日本商工会議所

日本商工会議所
The Japan Chamber of Commerce and Industry
日本商工会議所(丸の内二重橋ビル)
日本商工会議所(丸の内二重橋ビル
団体種類 特別民間法人
設立 1922年6月29日 (102年前) (1922-06-29)
所在地 東京都千代田区丸の内3-2-2 丸の内二重橋ビル 6F
北緯35度40分41.5秒 東経139度45分41.7秒 / 北緯35.678194度 東経139.761583度 / 35.678194; 139.761583座標: 北緯35度40分41.5秒 東経139度45分41.7秒 / 北緯35.678194度 東経139.761583度 / 35.678194; 139.761583
法人番号 5010005003975 ウィキデータを編集
起源 商業会議所連合会
主要人物 会頭 小林健
活動地域 日本の旗 日本
主眼 商工会議所の健全な発達、商工業の振興
収入 78億円(2008年度)[1]
*会費収入 7億7,000万円
*事業収入 31億6,000万円(検定事業収入等)
*委託費・補助金 35億円
従業員数 事務局員数:105人(2021年)
会員数 会員:515商工会議所(2021年)
特別会員:34団体(2021年)
ウェブサイト https://www.jcci.or.jp/
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日本商工会議所(にほんしょうこうかいぎしょ、略称:日商[2]: The Japan Chamber of Commerce and Industry, JCCI)は、日本各地の商工会議所を会員として組織される団体。日本経済団体連合会経済同友会と並ぶ「経済三団体」の一つである。

組織概要

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かつて日本商工会議所が入居していた東京商工会議所ビル(現存せず)

商工業の振興に寄与するため商工会議所間の意見の総合調整や国内外の経済団体との提携を図る機関である。中小企業など約125万社が参加する[3]

「経済三団体」の中で最も歴史が古く、唯一商工会議所法という単独の法的根拠に基づく。

代表者

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商工会議所の代表者は会頭と呼ばれ、慣例として東京商工会議所の会頭が日商会頭を兼務する。歴代の日商会頭については下記を参照。会頭の他、副会頭11人(副会頭に準ずる者6人を含む)が会員の商工会議所会頭から選任される。

沿革

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人事一覧

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2022年11月17日現在[7]

役職 氏名 所属 出身母体
会頭 小林健 東京 三菱商事相談役
副会頭 鳥井信吾 大阪 サントリーホールディングス副会長
嶋尾正 名古屋 大同特殊鋼会長
上野孝 横浜 上野トランステック会長
塚本能交 京都 ワコールホールディングス会長
川崎博也 神戸 神戸製鋼所特任顧問
福田勝之 新潟 福田組会長
岩田圭剛 札幌 岩田地崎建設社長
泉雅文 高松 四国旅客鉄道相談役
池田晃治 広島 ひろぎんホールディングス会長
谷川浩道 福岡 西日本シティ銀行会長
藤崎三郎助 仙台 藤崎会長兼社長
専務理事 石田徹 資源エネルギー庁長官(経済産業省
常務理事 久貝卓 内閣府大臣官房審議官(経済産業省)
理事・事務局長 荒井恒一 (日商)

歴代会頭

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会頭 在任 出身母体
 初 藤山雷太 1922年6月 – 1925年3月 大日本製糖藤山コンツェルン
02 指田義雄 1925年4月 – 1926年6月
03 藤田謙一 1926年7月 – 1930年3月
04 郷誠之助 1930年5月 – 1936年12月
05 結城豊太郎 1937年1月 – 2月 日本銀行安田銀行安田財閥
06 門野重九郎 1937年4月 – 1938年9月 大倉組大倉財閥
07 伍堂卓雄 1938年10月 – 1939年8月 海軍工廠南満州鉄道
08 八田嘉明 1939年10月 – 1941年2月 鉄道省 → 南満州鉄道
09 藤山愛一郎 1941年4月 – 1946年1月 大日本製糖(藤山コンツェルン)
 – 関桂三 (代理) 1946年2月 – 9月 東洋紡
10 高橋龍太郎 1947年2月 – 1951年8月 大日本麦酒
11 藤山愛一郎 (再任) 1951年9月 – 1957年7月 大日本製糖(藤山コンツェルン)
12 足立正 1957年7月 – 1969年9月 王子製紙三井財閥)→ ラジオ東京
13 永野重雄 1969年9月 – 1984年5月 富士製鐵新日本製鐵
14 五島昇 1984年5月 – 1987年12月 東京急行電鉄
15 石川六郎 1987年12月 – 1993年7月 鹿島建設
16 稲葉興作 1993年8月 – 2001年7月 石川島播磨重工業
17 山口信夫 2001年7月 – 2007年11月 旭化成
18 岡村正 2007年11月 – 2013年11月 東芝
19 三村明夫 2013年11月 – 2022年11月 新日鐵住金
20 小林健 2022年11月 - 三菱商事


検定事業

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日商検定

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日本商工会議所・各地商工会議所主催

東商検定

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東京商工会議所・各地商工会議所主催

大商検定

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大阪商工会議所・各地商工会議所主催

カリアック(商工会議所福利研修センター)

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カリアック(商工会議所福利研修センター)は、日本商工会議所と全国の商工会議所が共同で1993年に運営を開始した研修・福利厚生のための宿泊施設であった。浜名湖畔にあり、商工会議所の会員以外でも利用できたが、経営不振と建物の賃貸借契約の終了により、2013年9月末に閉館した。なお、運営会社だった株式会社カリアックは、簿記検定や販売士検定のテキストを出版する企業として存続している。

脚注

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出典

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  1. ^ 平成27年度収支決算書 日本商工会議所 上位URL=日商:情報公開 2017-05-13閲覧
  2. ^ “日商会頭 震災復興の加速要望”. NHKニュース (日本放送協会). (2013年3月21日). オリジナルの2013年3月21日時点におけるアーカイブ。. https://megalodon.jp/2013-0321-2008-35/www3.nhk.or.jp/news/html/20130321/t10013350561000.html 2013年3月21日閲覧。 
  3. ^ 読売新聞2018年10月27日付経済面
  4. ^ 商業会議所条例』(明治23年9月12日法律第81号)、官報国立国会図書館
  5. ^ 商業会議所法』(明治34年3月25日法律第31号)、官報国立国会図書館
  6. ^ 商工会議所法』(昭和2年4月5日法律第49号)、官報国立国会図書館
  7. ^ https://www.jcci.or.jp/about/board-members.html
  8. ^ a b https://www.kentei.ne.jp/15083

関連項目

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外部リンク

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