ワウト・ファン・アールト

ワウト・ファン・アールト
Wout van Aert
2022年パリ〜ルーベにて
基本情報
本名 Wout van Aert
生年月日 (1994-09-15) 1994年9月15日(30歳)
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
身長 190 cm (6 ft 3 in)
体重 78 kg (172 lb)
選手情報
所属 チーム・ヴィスマ・リースアバイク
分野 シクロクロス
ロードレース
役割 選手
特徴 オールラウンダー[1]
プロ経歴
2013 Telenet–Fidea
2014–2016 Vastgoedservice–Golden Palace
2017–2018 ヴェランダスヴィレムス・クレラン
2019– チーム・ユンボ・ヴィスマ
主要レース勝利

シクロクロス

シリーズ戦
UCIシクロクロスワールドカップ
(2015–16, 2016–17, 2020-2021)
DVV・トロフェー
(2014–15, 2015–16, 2016–17)
スーパープレスティージュ
(2015–16)
ワンデイ・レース
UCIシクロクロス世界選手権大会 (2016, 2017, 2018)
ベルギーの旗 ベルギー選手権
シクロクロス(2016, 2017, 2018, 2021, 2022)

ロードレース

ステージ・レース
ツール・ド・フランス 区間9勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間3勝
クリテリウム・デュ・ドフィネ 区間5勝
ティレーノ〜アドリアティコ 区間2勝
パリ〜ニース 区間1勝
ワンデイ・レース
アムステルゴールドレース (2021)
ヘント〜ウェヴェルヘム (2021)
ミラノ〜サンレモ(2020)
ストラーデ・ビアンケ(2020)
オムロープ・ヘット・ニウスブラット(2022)
E3サクソ・クラシック(2022, 2023)
ベルギーの旗 ベルギー選手権
個人タイムトライアル(2019,2020,2023)
個人ロードレース(2021)
獲得メダル
ベルギーの旗 ベルギー
ロードレース
オリンピック
2020 東京 個人ロード
2024 パリ 個人TT
世界選手権自転車競技大会
2023 グラスゴー 個人ロード
2021 フランドル 個人TT
2020 イーモラ 個人ロード
2020 イーモラ 個人TT
ヨーロッパ自転車競技選手権大会
2018 グラスゴー ロード
シクロクロス
世界選手権
2018 ファルケンブルフ エリート
2017 ベルヴォー エリート
2016 へースデン=ゾルダー エリート
2014 ホーヘルヘイデ under-23
2023 ホーヘルハイデ エリート
2021 オーステンデ エリート
2019 ボーゲンセ エリート
2015 ターボル エリート
2012 コクセイデ ジュニア
2013 ルイヴィル under-23
欧州選手権
2014 ロルシュ under-23
2018 ロスマーレン エリート
2015 ハイベルゲン エリート
2016 ポンシャトー エリート
最終更新日
2023年8月31日

ワウト・ファン・アールト[2](Wout van Aert, 1994年9月15日 - )は、ベルギーヘーレンタルス英語版出身の自転車競技選手。

シクロクロス世界選手権男子エリートレースの2016年[3]、2017年、2018年の優勝者として知られている。

ファンアールト」「ヴァンアールト」などと表記されることもある。

経歴

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2016〜2018年、シクロクロス世界チャンピオン[4]

2018年より、ヴェランダスヴィレムス・クレラン英語版にてロードレースへの参戦を本格的にスタート。 未舗装路を走るストラーデ・ビアンケにて3位に入り、プロ初の表彰台を獲得[5]

2019年3月から3年契約でチーム・ユンボ・ヴィスマへ移籍した[6]ツール・ド・フランスでグランツールデビュー。第10ステージで横風分断により小集団となった先頭グループでのゴールスプリントを制し、ツール初出場初勝利を挙げた[7]。第13ステージ・個人タイムトライアルでも有力視されていたが、コース後半の右コーナーでフェンスと接触し落車。骨折こそなかったが右太ももに深い裂傷を負い、リタイアとなった[8]

2020年、1月のキャスティールクロス・ゾンネベーケ英語版でレース復帰。8月、ストラーデ・ビアンケで復帰後初勝利。続くミラノ〜サンレモではゴール前、ジュリアン・アラフィリップとのマッチスプリントを制し、モニュメント初勝利を果たした[9]。 2年連続出場となったツール・ド・フランスでは第5、第7ステージで勝利を挙げた。エースのプリモシュ・ログリッチが第9ステージから第19ステージまで総合首位となったことで、平坦、山岳を問わず集団牽引を行い、自身は総合20位でツール初完走を果たした。

2021年のツール・ド・フランスでは、モン・ヴァントゥを2回登る第11ステージで独走勝利[10]。第20ステージの個人タイムトライアルでは、カスパー・アスグリーンに21秒差をつけて2勝目[11]。第21ステージではシャンゼリゼでの集団スプリントを制して、1979年のベルナール・イノー以来の、同一大会での山岳ステージ、個人タイムトライアル、平坦スプリントでのステージ勝利を達成した[12]

2022年のツール・ド・フランスでは、第1ステージから第3ステージまで連続で2着[13]。第4ステージでは、残り10km程からアタックをかけ独走勝利[14]。第8、20ステージでも勝利を挙げステージ3勝。ポイント賞で2位以下に大差をつけ、マイヨ・ヴェールを手に入れた[15]。 また、総合優勝を果たすヨナス・ヴィンゲゴーのアシストを、超級山岳ステージとなった第11ステージ等でも献身的に行い、総合敢闘賞も獲得した[16]

ツール・ド・フランス2022第13ステージにて、マイヨ・ヴェールを着用したワウト・ファン・アールト

主な戦績

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ロードレース

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2016年

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2017年

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2018年

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2019年

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2020年

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2021年

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2022年

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2023年

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2024年

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シクロクロス

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2011-2012年

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  • スーパープレスティージュ ジュニア 総合2位
    • シクロクロス・ラダーフォールド 優勝

2012-2013年

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  • スーパープレスティージュ U23 総合優勝
    • シクロクロス・ゾンホーフェン 優勝
    • シクロクロス・ガーフェレ 優勝
    • スーパープレスティージュ・ギーテン 優勝
  • Bポスト・バンク・トロフェー U23 総合8位
    • スライティングスプライス・オーストマレ 優勝

2013-2014年

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  • UCIシクロクロス世界選手権大会 U23 優勝
  • Bポスト・バンク・トロフェー U23 総合優勝
    • グランプリ・ファン・ハッセルト 優勝
    • グランプリ・ローモア 優勝
    • アーゼンクロス 優勝
    • グランプリ・スヴェン・ネイス 優勝
    • クラワテンクロス 優勝
  • ナショナル・シクロクロス・オテゲム 優勝
  • UCIシクロクロスワールドカップ U23 総合2位
    • シクロクロス・ナミュール 優勝
    • グランプリ・ノメ 優勝
  • スーパープレスティージュ U23 総合2位
    • シクロクロス・ガーフェレ 優勝
    • フラムス・アードベイエンクロス 優勝
    • ノールドゼークロス 優勝

2014-2015年

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  • シクロクロス・ヨーロッパ選手権 U23 優勝
  • Bポスト・バンク・トロフェー U23 総合優勝
    • シクロクロス・コッペンベルグ 優勝
    • ボレッケスクロス 優勝
    • グランプリ・ローモア 優勝
    • アーゼンクロス 優勝
    • グランプリ・スヴェン・ネイス 優勝
  • ジルフェルメールクロス 優勝
  • ファースライス・シクロクロス・ブレーデネ 優勝
  • キャスティールクロス 優勝
  • フロートプライス・スタッド・エークロ 優勝
  • マルール・クレイクロス 優勝
  • スライティングスプライス・オーストマレ 優勝
  • UCIシクロクロスワールドカップ U23
    • ドゥイネンクロス・コクサイデ 優勝
    • シクロクロス・ナミュール 優勝
  • スーパープレスティージュ U23
    • スーパープレスティージュ・ギーテン 優勝
    • シクロクロス・ゾンホーフェン 優勝
    • シクロクロス・ガーフェレ 優勝
    • グランプリ・デ・ラ・リージョン・ワロンヌ 優勝

2015-2016年

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2016-2017年

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2017-2018年

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2018-2019年

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2019-2020年

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2020-2021年

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2021-2022年

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2022-2023年

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脚注

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  1. ^ 『2024サイクルロードレース選手名鑑』八重洲出版、2024年。
  2. ^ オランダ語(フラマン語)による発音例 - Forvo
  3. ^ Van Aert takes emotional World Championship victory”. cyclingnews.com(英語版) (31 January 2016). 31 January 2016閲覧。
  4. ^ ファンアールトが3年連続の世界王者に ファンデルポールはオランダの期待と共に3位に沈む
  5. ^ 泥まみれのストラーデ・ビアンケを23歳ベノートが制しプロ初勝利
  6. ^ Van Aert joins Team Jumbo-Visma from March 2019 cyclingnews.com
  7. ^ 横風集団分裂でピノやフルサングが脱落 ファンアールトがツール区間初勝利を飾る
  8. ^ マイヨジョーヌのアラフィリップが27.2km個人TTでトーマスを14秒差で下す
  9. ^ ポッジオで飛び出したアラフィリップを撃破 ファンアールトがモニュメント初制覇を果たす
  10. ^ 難関モンヴァントゥーでファンアールト逃げ切り勝利 ヴィンゲゴーが攻勢に出る”. cyclowired (2021年7月8日). 2021年7月19日閲覧。
  11. ^ ファンアールトが最終個人TT制覇 ヴィンゲゴーが挽回するもポガチャルが連覇に王手”. cyclowired (2021年7月18日). 2021年7月19日閲覧。
  12. ^ シャンゼリゼ決戦を制したファンアールトが3勝目 ポガチャルが大会連覇を達成”. cyclowired (2021年7月19日). 2021年7月19日閲覧。
  13. ^ ツール・ド・フランス2022第3ステージ”. cyclowired (2022年7月4日). 2023年2月8日閲覧。
  14. ^ ツール・ド・フランス2022第4ステージ”. cyclowired (2022年7月6日). 2023年2月8日閲覧。
  15. ^ ツール・ド・フランス2022第20ステージ選手コメント”. cyclowired (2022年7月24日). 2023年2月8日閲覧。
  16. ^ ツール・ド・フランス2022第21ステージ”. cyclowired (2022年7月25日). 2023年2月8日閲覧。

外部リンク

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