リベログランデ
リベログランデ(Liberogrande)は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)がアーケードゲーム及びPlayStation用ソフトとして発売したサッカーゲームである。ほかのサッカーゲームに類を見ない一人称視点を採用しており、プレイヤーが操作する選手はフィールドの中の一人だけというのが最大の特徴である。
リベログランデ
[編集]1997年12月にアーケードゲーム(SYSTEM12基板採用)として稼働を開始した。後の1998年11月26日にはPlayStation(PS)用ソフトとして移植されている。
32ヶ国のナショナルチーム(各チームとも独自のフォーメーションを持っている。オセアニアのみ未参加)および10人の架空の選手から、プレイヤーが操作するチーム・選手を選択できる。登場選手は実在の有名選手がモデルとなっているが、大抵は外見・能力ともに大幅に誇張されている。
出場国
[編集]アーケード版の物。PS版は脚注を参照。
- ヨーロッパ[1]: イングランド, アイルランド, フランス, イタリア, ドイツ, チェコ, オランダ, ベルギー, オーストリア, デンマーク, ノルウェー, スウェーデン, スペイン, ポルトガル, ギリシャ
- アフリカ[2]: カメルーン, ナイジェリア
- 北中米カリブ海[3]: アメリカ合衆国, カナダ, メキシコ
- 南米[4]: ブラジル, アルゼンチン, ウルグアイ, パラグアイ, コロンビア, チリ
- アジア[5]: 日本, 韓国, 台湾, 香港[6], マレーシア, サウジアラビア
架空選手
[編集]全部で10人いる。選手によって、スピード・キック力・スキルの能力が異なる。
- Maurice Poulenc…身長183cm、体重79kg。34歳(全選手中最年長)。スキルが高くスピードもあるが、キック力は低い。
- Rudolf de Buys…身長212cm、体重72kg。26歳。スピード,キック力,スキルとも平均的なバランスの取れたプレイヤー。
- Cornelio Valencia…身長181cm、体重72kg。26歳。スピードが高いがキック力,スキルとも低い。
- Minoru Kai…身長165cm、体重51kg(全選手中最も小柄)。21歳(全選手中最年少)。スピード,スキルは高いが、キック力が低い。名前からして日本人か日系人である。
- Alfred Shaffer…身長184cm、体重71kg。31歳。スピード,キック力,スキルとも平均的なバランスの取れたプレイヤー(Rudolf de Buysより能力は高め)。
- Roland…身長178cm、体重70kg。28歳。スピード,キック力,スキルとも平均的なバランスの取れたプレイヤー(Alfred Shafferより能力は高め)。
- Gregorio Zonaras…身長186cm、体重75kg。25歳。スピード,キック力,スキルとも平均的なバランスの取れたプレイヤー(Alfred Shafferとほぼ同程度の能力である)。
- Philippe Empson…身長194cm、体重68kg。24歳。スピードが高く、キック力は平均だがスキルは低い。
- Jordan Krüger…身長190cm、体重78kg。30歳。スピードとスキルは平均的だが、キック力は低い。
- Arnold Lang…身長222cm、体重115kg(全選手中最も大柄)。27歳。キック力が最高だが、巨体ゆえスピードとスキルは最低である。
リベログランデ2
[編集]PlayStation用ソフトとして2000年9月7日に発売された。家庭用のオリジナルタイトルであり、アーケード版は存在しない。
プレイヤーが選択できるのは32ヶ国のナショナルチームおよびU-23日本代表。選手は700人以上の中から選択できる。 今作からGKも選択・操作することができるようになった。 日本代表とU-23日本代表の選手は実名で登場しており、その他は前作と同様、実在の有名選手をモデルとした架空の選手である。 また、前作より選手のリアリティが向上しており、名前などのデータも実在の選手に近くなっている。
実況はフリーアナウンサーの倉敷保雄、解説は風間八宏が担当している。なお、当初はこのゲームの製作スタッフが実況/解説を担当する予定であったが、技量の問題を理由に断念している。
出場国
[編集]- ヨーロッパ: イングランド, スコットランド, アイルランド, フランス, イタリア, ドイツ, チェコ, オランダ, ベルギー, デンマーク, ノルウェー, スウェーデン, スペイン, ポルトガル, ルーマニア, ブルガリア, クロアチア, ユーゴスラビア[7], ロシア, ウクライナ
- アフリカ: カメルーン, ナイジェリア
- 北中米カリブ海: アメリカ合衆国, メキシコ
- 南米: ブラジル, アルゼンチン, パラグアイ, コロンビア, チリ
- アジア: 日本(U-23日本も選択可能), 韓国, イラン
関連作品
[編集]- フットボールキングダム -トライアルエディション- - 2004年にナムコからリリースされたPlayStation 2用ソフト。三人称視点を採用している。おそらくリベログランデ2の続編にあたると思われる[独自研究?]。
- LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡 - 2006年にバンダイナムコゲームスからリリースされたXbox 360用ソフト。リベログランデと同じく一人称視点を採用している。おそらく上記タイトルの続編にあたる[独自研究?]。
脚注
[編集]- ^ PS版では、アイルランド、チェコ、スウェーデン、ポルトガル、ギリシャが除外され、 スコットランド, ルーマニア, ブルガリア, クロアチア, ユーゴスラビア(得点王シリーズでは未登場。1998年時点では既に、セルビア・モンテネグロの名前で活動していた。)が代わりに入っている。
- ^ PS版では、 モロッコ, チュニジア , 南アフリカ共和国が追加された。
- ^ PS版では、カナダが除外され、 ジャマイカが代わりに入っている。
- ^ PS版では、ウルグアイが除外された。
- ^ PS版では、台湾,香港,マレーシアが除外され、 イランが代わりに入っている。
- ^ 香港返還(1997年7月1日)後の国旗でエントリーしている(得点王シリーズでは全て旧国旗〔イギリス領時代の物〕だった)。
- ^ 2000年時点では既にセルビア・モンテネグロだった。