マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)
マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版) | |
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The Meyerowitz Stories (New and Selected) | |
監督 | ノア・バームバック |
脚本 | ノア・バームバック |
製作 |
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出演者 | |
音楽 | ランディ・ニューマン |
撮影 | ロビー・ライアン |
編集 | ジェニファー・レイム |
製作会社 | IACフィルムズ |
配給 | Netflix |
公開 | 2017年5月21日 (CIFF) 2017年10月13日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)』(The Meyerowitz Stories (New and Selected)[1][2])は、ノア・バームバック監督・脚本による2017年のアメリカ合衆国のコメディ・ドラマ映画である。アダム・サンドラー、ベン・スティラー、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソンらが出演する。
第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、パルム・ドールを争った[2][3]。2017年10月13日よりNetflixで配信が開始された。
あらすじ
[編集]長年にわたって競争心や嫌悪など互いに複雑感情を募らせていた3人の兄妹ダニー、マシュー、ジェーンはNYで顔を合わせる。彼らが大人になっても芸術家の父親ハロルドの影響は大きく、兄弟は父親に振り回されていく。
キャスト
[編集]括弧内は日本語吹替
- ダニー・マイヤーウィッツ - アダム・サンドラー[4](森川智之)
- マシュー・マイヤーウィッツ - ベン・スティラー[4](落合弘治)
- ハロルド・マイヤーウィッツ - ダスティン・ホフマン[4](羽佐間道夫)
- ジーン・マイヤーウィッツ - エリザベス・マーヴェル[5](斎藤恵理)
- モリーン - エマ・トンプソン[4](幸田直子)
- イライザ - グレイス・ヴァン・パタン[5] (清水理沙)
- ジュリア - キャンディス・バーゲン[5] (久保田民絵)
- ロレッタ・シャピロ - レベッカ・ミラー[5] (加藤有生子)
- L・J・シャピロ - ジャド・ハーシュ[5] (清川元夢)
- ランディ - アダム・ドライバー[5] (藤翔平)
- 本人役 - シガニー・ウィーバー[6](幸田直子)
- 看護師 - マイケル・チャーナス[5]
- パム - ガイル・ランキン[7](保澄しのぶ)
- ソーニ医師 - サキナ・ジャフリー(佐藤しのぶ)
- マーカス - ダニー・フラハティ(下川涼)
- ジェームズ - ロナルド・ピート(田所陽向)
- グレン - デヴィッド・クロマー(志賀麻登佳)
- ゲイブ - マシュー・シアー(佐々木啓夫)
- トニー(種市桃子)
- ビクトリア(櫻庭有紗)
- ゴンザレス医師(宮本誉之)
- ポール(堀越富三郎)
- ロビン(矢野智也)
- 日本語版スタッフ:演出:打越領一、翻訳:岡田まゆみ、制作:ACクリエイト
製作
[編集]主要撮影は2016年3月7日よりニューヨークで始まり[4][8][9][10]、2016年5月9日に完了した[11]。
制作中のこの映画は『Yeh Din Ka Kissa』(ヒンディー語で「この日の物語」という意味)という仮題が付けられていた[12]。
公開
[編集]2017年4月、Netflixが配給権を獲得した[13]。ワールド・プレミアは2017年5月21日にカンヌ国際映画祭で行われ、4分のスタンディングオベーションを受けた[14]。『オクジャ/okja』とともに、ウェブ配信の作品としては初めて出品されたものの、フランスでの劇場公開が確約されなかったことによる現地興行界からの反発や、審査員長を務めた映画監督のペドロ・アルモドバルが記者の質問に対する形で「個人的には、劇場公開される予定のない映画は、最高賞パルム・ドールのみならず、他のどんな賞を受賞するべきではないと考える」との発言をするなど、大きな波紋を呼んだ。アルモドバルはのちに自らの発言を撤回し、公正な審査を行うと宣言した[15][16][17][18]。主催者側は「コンペティション部門に出品される作品はフランス国内で劇場公開された作品でなければならない」という規定を来年度より適用すると発表した[19]。
2017年10月13日より配信が開始された[20]。
批評家の反応
[編集]カンヌ国際映画祭でのプレミアは好評であり、バームバックの脚本と俳優たち、特にサンドラーとホフマンの演技が賞賛された。レビューアグリゲーターのRotten Tomatoesでは41件のレビューで支持率は88%、平均点は7.5/10であり、「『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』は脚本・監督のノア・バームバックほろ苦いレンズと素晴らしいキャストの印象的な努力を通して家族のダイナミックさを観察している」とまとめられた[21]。またMetacriticでは14件のレビューで加重平均値は77/100で「概ね好評価」と示された[22]。
『バラエティ』のピーター・デブグラはこれまでで最高のNetflix映画であると評し、サンドラーの演技を賞賛した[23]。
脚注
[編集]- ^ Dave McNary (2016年7月13日). “Ben Stiller to Star in Mike White’s ‘Brad’s Status’”. Variety. 2017年2月2日閲覧。
- ^ a b “The 2017 Official Selection”. Cannes (April 13, 2017). April 13, 2017閲覧。
- ^ “2017 Cannes Film Festival Announces Lineup: Todd Haynes, Sofia Coppola, ‘Twin Peaks’ and More”. IndieWire (April 13, 2017). April 13, 2017閲覧。
- ^ a b c d e Raup, Jordan (March 8, 2016). “Noah Baumbach Begins Shooting ‘Yen Din Ka Kissa’ Starring Adam Sandler, Ben Stiller, and More”. thefilmstage.com March 12, 2016閲覧。
- ^ a b c d e f g The Meyerowitz Stories List of Actors 2017年10月10日閲覧。
- ^ Gardner, Chris (June 7, 2017). “Sigourney Weaver Turns Tables, Lands Her Agent a Role in Netflix Film”. The Hollywood Reporter. September 27, 2017閲覧。
- ^ https://www.wmagazine.com/story/gayle-rankin-actress-cannes-meyerowitz-stories-hamlet-glow-netflix
- ^ “Adam Sandler spotted filming scenes for Noah Baumbach’s new film in bla bla NYC”. OLV. (March 7, 2016) March 12, 2016閲覧。
- ^ “Mystery Noah Baumbach project filming this week on a street near you”. evgrieve.com. March 12, 2016閲覧。
- ^ “The hippy hippy shake: Emma Thompson is unrecognisable as she rocks wild tie-dye and boho curls on the set of new comedy Yen Din Ka Kissa”. Daily Mail. (March 11, 2016) March 12, 2016閲覧。
- ^ “On the Set for 5/13/16: Paul Rudd Starts Rolling on ‘An Ideal Home’, Gal Gadot Wraps Shooting on ‘Wonder Woman’”. SSNInsider.com (May 13, 2016). May 13, 2016閲覧。
- ^ Borges, Andre (2016年3月16日). “Ben Stiller And Adam Sandler's New English Movie Has A Hindi Title For Some Reason”. BuzzFeed 2023年12月18日閲覧。
- ^ “Cannes Lineup: Todd Haynes, Sofia Coppola, Noah Baumbach, ‘Twin Peaks’”. Deadline.com (April 13, 2017). April 13, 2017閲覧。
- ^ “Cannes Lineup: Todd Haynes, Sofia Coppola, Noah Baumbach, ‘Twin Peaks’”. Deadline.com (April 13, 2017). April 13, 2017閲覧。
- ^ “カンヌ映画祭、Netflix進出が物議をかもしコンペ出品ルールを改定へ”. 映画.com (2017年5月14日). 2017年9月2日閲覧。
- ^ “フランス国立映画センターがカンヌ国際映画祭でNetflix作品の限定公開を却下”. ヴァラエティ・ジャパン (2017年5月16日). 2017年9月2日閲覧。
- ^ “上映前にNetflix二作品が脱落? カンヌ審査員長が爆弾発言「どんな賞も受賞すべきでない」”. シネマトゥデイ (2017年5月18日). 2017年9月2日閲覧。
- ^ “【カンヌ国際映画祭】Netflix作品席巻! 審査委員長アルモドバルが謝罪も”. シネマカフェ (2017年5月26日). 2017年9月2日閲覧。
- ^ “Cannes to Netflix: Theatrical Releases for All Competition Films, Starting Next Year”. 2017年5月10日閲覧。
- ^ “See Adam Sandler in an actual good movie in the first trailer for The Meyerowitz Stories”. A.V. Club (August 16, 2017). August 16, 2017閲覧。
- ^ “The Meyerowitz Stories (New and Selected) (2017)”. Rotten Tomatoe. August 16, 2017閲覧。
- ^ “The Meyerowitz Stories (New and Selected) reviews”. Metacritic. August 16, 2017閲覧。
- ^ Peter Debruge (May 21, 2017). “Cannes Film Review: ‘The Meyerowitz Stories (New and Selected)’”. 'Variety'. August 17, 2017閲覧。