ATPカップ
ATPカップ | |
---|---|
現存しないテニス大会 | |
ツアー | ATPツアー |
開始年 | 2020年 |
終了年 | 2022年 |
開催地 | オーストラリア ブリスベン・パース・シドニー |
会場 | パット・ラフター・アリーナ RACアリーナ ケン・ローズウォール・アリーナ |
サーフェス | ハード / 屋外 |
ドロー | 24チーム |
賞金総額 | US$10,000,000 (2022)[1] |
ATPカップ(英語: ATP Cup)は、2020年から2022年までオーストラリアで開催されていた男子テニスの国別対抗戦である。2023年シーズンからATPとWTAによる男女混合のユナイテッド・カップに置き換わり、2022年大会をもって廃止された[2]。
概要
[編集]ATPとテニス・オーストラリアが共同で開催する男子テニスの国別対抗戦[3]。第1回の2020年はブリスベン・パース・シドニーの3都市で開催された[4][5]。
2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で出場チームを12か国に削減、メルボルンのメルボルン・パークに会場を移して開催されることとなった[6][7]。2022年はシドニーのシドニー・オリンピック・パークで開催。出場チームは16か国[8]。
大会形式
[編集]出場チームは24か国で、6組に分かれたグループステージの1位と2位のうち上位2チームが準々決勝進出。試合はシングルス2試合、ダブルス1試合で構成され、準々決勝以降の試合はシドニーで行われる。
チームは3名から5名で構成され、シングルスとダブルスの兼任は可能。ただし、シングルス最高位の選手がシングルスNo.2に出場することはできない。また、ショットクロックやコーチング制度が導入される。
ポイント制度
[編集]同じ国別対抗戦のデビスカップとの違いとして、本大会はATPポイントが付与される。獲得ポイントは自身の世界ランキングやラウンド、対戦相手のランキングにより変動する。
タイプ | 世界ランキング | ラウンド | 対戦相手の世界ランキング | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
No. 1–10 | No. 11–20 | No. 21–30 | No. 31–50 | No. 51–100 | No. 101+ | |||
シングルス | No. 1–300 | 決勝 | 250 | 200 | 150 | 105 | 75 | 50 |
準決勝 | 180 | 140 | 105 | 75 | 50 | 35 | ||
準々決勝 | 120 | 100 | 75 | 50 | 35 | 25 | ||
グループステージ | 75 | 65 | 50 | 35 | 25 | 20 | ||
No. 301+ | 決勝 | 85 | 55 | |||||
準決勝 | 55 | 35 | ||||||
準々決勝 | 35 | 25 | ||||||
グループステージ | 25 | 15 | ||||||
ダブルス | – | 決勝 | 80 | |||||
準決勝 | 75 | |||||||
準々決勝 | 55 | |||||||
グループステージ | 40 |
- シングルスは最大750ポイント、ダブルスは最大250ポイント獲得することができる[9]。
歴代結果
[編集]年 | 優勝 | 準優勝 | スコア |
---|---|---|---|
2020 | セルビア | スペイン | 2–1[10] |
2021 | ロシア | イタリア | 2–0[11] |
2022 | カナダ | スペイン | 2–0[12] |
歴代出場国
[編集]チーム | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
アルゼンチン | QF | RR | RR |
オーストラリア | SF | RR | RR |
オーストリア | RR | RR | – |
ベルギー | QF | – | – |
ブルガリア | RR | – | – |
カナダ | QF | RR | W |
チリ | RR | – | RR |
クロアチア | RR | – | – |
フランス | RR | RR | RR |
ジョージア | RR | – | RR |
ドイツ | RR | SF | RR |
イギリス | QF | – | RR |
ギリシャ | RR | RR | RR |
イタリア | RR | F | RR |
日本 | RR | RR | – |
モルドバ | RR | – | – |
ノルウェー | RR | – | RR |
ポーランド | RR | – | SF |
ロシア | SF | W | SF |
セルビア | W | RR | RR |
南アフリカ共和国 | RR | – | – |
スペイン | F | SF | F |
アメリカ合衆国 | RR | – | RR |
ウルグアイ | RR | – | – |
テレビ放送
[編集]日本
[編集]2020年はテレビ朝日系列(地上波)・BS朝日・テレ朝チャンネル(CS放送)・AbemaTVによるリレー放送で24カ国全43対戦(約130試合)全試合が生中継された[13][14]。2021年・2022年はABEMAが全試合を生中継[15][16]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Draws” (英語). ATPTour.com. ATP Tour. 2022年10月12日閲覧。
- ^ “Reports: United Cup—a mixed-gender event—to replace ATP Cup in 2023” (英語). Tennis.com (2022年9月6日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “ATP Cup FAQ”. ATPTour.com. ATP Tour (2019年12月23日). 2021年12月30日閲覧。
- ^ "ATP Cup Confirms Sydney And Brisbane As Hosts For 2020" (Press release). ATP Tour. 7 January 2019. 2019年1月14日閲覧。
- ^ “ATP Cup: Sydney and Brisbane to host A$22m event”. BBC (7 January 2019). 14 January 2019閲覧。
- ^ “全豪テニスは21年2月開催 コロナで延期、予選は中東ドーハで”. this.kiji.is. 共同通信 (2020年12月17日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ "ATP Announces Updated Start To 2021 Calendar" (Press release). ATP Tour. 16 December 2020. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “2022 ATP Cup FAQ”. ATPTour.com. ATP Tour (2021年11月16日). 2021年12月30日閲覧。
- ^ “ATP Cup rules”. Tennis Australia (2020年1月2日). 2020年1月2日閲覧。
- ^ “Draws”. ATPTour.com. 2022年1月10日閲覧。
- ^ “Draws”. ATPTour.com. 2022年1月10日閲覧。
- ^ “Draws”. ATPTour.com. 2022年1月10日閲覧。
- ^ “世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2020”. テレビ朝日. 2020年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月8日閲覧。
- ^ “「AbemaTV」にて、『世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2020』の全試合生中継が決定 2020年1月3日(金)より10日間、24カ国全43対戦(約130試合)を放送”. 株式会社サイバーエージェント (2019年12月6日). 2019年12月8日閲覧。
- ^ “錦織圭、ジョコビッチ、ナダルも トッププレイヤーが総集結する『世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2021』をABEMA全試合独占生中継”. AbemaTV (2021年1月28日). 2021年12月30日閲覧。
- ^ “ジョコビッチ、メドベージェフらトップテニスプレイヤーが集結!全27試合をABEMAで完全生中継『世界テニス国別対抗戦 ATPカップ2022』”. AbemaTV (2021年1月28日). 2021年12月30日閲覧。