北斗ひかる
北斗 ひかる(ほくと ひかる 、5月10日 - )は元宝塚歌劇団・雪組に所属、男役。
略歴
[編集]- 1973年、59期生として宝塚歌劇団に入団。星組公演『花かげろう/ラ・ラ・ファンタシーク』[1]で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は49人中13位[1]。同期生に大地真央(元月組トップスター。俳優・松平健元夫人)、姿晴香(元星組トップ娘役)、平みち(元雪組トップスター)、未沙のえる、一樹千尋らがいる。
- 1974年4月[1]、雪組に配属。
- 1976年、『星影の人』新人公演で桂小五郎役に抜擢される。
- 1989年、雪組副組長に就任。
- 1990年11月28日[1]、宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は『黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ』[1]。退団前には、同じ公演で退団した仁科有理と共にバウホールコンサート『微笑みをもう一度』を開催した。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]凡例:バウ→宝塚バウホール、東宝→東京宝塚劇場、中日→中日劇場
- 1975年8月、『ベルサイユのばら -アンドレとオスカル-』新人公演:小公子(本役:山城はるか)
- 1976年6月、『星影の人』主題歌歌手、新人公演:桂小五郎(本役:常花代)/『Non, Non, No』[2][3]
- 1977年7月、『あかねさす紫の花』新人公演:有間皇子(本役:鳳城ひろき)/『ザ・レビュー』
- 1978年4月、『風と共に去りぬ』(東宝)新人公演:フランク・ケネディ(本役:尚すみれ)
- 1978年6月、『丘の上のジョニー』新人公演:ハル・グッドマン教授(本役:常花代)/『センセーション!』
- 1979年1月、『春風の招待』新人公演:ロベール(本役:尚すみれ)/『ハロー!ホリデー』
- 1979年8月、『朝霧に消えた人』新人公演:仙石弥三郎(本役:常花代)/『オールマン・リバー』
- 1980年2月、『去りゆきし君がために』新人公演:フェルナンド・カステロル(本役:麻実れい)
- 1980年4月、『Star the Sunshine!』(バウ)
- 1980年10月、『花の舞拍子』/『青き薔薇の軍神』(東宝)シャロ
- 1981年11月、『かもめ翔ぶ海』長谷川寿山/『サン・オリエント・サン』
- 1982年1月、『素顔のまヽで…』(バウ)店員A
- 1982年5月、『ジャワの踊り子』スキマン
- 1983年5月、『うたかたの恋』フェルナンド大公/『グラン・エレガンス』
- 1983年8月、『ブルー・ジャスミン』オマール/『ハッピーエンド物語』
- 1983年10月、『ジャワの踊り子』(全国ツアー)カルトロ
- 1984年2月、『うたかたの恋』ブラッド・フィッシュ/『ハッピーエンド物語』(中日)
- 1984年3月、『風と共に去りぬ』ルネ・ピカール
- 1984年9月、『千太郎纏しぐれ』為三/『フル・ビート』
- 1985年1月、『花夢幻』/『はばたけ黄金の翼よ』ジョバンニ
- 1985年2月、『フロムハート物語』(バウ)トム・タクトー[4]
出演者
平みち・北斗ひかる・草笛雅子・杜けあき・紫とも・奈々央とも・飛鳥裕・真笛ひびき・上代粧子・立原かえ・明都ゆたか・野添さゆ紀・千種まみ・名月かなで・岬甲・文月玲・小乙女幸・安輝ひさと・一路万輝・早原みゆ紀・美月亜優・高嶺ふぶき・栗原麗子・桂あさひ・夏生かおり
公演内容
1930年代 アメリカを舞台に、ショー作りを目指す若者たちの情熱、青春を描く物語
- 1985年6月、『愛のカレードスコープ』オスカー/『アンド・ナウ!』
- 1985年9月、『はばたけ黄金の翼よ』ジュリオ・デル・カンポ/『フル・ビート』(全国ツアー)
- 1985年10月、朱里みさをレッスン発表会
- 1986年1月、『ショーボート』(バウ・東京特別)ジュリー ショウボート (ミュージカル) 項目、宝塚を参照
- 1986年2月、『大江山花伝』酒呑童子/『スカイ・ハイ・スカイ』
- 1986年10月、『恋のチェッカー・フラッグ』(バウ)カプラン
- 1987年3月、『宝塚をどり讃歌』/『サマルカンドの赤いばら』ウイグルの王子
- 1987年5月、『リプライズ!』(バウ・東京特別)
- 1987年9月、『梨花 王城に舞う』チンキム皇太子/『ザ・レビュースコープ』
- 1988年1月、『風と共に去りぬ』ベル・ワットリング
- 1988年7月、『たまゆらの記』藤原不比等、藤原武智麻呂(2役)/『ダイナモ!』
- 1988年12月、『ツーロンの薔薇』(バウ・東京特別・名古屋特別・バウ)オットー・ミュラー
- 1989年2月、『ムッシュ・ド・巴里』ドルレアン公爵/『ラ・パッション!』
- 1989年8月、『ベルサイユのばら - アンドレとオスカル編- 』ポリニャック伯爵夫人
- 1989年8月、『スウィート・サマー・ナイト』(バウ)
- 1990年1月、『天守に花匂い立つ』柴山主水正/『ブライト・ディライト・タイム』
- 1990年6月、『黄昏色のハーフムーン』マクダーモット/『パラダイス・トロピカーナ』 *退団公演
- 1990年8月、『微笑みをもう一度』(宝塚バウホール)公演 [5]
出演者
北斗ひかる・仁科有理・美月亜優・海峡ひろき・多彩しゅん・五峰亜季・朱未知留・有未れお・五条まい・和央ようか
公演内容
北斗ひかると仁科有理のお別れコンサートである。雪組から8人がパートナーとして加わり公演。
・第一部:ショータイム ・第二部:ケセラ・セラ
ビデオ・DVD
[編集]出演作品
ビデオ・DVD ほかを、記述
ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション!(CD)雪組/TMPC-32A
- 天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム(CD)雪組/TMPC-65A
黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ(CD)雪組/TMPC-80B
- ベルサイユのばら-アンドレとオスカル編-(ビデオ)雪組/TMPV-31B
ほか 宝塚歌劇団実況LPなど、多数
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日 85頁。ISBN 9784484146010
- ^ 星影の人 国立国会図書館請求記号 VA140-B3-16-2 国会図書館オンライン ページ
- ^ 生きるときめき 国立国会図書館請求記号 VA140-B3-16-2 国会図書館オンライン ページ
- ^ フロムハート物語 雪組 バウホール公演プログラム 宝塚アン ページ
- ^ バウ・フェアウェル・コンサート ―微笑みをもう一度― バウホール公演プログラム 宝塚アン ページ
- ^ 国会図書館オンライン レーザーディスク ぺージ