東部方面警務隊
東部方面警務隊 | |
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創設 | 1960年(昭和35年)1月14日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 警務科 |
所在地 | 東京都 練馬区 |
編成地 | 市ヶ谷 |
上級単位 | 警務隊 |
担当地域 | 関東甲信越・静岡県 |
東部方面警務隊(とうぶほうめんけいむたい、JGSDF Eastern Army Military police Group)は、東京都練馬区の朝霞駐屯地に駐屯する、警務隊隷下の警務科部隊である。方面隊管内を地区警務隊単位に区分し、そこから更に派遣隊及びその連絡班として分派され、警務職務を任務とする。
沿革
[編集]- 1960年(昭和35年)1月14日:方面管区制施行により、東部方面警務隊が編成完結。
- ※編成(本部・第102・第104各地区警務隊、第311・第313・第315・第325・第326・第360・第362・第367・第383各警務隊)
- 1973年(昭和48年)3月27日:警務隊改編(駐屯地警務隊を廃止し、師団警備地域(第1師団地区は4地区に分割)に対応する地区警務隊に改編)。
- 東部方面警務隊本部(市ヶ谷)・第102地区警務隊(東京・埼玉:練馬)・第104地区警務隊(山梨・静岡:富士)が改編。
- 第111地区警務隊(第12師団:相馬原)・第112地区警務隊(千葉・茨城:習志野)・第113地区警務隊(神奈川:久里浜)が新編。
- 第311・第313・第315・第325・第326・第360・第362・第367・第383各警務隊が廃止。
- 第102地区警務隊所沢連絡班(防衛医科大学校の司法警察職務を担当)
- 第113地区警務隊走水連絡班(防衛大学校の司法警察職務を担当)
- 2008年(平成20年)3月26日:警務隊改編。
- 第102・第104・第111・第112・第113地区警務隊を廃止し、第125(相馬原)・第126(練馬)・第127(習志野)・第128(富士)・第129(久里浜)地区警務隊に改編。
- 東部方面総監直轄部隊たる第302保安中隊を第302保安警務中隊として編合。
部隊編成
[編集]- 東部方面警務隊本部(朝霞駐屯地)
- 第125地区警務隊(相馬原駐屯地):第12旅団(群馬県・栃木県・新潟県及び長野県)管内を担当
- 第126地区警務隊(練馬駐屯地):第1師団(東京都及び埼玉県)管内・防衛医科大学校を担当
- 第127地区警務隊(習志野駐屯地):第1空挺団等(茨城県・千葉県)管内を担当
- 第128地区警務隊(富士駐屯地):富士教導団等(山梨県・静岡県)管内を担当
- 第129地区警務隊(久里浜駐屯地):東部方面混成団等(神奈川県)管内を担当
- 第302保安警務中隊(市ヶ谷駐屯地)
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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東部方面警務隊長 | 1等陸佐 | 廣瀬繁 | 2023年 | 8月 1日陸上幕僚監部副警務管理官 |
副隊長 | 2等陸佐 | 成田英明 | 2021年 | 3月15日中部方面警務隊副隊長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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大串清 | ※1964年 1月 1日 1等陸佐昇任 | 年 月 日 - 1964年 7月15日(2等陸佐) | 警務隊長 兼 芝浦分とん地司令 | |
岩峅慶光 | 1964年 ※1966年 7月 1日 1等陸佐昇任 | 7月16日 - 1966年 7月15日東部方面警務隊副隊長 (2等陸佐) | 東部方面総監部警務課長 | |
桑原永敏 (2等陸佐) | 1966年 | 7月16日 - 1967年 7月16日東部方面警務隊副隊長 | 警務隊副隊長 | |
西角肇 (2等陸佐) | 1967年 | 7月17日 - 1970年10月15日東北方面警務隊長 | 警務隊本部勤務 →1971年2月15日 停年退官(1等陸佐昇任) | |
石割清雄 | 1970年10月16日 - 1973年 ※1971年 7月 1日 1等陸佐昇任 | 7月15日東部方面警務隊副隊長 (2等陸佐) | 警務隊本部勤務 →1974年1月1日 退職 | |
藤尾幸正 | 1973年 | 7月16日 - 1975年 7月15日陸上幕僚監部警務課企画班長 | 北部方面総監部警務課長 | |
大庭基生 | 1975年 | 7月16日 - 1977年 7月31日中部方面総監部警務課長 | 陸上自衛隊業務学校警務教育部長 | |
本多武司 | 1977年 | 8月 1日 - 1978年11月30日陸上幕僚監部法務課法務班長 | 陸上幕僚監部監理部法務課長 | |
野口晋 | 1978年12月 | 1日 - 1982年 3月15日西部方面警務隊長 | 警務隊副隊長 | |
渡邉保博 | 1982年 | 3月16日 - 1983年 3月15日陸上幕僚監部人事部警務課 警務班長 | 陸上幕僚監部人事部警務課長 | |
塚由忠夫 | 1983年 | 3月16日 - 1986年 3月16日中部方面警務隊長 | 陸上自衛隊業務学校学校教官 | |
下山昭一 | 1986年 | 3月17日 - 1987年 7月31日陸上自衛隊幹部学校研究員 | 陸上幕僚監部人事部警務課長 | |
上杉俊二 | 1987年 | 8月 1日 - 1990年 3月31日陸上幕僚監部人事部警務課 総括班長 | 東北方面総監部人事部長 | |
松浦弘至 | 1990年 | 4月 1日 - 1992年 6月15日陸上幕僚監部人事部警務課 総括班長 | 警務隊副隊長 | |
福岡英俊 | 1992年 | 6月16日 - 1994年 3月31日北部方面警務隊長 | 警務隊副隊長 | |
池田順市 | 1994年 | 4月 1日 - 1997年 6月30日西部方面警務隊長 | 陸上幕僚監部人事部警務課長 | |
一康人 | 1997年 | 7月 1日 - 1999年12月 9日陸上自衛隊幹部学校研究員 | 陸上幕僚監部人事部警務課長 | |
稲村孝司 | 1999年12月10日 - 2001年 | 3月31日陸上幕僚監部人事部警務課 総括班長 | 警務隊副隊長 | |
奥松勉 | 2001年 | 4月 1日 - 2003年 7月31日東北方面警務隊長 | 陸上自衛隊小平学校警務教育部長 | |
丸田清次郎 | 2003年 | 8月 1日 - 2005年 7月31日陸上自衛隊小平学校警務教育部長 | 警務隊本部勤務 | |
宮本周三 | 2005年 | 8月 1日 - 2008年 7月31日自衛隊奈良地方連絡部長 | 中部方面総監部総務部長 | |
長谷川孝幸 | 2008年 | 8月 1日 - 2010年 8月 1日警務隊副隊長 | 退職(陸将補昇任) | |
福田正弘 | 2010年 | 8月 1日 - 2012年12月 3日陸上幕僚監部監理部総務課 企画班長 | 中部方面総監部法務官 | |
堀国秀 | 2012年12月 | 4日 - 2014年 3月22日中央警務隊長 | 警務隊本部勤務 | |
長谷塲修也 | 2014年 | 3月23日 - 2016年 7月31日陸上幕僚監部副警務管理官 | 中部方面総監部法務官 | |
河野保之 | 2016年 | 8月 1日 - 2018年 7月31日陸上幕僚監部副警務管理官 | 統合幕僚監部総務部総務課 連絡調整業務室長 | |
原 健 | 2018年 | 8月 1日 - 2021年 7月31日陸上幕僚監部副警務管理官 | 東北方面総監部法務官 | |
山本健 | 2021年 | 8月 1日 - 2023年 7月31日統合幕僚学校国際平和協力センター 教育・研究室主任研究官 | 陸上自衛隊小平学校警務科部長 | |
廣瀬繁 | 2023年 | 8月 1日 -陸上幕僚監部副警務管理官 |
主要装備
[編集]- 73式小型トラック
- 73式中型トラック
- 業務車4号
- 乗用車 (陸上自衛隊用)(覆面パトカー型)
- 業務トラック
- ホンダ・VFR400
- ホンダ・CB400SF
- 64式7.62mm小銃
- 9mm拳銃
- 12.7mm重機関銃M2