アレクサ・シメカ・クニエリム
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2015年GPファイナルのFSにて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 | 1991年6月10日(33歳) アメリカ合衆国 アディソン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 157 cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
パートナー | ブランドン・フレイジャー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ | トッド・サンド ジェニー・メノー ラファエル・アルトゥニアン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | DuPage FSC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
開始 | 1998 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アレクサ・シメカ・クニエリム(英語: Alexa Scimeca Knierim, 1991年6月10日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはブランドン・フレイジャー、夫のクリス・クニエリムなど。
2015年、2018年、2020年、2021年全米選手権優勝。2016年四大陸選手権2位。2022年世界選手権優勝。
人物
[編集]2014年4月8日にパートナーのクニエリムからプロポーズを受けた[1]。2016年6月26日、コロラドスプリングスにて挙式を行った[2]。式にはアシュリー・ワグナー、アダム・リッポン、マディソン・チョック、エヴァン・ベイツ、マックス・アーロン、ライアン・ブラッドレイ、ドリュー・ミーキンス、マデリーン・アーロン、マックス・セットレージらが出席した。
2016-2017シーズンからは、登録名をアレクサ・シメカ・クニエリムに変更している。
経歴
[編集]イワン・ドミトロフとペアを組み、2011年と2012年の全米選手権に出場するも解散[3]。
2012年の4月にクリス・クニエリムとのペアを結成し、練習拠点をコロラドスプリングスに移した。国際大会初出場となったニース杯で優勝。ケイトリン・ヤンコウスカス/ジョシュア・レーガン組が怪我のために出場を辞退したために、NHK杯への出場が決まり、そこでは4位となった。全米選手権では銀メダルを獲得した。四大陸選手権への出場が決まったが、公式練習中に右足を負傷したために棄権をした[4]。当初は世界選手権の代表では無かったが、ケイディー・デニー/ジョン・コフリン組が次のシーズンへの準備のために出場辞退をしたため、繰り上がりで出場。そこでは9位となった。
2013-2014シーズン、グランプリシリーズには2戦出場。中国杯では5位、ロステレコム杯では6位だった。全米選手権では4位。四大陸選手権ではSPで自己ベストを更新して2位、FSではジャンプの失敗が重なり4位となるも総合3位でISU主催の国際大会で初めてのメダルを獲得した。
2014-2015シーズン、全米選手権では4回転ツイストリフトに初成功するなどして初優勝。
2015-2016シーズン、スケートアメリカで2位となり、グランプリシリーズで初のメダルを獲得した。初出場のグランプリファイナルでは、FSでの4回転ツイストリフトの転倒もあり、最下位に終わった。全米選手権では2位。四大陸選手権では、FSで1つのマイナスも受けない演技で、初めて140点を超えるスコアをマークした。総合得点でも初めて200点台を超え、銀メダルを獲得した。
2016-2017シーズン、4月から体の不調が始まり、10~12時間嘔吐し続ける症状が続いた。10人以上の医師に診察を受けた後、8月に命を脅かす胃腸の疾患と診断され、腹部の手術を2度受けた。9月に練習を再開するも、グランプリシリーズの欠場を発表した[5]。11月1日には3度目の手術を受けた。一連の症状が原因で体重は約9kg減少した[6][7]。大会に必要なレベルの練習を積めていないことで、全米選手権も欠場した[8]。四大陸選手権で試合復帰を果たし6位。世界選手権では10位となった。
2017-2018シーズン、全米選手権では3年ぶり2度目の優勝を果たし、1枠しかない平昌オリンピック代表に内定した。平昌オリンピック団体戦では銅メダルを獲得。個人戦では15位に入った。世界選手権では自己ワーストの15位となった。その結果、翌年のアメリカペアの出場枠は1枠に減った。アメリカの1枠陥落は、大会全体の出場ペアがわずか5組に止まった1957年大会以来62年ぶりのことである。2018年5月14日、休養を発表したばかりのアリオナ・サフチェンコへのコーチ変更と、シカゴとドイツ・オーベルストドルフへ練習拠点を移すことを発表した[9][10]。
主な戦績
[編集]- 2020-2021シーズンからはブランドン・フレイジャーとのペア
- 2019-2020シーズンまではクリス・クニエリムとのペア
- 2011-2012シーズンまではイワン・ドミトロフとのペア
大会/年 | 2010 -11 | 2011 -12 | 2012 -13 | 2013 -14 | 2014 -15 | 2015 -16 | 2016 -17 | 2017 -18 | 2018 -19 | 2019 -20 | 2020 -21 | 2021 -22 | 2022 -23 |
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冬季オリンピック | 15 | 6 | |||||||||||
世界選手権 | 9 | 7 | 9 | 10 | 15 | 7 | 1 | 2 | |||||
四大陸選手権 | 棄権 | 3 | 5 | 2 | 6 | ||||||||
全米選手権 | 棄権 | 10 | 2 | 4 | 1 | 2 | WD | 1 | 7 | 1 | 1 | WD | 1 |
GPファイナル | 7[11] | 2 | |||||||||||
GP NHK杯 | 4 | 3 | 5 | 3 | 7 | ||||||||
GP MKジョン・ウィルソン杯 | 1 | ||||||||||||
GPフランス | 3 | ||||||||||||
GPスケートカナダ | 4 | ||||||||||||
GPスケートアメリカ | 4 | 2 | 5 | 4 | 1 | 4 | 1 | ||||||
GPロステレコム杯 | 6 | 辞退 | |||||||||||
GP中国杯 | 5 | ||||||||||||
GPエリック杯 | 4 | ||||||||||||
CSゴールデンスピン | 2 | 5 | |||||||||||
CSネーベルホルン杯 | 3 | 2 | 2 | 2 | |||||||||
ネペラ杯 | 3 | ||||||||||||
CS USクラシック | 1 | 2 | |||||||||||
CSアイスチャレンジ | 1 | ||||||||||||
ニース杯 | 1 | ||||||||||||
John Nicks Pairs Challenge | 1 | ||||||||||||
Cranberry Cup | 2 | ||||||||||||
ISP Points Chall. | 2 | ||||||||||||
世界国別対抗戦 | 2T 2P | 1T 1P |
詳細
[編集]2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2018年3月21日 - 25日 | 2018年世界フィギュアスケート選手権(ミラノ) | 11 69.55 | 15 112.49 | 15 182.04 |
2018年2月14日 - 15日 | 2018年平昌オリンピック(平昌) | 14 65.55 | 15 120.27 | 15 185.82 |
2017年11月24日 - 26日 | ISUグランプリシリーズスケートアメリカ(レークプラシッド) | 5 64.27 | 6 124.80 | 5 189.07 |
2017年11月10日 - 12日 | ISUグランプリシリーズNHK杯(大阪) | 4 65.86 | 5 126.65 | 5 192.51 |
2017年9月13日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズUSインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 3 61.46 | 1 124.76 | 2 186.08 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年3月27日 - 4月2日 | 2017年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 8 72.17 | 11 130.20 | 10 202.37 |
2017年2月14日 - 19日 | 2017年四大陸フィギュアスケート選手権(江陵) | 6 69.10 | 6 124.81 | 6 193.91 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年4月22日 - 24日 | 2016年コーセー・チームチャレンジカップ(スポケーン) | - | 3 122.15 | 1 団体 |
2016年3月26日 - 4月3日 | 2016年世界フィギュアスケート選手権(ボストン) | 7 71.37 | 12 118.69 | 9 190.06 |
2016年2月16日 - 21日 | 2016年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 3 67.61 | 2 140.35 | 2 207.96 |
2016年1月15日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 2 67.35 | 2 129.45 | 2 196.80 |
2015年12月9日 - 13日 | 2015/2016 ISUグランプリファイナル(バルセロナ) | 6 68.14 | 7 109.28 | 7 177.42 |
2015年11月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 2 68.43 | 3 122.23 | 3 190.66 |
2015年10月27日 - 31日 | ISUチャレンジャーシリーズ アイスチャレンジ(グラーツ) | 1 68.74 | 1 120.54 | 1 189.28 |
2015年10月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ミルウォーキー) | 1 69.69 | 4 122.28 | 2 191.97 |
2015年9月23日 - 26日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 4 58.00 | 2 121.56 | 2 179.56 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年4月16日 - 19日 | 2015年世界フィギュアスケート国別対抗戦(東京) | 4 64.22 | 3 127.87 | 1 団体 |
2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 7 65.56 | 7 120.25 | 7 185.81 |
2015年2月9日 - 15日 | 2015年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 5 63.54 | 5 124.44 | 5 187.98 |
2015年1月17日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 1 74.01 | 1 136.48 | 1 210.49 |
2014年11月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(ボルドー) | 4 59.04 | 3 120.28 | 4 179.32 |
2014年10月24日 - 26日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(シカゴ) | 4 60.61 | 4 108.01 | 4 168.62 |
2014年9月24日 - 27日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 3 55.29 | 3 110.81 | 3 166.10 |
2014年9月10日 - 14日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 2 49.00 | 1 114.24 | 1 163.24 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年1月20日 - 25日 | 2014年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 2 66.04 | 4 104.31 | 3 170.35 |
2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 5 64.68 | 4 124.99 | 4 189.67 |
2013年11月22日 - 24日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 5 59.56 | 6 114.14 | 6 173.70 |
2013年11月1日 - 3日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 4 57.99 | 6 103.73 | 5 161.72 |
2013年10月3日 - 5日 | 2013年オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 2 51.17 | 3 102.17 | 3 153.34 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年3月10日 - 17日 | 2013年世界フィギュアスケート選手権(ロンドン) | 12 55.73 | 9 117.78 | 9 173.51 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 3 52.79 | 1 119.96 | 2 172.75 |
2012年11月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(利府) | 5 54.41 | 4 108.69 | 4 163.10 |
2012年10月24日 - 28日 | 2012年ニース杯(ニース) | 1 59.01 | 2 96.99 | 1 156.00 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2012年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 8 51.93 | 11 80.69 | 10 132.62 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2017-2018 | Come What May 映画『ムーラン・ルージュ』サウンドトラックより ボーカル:ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー 振付:シンディ・スチュアート | ミュージカル『ゴースト』より 作曲:デイヴ・スチュワート、グレン・バラード 振付:シンディ・スチュアート、クリストファー・ディーン | Nothing Else Matters 曲:メタリカ 振付:ジュリー・マルコット |
2016-2017 | アンチェインド・メロディ ミュージカル『ゴースト』より 作曲:デイヴ・スチュワート 振付:シンディ・スチュアート | Rise Up ボーカル:アンドラ・デイ | |
2015-2016 | Nothing Else Matters 曲:メタリカ 振付:ジュリー・マルコット | 映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』サウンドトラックより 作曲:クレイグ・アームストロング、A・R・ラフマーン 振付:ジュリー・マルコット | ミス・ア・シング ボーカル:エアロスミス 花の二重唱 歌劇『ラクメ』より 作曲:レオ・ドリーブ Rise Up ボーカル:アンドラ・デイ |
2014-2015 | ロクサーヌのタンゴ 映画『ムーラン・ルージュ』より 作曲:ポリス 振付:ジュリー・マルコット | 映画『巴里のアメリカ人』より 作曲:ジョージ・ガーシュウィン 振付:ジュリー・マルコット | ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン ボーカル:シンディ・ローパー It's a Man's, Man's, Man's World ボーカル:ジェームス・ブラウン マッチョ・メン 曲:ヴィレッジ・ピープル You Are So Beautiful ボーカル:ジョー・コッカー |
2013-2014[12] | パパ、見守ってください 映画『愛のイエントル』より 作曲:ミシェル・ルグラン 振付:カタリナ・リンデン | 映画『エバー・アフター』より 作曲:ジョージ・フェントン 振付:イーゴリ・シュピリバンド | You're The One That I Want ボーカル:オリビア・ニュートン=ジョン、ジョン・トラボルタ |
2012-2013 | ピアノソナタ第14番 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 振付:ダリラ・サッパンフィールド | 映画『ラスト・オブ・モヒカン』サウンドトラックより 作曲:ランディ・エデルマン 500 Nations 作曲:ピーター・バフェット 映画『ライフ・イズ・ビューティフル』サウンドトラックより 作曲:ニコラ・ピオヴァーニ 振付:ダリラ・サッパンフィールド | Just A Kiss 曲:レディ・アンテベラム |
脚注
[編集]- ^ The Inside Edge: Hamilton stays heavily involved
- ^ The Inside Edge: Scimeca, Knierim tie the knot
- ^ Canadians win, but Scimeca, Knierim impress
- ^ Scimeca, Knierim withdraw from Four Continents
- ^ Scimeca Knierim, Knierim withdraw from Grand Prix
- ^ Alexa Scimeca Knierim grateful to return from life-threatening condition
- ^ Alexa Scimeca Knierim and Chris Knierim return with renewed perspective
- ^ SCIMECA KNIERIM AND KNIERIM WITHDRAW FROM 2017 U.S. CHAMPIONSHIPS
- ^ ALEXA AND CHRIS KNIERIM ANNOUNCE NEW COACHING TEAM
- ^ Savchenko intent on taking Knierims to next level
- ^ パリ同時多発テロ事件でエリック・ボンパール杯が中止になり制定された特別ルールにより、史上初めて7組のペアがファイナルに出場した。
- ^ Cinderellas Scimeca, Knierim fit into new slippers
参考文献
[編集]- 国際スケート連盟によるアレクサ・クニエリム & ブランドン・フレイジャーのバイオグラフィー
- 国際スケート連盟によるアレクサ・シメカ・クニエリム & クニエリムのバイオグラフィー
- 全米フィギュアスケート協会によるシメカ・クニエリム & クニエリムのプロフィール
- シメカ・クニエリム & クニエリムの公式サイト
- アレクサ・シメカ・クニエリム (@alexa_knierim) - X(旧Twitter)
- アレクサ&クリス (@Scimeca_Knierim) - X(旧Twitter)
- アレクサ・シメカ・クニエリム (@alexa_knierim) - Instagram