オヨ・ルームズ

オヨ・ルームズ
Oyo Rooms
市場情報 Private
本社所在地 インドの旗 インド
122001
9th Floor, Spaze Palazo, Sector 69 Gurgaon
設立 2012年2月21日
業種 サービス業
代表者 Ritesh Agarwal(CEO)
主要株主 ソフトバンク・ビジョン・ファンド 42%
グリーンオークスキャピタル
セコイア・キャピタル
外部リンク http://www.oyorooms.com/
テンプレートを表示
OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
100-0011
東京都千代田区内幸町二丁目1番1号
代表者 代表取締役 ラケシュ・クマール・プルスティ
資本金 41億6562万5000円
売上高 3597万6000円(2019年03月31日時点)[1]
営業利益 ▲11億1243万4000円(2019年03月31日時点)[1]
経常利益 ▲11億1243万4000円(2019年03月31日時点)[1]
純利益 ▲11億1324万1000円(2019年03月31日時点)[1]
総資産 76億2052万1000円(2019年03月31日時点)[1]
決算期 3月末日
テンプレートを表示

オヨ・ルームズ: Oyo Rooms)は、インドハリヤーナー州グルグラムに本社を置く企業Oravel Stays Private Ltd.が運営する格安ホテル予約サービス。

インド、マレーシアアラブ首長国連邦ネパール中国インドネシアイギリス日本(日本国内ではOYO JapanからTabistに名称変更[2])で提供されている。創業者のRitesh Agarwal(リテシュ・アガルワル)は、カイリー・ジェンナーに次ぎ、世界で二番目に若いビリオネアである[3]

概要

[編集]

2012年、Ritesh Agarwalはベッド・アンド・ブレックファストゲストハウス、小さなホテル利用者向けのホテル予約サイトOravel Staysを立ち上げた。その後、3ヶ月間旅行し100軒以上の宿泊施設を体験したことで低品質のベッドリネン、掃除の行き届いていない洗面所、質の低いスタッフなどが快適な旅行を妨げている問題点を痛感し、2013年5月にOYOを立ち上げた。

OYOはホテルと提携して一部の部屋を借り、無料Wi-Fi、朝食、エアコン、テレビをふくむ30項目のチェックリストを独自に作成し、その基準を満たしているホテルにOYOブランドを与え、部屋を提供している[4][5]。現在はホテルを丸ごと借りて運営するサービスも提供している[6]

沿革

[編集]
  • 2012年2月21日 - Ritesh AgarwalによりOravel Stays Private Ltd.設立。Oravel Staysのサービスを提供。
  • 2013年
  • 2015年
  • 2016年
    • 1月13日 - マレーシアに進出[8]
    • 4月27日 - ネパールに進出[9]
    • 8月16日 - シリーズCラウンドで既存投資家から9,000万ドル調達
  • 2017年
    • 9月7日 - シリーズDラウンドで既存投資家とHero Enterpriseから2億5,000万ドルを調達[10]
    • 11月10日 - Airbnbのような短期間滞在者向けサービス「OYO Home」を開始[11]
  • 2018年
    • 4月27日 - アラブ首長国連邦に進出[12]
    • 6月20日 - インドネシアと中国に進出[13]
    • 7月10日 - AblePlus Solutions Pvtを買収[14]
    • 7月16日 - イギリスに進出[15]
  • 2019年
  • 2020年7月1日 - これまで独立して運営をしていた不動産賃貸事業展開のOYO TECHNOLOGY & HOSPITALITY JAPAN社と宿泊事業展開のOYO Hotels Japan社の両社が合併[19]
  • 2021年10月 - インド証券取引委員会(SEBI)に上場申請。提出した新規株式公開(IPO)の仮目論見書によると、最大で843億ルピー(約1200億円)の資金調達を予定[20]

ZO Roomsとの係争

[編集]

2015年12月より競合のZO Roomsを買収に動いており、2016年2月には出資者のソフトバンクの収益報告で買収が発表されたが[21]、1年半後に交渉決裂が明らかとなった[22]。その後、ZO Rooms側よりデューデリジェンスの際に営業機密を盗まれたと訴訟を起こされている[23][24]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN株式会社 第1期決算公告
  2. ^ OYO Japan株式会社、Tabist株式会社へ社名変更のお知らせ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2022年3月16日). 2023年7月5日閲覧。
  3. ^ Agarwal, Nikhil (2020年2月27日). “Oyo's Ritesh Agarwal is the world's second youngest self-made billionaire” (英語). Livemint. 2020年3月15日閲覧。
  4. ^ ソフトバンクらから1億ドルを調達--インドのホテル予約サイト「Oyo Rooms」”. cnet (2015年12月16日). 2018年7月31日閲覧。
  5. ^ How OYO's Ritesh Agarwal transformed the business of budget accommodation”. Forbes (2017年5月16日). 2018年7月31日閲覧。
  6. ^ インドで進む「ホテル予約」の再構築--ダブルブッキング問題を解消へ”. cnet (2017年6月13日). 2018年7月31日閲覧。
  7. ^ Oravel founder Ritesh Agarwal wins Thiel Fellowship”. livemint (2013年5月10日). 2018年7月31日閲覧。
  8. ^ India’s budget hotel booking platform OYO Rooms enters Malaysia”. e27 (2016年1月13日). 2018年7月31日閲覧。
  9. ^ OYO sets up presence in Nepal, launches first hotel in Kathmandu”. ET RISE (2017年4月27日). 2018年7月31日閲覧。
  10. ^ インドの格安ホテル予約スタートアップOYO Rooms、シリーズDラウンドで2億5,000万米ドルを調達 東南アジアでの拡大を加速”. The Bridge (2017年9月16日). 2018年7月31日閲覧。
  11. ^ OYO launches Home Management Service for second home owners”. ET tech (2017年11月10日). 2018年7月31日閲覧。
  12. ^ Exclusive: SoftBank-backed Oyo is launching in Dubai soon!”. ENTRACKR (2018年4月27日). 2018年7月31日閲覧。
  13. ^ OYO announces foray into China”. ET tech (2018年6月20日). 2018年7月31日閲覧。
  14. ^ SoftBank-backed OYO buys AblePlus in second takeover deal”. VCCiRCLE (2018年7月10日). 2018年7月31日閲覧。
  15. ^ Exclusive: Oyo launches operations in London”. ENTRACKR (2018年7月16日). 2018年7月31日閲覧。
  16. ^ インドOYOが賃貸「持たない生活スタイル」で日本参入”. 日経ビジネス (2019年3月28日). 2019年4月5日閲覧。
  17. ^ インド「OYO」が日本でホテル展開 ソフトバンクと合弁”. 日本経済新聞 (2019年4月4日). 2019年4月5日閲覧。
  18. ^ インド「OYO」の賃貸事業、ヤフーが合弁解消”. 日本経済新聞 (2019年12月17日). 2019年12月17日閲覧。
  19. ^ 編集部 (2020年8月3日). “OYO日本法人2社が7月31日付けで合併 新社名はOYO Japan”. TRAICY(トライシー). 2022年11月10日閲覧。
  20. ^ ソフトバンクG出資の印OYO、上場申請 1200億円調達(写真=ロイター)”. 日本経済新聞 (2021年10月2日). 2021年10月25日閲覧。
  21. ^ SoftBank Confirms OYO Rooms Is Buying Rival Budget Hotel Network ZO Rooms”. techcrunch (2016年2月10日). 2018年7月31日閲覧。
  22. ^ The deal that never was: OYO says it didn’t acquire rival ZO Rooms after all”. techcrunch (2017年10月27日). 2018年7月31日閲覧。
  23. ^ インドの格安ホテル予約スタートアップOYO Rooms、ソフトバンクがリードするラウンドで2億5,000万米ドルをまもなく調達へ【報道】”. THE BRIDGE (2017年4月27日). 2018年7月31日閲覧。
  24. ^ インドの格安ホテル予約スタートアップOYO RoomsとZO Rooms、データ窃盗やハラスメントで非難合戦??争いは法廷に”. THE BRIDGE (2018年2月24日). 2018年7月31日閲覧。

外部リンク

[編集]