佐藤瞳 (卓球選手)

佐藤 瞳
ミキハウス / 日本ペイントマレッツ No.99
2017アジア選手権の表彰式
基本情報
よみがな さとう ひとみ
ラテン文字 SATO Hitomi
生年月日 (1997-12-23) 1997年12月23日(26歳)
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道の旗北海道函館市
身長 163[1]cm
体重 52[1]kg
選手情報
最高世界ランク 9[2]位 (2017年4月)
現在世界ランク 81位 (2024年10月22日)
段級位 5段
利き腕
グリップ シェークハンド
ラケット 剛力スーパーカット
フォア面ラバー キョウヒョウ NEO 3
バック面ラバー ドナックル
戦型 フォアバックカット主戦型[3]
コーチ 大嶋 雅盛[4]
ITTFサイト WTTプロフィール
経歴
学歴 札幌大谷高校
所属歴
代表 日本の旗 日本代表 2017
ITTFワールドツアー戦歴
デビュー 2013
ツアー優勝 通算8勝 シングルス3勝 ダブルス5勝
生涯成績 453試合 321勝 勝率71%
世界卓球選手権戦歴
出場大会数 3
初-最終出場

2017 - 2019

2022
獲得メダル
日本の旗 日本
女子卓球
世界卓球選手権
2019 ブダペスト 女子ダブルス
2022 成都 女子団体
ワールドツアーグランドファイナル
2016 ドーハ 女子ダブルス
2017 アスタナ 女子ダブルス
アジア卓球選手権
2017 無錫 女子団体
2017 無錫 女子ダブルス
2019 ジョクジャカルタ 女子ダブルス
2019 ジョクジャカルタ 女子団体
2021 ドーハ 女子団体
2023 平昌 女子団体
アジアジュニア卓球選手権
2013 女子ダブルス
2015 女子団体
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佐藤 瞳(さとう ひとみ、1997年12月23日 - )は、北海道函館市[5] [6] [1][7]出身の日本の女子卓球選手。ミキハウス所属。Tリーグ九州アスティーダに所属していたが2022年4月から日本ペイントマレッツ所属。ITTF世界ランキング最高位は9位(2017年4月)[2]段級位は5段。

人物・経歴

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函館市の生まれ。小学2年で地元の南茅部卓球少年団で卓球を始めて、3年で全道大会優勝[8][1][7]2012年地元の函館市立尾札部中学校3年の時に全国中学校卓球大会で優勝、札幌大谷高等学校進学後は1983年世界選手権東京大会女子団体準優勝の立役者となったカットマン、齋藤富美子の指導を受け[9]1年でインターハイ準優勝[7]など実績を積み、2013年から積極的にITTFワールドツアーに転戦。2014年6月の韓国オープンではU-21部門でシングル初優勝、11月のスウェーデンオープンでも優勝を果たし、世界ジュニア卓球選手権団体準優勝、この年ワールドツアーU-21部門のポイントランク1位になる[1]2015年、平成26年全日本卓球選手権大会ではベスト8に進出。

2016年、高校卒業後ミキハウスに入社[10]、5月のクロアチアオープンではランキングの格上の福原愛伊藤美誠を破り、決勝では平野美宇を破りツアー初優勝。2016年のITTFワールドツアーグランドファイナル英語版ではシングルス、ダブルスで出場した。平成28年度全日本卓球選手権では自身初のベスト4に入る。

2017年1月、5月開催の第54回世界卓球選手権個人戦に推薦枠で代表に初選出[1]、3月のチャレンジシリーズのベラルーシ、4月のタイオープンと2大会連続で優勝、アジア選手権では団体、女シングルス、ダブルスに出場、団体には出場に恵まれず、シングルスでも初戦敗退と結果は振るわなかったがダブルスでは橋本帆乃香とのペアで銅メダルを獲得。

2017年アジア選手権ダブルス(一番左が佐藤瞳)
2017年アジア選手権ダブルスの表彰式(一番左が佐藤瞳)

またチャレンジシリーズスロベニアオープンで優勝。第54回世界卓球選手権個人戦では1回戦、2回戦と順調に勝ち進んだが3回戦でエリザベタ・サマラ ルーマニア)にフルゲームで敗れた。2017年のITTFワールドツアーグランドファイナル英語版ではシングルス、ダブルスで出場した。

2018年のITTFワールドツアーグランドファイナル英語版ではシングルス、ダブルスで出場した。

2019年4月の第55回世界卓球選手権個人戦にはシングルスとダブルスに出場、4回戦で王曼昱中華人民共和国の旗 中国)に接戦の末、2-4で敗退、橋本帆乃香ペアで出場したダブルスでは準決勝で同士討ちとなった伊藤美誠/早田ひなペアに2-4で敗れたものの銅メダルを獲得。同年6月の香港オープンでは世界選手権の出場経験のある木子中華人民共和国の旗 中国)、地元北海道開催のジャパンオープンではオリンピックの金メダリストの丁寧中華人民共和国の旗 中国)を破った。2019年のITTFワールドツアーグランドファイナル英語版ではシングルス、ダブルスで出場した。

2021-22年シーズンTリーグ九州アスティーダに同じミキハウスの橋本帆乃香とともに加入。

2022-23年シーズンTリーグ日本ペイントマレッツに同じミキハウスの橋本帆乃香とともに移籍。

エピソード

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2017年のカタールオープンの決勝トーナメントのリー・ジェオランダの旗 オランダ)戦では1ラリーで10分13秒、766回ラリーが続いた。国際卓球連盟は「卓球史上最長のラリーになるはずです」と動画付きで紹介した。

映像外部リンク
カタールOP・リー・ジェ戦の最長ラリー(2014年、国際卓球連盟による動画)

2020年のオマーンオープンの決勝の加藤美優戦では試合時間は1時間38分にも及び最長試合を樹立した[11]

映像外部リンク
オマーンOP・加藤美優戦のハイライト(2020年、国際卓球連盟による動画)

プレースタイル

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カット主戦型

戦績

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2009年
2012年
  • 全国中学校卓球大会(シングルス):優勝[1][7]
2013年
2014年
2015年
  • ITTFベラルーシオープン(U21):優勝[16]
  • ITTFクロアチアオープン(U21):準優勝[17]
  • ITTFフィリピンオープン(U21):優勝[18]
  • ITTFオーストラリアオープン(U21):優勝[7][19]
  • ITTFジャパンオープン(U21):優勝
  • ITTF韓国オープン(ダブルス):準優勝(早田ひなペア)[7][20]
  • アジアジュニア卓球選手権大会(団体):準優勝[21]
  • ITTF中国オープン(U21):優勝[7][22]
  • ITTFポーランドオープン(U21):準優勝[7][23]
2016年
  • ITTFクロアチアオープン(シングルス):優勝[7][24]
  • ITTFスロベニアオープン(U21):優勝[7][25]
  • ITTFオーストラリアオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[7][26]
  • ITTFベラルーシオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[7][27]
  • ITTFオーストリアオープン(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)[28]
2017年
2019年
2020年
  • ITTFチャレンジシリーズプラスオマーンオープン(シングルス):優勝、(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
2021年
  • 第30回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント熊本大会(シングルス):優勝
  • 第25回アジア卓球選手権 女子団体 優勝
2022年
  • 第31回日本卓球リーグ選手権・ビッグトーナメント福島大会(シングルス):優勝
  • 第56回世界卓球選手権 女子団体 準優勝
2023年
2024年
  • 全日本卓球選手権大会(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)
  • 2024年アジア選手権 兼 世界卓球2025 アジア大陸予選会 代表選考会:準優勝
  • WTTフィーダー カッパドキア(シングルス):準優勝、(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
  • WTTコンテンダー リオデジャネイロ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
  • WTTスターコンテンダー バンコク(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
  • WTTフィーダー オロモウツ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
  • WTTフィーダー パナギュリシテ(ダブルス):優勝(橋本帆乃香ペア)
  • WTTフィーダー ドーハ(シングルス):優勝、(ダブルス):準優勝(橋本帆乃香ペア)

成績

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最高成績

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女子シングルス

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女子ダブルス

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女子団体

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世界ランキング

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1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 279 281 292 202 170 169 139
2014年 138 137 106 92 106 91 63 70 53 53 57 50
2015年 49 51 53 51 39 33 31 39 36 32 37
2016年 24 24 23 26 27 21 20 20 23 24 23 25
2017年 18 17 18 9 10 12 12 12 12 13 12 14
2018年 19 19 16 13 12 14 14 14 14 14 13 14
2019年 12 12 12 13 14 15 16 17 19 19 19 17
2020年 17 18 18 17 - - - - - - 17 17
2021年 17 17 18 18 18 19 19 19 19 20 22 20
2022年 20 22 22 25 63 63 62 66 69 69 70 70
2023年 70 73 75 69 252 262 - - 224 230 232 233
2024年 238 237 244 248 106 108 88 91 84 80

テレビ番組

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  • 卓球ジャパン! カットマンの奥深い世界!世界卓球2022代表・佐藤瞳選手特集(2022年4月30日、BSテレ東)[30]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g 佐藤瞳、佳純に完敗もつかんだ!夢の東京五輪への足がかりスポーツ報知 2017年01月23日閲覧
  2. ^ a b 卓球・佐藤瞳が自己最高の世界ランク9位に…佳純、美誠に次ぐ日本勢3番手 : スポーツ報知”. スポーツ報知 (2017年4月6日). 2017年4月6日閲覧。
  3. ^ 佐藤瞳(卓球王国)
  4. ^ NT・JNT・HNT強化スタッフ(H29)日本卓球協会
  5. ^ 【People佐藤裕】佐藤瞳を小学生時代から指導。北海道から全国へ“真っ向勝負””. 卓球王国. 2022年12月25日閲覧。
  6. ^ 【なぜ北海道から卓球女子日本代表が生まれたのか? “異色の経歴”佐藤瞳を生んだ指導者・佐藤裕の挑戦”. REAL SPORTS. 2022年11月8日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 佐藤瞳 〈日本 〉”. 卓球王国. 2017年1月23日閲覧。
  8. ^ 世界卓球個人複銅メダル佐藤瞳選手に助成金贈呈 市スポーツ協会”. 函館新聞. 2019年6月18日閲覧。
  9. ^ 「最古」の戦型守る佐藤・橋本の志 世界卓球”. 時事ドットコム. 2019年6月18日閲覧。
  10. ^ 佐藤 瞳(卓球)| MIKI HOUSE SPORTS CLUB”. ミキハウス. 2017年4月9日閲覧。
  11. ^ 卓球で1時間38分 “世界最長試合”制した佐藤瞳「練習をやり込んでる自信はあった」スポーツ報知 2020年03月17日閲覧
  12. ^ “【TOPICS】タイジュニアで佐藤瞳が優勝”. 卓球王国. (2013年5月9日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1044#1044 2017年3月25日閲覧。 
  13. ^ “【TOPICS】松平志/前田が金メダル。アジアジュニア選手権”. 卓球王国. (2013年9月4日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1125#1125 2017年3月25日閲覧。 
  14. ^ “【TOPICS】韓国オープン、佐藤瞳がU21で優勝”. 卓球王国. (2014年6月16日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1472#1472 2017年3月25日閲覧。 
  15. ^ “【TOPICS】U21で吉田雅己と佐藤瞳が優勝。スウェーデンOP”. 卓球王国. (2014年11月7日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1636#1636 2017年3月25日閲覧。 
  16. ^ “【TOPICS】ベラルーシオープン、伊藤美誠が女子シングルス制す”. 卓球王国. (2015年5月18日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1768#1768 2017年3月25日閲覧。 
  17. ^ “【TOPICS】クロアチアオープン、吉村真晴が男子シングルスで優勝”. 卓球王国. (2015年5月24日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1773#1773 2017年3月25日閲覧。 
  18. ^ “【TOPICS】石川佳純と大島祐哉がフィリピンオープンを制す”. 卓球王国. (2015年6月1日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1778#1778 2017年3月25日閲覧。 
  19. ^ “【TOPICS】福原愛がオーストラリアオープン優勝”. 卓球王国. (2015年6月8日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1781#1781 2017年3月25日閲覧。 
  20. ^ “【TOPICS】福原が伊藤を破り韓国オープン優勝”. 卓球王国. (2015年7月6日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1797#1797 2017年3月25日閲覧。 
  21. ^ “【TOPICS】アジアジュニア選手権、ジュニア男子で三部が3位入賞!”. 卓球王国. (2015年7月27日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1817#1817 2017年3月25日閲覧。 
  22. ^ “【TOPICS】中国オープンで大島祐哉、石川佳純が3位入賞”. 卓球王国. (2015年8月10日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1824#1824 2017年3月25日閲覧。 
  23. ^ “【TOPICS】ポーランドオープンは樊振東と劉詩ウェンがV!”. 卓球王国. (2015年10月26日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=1879#1879 2017年3月25日閲覧。 
  24. ^ “【TOPICS】佐藤瞳がワールドツアー初優勝! クロアチアオープン”. 卓球王国. (2016年5月30日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2032#2032 2017年3月25日閲覧。 
  25. ^ “【TOPICS】水谷隼がスロベニアオープン優勝”. 卓球王国. (2016年6月6日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2038#2038 2017年3月25日閲覧。 
  26. ^ “【TOPICS】オーストラリアOPで日本が全種目制覇、水谷はツアー2連勝”. 卓球王国. (2016年6月12日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2042#2042 2017年3月25日閲覧。 
  27. ^ “【TOPICS】芝田沙季がベラルーシオープンでツアー初優勝”. 卓球王国. (2016年9月12日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2092#2092 2017年3月25日閲覧。 
  28. ^ “【TOPICS】オーストリアオープンで松平健太と伊藤美誠が優勝”. 卓球王国. (2016年11月14日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2147#2147 2017年3月25日閲覧。 
  29. ^ “【TOPICS】ベラルーシオープンで佐藤瞳が優勝”. 卓球王国. (2017年3月21日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?&pg=HEAD&page=BACK&bn=1&rpcdno=2199#2199 2017年3月25日閲覧。 
  30. ^ カットマンの奥深い世界!世界卓球2022代表・佐藤瞳選手特集 - Nittaku 2022年4月27日

外部リンク

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