faults
『faults』 | ||||
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acid android の ミニアルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック インダストリアル ゴシック・ロック シューゲイザー | |||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Records | |||
プロデュース | yukihiro | |||
チャート最高順位 | ||||
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acid android アルバム 年表 | ||||
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『faults』(フォールツ)は、日本のロックバンド・L'Arc〜en〜Cielのドラマー、yukihiroのソロプロジェクトであるacid androidの1作目のミニアルバム。2003年3月12日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
[編集]前作『acid android』の世界観をさらに追求した、acid androidとして発表した初のミニアルバム。
音楽性と録音作業
[編集]本作の音楽性は、前作から引き続きインダストリアルを基調としながらも、ゴシック・ロックやシューゲイザーの匂いも感じられるものが多く[1]、こういったジャンルを横断した音源がアルバムに収められている。
今回の制作イメージについて、yukihiroは本作発売当時のインタビューで「今回は、短い曲をシンプルにやろうと思って始めました[2]」と述べている。また、前作での楽曲制作と同様に、yukihiroが所有するアナログ・シンセサイザーやサンプラーなどの機材が多くレコーディングで使われている。
楽曲について
[編集]今回の楽曲制作では、acid androidのライヴでサポートギタリストを務める元DEF.MASTERのnabe(後に名義をantzに変更)や、ゲストミュージシャンが参加している。本作の1曲目に収録された「enmity」では、nabeと共作曲を行っている。なお、acid androidとして発表した音源において、カバー曲を除き、作詞・作曲にyukihiro以外がクレジットされたのはこの曲が初となった。
また、本作の5曲目に収録された「faults feat.toni halliday」は、ブリストルの雰囲気を内包したシューゲイズ感の強い楽曲に仕上げられている。なお、この曲ではイギリスのロックバンド、カーヴのヴォーカリストであるトニ・ハリディがボーカルで参加している。ちなみにこの曲は、前作『acid android』に収録された楽曲「amniotic」がもとになっており、歌詞とメロディをトニ・ハリディが作り直している[3]。フィーチャリングに至ったのは、yukihiroがカーヴをフェイバリットとしてあげていたことが大きく[3]、yukihiroは「オファーをかけたら返事が来たから」と述べている[3]。また、yukihiroはこの曲のイメージについて「カーヴは前から好きだから。自分で曲を作ってるときに、あぁいうブリストル系の、そういう曲を作ってたから。(オファーの回答によらず)どっちにしろ女性ヴォーカルっていうのは考えてました[3]」と述べている。さらに、本作に収録されたこの曲以外の4曲について、yukihiroは「この曲(=「faults feat.toni halliday」)を世に出すための、他の4曲。最初はそういうふうに作ってましたよ。この曲が入ってるミニ・アルバムが頭にあって。でもミニ・アルバムだったら5曲ぐらいないとね…じゃあ、あと4曲作ろうって[3]」と述べている。
リリース形態
[編集]前作『acid android』では、yukihiroが企画したインディレーベル、track on drugs recordsからインターネット通販のみでリリースするかたちを当初取っていたが、今回は販売元をメジャーレーベルに変更している。そして本作は、L'Arc〜en〜Cielも在籍するソニー・ミュージックエンタテインメントの社内レーベル、Ki/oon Recordsから販売されている。なお、フィジカルのアートワークは前作に引き続き、竹内光司が担当している。
本作リリースにあたり流通形態を変えた理由について、yukihiroは「(音楽を作る部分以外のところを)ひとりでやるにはちょっと、僕だけでは対応し切れなかったというところが大きいですね[2]」「(前作は)作り終わってからが大変でしたね。まずホームページ作って、それで、どこにどういうふうに持っていくんだ、とか、流通やるにはどうすりゃいいんだ、とか、誰と会って話すればいいんだ、とか[2]」と本作発売当時のインタビューで答えている。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「enmity」 | nabe, yukihiro | nabe, yukihiro | |
2. | 「imagining noises」 | yukihiro | yukihiro | |
3. | 「perpetual motion」 | yukihiro | yukihiro | |
4. | 「switch」 | yukihiro | yukihiro | |
5. | 「faults feat.toni halliday」 | toni halliday | yukihiro, toni halliday |
クレジット
[編集]- produce:yukihiro
- write (#2-#5), performance, program and mix:yukihiro
- except #1 write:nabe, yukihiro
- #5 lyric and melody:toni halliday
- sung by toni halliday
- published by Chrysalis Music Ltd
- very special thanks to alan moulder
- guitar:tomo, nabe, yukihiro
- translate and vocal on #2,#3:3×3
- vocal recording engineer:takeshi sugimoto at think sink studio
- vocal recording assistant:shigeru shibata at think sink studio
- vocal direction:tomo, nabe, 3×3
- mastering:abe mitsuyasu at sony music studios tokyo
- art direction:koji takeuchi
- management:DANGER CRUE ,INC.
- ki/oon record staffs:kaichiro shirai, michihiko nakayama, soh fukuda
参考文献
[編集]- 『音楽と人』、USEN(発行)、シンコー・ミュージック(発売)、2003年4月号