南行徳駅

南行徳駅
北口 駅ビル「メトロセンター南行徳」
(2024年8月)
みなみぎょうとく
Minami-gyotoku
T 18 浦安 (1.2 km)
(1.5 km) 行徳 T 20
地図
所在地 千葉県市川市相之川四丁目17-1
北緯35度40分22秒 東経139度54分8.2秒 / 北緯35.67278度 東経139.902278度 / 35.67278; 139.902278座標: 北緯35度40分22秒 東経139度54分8.2秒 / 北緯35.67278度 東経139.902278度 / 35.67278; 139.902278
駅番号 T19[1]
所属事業者 東京地下鉄(東京メトロ)
所属路線 [1]東西線
キロ程 24.0 km(中野起点)
電報略号 ミナ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[メトロ 1]49,381人/日
-2023年-
開業年月日 1981年昭和56年)3月27日[2]
テンプレートを表示
南口(2024年8月)

南行徳駅(みなみぎょうとくえき)は、千葉県市川市相之川四丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)東西線である。駅番号T 19

歴史

[編集]

改装工事

[編集]

開業から30年経ち、施設の老朽化が進んでいることから、2011年1月から2012年3月にかけてリニューアル工事を実施した[7]

内容は、太陽光発電システムの導入[注 1]、ホーム上屋の膜屋根化[注 2]、案内サインのLED式への更新、照明器具のインバーター式への更新などである。これにより、当駅の消費電力量削減が期待されるなど、環境にやさしい駅を目指している。

駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線を有する高架駅改札口はホーム中央部高架下に1か所あり、各ホームとは階段・エスカレーターエレベーターにより連絡している。改札外コンコースと北口・南口地上部は階段・エスカレーターで連絡している他、北口側にはエレベーターも設置されている。トイレは改札内コンコース部にあり、多機能トイレを併設する。

東西線建設当時より新駅の設置計画があり、高架橋への準備構造や駅用地などを確保していた[3][4]。東西線の開通前は周辺は田園地帯であったが、都心まで約20分という地理的条件から沿線開発が進み周辺の人口が増加したため、隣接駅の混雑緩和と利便性向上を目的として駅設置に至った[3]。駅の建設に要した費用は、総額14億700万円である[4]。内訳は、土木関係費が7億6,700万円、建築関係費が5億1,200万円、電気関係費が1億2,800万円である[4]

のりば

[編集]
番線 路線 行先[9]
1 T 東西線 西船橋津田沼東葉勝田台方面
2 中野三鷹方面

(出典:東京メトロ:構内図

発車メロディ

[編集]

2015年(平成27年)6月11日から向谷実作曲の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。

曲は1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」である(詳細は東京メトロ東西線#発車メロディを参照)。

駅高架下商業施設(メトロセンター南行徳)

[編集]

高架下は東京メトロの関連会社・メトロ開発が運営する駅ナカ商業施設「メトロセンター南行徳」となっており、フロアは1番街、2番街東、2番街西、3番街で構成されている。

食品スーパーまいばすけっと南行徳メトロセンター店」や飲食店などが入居する。出店店舗の一覧・詳細情報はメトログルメ・ショッピングセンター公式サイト[10]を参照。

利用状況

[編集]

2023年度の1日平均乗降人員49,381人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中74位。

開業後の1日平均乗降人員・乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1981年(昭和56年) [2]21,245 9,409 [千葉県統計 1]
1982年(昭和57年) [2]26,203 12,783 [千葉県統計 2]
1983年(昭和58年) 14,823 [千葉県統計 3]
1984年(昭和59年) 16,689 [千葉県統計 4]
1985年(昭和60年) 18,415 [千葉県統計 5]
1986年(昭和61年) 19,634 [千葉県統計 6]
1987年(昭和62年) 20,355 [千葉県統計 7]
1988年(昭和63年) 22,045 [千葉県統計 8]
1989年(平成元年) [2]48,420 22,827 [千葉県統計 9]
1990年(平成02年) 24,038 [千葉県統計 10]
1991年(平成03年) 25,024 [千葉県統計 11]
1992年(平成04年) 25,416 [千葉県統計 12]
1993年(平成05年) 25,516 [千葉県統計 13]
1994年(平成06年) 25,325 [千葉県統計 14]
1995年(平成07年) 25,130 [千葉県統計 15]
1996年(平成08年) 24,890 [千葉県統計 16]
1997年(平成09年) 24,839 [千葉県統計 17]
1998年(平成10年) 25,082 [千葉県統計 18]
1999年(平成11年) 24,432 [千葉県統計 19]
2000年(平成12年) 24,725 [千葉県統計 20]
2001年(平成13年) 24,580 [千葉県統計 21]
2002年(平成14年) [11]48,268 24,470 [千葉県統計 22]
2003年(平成15年) [11]48,096 24,369 [千葉県統計 23]
2004年(平成16年) 48,210 23,969 [千葉県統計 24]
2005年(平成17年) 47,937 23,953 [千葉県統計 25]
2006年(平成18年) 48,546 24,234 [千葉県統計 26]
2007年(平成19年) 50,652 25,147 [千葉県統計 27]
2008年(平成20年) 50,712 25,409 [千葉県統計 28]
2009年(平成21年) 50,161 25,187 [千葉県統計 29]
2010年(平成22年) 49,759 24,932 [千葉県統計 30]
2011年(平成23年) 48,898 24,518 [千葉県統計 31]
2012年(平成24年) 49,209 24,699 [千葉県統計 32]
2013年(平成25年) 50,200 25,190 [千葉県統計 33]
2014年(平成26年) 50,696 25,344 [千葉県統計 34]
2015年(平成27年) 52,522 26,243 [千葉県統計 35]
2016年(平成28年) 53,410 26,676 [千葉県統計 36]
2017年(平成29年) 54,278 27,088 [千葉県統計 37]
2018年(平成30年) 54,692 27,309 [千葉県統計 38]
2019年(令和元年) 53,769 26,850 [千葉県統計 39]
2020年(令和02年) [メトロ 2]41,083 20,603 [千葉県統計 40]
2021年(令和03年) [メトロ 3]42,494 21,302 [千葉県統計 41]
2022年(令和04年) [メトロ 4]46,441 23,251 [千葉県統計 42]
2023年(令和05年) [メトロ 1]49,381

駅周辺

[編集]
SOCOLA南行徳

駅南側に首都高速湾岸線千鳥町出入口)が走る。駅北側の相之川交差点には千葉県道6号市川浦安線(行徳バイパス)、千葉県道50号東京市川線(都市計画道路南行徳海岸線)が交差する。駅南西側には浦安市との市境がある。南東約3キロメートルには、東日本旅客鉄道(JR東日本)市川塩浜駅京葉線)がある。

南口

[編集]

北口

[編集]

バス路線

[編集]

最寄りバス停留所は「南行徳駅」である。京成バス東京ベイシティ交通京成トランジットバスの路線バスは駅前ロータリーに発着する。市川市コミュニティバス南部ルートは南行徳駅前通り沿いのバス停に発着する。

駅前ロータリー発着
南行徳駅前通り沿いのバス停発着

隣の駅

[編集]
東京地下鉄(東京メトロ)
T 東西線
快速・通勤快速(通勤快速は中野方面のみ運転)
通過
各駅停車
浦安駅 (T 18) - 南行徳駅 (T 19) - 行徳駅 (T 20)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2番線ホームの屋根上に設置し、供給された電力をエスカレーターとエレベーターの動力に利用。なお、東京メトロでの同システムの導入は北綾瀬駅に次いで2件目。
  2. ^ 東京メトロ直営の地上駅としては初。

出典

[編集]
  1. ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
  2. ^ a b c d e f 営団地下鉄五十年史、pp.388 - 389。
  3. ^ a b c 東京地下鉄道有楽町線建設史、p.1183 - 1185。
  4. ^ a b c d e 『パンフレットで読み解く東京メトロ建設と開業の歴史』実業之日本社、2014年3月28日、123頁。ISBN 9784408110608 
  5. ^ 「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060708164650/https://www.tokyometro.jp/news/s2004/2004-06.html2020年3月25日閲覧 
  6. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月5日閲覧 
  7. ^ a b c 〜環境に優しい駅を目指して〜 東西線南行徳駅リニューアル』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2012年3月23日。オリジナルの2019年11月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191130130035/https://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20120323_03.pdf2020年3月11日閲覧 
  8. ^ 九段下駅「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い〜」日本橋駅「お江戸日本橋」採用 東西線に発車メロディを導入します!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2015年3月25日。オリジナルの2018年6月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180630161536/http://www.tokyometro.jp/news/2015/article_pdf/metroNews20150325_T29.pdf2020年3月11日閲覧 
  9. ^ 南行徳駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月22日閲覧。
  10. ^ メトロセンター南行徳 メトログルメ・ショッピングセンター、メトロ開発株式会社、2022年10月27日閲覧。
  11. ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047 

利用状況に関する資料

[編集]
東京地下鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
地下鉄の統計データ
  1. ^ 市川市統計年鑑 - 市川市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
千葉県統計年鑑

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]