BS民放5局共同特別番組

『BS民放5局共同特別番組』(びーえすみんぽう5きょく きょうどうとくべつばんぐみ)は、2000年12月1日に開局したBS日テレBS朝日BS-TBS(開局当初はBS-i)、BSテレ東(2018年9月まではBSジャパン)、BSフジの、在京キー局系のBS衛星放送5社が共同で制作、放送している番組。

2006年にスタートし、毎年年末年始をかけて(2017年・2018年・2021年は3月、2019年は12月)、統一したテーマ・コンセプトを定めて、各局が日替わり(2017年・2019年・2021年を除く)で番組を製作・放送して展開する。

年度ごとのテーマと放送内容

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放送年度 テーマ 番組名 制作局 放送日 備考
2006年         
2007年[1] 新・日本風景
100年後に残したい日本の姿
九州・沖縄編
(ナレーター・堺雅人
BS日テレ 2007年12月28日  
中国・四国編
(ナレーター・中村梅雀
BS朝日 2007年12月29日
北陸・東海・近畿編
(ナレーター・古谷一行
BSジャパン
(現・BSテレ東)
2007年12月30日
関東・甲信越編
(ナレーター・林家正蔵
BSフジ 2008年1月1日
北海道・東北編
(ナレーター・倍賞千恵子
BS-i
(現・BS-TBS)
2008年1月2日
2008年[2][3] LANDSCAPE
〜アスリート、その視線の彼方〜
杉山愛 BS朝日 2008年12月28日
北島康介 BSジャパン
(現・BSテレ東)
2008年12月29日  
為末大 BS日テレ 2008年12月30日
田中将大 BS-i
(現・BS-TBS)
2009年1月1日
上田桃子 BSフジ 2009年1月2日
2009年[4] 2010+
未来へのエンジン
王貞治、夢を継ぐ
若きサムライたち
BS日テレ 2009年12月29日  
王貞治、
終わりなき情熱
BS朝日 2009年12月30日
熱狂の創造者・
松浦勝人のキセキ
BS-TBS 2010年1月1日
世界を動かす創造力・
日本映画界の宝物
BSジャパン
(現・BSテレ東)
2010年1月2日
境界なきプロデューサー・
小林武史の世界
BSフジ 2010年1月3日
2010年[5] ヒューマン・コラボレーション
〜挑み続ける人々・テイクオフの瞬間〜」
未来へ挑む!
宇宙を究める者たち
BSフジ 2010年12月29日
頂点を知るアスリート
僕たちまだまだ修行中
BS日テレ 2010年12月30日
世界で勝つ!
日本サッカー「ブラジル2014」への道
BS-TBS 2011年1月1日
チェ・ジウ 日韓をつなぐ架け橋
韓国の歴史と世界遺産
BSジャパン
(現・BSテレ東)
2011年1月2日
湘南から愛をこめて BS朝日 2011年1月3日
2011年[6] TASUKI・つながる想い 氷上の系譜
〜日本フィギュアの挑戦〜
BS日テレ 2011年12月29日
海に未来を託して
〜俳優・谷原章介と深海に挑み続ける者たち〜
BS朝日 2011年12月30日
日本サッカー挑戦の軌跡
〜レジェンドから若きサムライへ〜
BS-TBS 2012年1月1日
僕たちにはいつも音楽があった
〜時代を超えて…歌い継ぎたいメロディー〜
BSジャパン
(現・BSテレ東)
2012年1月2日
石原さとみが巡る!水の都・ヴェネツィア
〜受け継がれる1000年の伝統〜
BSフジ 2012年1月3日
2012年[7] STEP FORWARD
〜前進、その先へ〜
金メダルへの道
〜挑み続ける日本女子バレー〜
BS日テレ 2012年12月29日 BS朝日、BS-TBSにて再放送を実施。
石原さとみが巡る南ドイツ浪漫紀行
〜森と人と芸術と…明日に向かう挑戦の物語〜
BS朝日 2012年12月30日 BS日テレ、BSフジにて再放送を実施。
宇崎竜童
〜40年目の通過点〜
BS-TBS 2013年1月1日 BS日テレ、BSジャパン
(現・BSテレ東)にて再放送を実施。
世界の頂点へ
〜サッカー日本代表の軌跡〜
BSジャパン
(現・BSテレ東)
2013年1月2日 BS-TBS、BSフジにて再放送を実施。
夢のその先へ
〜新世代ロボットに託した想い〜
BSフジ 2013年1月3日 BS朝日、BSジャパン
(現・BSテレ東)にて再放送を実施。
2013年 久米宏のニッポン百年物語 「おいしさは力だった」(食の100年) BS日テレ 2013年12月29日
「日本人はなぜ長寿になったのか」(医学の100年) BSフジ 2013年12月30日
「未来に残すべきニッポンの歌」(流行歌の100年) BS-TBS 2014年1月1日
「日本人は鉄道が作った?」(鉄道の100年) BS朝日 2014年1月2日
「人生相談にみる日本人」(家族の100年) BSジャパン
(現・BSテレ東)
2014年1月3日
2014年 久米宏・未来への伝言 ニッポン百年物語 「ベストセラー」 BS日テレ 2014年12月28日
「人口」 BSフジ 2014年12月29日
「受験」 BS朝日 2014年12月30日
「バカ」 BSジャパン
(現・BSテレ東)
2015年1月2日
「美人」 BS-TBS 2015年1月3日
2015年 バック・トゥ・ザ21世紀〜気づけば未来があふれてた〜 「21世紀の仕事」 BS朝日 2015年12月28日
「21世紀の女性」 BS-TBS 2015年12月29日
「21世紀の怪物」 BS日テレ 2015年12月30日
「21世紀の東京」 BSジャパン
(現・BSテレ東)
2016年1月2日
「21世紀の時間」 BSフジ 2016年1月3日
2017年 ハレブタイ!ゆずとハタチでつくる“ありがとうコンサート” BS日テレ
BS朝日
BS-TBS
BSジャパン
(現・BSテレ東)
BSフジ
2017年3月20日 全局で同時再放送。
2018年 池上彰の5夜連続BIG対談 橋田壽賀子「幸せな死に方とは」 BSフジ 2018年3月18日
美輪明宏「生きるためのヒント」 BS朝日 2018年3月19日
磯田道史「歴史から未来を拓く」 BS-TBS 2018年3月20日
ビートたけし「TVは死んだのか」 BSジャパン
(現・BSテレ東)
2018年3月21日
久米宏「わかりやすく伝えるには」 BS日テレ 2018年3月22日
2019年 鶴瓶&安住の放送局漫遊記[8] BSフジLIVE プライムニュース BSフジ 2019年12月1日 BS日テレ、BS朝日にて再放送を実施。
徳光和夫の名曲にっぽん[9] BSテレ東
お笑い演芸館+ BS朝日
のとく番〜アイは世界を繋ぐ〜 BS日テレ
吉田類の酒場放浪記 BS-TBS
鶴瓶&安住の放送局漫遊記
〜グランドフィナーレ〜
BS日テレ
BS朝日
BS-TBS
BSテレ東
BSフジ
4局同時ネット。
BSテレ東のみ「第2部」として放送。
2021年 バナナマンのBSはササルTV ズブズブスペシャル![10] 「食」 BSフジ 2021年3月20日
「アウトドア」 BS日テレ
「報道」 BSテレ東
「旅」 BS朝日
「DEEP」 BS-TBS
グランドフィナーレ BS日テレ
BS朝日
BS-TBS
BSテレ東
BSフジ
5局同時ネット。
2022年 民放BS5局×TOKIO みんなでBSをつくろう[11] オープニング 全局 2022年3月13日 14:30 - 15:00
おぎやはぎの愛車遍歴 BS日テレ 2022年3月15日 20:00 - 22:00
バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎スペシャル BS朝日 2022年3月17日 21:00 - 23:00
突撃!隣のスゴイ家SP BSテレ東 2022年3月18日 19:00 - 21:00
町中華で飲ろうぜSP BS-TBS 2022年3月19日 19:00 - 21:00
クイズ!脳ベルSHOWSP BSフジ 2022年3月20日 20:30 - 22:30
2023年 テレビが伝える“プロ野球”〜あの歴史的瞬間、そして、未来へ〜
巨人90周年〜粋を継ぐ者〜 BS日テレ 2023年12月16日 19:00 - 21:00
どん底を味わったサムライたち BSフジ 2023年12月17日 18:00 - 19:55
サムライの魂を持つ男 BSテレ東 2023年12月18日 19:00 - 20:54
MLB歴代日本人選手の軌跡 BS-TBS 2023年12月19日 21:00 - 22:54
輝く我が名ぞ!栄光の阪神タイガース物語 BS朝日 2023年12月20日 20:00 - 21:54

備考

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  • 初回放送の放送時間は、後述を除き、全て21:00 - 23:00に放送されている。
  • 2017年の『ハレブタイ!』は、17:00 - 19:54に放送された。なお、史上初の5局による全国同時一斉放送となった。
  • 2019年の『放送局漫遊記』は13時よりBSフジ→BSテレ東→BS朝日→BS日テレ→BS-TBSの順に各局ごとに90分のリレー方式で生放送され、BS-TBSの生放送終了後、20:30 - 21:00にBSテレ東を除く4局同時放送[13]でグランドフィナーレが生放送された[14][15]。なお、BSテレ東のみ、22:30 - 23:00に「グランドフィナーレ延長戦」を録画放送(生放送終了後に収録し、撮って出し方式)した[15]。12月23日の19:00 - 21:00にBS朝日で『お笑い演芸館+』パートとグランドフィナーレ延長戦が、12月26日の19:00 - 23:55にBS日テレで『のとく番〜アイは世界を繋ぐ〜』[16]がそれぞれ再放送された。
  • 2021年の『「BSは」ササルTV』は13時よりBSフジ→BS日テレ→BSテレ東→BS朝日→BS-TBSの順に各局ごとに90分のリレー方式で生放送を行い、BS-TBSの生放送終了後の20:30 - 21:00に5局同時生放送でグランドフィナーレを行った[17]

それ以外の共同特別番組

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上記の共同特別番組のほかに複数のBS放送局で特別番組を制作し、放送されたケースが存在する。

  • 2018年については上記の『池上彰の5夜連続BIG対談』とは別に同年12月1日に放送開始した4K放送を記念して、翌年(2019年)9月1日に放送開始するBS日テレを除く[18]BS民放4局共同制作で滝川クリステル司会のBS4K開局特番『BS4K開始“発”生特番~日本で最高に美しい映像お見せします~』を2018年12月1日朝10時(2K放送は9時45分)からBS民放4局で同時放送。同年12月1日から翌2日にかけて『大いなる鉄路 16,000km走破 東京発→パリ行き』をBSフジ4K→BS朝日4K→BS-TBS4K→BSテレ東4Kの順でリレー放送した[20][21]
  • 2020年は同年12月を新4K8K強化月間とし、日本放送協会(NHK)とBS民放5局が共同で「新4K8K衛星放送で見ようよ!月間」キャンペーンを行うことから、特別番組『新4K8K衛星放送で見ようよ!』を前述の6局が共同制作。小野寺結衣の進行で総務大臣武田良太、NHK会長の前田晃伸日本テレビ放送網代表取締役会長で日本民間放送連盟(民放連)会長の大久保好男の挨拶とNHKとBS民放5局のおすすめ番組を紹介。NHKとBS民放5局にて同年11月中旬から12月末にかけて、各自放送された[22][23][24]。2021年[25]と2022年[26]にも同様のキャンペーンを行ったため、6局共同制作による特別番組が放送された[27][28][29][30]

脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ 楽天ブログ
  3. ^ BS=TBS「LANDSCAPE〜アスリート、その視線の彼方〜」
  4. ^ @ぴあ(BS民放5局共同特別番組・2010+ 未来へのエンジン)
  5. ^ 電通・電通報(2010年12月20日)
  6. ^ 電通・電通報(2011年12月19日)
  7. ^ インターネットTVガイド・BS民放5局共同特別番組・STEP FORWARD〜前進、その先へ〜
  8. ^ 全局4K対応番組。BS民放開局19周年、4K放送開始1周年記念番組として放送。
  9. ^ 同番組の放送時間(14:30 - 16:00)は一部地域において『路線バスで寄り道の旅SP』(テレビ朝日ほか、14:30 - 16:25)放送のため、司会の徳光和夫がBS・地上波両方に二重出演する事態となった。
  10. ^ 全局4K非対応番組(2K(HD)のものをアップコンバートして放送)。BS民放開局20周年記念番組として放送。
  11. ^ 全局4K非対応番組(2K(HD)のものをアップコンバートして放送)。
  12. ^ 男子卓球ワールドカップ 日程&放送予定|張本智和、丹羽孝希ら出場”. オリンピックチャンネル(2019年11月28日作成). 2019年12月1日閲覧。
  13. ^ BSテレ東はグランドフィナーレの該当時間帯に『ITTF男子卓球ワールドカップ2019:決勝』(19:00 - 20:54)を放送するため[12]
  14. ^ BS日テレは『のとく番~アイは世界を繋ぐ~2019』(19:00 - 22:54)に内包。
  15. ^ a b 鶴瓶&安住アナのBS民放5局横断8時間生放送、ナイツ率いる浅草芸人とひな壇トークも”. お笑いナタリー(2019年11月17日作成). 2019年12月1日閲覧。
  16. ^ 『放送局漫遊記』と本編の再放送(グランドフィナーレは除く)。
  17. ^ バナナマンが総合司会、BS5局の8時間リレー生放送”. お笑いナタリー(2021年2月22日). 2021年2月22日閲覧。
  18. ^ BS日テレ4K放送スタート!”. BS日テレ(2019年9月1日作成). 2019年12月1日閲覧。
  19. ^ BS4K開始1周年を記念して 「大いなる鉄路 16,000㎞走破 東京発→パリ行き」 リレー再放送が決定!”. BS-TBS. 2019年12月1日閲覧。
  20. ^ BS4K放送1周年を記念して、2019年11月30日にBS民放4局にてリレー再放送を実施した[19]
  21. ^ 深田恭子4K画質に。新4K8K放送12月1日開局特番、民放BS4局リレー番組も”. AV Watch(2018年11月5日作成). 2019年12月1日閲覧。
  22. ^ 新4K8K衛星放送 視聴可能機器台数 590万!2020年9月までの集計値”. 一般財団法人放送サービス高度化推進協会. p. 4 (2020年10月21日). 2020年11月17日閲覧。
  23. ^ 新4K8K放送の視聴可能機器が590万台突破。テレビ買い換え機運で着実な伸び”. PHILE WEB (2020年10月21日). 2020年11月17日閲覧。
  24. ^ 日本放送協会. “新4K8K衛星放送で見ようよ!”. NHK 番組表. 2020年11月17日閲覧。
  25. ^ 2021年6月と同年12月に実施。
  26. ^ 2022年7月と同年12月に実施。
  27. ^ 記者発表会を開催”. 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB) (2021年6月2日). 2021年6月26日閲覧。
  28. ^ 日本テレビ (2021年12月7日). “4K8K衛星放送 案内役に春風亭昇太さん”. 日テレNEWS24. 2021年12月8日閲覧。
  29. ^ 春風亭昇太が再びナビゲーターに 新4K8K衛星放送で真夏の共同キャンペーン”. ASCII.jp (2022年7月20日). 2023年1月28日閲覧。
  30. ^ フジテレビ (2022年12月1日). “ナビゲーターにチコちゃん 新4K8K BS各局が特番”. FNNプライムオンライン. 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。