栃木県

とちぎけん ウィキデータを編集
栃木県
日光東照宮(国宝・世界遺産)
小江戸・栃木
那須岳の紅葉
益子焼
足利学校
栃木県の旗 栃木県章
栃木県旗 栃木県章
日本の旗 日本
地方 関東地方
団体コード 09000-0
ISO 3166-2:JP JP-9
面積 6,408.09km2
総人口 1,881,282[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 294人/km2
隣接都道府県 福島県の旗 福島県
茨城県の旗 茨城県
群馬県の旗 群馬県
埼玉県の旗 埼玉県
県の木 トチノキ
県の花 ヤシオツツジ
県の鳥 オオルリ
他のシンボル 県の動物:ニホンカモシカ
県民の歌:県民の歌
県民の日:6月15日
栃木県庁
知事 福田富一
法人番号 5000020090000 ウィキデータを編集
所在地 320-8501
栃木県宇都宮市塙田一丁目1番20号
北緯36度33分56秒 東経139度53分01秒 / 北緯36.56556度 東経139.88353度 / 36.56556; 139.88353座標: 北緯36度33分56秒 東経139度53分01秒 / 北緯36.56556度 東経139.88353度 / 36.56556; 139.88353
栃木県庁
外部リンク 公式ウェブサイト
栃木県の位置

栃木県行政区画図

― 市 / ― 町

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ウィキプロジェクト

栃木県(とちぎけん)は、日本関東地方に位置する県庁所在地宇都宮市

県北部に日光国立公園があり、観光地・保養地の日光那須が知られる。

概要

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関東地方北部の北関東に位置する県で、人口は約192.3万人(2021年現在)。境界部に海岸線を有しない内陸県である。県内の地域区分は概ね県中部の宇都宮市鹿沼市真岡市から県南部の小山市栃木市、県南西部両毛線沿線の佐野市足利市など茨城・群馬両県と繋がりが深い県南と那須野が原に広がる那須塩原市や観光地那須町、県北西部を占める日光市を中心とする県北に分類される。

地勢は、北部から北西部にかけて奥羽山脈日光連山足尾山地が連なり、標高1500m - 2500m程の急峻な山岳が連なっている。これらの山々から流れ出る鬼怒川那珂川渡良瀬川など諸河川が関東平野の北端を形成し、更に北に進むと那須野が原に至り、県北の町並みが広がる。

県土のほぼ中央に県庁所在地の宇都宮市が立地している。人口は県全体の4分の1に当たる約50万人が集中しており、北関東最大の人口を有する都市である。人口10万人以上の市として、県南の小山・栃木・足利・佐野の各市、県北の那須塩原市があり、宇都宮線・両毛線の沿線に人口の多い市が連なっている。そのほか、地域の行政中心地として、鹿沼・真岡・大田原・矢板の各市がある。

産業は、農業、工業、商業、観光業のバランスがとれ、それぞれ盛んである。

農業は、平野部が米やの産地、那須野が原などの高原部(那須高原)が酪農地、畜産地となっているほか、いちごかんぴょうなどの特産物も生産されている。

工業は、東北自動車道国道4号北関東自動車道国道50号を軸とする地域に、北関東工業地域、及び、関東内陸工業地域(本県の場合は両者の定義に当てはまる)が広がり、第二次世界大戦中に軍需産業が集積した宇都宮市では、機械工業や金属工業、食品・飲料工業が、真岡市、上三川町芳賀町では自動車関連産業(日産自動車系、本田技研工業系)が、那須塩原市、大田原市ではタイヤ製造や精密機械工業医療機器写真用レンズ製造)がそれぞれ発達している。また、県南では、食品・飲料工業や機械工業、益子焼の生産、機械・自動車部品などの中小規模の工場が広く立地するほか、伝統的に繊維産業が盛んである(結城紬足利銘仙)。

商業は、宇都宮市における小売業が発達し、ほか工業地域では卸売業も盛んである。

観光業は、日光鬼怒川エリアや、那須塩原エリアで盛んである。日光市の鬼怒川温泉川治温泉湯西川温泉日光湯元温泉、那須町、那須塩原市の那須温泉郷塩原温泉郷などは、飛鳥時代奈良時代からの古い歴史を持つ名湯。東照宮日光二荒山神社輪王寺の二社一寺で構成される世界遺産日光の社寺いろは坂華厳滝中禅寺湖戦場ヶ原など、風光明媚な奥日光の景勝地。自然豊かで、別荘地牧場・温泉地が広がり、那須岳殺生石皇室御用邸などもある那須高原。これらの地域は日光国立公園の指定地域内にあり、自然保護などの施策も執られている。日光市の一部には尾瀬国立公園に指定された地域も存在する。

名称

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明治時代には「栃木」の表記に揺れがあった。「栃」は「」(lì)を簡略化したと考えられ、「櫔木」の表記もあった。また、1871年廃藩置県の後は「橡木」の表記が使われる例[1]もあったが、「杤木」の表記が主であった[2][3]の「万」は、下側を「力」とつくる例[4]もあった。1881年(明治14年)ごろより、「栃木」の表記が見られるが、旁は「櫔」に従って「厂」の中に「万」が主である[5]。「厂」の中の「万」の部分は下側を「力」とつくる例[6]や「丂」とつくる例[7]もあった。「厂」の1画目を右から書く字形が生まれたのは昭和中期以降である。なお、中国語の文書で「櫪」や「枥」を使う例もみられるが、主に飼い葉桶を意味する字であり、誤りである。

地理

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茨城県や群馬県と共に北関東を構成する。

人口は、約192万人で全国第19位(本県に近い人口規模の県としては、岐阜県の約197万人、群馬県の約192万人、福島県の約181万人、岡山県の約187万人などが挙げることができる)。面積は6,408.28km2で全国第20位(関東地方最大の面積)、東西約84km・南北約98km。県庁所在地の宇都宮市は、東京から約100km、JR東北新幹線で約50分強の位置にあり、中核市の指定を受けている。

地形的には東部の八溝山地、北部から西部にかけての那須連山・下野山地高原山・日光連山・帝釈山地)・足尾山地の山岳地帯と、県中央部の那珂川鬼怒川渡良瀬川の沿岸平野部の3地域に大別される。

東部の八溝山地は標高600 - 1,000m阿武隈高地に続く比較的なだらかな山地が連なる。

北部から西部にかけての山岳地帯は日光国立公園尾瀬国立公園帝釈山田代山湿原周辺)に指定されており、日光鬼怒川川治塩原那須などの観光地がある。北部には奥羽山脈那須火山帯)に連なる那須連山・高原男体日光白根山などの諸火山がある。日光連山他の険しい山岳地帯は、標高2,000m以上の山脈が関東の北限を形成し、瀑布や湖沼が点在している。また、諸河川の源にもなっており、鬼怒川は中央部を、渡良瀬川は群馬県との県境を流れ利根川に合流し、那珂川は八溝地域から東折し茨城県に入り、ともに太平洋に注いでいる。

南部・東部は、そのほとんどが関東平野の一端で、首都圏の一角として市街化が進んでいる。

群馬県や茨城県、福島県の隣接自治体と深いつながりを持つ県内市町がある一方で、埼玉県との隣接に関しては、渡良瀬遊水地により飛地になっている栃木市藤岡町下宮地区とのみ、自動車用道路で往来可能である。事実上、自動車や鉄道で埼玉県に入る場合、群馬県か茨城県を経由しなければならない。栃木県と埼玉県を結ぶ主要幹線の国道4号東北本線東北新幹線は茨城県、同じく東北自動車道東武伊勢崎線東武日光線は群馬県を経由して埼玉県に入る。

なお、この地区は全国でもまれな、栃木県・群馬県・埼玉県の3県境田畑の中に存在し、看板が設置されている[8]

地形

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中南部地域は関東平野の中北部に立地し、南端部には渡良瀬川思川利根川、また田川鬼怒川のそれぞれ合流点があり、茨城県、群馬県、埼玉県と境界を接している[8]。一方、県北西部地域は奥羽山脈の南端部に位置し、山岳地域となっている。北東部は低山地で那珂川が縦断して開析が進んだ八溝山地とともに茨城県境を形成している。北西部は関東地方屈指の山岳地帯であり、標高2,000メートル以上の山並みが続き群馬県および福島県との境界を形成している。特に日光連山は標高2,300メートル以上の峻険な独立峰を複数有し、空気の澄んだ日には関東南部からも遠望できる。この日光連山と八溝山地の北部接点付近に立地する那須岳は関東の最北端であり、福島県との境を成す。

ギャラリー

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自然公園

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気候

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気候太平洋側気候を呈し、山間部では冬季の降雪、また平地部では同じく冬季の乾燥と夏季のを特徴とする。全県で夏季多雨多湿、冬季少雨乾燥を呈し、年間降水量は山間部で多く奥日光では2,000mmを超すが、平地部では少なく県南部では1,200mm程度である。

  • 栃木県は地理的に日本太平洋側に位置し、その気候は全県下で太平洋側気候の特徴を呈する。栃木県内各地の気象庁気象統計を見ると、栃木県内全域が内陸部に位置することから内陸性気候(日較差大、年較差大)、また山岳部については山岳気候(冷涼)、より日本海に近い山間部では日本海側気候(冬に積雪)の特性を呈する地区もあるが、何れの地域も日本の太平洋側地域の共通の特徴である、夏多雨多湿、冬少雨乾燥(太平洋側気候)の特性が強く、周囲の山岳によって年間通して降水量が少なく低湿である中央高地式気候の特性は見られない。
  • 栃木県の冬は、冬型の気圧配置が強まると「二荒おろし」や「男体おろし」や北東部では「那須おろし」などと呼ばれる非常に冷たく乾燥した強風、からっ風が吹き少雨低湿となる。このため冬は晴天となる日が多く、年間のうち日照時間が最も長い季節となっている。冬の晴天日には放射冷却の影響を強く受け、日の出前後に氷点下となり、温暖な県中南部の平地でも-5度を下回ることも多い。一方、日中は晴れれば5 - 10度まで、暖かい日は平野部では15度程度まで上がることもあるなど、日較差が非常に大きい。
  • 夏は、太平洋高気圧が吹き出す高温多湿な南風の影響を強く受け、全県下で高温多湿となる。この南風が山地部で積乱雲雷雲)を発生させるため栃木県はが多い地域となっており、宇都宮では平均年間雷日数24.0日のうち夏季(5、6、7、8、9月)の雷日数が20日を越え、関東地方内では突出して多く[注釈 1]雷都と呼ばれる所以となっている[要出典]
  • 以下の表は栃木県下の気象庁観測点の統計値である。これによると、県内全体が共通して夏季多雨、冬季少雨となっており、ケッペンの気候区分の基準に外挿すると、土呂部と奥日光が亜寒帯冬季少雨気候、五十里と那須が西岸海洋性気候、黒磯、大田原、今市(日光)、塩谷、鹿沼が温帯夏雨気候、ほかは温暖湿潤気候に類される。
栃木県内各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
平年値
(月単位)
北西部山岳部 北部 中部 東部 南部
土呂部 奥日光 五十里 那須 黒磯 大田原 今市
(日光)
塩谷 鹿沼 宇都宮 真岡 烏山 小山 佐野
平均
気温
()
最暖月 19.8
(8月)
18.5
(8月)
21.7
(8月)
20.8
(8月)
23.2
(8月)
24.0
(8月)
22.9
(8月)
23.9
(8月)
24.2
(8月)
25.3
(8月)
24.9
(8月)
24.3
(8月)
25.5
(8月)
25.4
(8月)
最寒月 -4.1
(1月)
-4.2
(2月)
-1.9
(1月)
-1.8
(2月)
0.6
(1月)
1.5
(1月)
0.4
(1月)
0.8
(1月)
1.2
(1月)
2.1
(1月)
1.3
(1月)
1.7
(1月)
2.4
(1月)
2.7
(1月)
降水量
(mm)
最多月 272.4
(8月)
393.9
(8月)
258.9
(9月)
324.5
(8月)
244.5
(8月)
239.5
(8月)
305.3
(8月)
274.0
(8月)
242.6
(9月)
234.5
(9月)
202.8
(9月)
215.0
(9月)
190.6
(9月)
189.6
(9月)
最少月 45.0
(12月)
36.0
(12月)
39.9
(12月)
41.0
(12月)
24.0
(12月)
22.6
(12月)
24.5
(12月)
22.2
(12月)
22.5
(12月)
25.5
(12月)
25.5
(12月)
25.4
(12月)
22.9
(12月)
19.1
(12月)

各地域別の特徴

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  • 北西部山岳部・奥日光亜寒帯冬季少雨気候に属し、夏季は冷涼、冬季は寒さが厳しい。標高1000mを超える地域では厳冬期には零下20度以下まで下がることもあり、特に標高1400mを超える戦場ヶ原では零下30度前後を記録したこともある関東地方の寒極であり[9]、北海道内陸並みの気候である。標高1291mに測候所が置かれている中禅寺湖畔は湖効果により、朝晩の冷え込みは幾分和らぐが、日中はほとんどが氷点下の真冬日となる。奥日光は年間降水量が2000mmと多く、大半が夏季である。
  • 北部平野部・那須高原 … 那須高原などの北部山地部は西岸海洋性気候に属し、冬季は曇りや雪の日も多いため、特に那須アメダスのような傾斜部では放射冷却は幾分緩和され、標高の割には比較的冷え込みが緩い日も多い。しかし日較差は小さく、日中の気温は低いために真冬日になることも多い。夏季は冷涼で避暑地となる。一方、北部平野部では冷気もたまりやすく、冷える時は零下10度を下回る寒さとなる。黒磯や大田原では21世紀に入っても零下10度以下まで下がることがある。しかしながら、季節風の影響で曇りの日も多いため、東部のような冷え込みは長くは続かないことも多い。夏季は平野部でも冷涼で熱帯夜になることはほとんど無く、過ごしやすい。
  • 県東地域・芳賀郡那須郡南部真岡市那須烏山市など鬼怒川以東に属する茨城県県境に近い地域が該当する。栃木県内平野部としては、最も冬の冷え込みが厳しい地域で、1月の平均最低気温は真岡で零下5℃に達する。那須烏山でも観測が開始された2010年から3年連続で1月の平均最低気温が零下6℃以下となっており、季節風が弱く、放射冷却が起こりやすいことから関東平野部では最も冷え込む場所である。ほぼ毎年極値は零下10度以下を記録する。一方夏季も日中は気温が上がるものの朝晩は涼しく、比較的過ごしやすい。
  • 県央地域宇都宮市など栃木県内の中央平野部が該当する。宇都宮ではヒートアイランド現象の影響が顕著であり、年間を通して最低気温が急上昇している。特に1月の平均最低気温は零下2.7℃と栃木県内で最も高く、1961年 - 1990年旧旧平年値の零下4.5度から大幅に上昇した。8月の平均最低気温も22.7度と栃木県内では最も高く、熱帯夜の数も最も多い。しかしそれ以外の地域では東部ほどではないが冷え込みが厳しく、1月の平均最低気温は塩谷で零下4.6℃、今市で零下4.2℃、鹿沼では零下3.9℃などとなっており、宇都宮を除き21世紀に入っても零下10度前後まで下がっている。夏季は日中は真夏日も多く暑くなるものの、朝晩は涼しいことが多い。
  • 県南地域小山市佐野市足利市など群馬県茨城県西地域に近接する地域。夏季は猛暑日となることも多く、栃木県内で最も暑さが厳しい。冬季は宇都宮を除く栃木県内他地域と比較すると温暖だが、零下8度前後まで下がる日もある。

地域

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地域区分

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以下は栃木県庁による3地域区分である。広域行政では10圏域に区分される。

以下は環境森林事務所などによる4地域区分である。宇都宮地区が県東地域に含まれる。

  • 県東地域(宇都宮市・真岡市・河内郡・芳賀郡)
  • 県西地域(鹿沼市・日光市)
  • 県南地域(足利市・栃木市・佐野市・小山市・下野市・下都賀郡)
  • 県北地域(大田原市・矢板市・那須塩原市・さくら市・那須烏山市・塩谷郡・那須郡)

以下は観光動態調査などによる5地域区分である。塩谷地区北部が那須地域に、塩谷地区南部と南那須地区が県央地域に含まれる。

  • 日光地域(日光市)
  • 那須地域(大田原市・矢板市・那須塩原市・塩谷郡塩谷町・那須郡那須町)
  • 県央地域(宇都宮市・鹿沼市・さくら市・那須烏山市・河内郡・塩谷郡高根沢町・那須郡那珂川町)
  • 県東地域(真岡市・芳賀郡)
  • 県南地域(足利市・栃木市・佐野市・小山市・下野市・下都賀郡)

以下は農業振興事務所・教育事務所などによる7地域区分である。塩谷地区と南那須地区が同一の管轄区域となる。

  • 河内地区(宇都宮市・河内郡)
  • 上都賀地区(鹿沼市・日光市)
  • 芳賀地区(真岡市・芳賀郡)
  • 下都賀地区(栃木市・小山市・下野市・下都賀郡)
  • 塩谷南那須地区(矢板市・さくら市・那須烏山市・塩谷郡・那須郡那珂川町)
  • 那須地区(大田原市・那須塩原市・那須郡那須町)
  • 安足地区(足利市・佐野市)

以下は昭和前期までの旧郡市・旧地方事務所による8地域区分である。

  • 河内地区(宇都宮市・河内郡)
  • 上都賀地区(上都賀郡)
  • 芳賀地区(芳賀郡)
  • 下都賀地区(栃木市・下都賀郡)
  • 塩谷地区(塩谷郡)
  • 那須地区(那須郡)
  • 安蘇地区(佐野市・安蘇郡)
  • 足利地区(足利市・足利郡)

以下は土木事務所などによる9地域区分である。

  • 宇都宮地区(宇都宮市・河内郡)
  • 鹿沼地区(鹿沼市)
  • 日光地区(日光市)
  • 真岡地区(真岡市・芳賀郡)
  • 栃木地区(栃木市・小山市・下野市・下都賀郡)
  • 矢板地区(矢板市・さくら市・塩谷郡)
  • 大田原地区(大田原市・那須塩原市・那須郡那須町)
  • 烏山地区(那須烏山市・那須郡那珂川町)
  • 安足地区(足利市・佐野市)

地域区分対照表

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三区分 四区分 七区分 八区分 九区分 十区分 市郡町
県北 県北 那須 那須 大田原 那須 大田原市那須塩原市那須郡那須町
塩谷南那須 烏山 南那須 那須烏山市、那須郡(那珂川町
塩谷 矢板 塩谷 矢板市さくら市塩谷郡塩谷町高根沢町
県西 上都賀 上都賀 日光 日光 日光市
県央 鹿沼 鹿沼 鹿沼市
県東 河内 河内 宇都宮 宇都宮 宇都宮市河内郡上三川町
芳賀 芳賀 真岡 真岡 真岡市芳賀郡益子町茂木町市貝町芳賀町
県南 県南 下都賀 下都賀 栃木 小山 小山市下野市下都賀郡野木町
栃木 栃木市、下都賀郡(壬生町
安足 安蘇 安足 安足 佐野市
足利 足利市

県内市町

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以下の14市5郡11町がある。町はすべて「まち」と読む。栃木県内に村は無い。ただし、平成の大合併以前には“村”があり、その時はすべて「むら」と読んでいた。

都市圏

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都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷

1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
宇都宮 都市圏
547545人
宇都宮 都市圏
800459人
宇都宮 都市圏
859178人
宇都宮 都市圏
888005人
宇都宮 都市圏
1082347人
宇都宮 都市圏
1120057人
宇都宮 都市圏
1103745人
鹿沼 都市圏
95999人
今市 都市圏
50423人
日光 都市圏
23885人
真岡 都市圏
92065人
真岡 都市圏
103541人
真岡 都市圏
105897人
真岡 都市圏
107175人
小山 都市圏
190194人
小山 都市圏
209818人
小山 都市圏
239249人
小山 都市圏
245698人
小山 都市圏
230375人
小山 都市圏
216948人
小山 都市圏
218354人
足利 都市圏
165753人
足利 都市圏
167615人
足利 都市圏
165588人
足利 都市圏
163066人
太田都市圏と合一 (太田都市圏)
佐野 都市圏
142411人
佐野 都市圏
147663人
佐野 都市圏
147842人
佐野 都市圏
145194人
佐野 都市圏
160993人
佐野 都市圏
121249人
佐野 都市圏
118919人
栃木 都市圏
129963人
栃木 都市圏
134946人
栃木 都市圏
134676人
栃木 都市圏
133058人
栃木 都市圏
131696人
栃木 都市圏
164024人
栃木 都市圏
159211人
大田原 都市圏
100083人
大田原 都市圏
111945人
大田原 都市圏
116708人
大田原 都市圏
122127人
那須塩原 都市圏
256433人
那須塩原 都市圏
257649人
那須塩原 都市圏
250876人
黒磯 都市圏
73363人
黒磯 都市圏
79014人
黒磯 都市圏
83023人
黒磯 都市圏
85713人
矢板 都市圏
35585人
矢板 都市圏
36650人
矢板 都市圏
36444人
  • 他の都市雇用圏に包含された都市雇用圏は灰色、都市雇用圏が成立していない場合は灰色かつ「-」で示す。
  • 交通の変遷
    • 1982年(昭和57年) - 東北新幹線 大宮 - 盛岡駅間開業。
    • 1985年(昭和60年) - 東北新幹線 大宮 - 上野駅間開業。
    • 1991年(平成3年) - 東北新幹線 上野 - 東京駅間開業。
  • 東北新幹線那須塩原駅は、大田原と黒磯との中間に位置する。
  • 栃木県内の都市圏に含まれる他県の自治体:茨城県結城市小山都市圏

その他の地域区分例

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  • 県北、県南の2大区分-参議院選などの地区割り
  • 県北、県央、県南の3大区分
  • 県北、県東、県西、県央、県南の5大区分
  • 宇河地区、安足地区、那須地区などの分類(主に音楽、スポーツ競技など学校関連イベントの地区割に用いられる)
  • 宇都宮ナンバー、とちぎナンバー、那須ナンバー(ご当地ナンバー

平成の大合併

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1965年 - 2005年

歴史

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歴史的には古墳時代毛野川(けぬのかわ)(現在の鬼怒川)流域一帯には「毛野国」が成立し、これを上下に分かって「下毛野国(しもつけぬのくに)」「下野国(しもつけのくに)」が成立し、唐名では「野州(やしゅう)」と称する。現在でも「下野(しもつけ)」の呼称が広く使われている。

先史時代

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  • 1965年(昭和40年)から五次にわたって調査された星野遺跡芹沢長介によって約3万年以上前の前期旧石器時代原人段階の遺跡であると主張された。旧石器時代の遺跡であることは認められたが、原人段階まで溯るかどうかについては長い論争があり、決着をみていない[12]
日本最古と推定される黒曜石採掘坑遺跡がある高原山
  • 栃木県北部にある活火山高原山を構成する一峰である剣ヶ峰が原産の黒曜石を使用した石器矢板市より200km以上離れた静岡県三島市長野県信濃町の遺跡で発見され、研究が進められている。産出時期は古いものでは石器の特長よりいまから約3万5千年前の後期旧石器時代と考えられており、その採掘坑遺跡(高原山黒曜石原産地遺跡群)は日本最古のものと推定されている。氷期の寒冷な時期に人が近付き難い当時の関東北部の森林限界を400mも超える標高1,500m近い高地[13]で採掘されたことや、従来の石器時代の概念を覆すような活動・交易範囲の広さ、遺跡発掘により効率的な作業を行っていたことなどがわかってきて注目が集まっている。またこの新しい発見により日本人の起源、人類の進化をたどる手掛かりになると言う研究者の発言も報道もされている[14][15][16]。最新の研究では南関東を中心に高原山産の黒曜石製石器が広範囲に流通していたことがわかってきている。
    • 矢板市教育委員会は2008年(平成20年)度調査で、1万2千年 - 1万5千年前に製作されたと推定できる国内最大級の尖頭器とその採掘坑跡を発見したと発表した。また同時に2007年(平成19年)度の調査で発掘した黒曜石採掘坑跡は1万9千年前のものと推定していたが、放射性炭素年代測定により8千5百年 - 9千年前の縄文時代早期のものと修正を行った[17][18][19]
    • 高原山黒曜石原産地遺跡群発見・発掘がもたらすもの
  • 約2万年前の後期旧石器時代のものと思われる磯山遺跡が発見されている。この遺跡は真岡市の南東約3キロの所にある磯山と呼ばれる小さな独立丘陵の南西麓に立地している。1962年(昭和37年)- 翌年に掛けてと1968年(昭和43年)の二度にわたり発掘調査されている。デイサイト製の石核剥片とともにナイフ形石器などが発見されている[20]
  • 古墳時代 - 古代、毛野川(けぬのかわ=現在の鬼怒川、鬼怒川は当時下野国 - 下総国と流れ現在の土浦市南方で香取海銚子で太平洋に繋がる内海)に注ぐ大河であったが、江戸時代利根川東遷事業より後は利根川に注ぐ川へと変更された)流域一帯には毛野国が成立しており、ヤマト王権において毛野国は筑紫出雲吉備などと並び強大な発言力を有していたと言われる[21]
  • 栃木県内各地には縄文時代からの考古遺跡が多数認められており、古代には毛人が住む地域であったと解されるのが一般的であるが、その後、第10代天皇で真の意味でのヤマト王権の初代開祖とも言われる崇神天皇の第一皇子、豊城入彦命が父の命でこの地に入って毛野国を建国し、その後毛野国の有力豪族となった毛野氏の祖となり、ヤマト王権において有力豪族の一角をなした[21]。毛野国は奈良時代には上毛野(上野)国下毛野(下野)国に分国されたと言われるが、毛野川は上野国を流れておらず、上野国を流れるのは利根川(古来は東京湾に注いでいたが利根川東遷事業の後は銚子で太平洋に注ぐ川へと変更された)であることに鑑みると、この説も定かではない。
那須地方で盛んに作られた前方後方墳の一例。「日本で一番美しい古墳」[22] と言われている下侍塚古墳

古代

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  • 下毛野国と那須国7世紀後半に統一されて下野国となり、現在の栃木県の県域が形作られた。
    • 「国府は都賀郡にあり」(『和名類聚抄』)とあり、発掘の結果、国府の政庁は宮目神社(栃木市田村町)周辺で発見され、約90メートル四方の範囲を塀によって区画され、南門を入ると正面に前殿が、その両脇に東・西脇殿が確認された。政庁は8世紀前半から10世紀前葉まで4回建て替えられ存続した。
    • 下野国は9郡(70郷)で足利郡(6郷)、安蘇郡(4郷)、梁田郡(3郷)、都賀郡(11郷)、河内郡(11郷)、芳賀郡(14郷)、那須郡(12郷)、寒川郡(3郷)、塩谷郡(6郷)に分かれていた。
    • 郡の役所である郡衙は、那須郡(小川町那須官衙跡)・芳賀郡(真岡市堂法田遺跡)・河内郡(上三川町多功遺跡)・寒川郡(小山市千駄塚浅間遺跡)・足利郡(足利市国府遺跡)の5遺跡発見されている。内容が判明している那須郡衙跡は、那珂川と箒川の合流地点に近い小川町梅曽に位置する。郡衙の範囲は南北に200メートル、東西400メートルで、その中を溝で西・中央・東の3ブロックに分けている。西ブロックは幅4メートル、深さ1メートルの大溝によって囲われた1辺約200メートルの不正方形で、倉庫と考えられる総柱式の掘立建物が多数見つかっている。中央・東ブロックは宅地になっている。中央ブロックからは礎石立ちの倉庫と考えられる建物が2棟発見されている[23]
  • 先述のとおり、宇都宮二荒山神社は宇都宮大明神と呼ばれ、古来からその武徳が尊ばれてきた。藤原北家魚名流藤原秀郷(俵藤太、田原藤太)卿は、平将門の乱の折、その追討を命じられたが苦戦、当神社に参じて授かった霊剣をもって将門を制したと言われる。また藤原北家長家流那須与一宗高治承・寿永の乱(源平合戦)における屋島の戦いで「南無八幡大菩薩、日光権現、宇都宮、那須湯前大明神」と唱え、見事平家船上の扇の的を射落としたと言われる[24]。また、伝説として元寇の際には社殿から鏑矢が西へ飛び去ったという言い伝えがある。この他、源頼義義家(八幡太郎)父子は前九年の役の前に参拝し、奥州安倍氏を掃討したといい[25]、また源頼朝奥州藤原氏平定に際して参拝した[26]徳川家康は当神社に神領1,500石という広大な土地寄進を行ったとされる[27]
大谷川にかかる神橋
  • 日光山開山の祖と知られる勝道上人は、下野薬師寺で5年間修行した後に男体山を目指し、766年に四本龍寺を建立したと言われる。782年には3度目の試みで山頂に達し、その後神宮寺(現在の中禅寺)を建立し、日光1200年の原点を築いた。一説に「日光」という地名は空海が二荒(ふたら=補陀落:ポタラカ)を音読した「にこう」に佳字を当てたのが起源といわれるが、当時の記紀類は全て「二荒」で記録上の「日光」の初見は鎌倉時代後期であり、この時期と下野国内に千手観音や日光菩薩像が多く造立された時期が一致している(大谷磨崖仏佐貫石仏)。

中世

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  • 結城氏は小山氏の庶流であり、主家・小山氏が鎌倉府によって討伐されると小山氏を継いだ。小山氏・結城氏は室町時代には室町幕府に抵抗して鎌倉を追われた古河公方に組して下野守護に再任された。結城政朝は非凡な将かつ野心家で宇都宮成綱の姉を妻として迎え、成綱と強固な同盟関係を築いた。成綱の古河公方擁立の際には政朝も加担している。成綱が没すると宇都宮氏との関係が悪化し、宇都宮領を侵攻し旧領を取り戻した。小山氏の後継者争いに介入し、子の小山高朝を送り込むことに成功している。結城政勝は結城氏の版図を最大まで拡大しており、「結城氏新法度」を制定している。結城晴朝足利氏の力が弱まると関東に台頭してきた後北条氏方に就くが、主家・小山氏は後北条氏に追討されてしまう。豊臣秀吉によって後北条氏が討たれると結城氏が旧小山氏領を支配したが、江戸時代になると間もなく福井へ転封され、氏姓も松平氏に改めてこの地を去った。
宇都宮二荒山神社
  • 代々宇都宮氏の重臣を務め、また宇都宮氏と姻戚関係にもあった清両党益子氏および芳賀氏は宇都宮宗家がこの地を去った後もこの地に留まり、宇都宮氏が築いた文化を伝承したと言われる。なお、益子西明寺には宇都宮氏墓所があり、現在も守られている。また宇都宮貞綱が亡母の供養に鋳造した鉄製塔婆を保存する清巌寺清原氏(清党)芳賀氏が建立したものである。
  • 藤原足利氏藤原秀郷の後裔と言われ、足利荘に本拠を置き、同族の小山氏と争った。小山氏とともに「一国之両虎」と称された。足利忠綱は『吾妻鏡』に「末代無双の勇士」と記されるほどの武将であり、以仁王の挙兵で大功を挙げたが、勧賞撤回騒動がきっかけで家中が分裂。その隙を突かれ、源頼朝に滅ぼされた。

近世

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日光東照宮陽明門

近世には豊臣政権による仕置が行われ、壬生氏、小山氏ら中世以来の氏族は領地を没収されるが、宇都宮氏や大関・大田原両氏の那須衆は豊臣政権に臣従し旧領を安堵されたほか、鎌倉公方の名跡を継ぐ喜連川氏や成田氏などが領地を得た。天正18年(1590年)には徳川家康が関東に移封され、下野は豊臣系大名と徳川領国の接点に位置する。なお、豊臣政権下での1597年(慶長2年)には宇都宮氏が改易されている。

豊臣秀吉没後の豊臣政権では五大老の家康と五大老の上杉景勝、五奉行の石田三成が対立し、慶長5年5月に家康は景勝討伐のため会津出兵を行う。三成は家康の出兵中に上方において挙兵し、家康は小山において上片へ引き返し、関ヶ原の戦いにおいて三成方を撃破する。家康が江戸徳川幕府を開くと、中世以来の有力豪族は相次いで下野から姿を消し、県域は幕府直轄領旗本領に細分化され、徳川家の譜代大名旗本が支配するようになった。

江戸時代の幕藩体制においては宇都宮藩壬生藩烏山藩黒羽藩大田原藩佐野藩足利藩吹上藩高徳藩喜連川藩の諸藩が成立し、福原家の佐久山陣屋、芦野家の芦野陣屋、那須家の福原陣屋、大田原家の森田陣屋など交代寄合の陣屋による領内統治が行われた。

下野国は江戸から奥州へ向かう結節点に位置し、近世には日光道中奥州街道、壬生通りなど街道や脇往還、が整備され、小山宿や今市宿などの宿駅も整備された。また、利根川水系の渡良瀬川や思川、鬼怒川などの河川交通網も整備され、河岸が設置され舟運が行われた。

日光(日光市)は幕府の聖地として、東照宮をはじめとする華麗な建物が作られ、特別に保護・崇敬された。

近世期には日光山麓をはじめ各地で新田開発・用水開削が進むが、それに伴い秣場を巡る争論や水論も発生した。

江戸時代後期に入ると、いまの栃木県域は、地域社会の著しい疲弊・荒廃と、急激な人口減少に見舞われることになる。人口推計[29]によれば、江戸中期の享保6年(1721年)から、江戸後期の天保5年(1834年)までの約1世紀の間に、下野国の総人口は、約56万人から、61.1%の約32万人[注釈 3]まで減少し、1世紀で約4割の人口減少という、事実上の人口崩壊状態となっている。同時期、日本の総人口は、度重なる飢饉にもかかわらず、約10%の伸び(110.3%)[注釈 4]を見せており、とりわけ飢饉が深刻であったとされる、東北太平洋側の陸奥国でも、1.5割弱の人口減少(86.1%)に抑えている[注釈 5]ことから考えても、江戸後期における、下野国の際立った荒廃ぶりがうかがえる[注釈 6]

このような状態の中で、二宮尊徳は農村のたて直しを図るため、桜町(現在の真岡市二宮町)の旗本領の復興につとめ、以後各地で報徳仕法と呼ばれる改革事業を実施した。

近・現代

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栃木県庁旧本庁舎を移築した昭和館(宇都宮市)
  • 1873年(明治6年)6月15日に宇都宮県と栃木県が合併して今日の栃木県が成立[30]、県庁が栃木町に置かれた。3年後の1876年(明治9年)には上野国内3郡が熊谷県の北半部(上野国内)と合併して群馬県の一部となり、ほぼ現在と同じ県域となった。1884年(明治17年)、栃木県という呼称のまま、県庁が宇都宮町に移された(栃木県庁の移転を参照)。
  • 1931年(昭和6年)、栃木県一帯の農村は凶作となり疲弊。阿久津村一帯では小作農と地主側で小作料減免の交渉が行われた。この交渉において、双方に労農大衆党大日本生産党が支援についたため対立が激化。1932年(昭和7年)1月8日には鉄砲竹槍で武装した労農大衆党員が生産党員らを襲撃して3人が死亡、数十人が負傷する事件に発展[31]。労農大衆党員300余人、大日本生産党員200余人が保護検束された[32]。その後、小作側と地主側は小作調停法に基づく調停に応じることで和解した[33]
  • 1938年(昭和13年)6月30日に台風接近に伴う豪雨があり死者3人、倒壊家屋9戸、床上浸水5500戸以上、床下浸水13000戸以上[34]。さらに9月1日にも台風接近があり死者30人、家屋全壊131戸、家屋半壊144戸、床上浸水5200戸以上、床下浸水8200戸以上[35]

人口

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県人口は、1,933,146人(2020年令和2年)国勢調査)で、都道府県で19位(都道府県の人口一覧)である。国勢調査最大人口は、2005年(平成17年)の2,016,631人であり、都道府県で20位であった。

2020年令和2年)の国勢調査で人口順位が上位100位内の市は、宇都宮(27位)の1市であった(都道府県庁所在地と政令指定都市の人口順位)。各年の国勢調査で人口順位が上位100位内に入ったことのある市町は、宇都宮(最高位:2010年(平成22年)・2015年・2020年(令和2年)27位)・足利(最高位:1965年(昭和40年)88位)・足尾(最高位:1920年(大正9年)98位)の2市1町であった。(いずれの順位も、東京特別区部を1都市として扱いランキングに含めた場合の順位。)

栃木県の都市は、主に北部山岳地域から流れ出る鬼怒川、那珂川、渡良瀬川などの諸河川が太平洋に向かう流路帯の沖積平野河岸段丘部に発達している。県域のほぼ中央に位置する宇都宮市は、北西部の山地部と中南部の平野部から成り、市街地はこの山地部と平野部の境界部に形成されている。 このほか、渡良瀬川田川、鬼怒川、那珂川思川などの河川中流域には、それぞれ足利市下野市真岡市那須烏山市鹿沼市栃木市小山市といった中規模都市が発達している。

栃木県市町村人口増減率分布図(2015年度と2020年度国勢調査から算出)
栃木県と全国の年齢別人口分布(2005年) 栃木県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 栃木県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
栃木県(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 1,580,021人
1975年(昭和50年) 1,698,003人
1980年(昭和55年) 1,792,201人
1985年(昭和60年) 1,866,066人
1990年(平成2年) 1,935,168人
1995年(平成7年) 1,984,390人
2000年(平成12年) 2,004,817人
2005年(平成17年) 2,016,631人
2010年(平成22年) 2,007,683人
2015年(平成27年) 1,974,255人
2020年(令和2年) 1,933,146人
総務省統計局 国勢調査より

都市

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栃木県内 市別人口ランキング
県内順位 都市 地域区分 人口 県内順位 都市 地域区分 人口
1 宇都宮市 県央地域(宇都宮地区) 512,063人 6 佐野市 県南地域(安足地区) 111,831人
2 小山市 県南地域(小山地区) 166,170人 7 鹿沼市 県央地域(鹿沼地区) 90,581人
3 栃木市 県南地域(栃木地区) 149,987人 8 真岡市 県央地域(真岡地区) 76,700人
4 足利市 県南地域(安足地区) 138,607人 9 日光市 県北地域(日光地区) 72,623人
5 那須塩原市 県北地域(那須地区) 113,607人 10 大田原市 県北地域(那須地区) 69,608人
推計人口 2024年12月1日
栃木県内市別人口密度ランキング(推計人口 2024年12月1日)

人口密度

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2010年平成22年)国勢調査による栃木県の人口密度は、1平方キロメートルあたり313.29人である。

人口密度が1平方キロメートルあたり1,000人以上の市は宇都宮市のみで、可住地人口密度が1平方キロメートルあたり1,500人以上の市は宇都宮・足利の2市である。

栃木県及び県内主要市町 平成22年国勢調査人口密度・可住地人口密度
県市町 総人口
(人)
総面積
(km2
人口密度
(人/km2)
可住地
面積
(km2
可住地
人口密度
(人/km2
栃木県 2,007,683 6,408.28 313.29 2,981.51 673.37
宇都宮市 511,739 416.84 1,227.66 330.71 1,547.39
足利市 154,530 177.82 869.02 97.76 1,580.7
栃木市 139,262 252.83 550.81 195.48 712.41
佐野市 121,249 356.07 340.52 134.66 900.4
鹿沼市 102,348 490.62 208.6 147.86 692.19
日光市 90,066 1,449.87 62.12 224.41 401.34
小山市 164,454 171.61 958.3 165.67 992.66
真岡市 82,289 167.21 492.12 152.03 541.26
大田原市 77,729 354.12 219.49 200.42 387.83
矢板市 35,343 170.66 207.09 72.56 487.08
那須塩原市 117,812 592.82 198.7 213.93 550.7
さくら市 44,768 125.46 356.83 99.81 448.53
那須烏山市 29,206 174.42 167.44 91.98 317.52
下野市 59,483 74.58 797.57 71.25 834.84
上三川町 31,621 54.52 579.98 52.92 597.52
壬生町 39,605 61.08 648.41 56.18 704.96
高根沢町 30,436 70.9 429.28 65.82 462.41

人口変遷

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第1回国勢調査が実施された1920年大正9年)の県人口は約104万人であり、47道府県中25位であった。人口3万人以上の市町村は宇都宮足利足尾の3市町であった。

2000年平成12年)国勢調査での県人口は約200万人であり、47都道府県中20位。人口3万人以上の市町村は宇都宮・足利・栃木佐野鹿沼今市小山真岡大田原矢板黒磯河内壬生西那須野の14市町であった。

下表には、栃木県内の全ての市とその中心市街を構成する旧町(宇都宮・足利・栃木・佐野・鹿沼・日光・今市・小山・真岡・大田原・矢板・黒磯/那須塩原・氏家/さくら烏山/那須烏山石橋/下野)、人口3万人以上の町とその旧町村(上三川古里/河内足尾壬生阿久津/高根沢芦野/那須西那須野田沼)の計23市町村の国勢調査人口の変遷を記載した。

栃木県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷(大正・昭和前中期)
1920年
大正9年)
1925年
(大正14年)
1930年
昭和5年)
1935年
(昭和10年)
1940年
(昭和15年)
1947年
(昭和22年)
1950年
(昭和25年)
1955年
(昭和30年)
1960年
(昭和35年)
1965年
(昭和40年)
栃木県
1,046,479
栃木県
1,090,428
栃木県
1,141,737
栃木県
1,195,057
栃木県
1,206,657
栃木県
1,534,311
栃木県
1,550,462
栃木県
1,547,580
栃木県
1,513,624
栃木県
1,521,656
宇都宮市
63,771
宇都宮市
76,138
宇都宮市
81,388
宇都宮市
87,129
宇都宮市
87,868
宇都宮市
97,075
宇都宮市
107,210
宇都宮市
227,153
宇都宮市
239,007
宇都宮市
265,696
足利町
33,637
足利市
39,401
足利市
43,898
足利市
48,875
足利市
48,310
足利市
51,309
足利市
52,810
足利市
102,078
足利市
110,972
足利市
150,259
栃木町
24,570
栃木町
27,370
栃木町
29,684
栃木町
31,335
栃木市
31,195
栃木市
42,553
栃木市
42,248
栃木市
67,924
栃木市
73,436
栃木市
74,671
佐野町
14,206
佐野町
16,731
佐野町
17,179
佐野町
18,170
佐野町
17,873
佐野市
55,302
佐野市
55,180
佐野市
69,412
佐野市
68,461
佐野市
68,931
鹿沼町
18,097
鹿沼町
20,452
鹿沼町
21,969
鹿沼町
22,797
鹿沼町
23,781
鹿沼町
32,037
鹿沼市
32,377
鹿沼市
80,771
鹿沼市
77,927
鹿沼市
77,240
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
日光町
17,378
日光町
17,780
日光町
19,545
日光町
21,452
日光町
25,173
日光町
27,931
日光町
29,363
日光市
33,490
日光市
33,348
日光市
32,031
今市町
10,386
今市町
11,742
今市町
12,667
今市町
13,473
今市町
13,826
今市町
17,746
今市町
18,044
今市市
43,171
今市市
42,476
今市市
42,751
小山町
10,769
小山町
12,718
小山町
13,975
小山町
14,154
小山町
14,662
小山町
20,785
小山町
21,439
小山市
33,191
小山市
34,973
小山市
90,632
真岡町
8,241
真岡町
9,017
真岡町
9,739
真岡町
10,357
真岡町
10,014
真岡町
13,771
真岡町
13,514
真岡市
40,978
真岡市
39,440
真岡市
38,117
大田原町
9,116
大田原町
10,091
大田原町
10,940
大田原町
11,778
大田原町
11,657
大田原町
16,132
大田原町
15,864
大田原市
37,847
大田原市
42,111
大田原市
41,026
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
矢板町
8,340
矢板町
8,878
矢板町
9,674
矢板町
10,025
矢板町
9,968
矢板町
14,802
矢板町
15,256
矢板町
30,062
矢板市
29,085
矢板市
28,312
黒磯町
6,165
黒磯町
5,791
黒磯町
6,577
黒磯町
7,330
黒磯町
8,051
黒磯町
10,849
黒磯町
10,952
黒磯町
30,188
黒磯町
30,413
黒磯町
32,268
氏家町
7,854
氏家町
8,626
氏家町
9,625
氏家町
10,119
氏家町
10,150
氏家町
14,026
氏家町
14,199
氏家町
19,617
氏家町
20,137
氏家町
20,359
烏山町
6,070
烏山町
7,087
烏山町
7,451
烏山町
8,137
烏山町
7,851
烏山町
11,337
烏山町
10,939
烏山町
26,867
烏山町
24,729
烏山町
22,822
石橋町
3,300
石橋町
3,945
石橋町
4,209
石橋町
4,504
石橋町
4,639
石橋町
6,946
石橋町
7,061
石橋町
12,430
石橋町
12,168
石橋町
13,232
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
上三川町
5,325
上三川町
5,581
上三川町
5,981
上三川町
6,256
上三川町
6,372
上三川町
8,172
上三川町
7,924
上三川町
19,059
上三川町
17,766
上三川町
16,945
古里村
4,682
古里村
4,919
古里村
5,162
古里村
5,229
古里村
5,548
古里村
8,091
古里村
8,650
河内村
13,616
河内村
13,400
河内村
13,505
足尾町
32,804
足尾町
22,547
足尾町
23,803
足尾町
25,484
足尾町
23,187
足尾町
19,107
足尾町
18,994
足尾町
18,510
足尾町
16,608
足尾町
14,470
壬生町
7,178
壬生町
7,426
壬生町
7,773
壬生町
8,217
壬生町
8,297
壬生町
11,668
壬生町
11,463
壬生町
25,282
壬生町
24,007
壬生町
23,772
阿久津村
6,652
阿久津村
6,959
阿久津村
7,391
阿久津村
7,467
阿久津村
7,374
阿久津村
9,774
阿久津村
9,706
阿久津町
9,363
高根沢町
21,479
高根沢町
20,485
1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年
芦野町
3,587
芦野町
3,724
芦野町
3,790
芦野町
3,828
芦野町
3,737
芦野町
4,856
芦野町
4,801
那須町
31,034
那須町
30,359
那須町
29,345
西那須野村
5,058
西那須野村
5,370
西那須野村
6,007
西那須野町
6,471
西那須野町
6,681
西那須野町
9,609
西那須野町
9,816
西那須野町
19,178
西那須野町
18,614
西那須野町
19,130
田沼町
12,595
田沼町
13,076
田沼町
12,839
田沼町
12,854
田沼町
13,175
田沼町
17,181
田沼町
16,992
田沼町
23,156
田沼町
30,243
田沼町
29,438
栃木県及び県内主要市町 国勢調査人口の変遷(昭和後期・平成)
1970年
(昭和45年)
1975年
(昭和50年)
1980年
(昭和55年)
1985年
(昭和60年)
1990年
平成2年)
1995年
(平成7年)
2000年
(平成12年)
2005年
(平成17年)
2010年
(平成22年)
2015年
(平成27年)
栃木県
1,580,021
栃木県
1,698,003
栃木県
1,792,201
栃木県
1,866,066
栃木県
1,935,168
栃木県
1,984,390
栃木県
2,004,817
栃木県
2,016,631
栃木県
2,007,683
栃木県
1,974,255
宇都宮市
301,231
宇都宮市
344,420
宇都宮市
377,746
宇都宮市
405,375
宇都宮市
426,795
宇都宮市
435,357
宇都宮市
443,808
宇都宮市
457,673
宇都宮市
511,739
宇都宮市
518,594
足利市
156,004
足利市
162,359
足利市
165,756
足利市
167,656
足利市
167,686
足利市
165,828
足利市
163,140
足利市
159,756
足利市
154,530
足利市
149,452
栃木市
78,345
栃木市
83,189
栃木市
85,592
栃木市
86,290
栃木市
86,216
栃木市
85,137
栃木市
83,855
栃木市
82,340
栃木市
139,262
栃木市
159,211
佐野市
71,573
佐野市
75,844
佐野市
78,351
佐野市
80,753
佐野市
83,484
佐野市
84,069
佐野市
83,414
佐野市
123,926
佐野市
121,249
佐野市
118,919
鹿沼市
77,746
鹿沼市
81,799
鹿沼市
85,159
鹿沼市
88,078
鹿沼市
90,043
鹿沼市
93,053
鹿沼市
94,128
鹿沼市
94,009
鹿沼市
102,348
鹿沼市
98,374
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
日光市
28,502
日光市
26,279
日光市
23,885
日光市
21,705
日光市
20,128
日光市
18,874
日光市
17,428
日光市
16,379
日光市
90,066
日光市
83,386
今市市
43,201
今市市
46,760
今市市
50,423
今市市
53,113
今市市
56,008
今市市
60,811
今市市
62,476
今市市
62,047
(日光市) (日光市)
小山市
105,346
小山市
120,264
小山市
127,226
小山市
134,242
小山市
142,262
小山市
150,115
小山市
155,198
小山市
160,150
小山市
164,454
小山市
166,760
真岡市
40,008
真岡市
47,345
真岡市
52,764
真岡市
57,261
真岡市
61,748
真岡市
63,340
真岡市
64,648
真岡市
66,362
真岡市
82,289
真岡市
79,539
大田原市
40,698
大田原市
42,332
大田原市
46,662
大田原市
49,542
大田原市
52,547
大田原市
53,683
大田原市
56,557
大田原市
79,023
大田原市
77,729
大田原市
75,457
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
矢板市
30,063
矢板市
31,132
矢板市
32,747
矢板市
34,582
矢板市
35,603
矢板市
36,650
矢板市
36,466
矢板市
35,685
矢板市
35,343
矢板市
33,354
黒磯町
37,800
黒磯市
42,349
黒磯市
46,574
黒磯市
49,742
黒磯市
52,344
黒磯市
56,275
黒磯市
58,783
那須塩原市
115,032
那須塩原市
117,812
那須塩原市
117,146
氏家町
21,034
氏家町
22,167
氏家町
23,560
氏家町
24,364
氏家町
25,109
氏家町
26,948
氏家町
28,720
さくら市
41,383
さくら市
44,768
さくら市
44,901
烏山町
21,625
烏山町
21,576
烏山町
21,613
烏山町
21,571
烏山町
21,058
烏山町
20,288
烏山町
19,408
那須烏山市
31,152
那須烏山市
29,206
那須烏山市
27,047
石橋町
15,687
石橋町
18,083
石橋町
18,560
石橋町
19,123
石橋町
19,039
石橋町
19,174
石橋町
19,498
石橋町
20,494
下野市
59,483
下野市
59,431
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
上三川町
18,003
上三川町
23,631
上三川町
24,597
上三川町
25,229
上三川町
27,300
上三川町
27,700
上三川町
29,421
上三川町
31,592
上三川町
31,621
上三川町
31,046
河内町
14,832
河内町
19,193
河内町
23,423
河内町
26,266
河内町
30,083
河内町
32,616
河内町
34,310
河内町
35,176
(宇都宮市) (宇都宮市)
足尾町
11,202
足尾町
6,948
足尾町
6,007
足尾町
5,556
足尾町
4,934
足尾町
4,380
足尾町
3,797
足尾町
3,248
(日光市) (日光市)
壬生町
25,475
壬生町
30,791
壬生町
35,037
壬生町
37,573
壬生町
39,588
壬生町
39,823
壬生町
39,853
壬生町
40,107
壬生町
39,605
壬生町
39,951
高根沢町
20,662
高根沢町
21,859
高根沢町
22,765
高根沢町
23,662
高根沢町
26,328
高根沢町
27,785
高根沢町
29,777
高根沢町
30,915
高根沢町
30,436
高根沢町
29,639
1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年
那須町
28,121
那須町
27,699
那須町
26,824
那須町
26,789
那須町
26,670
那須町
26,748
那須町
27,027
那須町
26,693
那須町
26,765
那須町
24,919
西那須野町
20,834
西那須野町
24,437
西那須野町
28,807
西那須野町
31,763
西那須野町
35,602
西那須野町
39,653
西那須野町
43,186
(那須塩原市) (那須塩原市) (那須塩原市)
田沼町
28,615
田沼町
29,364
田沼町
29,854
田沼町
30,176
田沼町
30,423
田沼町
30,456
田沼町
29,582
(佐野市) (佐野市) (佐野市)

人口集中地区

[編集]
栃木県の都市的地域人口集中地区(22地区)
2010年平成22年)国勢調査
DID人口10万人以上(1地区:宇都宮I)
DID人口5万人以上(2地区:足利・小山I)
DID人口3万人以上(3地区:栃木I・佐野I・鹿沼)
DID人口2万人以上(2地区:真岡・下野I)
DID人口1万5千人以上(2地区:大田原・那須塩原I)
DID人口1万人以上(8地区:栃木II・小山II・矢板・那須塩原II・下野II・壬生I・野木・高根沢)
DID人口5千人以上(4地区:宇都宮II・佐野II・日光・壬生II)

2010年平成22年)国勢調査による栃木県内のDID(人口集中地区)は、15市町22地区あり、人口5万人以上のDIDは宇都宮市I・足利市・小山市Iの3地区であった。

栃木県 人口集中地区
県郡市町 平成2年
DID人口
県郡市町 平成12年
DID人口
県郡市町 平成22年
DID人口
9000-00栃木県 745,425745,425 9000-00栃木県 825,047825,047 9000-00栃木県 888,072888,072
9000-01市部 670,904670,904 9000-01市部 727,082727,082 9000-01市部 841,440841,440
9000-02郡部 074,52174,521 9000-02郡部 097,96597,965 9000-02郡部 046,63246,632
9201-00宇都宮市 325,086325,086 9201-00宇都宮市 349,054349,054 9201-00宇都宮市 384,583384,583
9201-01宇都宮市I 319,598319,598 9201-01宇都宮市I 341,013341,013 9201-01宇都宮市I 376,341376,341
9201-02宇都宮市II 005,4885,488 9201-02宇都宮市II 008,0418,041 9201-02宇都宮市II 008,2428,242
9202-00足利市 094,02094,020 9202-00 - 9202-00 -
9202-01足利市I 088,61188,611 9202-01足利市 094,70094,700 9202-01足利市 091,76891,768
9202-02足利市II 005,4095,409 9202-02 - 9202-02 -
9203-00 - 9203-00 - 9203-00栃木市 057,34757,347
9203-01栃木市 044,01544,015 9203-01栃木市 043,83543,835 9203-01栃木市I 045,02045,020
9204-00 - 9204-00 - 9204-00佐野市 045,67845,678
9204-01佐野市 041,01341,013 9204-01佐野市 040,71040,710 9204-01佐野市I 040,51140,511
9205鹿沼市 031,89231,892 9205鹿沼市 038,53138,531 9205鹿沼市 041,37741,377
9206日光市 008,8158,815 9206日光市 005,0495,049 9206 -
9207今市市 011,00211,002 9207今市市 009,6769,676 9206日光市 009,0509,050
9208-00小山市 058,59158,591 9208-00小山市 075,94875,948 9208-00小山市 092,87192,871
9208-01小山市I 049,29349,293 9208-01小山市I 063,73363,733 9208-01小山市I 080,10880,108
9208-02小山市II 009,2989,298 9208-02小山市II 012,21512,215 9208-02小山市II 012,76312,763
9209真岡市 018,02418,024 9209真岡市 023,91323,913 9209真岡市 027,45727,457
9210大田原市 012,69712,697 9210大田原市 013,98913,989 9210大田原市 015,81315,813
9211矢板市 010,93510,935 9211矢板市 011,58811,588 9211矢板市 011,15811,158
9213-00 - 9213-00 - 9213-00那須塩原市 031,65431,654
9212黒磯市 014,81414,814 9212黒磯市 020,08920,089 9213-01那須塩原市Ⅰ 018,91918,919
9216-00 - 9216-00 - 9216-00下野市 032,68432,684
9302 - 9302南河内町 010,05910,059 9216-012 -
9361-00壬生町 017,15617,156 9361-00壬生町 018,00818,008 9361-00壬生町 019,40319,403
9361-01壬生町I 010,81710,817 9361-01壬生町I 010,64710,647 9361-01壬生町I 011,47911,479
9361-02壬生町II 006,3396,339 9361-02壬生町II 007,3617,361 9361-02壬生町II 007,9247,924
9362石橋町 007,5057,505 9362石橋町 008,6848,684 9216-02下野市II 010,30110,301
9363 - 9363国分寺町 005,9695,969 9216-011下野市I 022,38322,383
9364野木町 010,31810,318 9364野木町 013,71113,711 9364野木町 013,48513,485
9365大平町 009,0069,006 9365大平町 011,15511,155 9203-02栃木市II 012,32712,327
9386 - 9386 - 9386高根沢町 013,74413,744
9402烏山町 005,4415,441 9402 - 9402 -
9409西那須野町 011,23511,235 9409西那須野町 011,57611,576 9213-02那須塩原市II 012,73512,735
9421田沼町 005,3695,369 9421田沼町 005,3795,379 9204-02佐野市II 005,1675,167
栃木県 人口集中地区数の変遷
国勢調査年 地区数 人口集中地区名
1990年
平成2年)
24 宇都宮
I II
河内 足利
I II
栃木 大平 佐野 田沼 鹿沼 日光 今市 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 - 壬生
I II
石橋 - - 烏山 黒磯 西那須野
1995年
(平成7年)
26 宇都宮
I II
河内 足利
I II
栃木 大平 佐野 田沼 鹿沼 日光 今市 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 - 壬生
I II
石橋 国分寺 南河内 烏山 黒磯 西那須野
2000年
(平成12年)
24 宇都宮
I II
河内 足利 栃木 大平 佐野 田沼 鹿沼 日光 今市 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 - 壬生
I II
石橋 国分寺 南河内 - 黒磯 西那須野
2005年
(平成17年)
24 宇都宮
I II
河内 足利 栃木 大平 佐野
I II
鹿沼 - 今市 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 高根沢 壬生
I II
石橋 国分寺 南河内 - 那須塩原
I II
2010年
(平成22年)
22 宇都宮
I II
足利 栃木
I II
佐野
I II
鹿沼 日光 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 高根沢 壬生
I II
下野
I II
- 那須塩原
I II
2015年
(平成27年)
22 宇都宮
I II
足利 栃木
I II
佐野
I II
鹿沼 日光 小山
I II
野木 真岡 大田原 矢板 高根沢 壬生
I II
下野
I II
- 那須塩原
I II

政治

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県政

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歴代公選知事

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  • 小平重吉(2期、1947年4月12日 - 1955年2月4日)
  • 小川喜一(1期、1955年2月5日 - 1959年2月4日)
  • 横川信夫(4期、1959年2月5日 - 1974年12月7日)
  • 船田譲(3期、1974年12月8日 - 1984年12月7日)
  • 渡辺文雄(4期、1984年12月9日 - 2000年12月8日)
  • 福田昭夫(1期、2000年12月9日 - 2004年12月8日)
  • 福田富一(6期、2004年12月9日 - 現職)

財政

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平成19年度
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  • 財政力指数 0.63
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)17自治体中7位
平成18年度
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  • 財政力指数 0.58
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)16自治体中8位
平成17年度
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  • 財政力指数 0.53
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)10自治体中9位
平成16年度
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  • 財政力指数 0.49
    • IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)10自治体中1位

国政

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衆議院小選挙区が5。参議院では、全県で1区を構成。

経済・産業

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2008年(平成20年)度の県民総生産は7兆9901億円である[37]。国のGDPと比較しても、過半数の国よりも大きな規模を有している。主要産業は、宇都宮市のほか上三川町小山市大田原市真岡市栃木市足利市鹿沼市矢板市などに代表される内陸型近代工業で、これらは北関東工業地域の一部を形成している。

農業も盛んであり、県北から流出する河川の豊かな水を利用した産業地帯で、米作が盛んなほか飲料工業も発達している。那須塩原市や大田原市、宇都宮市は国内有数の米産地となっているほか、那須塩原市では酪農も盛んであり、国内生乳生産量は北海道に次いで高い。ほか、真岡市や鹿沼市などを中心にいちごの栽培が盛んであり、壬生町や鹿沼市のかんぴょうとともに県の特産品となっている。

商業は宇都宮市で盛んで、栃木県内年間商品販売額の約半分が宇都宮市で占められており、栃木県内第一の商業都市となっている。観光産業も盛んで、日光市や那須塩原市、足利市の歴史・自然遺産(日光の社寺足尾銅山跡、足利学校跡、中禅寺湖華厳滝鬼怒川温泉那須岳那須高原塩原温泉など)、宇都宮市の餃子カクテルジャズ茂木町モビリティリゾートもてぎ、栃木市の蔵の街なども観光資源となっている。

県庁所在地の宇都宮市は全国屈指の米産地であるほか、栃木県の年間製品販売額の約半分を占め、工業生産額も栃木県内市町村最大となっており、栃木県内最大の農商工業都市となっている。

第一次産業

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農林業

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なお、かんぴょうは栃木県が99%を生産し、残りは茨城県が生産している。

水産業

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農業産出額

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2008年発表統計データによる
栃木県内上位20市町の農業産出額(出典
1 那須塩原市 277億円
2 大田原市 268億円
3 宇都宮市 208億円
4 那須町 144億円
5 小山市 142億円
6 鹿沼市 132億円
7 日光市 130億円
8 那須烏山市 116億円
9 さくら市 116億円
10 二宮町 113億円
11 真岡市 112億円
12 芳賀町 86億円
13 下野市 86億円
14 高根沢町 71億円
15 佐野市 68億円
16 栃木市 62億円
17 足利市 60億円
18 上三川町 57億円
19 壬生町 56億円
20 市貝町 56億円

第二次産業

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工業

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鉱業

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製造品出荷額など

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2010年発表統計データによる栃木県内上位20市町の
2008年度の製造品出荷額(出典)、主な進出企業
1 宇都宮市 1兆6949億円 松下電器産業(現:パナソニック)、キヤノン富士重工業住友ベークライト中外製薬
久光製薬日本たばこ産業デュポンカルソニック・ハリソンマニー株式会社
2 上三川町 9295億円 日産自動車
3 小山市 7796億円 コマツ富士通
4 大田原市 7599億円 東芝富士通ニコン
5 真岡市 6657億円 本田技研工業神戸製鋼所パナソニック電工住宅設備
6 大平町 4190億円 日立アプライアンスいすゞ
7 足利市 4180億円 タツミ
8 鹿沼市 4126億円 関西ペイント東芝ライテックJSPナカニシ
9 矢板市 4061億円 シャープ
10 那須塩原市 3879億円 ブリヂストン
11 佐野市 3857億円
12 日光市 3502億円 古河電工日本香堂グラクソ・スミスクライン
13 栃木市 2583億円
14 下野市 2079億円
15 さくら市 2001億円
16 芳賀町 1833億円 本田技術研究所
17 野木町 1134億円
18 壬生町 996億円
19 市貝町 847億円
20 高根沢町 687億円

第三次産業

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商業

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観光

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商業年間商品販売額

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2010年発表統計データによる
栃木県内の上位20市町の2006年度の商業年間商品販売額出典
1 宇都宮市 2兆8359億円
2 小山市 5296億円
3 足利市 3452億円
4 佐野市 2836億円
5 那須塩原市 2093億円
6 鹿沼市 2042億円
7 栃木市 1817億円
8 真岡市 1360億円
9 大田原市 1293億円
10 日光市 1206億円
11 下野市 814億円
12 壬生町 676億円
13 上三川町 671億円
14 さくら市 638億円
15 矢板市 487億円
16 大平町 451億円
17 芳賀町 436億円
18 高根沢町 313億円
19 岩舟町 304億円
20 那須町 288億円

主な大型商業施設

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栃木県の企業

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栃木県に本社のある主な企業

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栃木県に進出した主な企業

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生活・交通

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警察

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交通

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各種交通機関が集中通過する矢板市郊外の塩那丘陵。 東北自動車道、東北新幹線、宇都宮線(東北本線)、国道4号が狭い範囲に集中する
各種交通機関が集中通過する矢板市郊外の塩那丘陵
東北自動車道東北新幹線宇都宮線東北本線)、国道4号が狭い範囲に集中する
五十里湖(海尻付近)空撮画像 中央部は湯西川に掛かる野岩鉄道会津鬼怒川線鉄橋と国道121号
五十里湖(海尻付近)空撮画像
中央部は湯西川に掛かる野岩鉄道会津鬼怒川線鉄橋と国道121号

栃木県のほぼ中心を南北に東京東北地方を結ぶJR東北新幹線、JR宇都宮線東北本線)、東北自動車道国道4号が南北に走る。 また宇都宮を中心にして放射線状に栃木県内各地へと路線が伸びている。宇都宮を基準にして各方向への主要路線は次の通り。

このほかに東西を結ぶ路線は、県南部では茨城県群馬県両県間を結ぶ北関東自動車道やJR両毛線、JR水戸線国道50号など。県北部では、国道400号などがある。南北方向には、県東部では国道294号など。県西部には東京から直通する鉄道路線の東武日光線東武鬼怒川線野岩鉄道会津鬼怒川線が走る。

栃木県内に空港は存在しない。最寄りの空港は成田国際空港(千葉県成田市)・東京国際空港(東京都大田区)など。

高速国道

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  • E4東北自動車道 - 川口JCTから宇都宮ICまでは6車線で整備されている。
  • E50北関東自動車道

一般国道

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主要県道・一般県道

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鉄道路線

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那珂川町、上三川町、塩谷町を除く全自治体に鉄道駅が存在する[注釈 7]。県内の鉄道路線の総運行距離(重複除く)は418.5 kmで、117駅ある[41]。2019年度の1日あたりの平均輸送人員は17.6万人で、最盛期(1995年)から2割減少している[41]。〔〕は、路線ごとの栃木県内区間の運行距離、駅数、平均輸送人員(2019年度)[41]

主な路線バス

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栃木県内の民間路線バス(民間委託のコミュニティバスを含む)の総走行キロは2,635.3万 km、2019年度の1日あたりの平均輸送人員は51,408人で、最盛期(1969年)から87%減少している[41]。〔〕は、事業者ごとの栃木県内区間の走行キロ、平均輸送人員(2019年度)[41]