今堀辰三郎
今堀 辰三郎(いまほり たつさぶろう、1877年(明治10年)9月15日[1] - 1959年(昭和34年)12月29日[2])は、日本の衆議院議員(立憲民政党)、薬剤師。
経歴
[編集]愛知県名古屋市の三輪家に生まれ、今堀家を継いだ[3]。1896年(明治29年)、日本薬学院を卒業[2]。薬剤師試験に合格し、愛知県防疫官、愛知県衛生技師、東洋紡績株式会社嘱託、愛知薬学校(後の名古屋薬学専門学校、名古屋薬科大学。現在の名古屋市立大学薬学部)講師などを務めた[3]。また日露戦争・シベリア出兵の際には陸軍薬剤官として従軍した[3]。愛知県薬剤師会会長・名誉会長、名古屋売薬同業組合長、日本薬剤師会副会長などを歴任した[2][3]。
1913年(大正2年)より名古屋市会議員に7度選出され[4]、市参事会員にも選ばれ、議長を3度務めた[4]。また愛知県会議員にも3度選ばれ、県参事会員、市部会議長を務めた[3]。
1930年(昭和5年)、第17回衆議院議員総選挙に出馬し、当選を果たした。1934年(昭和9年)、全国市会議長会第3代会長に就任。
その他、東海製薬株式会社専務取締役・社長、中央製乳株式会社取締役、名古屋薬学専門学校常務理事を務めた[2]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 名古屋毎日新聞社『中京名鑑』1932年。
- 『名古屋市会史 第1巻』名古屋市会事務局、1939年。
- 衆議院・参議院編『議会制度七十年史 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1962年。