K4リーグ

K4リーグ
加盟国 大韓民国の旗 韓国
大陸連盟 AFC
創立 2020
参加クラブ 16
リーグレベル 第4部
上位リーグ K3リーグ
国内大会 韓国FAカップ
最新優勝クラブ 全北現代モータースB朝鮮語版 (2024)
2025

K4リーグ朝鮮語: K4리그)は、大韓民国セミプロサッカーリーグである。韓国サッカーのリーグ構成では4部に相当する。プロサッカーリーグのKリーグ(Kリーグ1Kリーグ2)は韓国プロサッカー連盟によって運営が行われるが、K3リーグとK4リーグは大韓サッカー協会によって運営される。なお、K4リーグの下位カテゴリーにアマチュアリーグの最上位リーグとなるK5リーグが存在するが、K4リーグとK5リーグの間での昇降格は行われていない。ただし、2026年シーズンから昇降格が導入される予定である[1][2][3]

概要

[編集]

2019年シーズン終了後に韓国サッカーリーグのリブランディングが行われ、従来のK3リーグベーシック(アマチュアリーグ)が廃止され、それに代わるものとしてセミプロリーグのK4リーグが創設された。2017年から2019年までのK3リーグアドバンスとK3リーグベーシックと同様に、K3リーグとK4リーグの間で昇降格が行われる。

大会形式

[編集]

2023年シーズンまでは2回総当たり(ホームアンドアウェー)で対戦してリーグ戦を争う。上位2チームがK3リーグに自動昇格し、3位と4位のチームが昇格プレーオフを戦い、その勝者がK3リーグ14位のチームとの入れ替え戦に臨む。参加チームが少なくなった2024年シーズンは昇格プレーオフは行わず、リーグ3位のチームが入れ替え戦に進出した。

2020年

[編集]

旧K3リーグアドバンスの5チーム、旧K3リーグベーシックの6チームに加えて新設の2チームがK4リーグに参入し、全13チームで最初のシーズンが開催された。なお、シーズン終了後に利川市民FC朝鮮語版が財政難のため解散した。

2021年

[編集]

2021年シーズンから若手選手育成を目的にそれまでRリーグしか参加することができなかったKリーグクラブのリザーブチームのK4リーグ新規参戦が認められた(K3リーグへの昇格も可能)。これに伴い江原FC B朝鮮語版が本シーズンから参入し、他に3チームが新規参入。1チームが解散したため、全16チームでリーグ戦が行われた。K3リーグの金浦FCが翌年からのKリーグ2参入を認められたため、K4リーグ3位と4位のチームで昇格プレーオフを行い、その勝者がK3リーグに昇格した。

2022年

[編集]

新たにKリーグクラブのリザーブが3チーム参戦(全北現代モータースB朝鮮語版大邱FC B朝鮮語版大田ハナシチズンB朝鮮語版)。3チームがK3リーグに昇格し、1チームがK3リーグから降格したため、2022年シーズンは全17チームでリーグ戦が行われた。

このシーズンは起用不可能な選手をプレーさせた不正行為が発生し、楊平FC、FC南洞、忠州市民FC朝鮮語版がそれぞれ3試合、7試合、12試合、没収試合扱いとなった[4]

また、FC南洞は7試合を残してシーズン途中で解散してしまった[5]

このシーズンはK3リーグの天安シティFC忠北清州FCがKリーグ2に参入したため入れ替え戦はなくなったほか、リーグ優勝した高陽KH FC朝鮮語版がシーズン終了後に解散したため、2位の楊平FCと昇格プレーオフを制した春川市民FCの2チームがK3リーグに昇格した。

2023年

[編集]

新たに釜山アイパークのリザーブチームである釜山アイパークフューチャーズ朝鮮語版世宗ヴァネス朝鮮語版高陽ハピネスFC朝鮮語版が新規参入。また、忠州市民FCは改組されてFC忠州となった。当初は全17チームでリーグ戦を行ったが、シーズンの3分の2を消化する前に高陽ハピネスFCが財政難のため撤退してしまったため、同クラブに関連する成績は全て公式記録から削除された。大邱FC Bがリーグを2位で終え、Kリーグクラブのリザーブチームでは初めてK3リーグ昇格を果たした。

2024年

[編集]

世宗ヴァネスがFC世宗に改名。南楊州市南楊州FC朝鮮語版の新規参入が認められた一方、K3リーグから唯一降格してきた楊州市民FC朝鮮語版が同シーズンの参戦を見送り、さらにKリーグクラブのリザーブ2チーム(江原FC Bと釜山アイパークフューチャーズ)が解散したため、全13チームでリーグ戦が行われた。

上位2チームが自動昇格し、3位のチームがK3リーグ14位と入れ替え戦を行う予定であったが、K4リーグを2位で終えた大田ハナシチズンBがシーズン終了後の解散を決めたため、K3リーグからの自動降格は最下位のチームのみとなり、入れ替え戦はK3リーグ15位のチームとの対戦になった。この結果、K4リーグ優勝の全北現代モータースBがK3リーグへ昇格し、大邱FC Bが1年でK4リーグに降格となった。また、大田ハナシチズンBの他に全州市民FCとFC世宗がシーズン終了後に解散した。

出場選手登録枠

[編集]

国籍問わず外国人を最大3人、加えてAFC加盟国の選手を1人登録可能である。また、K4リーグでは社会服務要員のプレーが認められており、最大10人まで参加可能となっている。ただし、社会服務選手は服務が終了するまで移籍することはできない。

参加クラブ

[編集]
  • 2025シーズン。斜体K3リーグに所属経験のあるクラブ。
クラブ名 ホームタウン スタジアム 創立年
FC忠州朝鮮語版 忠清北道忠州市 忠州公設運動場朝鮮語版 2017年
大邱FC B朝鮮語版 大邱広域市 大邱スタジアム 2017年
唐津市民FC朝鮮語版 忠清南道唐津市 唐津総合運動場朝鮮語版 2019年
巨済市民FC朝鮮語版 慶尚南道巨済市 巨済総合運動場朝鮮語版
巨済スポーツパーク朝鮮語版
2020年
晋州市民FC朝鮮語版 慶尚南道晋州市 晋州総合運動場朝鮮語版 2019年
南楊州FC朝鮮語版 京畿道南楊州市 南楊州総合運動場朝鮮語版 2023年
平昌ユナイテッドFC朝鮮語版 江原特別自治道平昌郡 珍富体育公園サッカー場 2021年
平沢シチズンFC朝鮮語版 京畿道平沢市 素沙坪総合運動場朝鮮語版 2017年
世宗SA FC 世宗特別自治市 - 2024年
ソウル中浪FC朝鮮語版 ソウル特別市 中浪運動場朝鮮語版 2012年
ソウル蘆原ユナイテッドFC朝鮮語版 ソウル特別市 蘆原マドルスタジアム朝鮮語版 2007年
楊州市民FC朝鮮語版 京畿道楊州市 高徳生活体育公園サッカー場 2007年

脱退したクラブ

[編集]
クラブ名 ホームタウン スタジアム 創立年 脱退年
利川市民FC朝鮮語版 京畿道利川市 利川綜合運動場朝鮮語版 2009 2020
高陽市民FC朝鮮語版 京畿道高陽市 ピョルムリ競技場朝鮮語版 2008 2022
FC南洞朝鮮語版 仁川広域市 南洞工団近隣公園サッカー場 2019 2022
高陽KH FC朝鮮語版 京畿道高陽市 高陽総合運動場補助競技場 2021 2022
高陽ハピネスFC朝鮮語版 京畿道高陽市 高陽総合運動場補助競技場 2023 2023
江原FC B朝鮮語版 江原特別自治道 江南サッカー公園朝鮮語版 2021 2023
釜山アイパークフューチャーズ朝鮮語版 釜山広域市 釜山総合運動場補助競技場朝鮮語版 2022 2023
大田ハナシチズンB朝鮮語版 大田広域市 大田ワールドカップ競技場補助競技場
報恩公設運動場朝鮮語版
2022 2024
全州市民FC朝鮮語版 全北特別自治道全州市 全州綜合競技場朝鮮語版 2007 2024
FC世宗朝鮮語版 世宗特別自治市 世宗中央公園サッカー場
世宗市民運動場朝鮮語版
2023 2024

結果

[編集]
年度 優勝 2位 3位 4位
2020 坡州市民FC朝鮮語版 蔚山市民FC朝鮮語版 晋州市民FC 抱川市民FC朝鮮語版
2021 抱川市民FC 始興シティFC朝鮮語版 唐津市民FC 忠州市民FC
2022 高陽KH FC 楊平FC朝鮮語版 春川FC朝鮮語版 平昌ユナイテッドFC
2023 驪州FC朝鮮語版 大邱FC B 巨済市民FC 晋州市民FC
2024 全北現代モータースB 大田ハナシチズンB ソウル蘆原ユナイテッドFC 全州市民FC

出典

[編集]

外部リンク

[編集]