ZAIN RECORDS
ヅァインレコーズ ZAIN RECORDS | |
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親会社 | B ZONE GROUP(旧・ビーイング) |
設立 | 1991年4月 |
設立者 | 長戸大幸 |
販売元 | パイオニアLDC (1991年 - 1995年) J-DISC,J-DISC Being (1995年 - 2007年) ビーイング (2012年 - 2023年4月3日[1]) B ZONE (2023年4月4日 -[1]) |
ジャンル | J-POP |
国 | 日本 |
本社所在地 | 東京都港区六本木 |
公式サイト | https://bzone.co.jp/ |
ZAIN RECORDS(ヅァイン・レコーズ)は、B ZONE GROUP(旧・ビーイング)[2]傘下のレコードレーベルで、かつて存在したレコード会社である。旧社名はビージン(B.JIN)。現在はB ZONE GROUPの社内レーベルのひとつとなっている。
概要
[編集]B ZONE GROUP(旧・ビーイング)直営の最初のレコード会社である。社名の由来は、ドイツ語のBe動詞にあたるSeinのローマ字読みから取っているという説と、最初(A)から最後(Z)まで全てをひっくるめる(IN)という意味の造語とする説がある[要出典]。
来歴
[編集]織田哲郎が1990年に所属したレコード会社・プラッツ(現在は音楽制作からは撤退)は学研が設立したもので、ビーイングの音楽プロデューサー長戸大幸や織田は学研主催のオーディションに審査員として参加していた。またT-BOLANは学研が関与した新興レコード会社・ROCK IT RECORDS(1993年にパイオニアLDCに吸収)に所属するなど交流が深かったことから、学研出身のスタッフとともにビーイング初の自前レコード会社設立準備が始まる。
- 1991年4月 - パイオニアLDCを販売委託先としてビーイング、正しくは長戸大幸の出資によるレコード会社b.jin(ビージン)として設立、第一弾アーティストは川島だりあである。名称はヴァージンレコードをもじって考え出された[要出典]。
- 1992年11月 - T-BOLANの移籍に合わせて、新レーベルとしてZAIN RECORDSを設立。
- 1993年2月 - 社名をZAIN RECORDSと改称。MANISH・T-BOLAN・REVらのアーティストの作品のヒットにより、当時社員5名ながら年商70億円を記録した。
- 1995年 - 販売元を設立時から委託していたパイオニアLDCから、J-DISCに移管。
- 1996年 - ZAIN RECORDS大阪[3]内に、新レーベル・WESTHAUSを設立。LOWDOWNと新堂敦士を輩出。
- 1997年 - Spoonfulレーベルより小松未歩がデビューし、デビュー・シングル「謎」がヒット。新たなレーベルとしてAmemura O-town Recordを心斎橋ダイヤモンドビル内に設立[4]した。
- 1999年 - T-BOLANの解散に始まり、MANISHの事実上活動休止、小松未歩のGIZA studio移籍に伴うAmemura O-town Recordの運営終了などから全盛期よりも低迷する中で、自前洋楽レーベルBIG.M.Fが始動。
- 9月25日 - 同日より毎月25日にFEEL SO BADの『月刊F.S.B.』と銘打った12ヶ月連続アルバムリリースが2000年8月まで続いた。
- 2000年 - 新たな自前による洋楽レーベルとしてMarinaと海外のレーベルRICEの作品を発売開始するものの、1年ほどでレーベルとしての活動が終了。
- 11月29日 - 同日に発売された『THE BEST OF DETECTIVE CONAN』が、翌年にかけてロングセラーとなりミリオンセールスを記録している。
- 2003年10月1日 - B-Gram RECORDSに吸収合併され、同社の1レーベルとなる。
- 2007年 - B-Gram RECORDSがビーイングに吸収合併されるにあたって同社の1レーベルとなる。
- 2010年 - 本レーベルの傘下にpure:infinityが設立される。
レーベル
[編集]- ZAIN RECORDS(規格品番:邦盤ZA○L-○○○○・洋盤ZA○A-○○○○)
- メインレーベル。サウンドトラック盤やコンピレーション等も同レーベルを使用。『最遊記RELOAD&GUNLOCK TV SOUND COLLECTION』『THE BEST OF DETECTIVE CONAN』などが挙げられる。
過去に存在したレーベル
[編集]- b.jin(規格品番:BJ○L-○○○○)
- 旧メインレーベル。1991年にパイオニアLDCと共同出資で設立された。オフィスは、ROCK IT RECORDSと同じ六本木ほうらいやビルに構えていた。本レーベルは1992年まで使用されており、翌年2月にZAIN RECORDSに社名変更される。本レーベルで発売された作品は、1993年4月2日に規格品番をZA○L-2000番台で再発売された。
- b.jin ZAIN(規格品番:ZA○L-200○)
- 1993年4月2日にZAIN品番で再発売された川島だりあの旧譜作品にのみ使用。
- BIG.MF(規格品番:ZA○B-○○○○)
- 1999年に設立されたギタリストのKUNI主宰のHR/HMレーベル。ビーインググループ内に株式会社BIG M.Fとして設立された経緯から、事務所はZAIN RECORDS内ではなくVERMILLION RECORDSと同じフロアに構えていた事もあった。レーベル事業以外にも、B'zの海外A&R業務[5]やAnnekei等の海外アーティストのコーディネート業務を行っていた。レーベルにはFEEL SO BADやMR.ORANGE、SCHONが所属。本レーベルから発売したFEEL SO BADのアルバムは洋盤扱いだった。
- WESTHAUS(規格品番:ZA○W-○○○○)
- 1996年春に、ZAIN RECORDS大阪内に設立されたレーベル。新堂敦士らが所属。
- Spoonful(規格品番:ZA○S-○○○○)
- 1997年に小松未歩のデビューと同時に関西専用のサブレーベルとして設置するも、同年に独立しAmemura O-town Recordへ移管される。
- Rice(規格品番:ZA○R-○○○○)
- 2000年から2001年にかけて作品を発表した海外レーベル。併せてユニバーサルミュージックからも発売されていた。
- Marina(規格品番:ZA○M-○○○○)
- 2000年に設立された洋楽レーベル。
所属アーティスト
[編集]ZAIN RECORDS(メインレーベル)
BIG M.F.(洋楽専門レーベル)
ZAZZY(インディーズ) 所属アーティストはいないが、ZAIN RECORDS所属アーティストやBeing所属アーティストが使用している。 過去に所属していたアーティスト
- Annekei
- ウエスト・ロード・ブルース・バンド
- 宇徳敬子
- XL
- エムラミノル
- organs cafe
- 小松未歩
- 滴草由実
- JAMES & GANG
- SCHON
- 新堂敦士
- スピカ
- チェリールイ[6]
- TWINZER
- 辻尾有紗
- T-BOLAN
- 中原薫
- 永井"ホトケ"隆
- 七緒香
- 西田エリ
- note
- BAAD
- BUZZLIP
- BA-JI
- FEEL SO BAD
- the FIELD OF VIEW
- flow-war
- MARBLE TONE
- 真中潤
- MANISH
- MANOWAR
- MR.ORANGE
- MR. BIG
- 美元智衣
- 森下由実子
- MOON
- ヤスミン
- 柳原愛子
- LAURA LIZA
- REV
- Ryu
- LOWDOWN
- Wang Chao
販売元
[編集]- 1991年5月 - 1995年4月 - パイオニアLDC
- 1995年5月 - 2007年 - J-DISC,J-DISC Being
- 2007年 - ビーイング
脚注
[編集]- ^ a b “ビーイングが「B ZONE」に社名変更”. 音楽ナタリー (2023年4月4日). 2024年1月7日閲覧。
- ^ “Being official website”. 2014年1月12日閲覧。
- ^ 当初は心斎橋ミナミビルに入居していたが、後にART CUBEビルへ移動。
- ^ Spoonfulは、ZAIN RECORDSの内部レーベル扱いから、Amemura O-town Recordの内部レーベル扱いとなった。
- ^ 現在の海外A&R業務は、B'zのマネジメント会社VERMILLIONが担当。
- ^ 1992年11月にシングル「さわるんじゃねー」をリリース。発売当時、大量にスポットが打たれていた。1993年4月にZAINレーベルで再発されているが、早々とメーカーカタログから廃盤扱いとなっている。