国際パラリンピック委員会
パラリンピックシンボル | |
略称 | IPC |
---|---|
標語 | Spirit in Motion (スピリット・イン・モーション) |
設立 | 1989年9月22日 |
種類 | スポーツ組織 |
法的地位 | 国連オブサーバー |
目的 | 障がい者のためのパラリンピック大会を運営する |
本部 | ドイツ ボン |
会員数 | 182 NPC (2022年3月時点)[1] |
会長 | アンドリュー・パーソンズ |
関連組織 | 国際オリンピック委員会 |
ウェブサイト | https://www.paralympic.org/ |
国際パラリンピック委員会(こくさいパラリンピックいいんかい、英: International Paralympic Committee; IPC、仏: Comité International Paralympique)は、パラリンピックを主催する団体であり、またパラリンピックに参加する各種国際障害者スポーツ統括団体を統括する組織。本部はドイツのボンにある。1989年9月22日に設立。
IPCの下部組織である各国パラリンピック委員会(National Paralympic Committees; NPC)を通じて、登録商標となっている「パラリンピック」の保護を義務付け、世界各国の障害者スポーツ振興にも注力している。2008年の北京大会からは国際オリンピック委員会(IOC)との関係が強化されている。
沿革・役割
[編集]歴史
[編集]→詳細は「パラリンピック § 歴史」を参照
歴代会長
[編集]氏名 | 出身国 | 在任期間 | |
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ロバート・D・ステッドワード | カナダ | 1989年 - 2001年 | |
フィリップ・クレーブン | イギリス | 2001年 - 2017年 | |
アンドリュー・パーソンズ | ブラジル | 2017年 - |
組織
[編集]総会
[編集]IPC総会(IPC General Assembly)は、IPCの最高意思決定機関である。国際競技連盟、各国の国内パラリンピック委員会、国際障害者スポーツ連盟、地域組織によって構成され、2年に1回開催される[2]。
理事会
[編集]IPC理事会(IPC Governing Board)は、IPC総会において、会長・副会長各1名と理事10名(IPCアスリート評議会議長、CEOを除く)が4年ごとに選出される。理事は最大3期まで務めることができる。2021年12月に選出された理事会は、14人で構成されている[3][4]。2021年のIPC総会での決定により、2022年の北京パラリンピック後に、IPCアスリート評議会副議長が理事会に加わる見込みである[5]。
役職 | 氏名 | 出身国(NPC・出身組織) |
---|---|---|
会長 | アンドリュー・パーソンズ (Andrew Parsons) | ブラジル |
副会長 | デュエイン・ケイル (Duane Kale) | ニュージーランド |
理事 | デブラ・アレクサンダー (Debra Alexander) | 南アフリカ共和国 (ワールドトライアスロン) |
理事 | モハマド・アルハメリ (Mohamed Alhameli) | アラブ首長国連邦 |
理事 | メアリアナ・デイヴィス(マフィー・デイヴィス) (Muffy Davis) | アメリカ合衆国 |
理事 | 松江美季(マセソン美季) (Miki Matheson) | 日本 |
理事 | チェルシー・ゴテル (Chelsey Gotell) | カナダ |
理事 | ジャイ・ジュン・チョン (Jai-Jun Choung) | 韓国 |
理事 | ルカ・パンカリ (Luca Pancalli) | イタリア |
理事 | ヨン・ピーターソン (John Petersson) | デンマーク |
理事 | マジド・ラシド (Majid Rashed) | アラブ首長国連邦 (アジアパラリンピック委員会) |
理事 | ロビン・スミス (Robyn Smith) | オーストラリア (国際知的障害者スポーツ連盟) |
IPCアスリート評議会議長 | イツケ・フィセル (Jitske Visser) | オランダ |
CEO | マイク・ピーターズ (Mike Peters) | アメリカ合衆国 |
地域組織
[編集]- アジアパラリンピック委員会(APC)
- アフリカパラリンピック委員会(ASCOD)
- アメリカパラリンピック委員会(APC)
- 欧州パラリンピック委員会(EPC)
- オセアニアパラリンピック委員会(OPC)
主催大会
[編集]- 世界パラ陸上競技選手権大会
- 世界パラ水泳選手権大会
- パラアルペンスキー世界選手権
- パラノルディックスキー世界選手権
- パラアイスホッケー世界選手権
- 世界パラ・パワーリフティング選手権大会
- パラアーチェリー世界選手権大会
- パラ射撃世界選手権大会
スポンサー
[編集]ワールドワイドパートナー
[編集]- Airbnb
- アリババグループ
- アリアンツ
- コロナエキストラ(ABインベブ)
- ザ コカ・コーラ カンパニー - 蒙牛乳業
- デロイト トウシュ トーマツ
- オメガ
- プロクター・アンド・ギャンブル
- サムスン電子
- ビザ
- オットーボック
脚注
[編集]- ^ “TEAMS / NATIONAL PARALYMPIC COMMITTEES” (英語). 国際パラリンピック委員会. 2022年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月10日閲覧。
- ^ “Operational Structure”. 国際パラリンピック委員会. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “Governing Board”. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “Andrew Parsons re-elected as IPC President for second term”. 国際パラリンピック委員会 (2021年12月12日). 2022年1月3日閲覧。
- ^ “IPC members approve new constitution at General Assembly” (2021年12月11日). 2022年1月3日閲覧。
関連項目
[編集]- 障害者スポーツ
- パラリンピック大会
- 地域パラリンピック委員会
- 主な国内パラリンピック委員会
- その他関係団体
- 国際オリンピック委員会(IOC)
- スポーツアコード (スポーツ組織) (旧GAISF)
- ワールドゲームズ
- 世界保健機関(WHO)
- 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)
- 赤十字社