 |
各年の文学 |
1989 1990 1991 1992 1993 |
1994 1995 1996 1997 1998 |
1999 2000 2001 2002 2003 |
2004 2005 2006 2007 2008 |
■ヘルプ |
1999年の文学(1999ねんのぶんがく)は、1999年(平成11年)の文学についてまとめた記事である。
できごと
[編集]- 1月14日 - 第120回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1998年下半期)の選考委員会開催。
- 1月20日 - 大野晋の『日本語練習帳』(岩波書店)が発売される[1]。同書はトーハン発表の「1999年年間ベストセラー」総合2位を記録した[2]。
- 7月3日 - 山梨県南都留郡山中湖村に「三島由紀夫文学館」が開館(館長は佐伯彰一)[3]。
賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第120回(1998年下半期)
- 第121回(1999年上半期)
その他の賞
[編集]1999年の本
[編集]小説
[編集]- 新井素子 『チグリスとユーフラテス』(集英社)
- 稲葉真弓 『水の中のザクロ』(講談社)
- 井上ひさし 『東京セブンローズ』(文藝春秋)
- 角田光代 『東京ゲスト・ハウス』(河出書房新社)
- 川上弘美 『溺レる』(文藝春秋)
- 桐野夏生 『柔らかな頬』(講談社)
- 殊能将之 『ハサミ男』(講談社)
- 筒井康隆 『わたしのグランパ』(文藝春秋)
- 天童荒太 『永遠の仔』(幻冬舎)
- 藤野千夜 『恋の休日』(講談社)
- 村上春樹 『スプートニクの恋人』(講談社)
評論
[編集]その他
[編集]- 小川洋子 『深き心の底より』(海竜社)
- 丸谷才一 『思考のレッスン』(文藝春秋)
- 三島由紀夫 『三島由紀夫 十代書簡集』(新潮社)
- 村上春樹 『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(平凡社)
- 森博達 『日本書紀の謎を解く―述作者は誰か』(中公新書)
- 森嶋通夫 『なぜ日本は没落するか』(岩波書店)
- 八百板洋子 『ソフィアの白いばら』(福音館書店)
- 吉本隆明、田近伸和 『私の「戦争論」』(ぶんか社)
死去
[編集]- 1月23日 - 井上究一郎、日本のフランス文学者・翻訳家。89歳没。
- 2月8日 - アイリス・マードック、アイルランド出身の哲学者・作家・詩人。1978年にブッカー賞を受賞した。79歳没。
- 2月9日 - 久野収、大阪府出身の哲学者・評論家。88歳没。
- 3月16日 - 瀬戸川猛資、日本の評論家・編集者。50歳没。
- 3月17日 - 稲葉明雄、日本の翻訳家。65歳没。
- 5月10日 - シェル・シルヴァスタイン、米国の作家・イラストレーター。絵本『おおきな木』の作者として知られる。66歳没。
- 7月2日 - マリオ・プーゾ、米国の小説家。78歳没。
- 7月3日 - 土家由岐雄、日本の児童文学作家。95歳没。
- 7月21日 - 江藤淳、日本の評論家。66歳没。
- 7月29日 - 辻邦生、日本の小説家・フランス文学者。73歳没。
- 9月25日 - マリオン・ジマー・ブラッドリー、米国の作家。69歳没。
- 10月10日 - 中村佐喜子、北海道出身の翻訳家。89歳没。
- 10月19日 - ナタリー・サロート、フランスの小説家・劇作家。99歳没。
脚注
[編集]- ^ 岩波書店 - 日本語練習帳
- ^ トーハン調べ 1999年 年間ベストセラー
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成11年7月3日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 367)
参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。