FOUR SEASONS (THE YELLOW MONKEYのアルバム)
『FOUR SEASONS』 | ||||
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THE YELLOW MONKEY の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1995年6月 - 7月 RIDGE FARM STUDIO(SURREY) WESTSIDE STUDIO(LONDON) | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | TRIAD / 日本コロムビア | |||
プロデュース | 吉井和哉 宗清裕之 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
ゴールド (日本レコード協会 1995年11月) プラチナ (日本レコード協会 1999年4月) | ||||
THE YELLOW MONKEY アルバム 年表 | ||||
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『FOUR SEASONS』収録のシングル | ||||
『FOUR SEASONS』(フォー・シーズンズ)は、日本のロックバンド、THE YELLOW MONKEYの5枚目のオリジナルアルバム。
1995年11月1日に日本コロムビア・トライアドレーベルよりリリースされた。2000年8月19日に廉価盤が、2013年12月4日にリマスター盤(Blu-spec CD2)がそれぞれ発売された。
解説
[編集]- 初の海外(ロンドン)レコーディングであり、バンド初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した作品。所属事務所はデモテープを聴いた段階でヒットを確信し、新車をオーダーしていたという[1]。
- 吉井は本作のテーマとして、アルバムタイトル曲の『Four Seasons』の冒頭の歌詞である「まず僕は壊す」をあげており、「殻に閉じこもっている自分を壊してしまおう」という意味が込められていると語っている[1]。
- 吉井曰く、本作では「わかりやすい言葉」「日記のような歌詞」を心がけたと語っており、本作のコンセプトでもあると語っている[2]。
- ジャケットはロンドンのロイズビルで撮影された。吉井は「U2の『アクトン・ベイビー』のジャケットの雰囲気をアートワークで表現したかったが、今見ると全然違う」と語っている[3]。
- 初回限定盤はフォトカード入りスペシャルパッケージ。
- 本作リリース後、シングル「JAM/Tactics」、「SPARK」をリリースした後、バンドはレコード会社をファンハウスへ移籍。トライアド在籍最後のオリジナルアルバムとなった。
参加ミュージシャン
[編集]- 吉井和哉 - ボーカル、ギター、パーカッション
- 菊地英昭 - ギター
- 廣瀬洋一 - ベース
- 菊地英二 - ドラムス
- 三国義貴 - キーボード
- 松本晃彦 - キーボード (#9)
- REBECCA LEIGH-WHITE & JORDAN BAILEY - バッキングボーカル
- SIMON SHERIDAN - Massage from the sky (#11)
収録曲
[編集]全作詞: 吉井和哉。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「Four Seasons」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
2. | 「Overture〜太陽が燃えている」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
3. | 「I Love You Baby」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
4. | 「Tactics」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
5. | 「ピリオドの雨」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
6. | 「Love Sauce」 | 廣瀬洋一・吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
7. | 「Sweet & Sweet」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
8. | 「月の歌」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
9. | 「追憶のマーメイド」(Album Version) | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY in association with 松本晃彦 | |
10. | 「Father」 | 吉井和哉 | THE YELLOW MONKEY | |
11. | 「空の青と本当の気持ち」 | 菊地英昭 | THE YELLOW MONKEY | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- Four Seasons
- アルバムタイトル曲。『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』でフジファブリック がカバーした。メンバーの志村の急逝に際し、吉井は自身のソロライブにおいてフジファブリックver.に近い形のアレンジで同曲を披露した。
- Live Loudの初回限定版のDISC2にて、京セラドーム大阪公演のライブテイクが収録されている。
- Overture〜太陽が燃えている
- 先行シングル曲。Overtureと題した前奏が追加されており、「太陽が燃えている」というフレーズを繰り返す。シングルバージョンよりもボーカルとギターソロの音がやや抑え目になっている[4]。
- I Love You Baby
- この曲は吉井和哉のライブアルバム「Dragon heard Miracle」にも収録されている。
- 吉井曰く「この曲は俺なりのヘヴィメタ」[2]。
- Tactics
- フジテレビ系アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のエンディングテーマに起用され、後に「JAM」との両A面9thシングルとしてリリースされた。吉井はこの曲を以前からシングルカットしたがっていたという[4]。
- 「TOUR '96 FOR SEASON “野性の証明”」以降のライブでは長尺の前奏が追加され、コール&レスポンスを行うのが定番となっている。
- ピリオドの雨
- この曲は「TOUR 96 FOR SEASONS」以来披露されてない。(吉井和哉ソロ活動にて「UTANOVA」および「UTANOVA Billboard」にてアコースティックバージョンで披露されている。)
- Love Sauce
- ベースの廣瀬が初めて作曲した作品。廣瀬は本楽曲に関して、「俺が曲を創るときは、ジーン・シモンズだとかポール・マッカートニーのように、ベースとしても一つの作品になっていて、なおかつ曲としてもいいものを書こうという方向を目指していた。その第一歩としては本当にいい感じでできたと思う」と評価している[5]。
- Sweet & Sweet
- 8thシングル「太陽が燃えている」カップリング。
- 月の歌
- 追憶のマーメイド (Album Version)
- Father
- 吉井の幼い頃に他界した父親への思いが歌われている。メンバーはこの曲を聴いて「こういうテーマの曲が出るとは」と驚いていたという[6]。後に『MOTHER OF ALL THE BEST』に収録された。
- 空の青と本当の気持ち
- ギターソロが先にできていたというスローテンポのナンバー。間奏では英語の台詞が入る。『MOTHER OF ALL THE BEST』のDISC1のトリを飾った曲である。『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』で星羅がカバーした。