大化
大化(たいか、旧字体:大化󠄁)は、日本の最初の元号。白雉の前。西暦645年から650年までの期間を指す。この時代の天皇は孝徳天皇。
建元
[編集]- 『日本書紀』によれば「天豊財重日足姫天皇(皇極天皇)の四年を改めて大化元年とす」とあり、皇極天皇4年6月19日(ユリウス暦645年7月17日、孝徳天皇即位の5日後)以後30日以前に公布され、大化元年7月1日(ユリウス暦7月29日)から実施されたと考えられるが、史書によって記述が一定しない[注 1]ため、正確な実施日付は不明となる。この建元により、日本で元号が使われ始めた[注 2]。
- 大化6年2月15日(ユリウス暦650年3月22日):白雉に改元。
大化期に起きた出来事
[編集]死去
[編集]西暦との対照表
[編集]太字は『日本書紀』の太歳干支の年。
大化 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 |
---|---|---|---|---|---|---|
西暦 | 645年 | 646年 | 647年 | 648年 | 649年 | 650年 |
干支 | 乙巳 | 丙午 | 丁未 | 戊申 | 己酉 | 庚戌 |
典拠
[編集]出典
[編集]- 『日本書紀』巻25 孝徳天皇
- 改天豊財重日足姫天皇四年為大化元年。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 土橋誠「即位改元について」(PDF)『京都府埋蔵文化財論集 第6集 -創立三十周年記念誌-』、京都府埋蔵文化財調査研究センター、2010年12月、199-218頁。
- ^ 河内春人「年号制の成立と古代天皇制」『駿台史學』第156号、明治大学史学地理学会、2016年2月29日、1-23頁、NAID 40020759469。
- ^ 幸田正孝「日本の暦法と年号制」『津山工業高等専門学校紀要』第20号、津山工業高等専門学校、1982年10月25日、141-174頁、NAID 120006580277。