田辺市立美術館
田辺市立美術館 Tanabe City Museum of Art | |
---|---|
施設情報 | |
正式名称 | 田辺市立美術館[1] |
専門分野 | 日本の文人画と近代絵画、郷土ゆかりの作家 |
事業主体 | 田辺市 |
管理運営 | 田辺市教育委員会 |
開館 | 1996年 |
所在地 | 〒646-0015 和歌山県田辺市たきない町24-43 |
位置 | 北緯33度41分50.6秒 東経135度24分2.7秒 / 北緯33.697389度 東経135.400750度座標: 北緯33度41分50.6秒 東経135度24分2.7秒 / 北緯33.697389度 東経135.400750度 |
プロジェクト:GLAM |
田辺市立美術館(たなべしりつびじゅつかん、Tanabe City Museum Of Art)は和歌山県田辺市の新庄総合公園内にある美術館。田辺市出身の実業家で収集家・脇村禮次郎より寄託されたコレクションを基礎に1996年開館した。
紀州の三大文人画家、祇園南海、桑山玉洲、野呂介石をはじめとする郷土ゆかりの作家と作品を中心に収集・展示を行っている。また、禮次郎の実兄で経済学者・脇村義太郎が収集した日本洋画のコレクションも充実している。
主な収蔵品
[編集]- 日本画
- 作者不明 「洛中洛外図屏風(洛陽祇園祭礼之図)」 紙本金地著色 六曲一双
- 村上華岳 - 月ヶ瀬(1915年)、 観世音菩薩(1927年)、 洞窟老子(1937年)
- 野長瀬晩花 - 奈良の秋(1921年)、 帆影(1921年)、女人図屏風
- 稗田一穂 - 蒼壁(1974年)、 天宇(1989年) 、 遠き花火(1991年)、雪汀(1994年)
- 岡信孝 - 大和の家 三題(1970年)、
- 油彩画
- 藤島武二 - 聖女(1920年)
- 中村彝 - 帽子を被る少女(1912年)
- 佐伯祐三 - リュクサンブール公園(1927年)、 工場(1928年)、 扉(1928年)
- 前田寛治 - 椅子に座る男(アルジェの兵士)(1925年)
- 川口軌外 - 静物(1934年)、花(1947-50年)、 構成<composition>(1957年)、 港(1957年)
- 保田龍門 - 肖像(1916-18年)、風景(1919年)
- 赤松麟作 - 薔薇(1935年)
- 有島生馬 - 熊谷守一肖像(1930年)
- 原勝四郎 - 風景(1934年)、瀬戸風景(1935年)、海辺(1957年)、老人(1958年)
- 鍋井克之 - 熊野灘のみえる丘(1963年)、 南紀の春
- 元永定正 - 作品(1961年)
- 白髪一雄 - 地祐星 賽仁貴(1961年)
- 村井正誠 - 春の人(1964年)
- 文人画
- 木村蒹葭堂 - 秋山訪友図
- 祇園南海 - 五老峰、 竹石図、 和歌浦
- 野呂介石 - 歳寒三友図屏風(1820年)、 松・山水・竹図(1825年)、 燕山香発図
- 桑山玉洲 - 秋景山水図、 青緑那瀑之図、 溪山避暑図、 溪山幽居図、 牡丹図
- 書跡
建築概要
[編集]- 竣工 - 1996年
- 建築面積 - 1,660.60m2
- 構造 - 鉄骨造
- 施設
- 展示室1~5
- 図書コーナー・サロン
- 研修室(ハイビジョン・ギャラリー)
- 所在地 - 〒646-0015 和歌山県田辺市たきない町24-43
交通アクセス
[編集]- JRきのくに線白浜駅から明光バスで10分、「新庄総合公園」下車、徒歩5分
- JRきのくに線紀伊田辺駅から明光バスで20分、「新庄総合公園」下車、徒歩5分
- JRきのくに線白浜駅または紀伊田辺駅から明光バス「新庄病院前」下車、徒歩5分
近隣施設
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]- 田辺市立美術館分館 熊野古道なかへち美術館 - 分館。旧中辺路町立熊野古道なかへち美術館。
- 和歌山県立近代美術館 - 県立美術館。