石兼公博
石兼 公博 いしかね きみひろ | |
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公式肖像写真(2017年撮影) | |
生年月日 | 1958年1月4日(66歳) |
出生地 | 日本 山口県 |
出身校 | 東京大学法学部卒業 |
前職 | 在カナダ日本国大使館 国際民間航空機関代表部 特命全権大使 国際連合日本政府常駐代表 |
現職 | 最高裁判所判事 |
称号 | 法学士(東京大学) |
第23代 国連大使 | |
在任期間 | 2019年11月19日 - 2023年 |
外務大臣 | 茂木敏充 岸田文雄(臨時代理) 林芳正 上川陽子 |
内閣 | 第2次岸田第2次改造内閣 |
在任期間 | 2024年4月17日 - 現職 |
石兼 公博(いしかね きみひろ、1958年(昭和33年)1月4日 - )は、日本の外交官、裁判官。外務省アジア大洋州局長、外務省総合外交政策局長、カナダ駐箚特命全権大使兼国際民間航空機関代表部大使を経て、国際連合日本政府代表部在勤特命全権大使。2023年(令和5年)末に同職を依願退官したのち、2024年(令和6年)4月17日、長嶺安政の後任として最高裁判所判事に就任。
経歴・人物
[編集]山口県出身。ラ・サール中学校・高等学校を経て[1]、1980年(昭和55年)10月東京大学法学部在学中に外務公務員採用上級試験に合格する。1981年(昭和56年)東大法学部第二類を卒業して、外務省に入省した。
- 1996年(平成8年)6月 駐仏大使館一等書記官
- 1998年(平成10年)1月 駐仏大使館参事官
- 1998年(平成10年)9月 外務省総合外交政策局科学原子力課国際科学協力室長
- 1999年(平成11年)8月 外務省中近東アフリカ局アフリカ第一課長
- 2001年(平成13年)1月 外務省中東アフリカ局アフリカ第一課長
- 2001年(平成13年)8月 外務省大臣官房兼内閣事務官、福田康夫内閣官房長官秘書官事務取扱
- 2003年(平成15年)8月 外務省経済協力局有償資金協力課長
- 2004年(平成16年)8月 在アメリカ合衆国日本国大使館参事官
- 2005年(平成17年)7月 駐米公使
- 2007年(平成19年)9月 外務省国際協力局政策課長
- 2007年(平成19年)9月 内閣総理大臣秘書官
- 2008年(平成20年)9月 外務省大臣官房総務課長
- 2009年(平成21年)7月 外務省大臣官房参事官兼アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部
- 2011年(平成23年)9月 外務省大臣官房審議官兼アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部[2]
- 2012年(平成24年)1月 東南アジア諸国連合(ASEAN)政府代表部大使
- 2014年(平成26年)1月17日 外務省国際協力局長[3]
- 2015年(平成27年)10月16日 外務省アジア大洋州局長[4]
- 2016年(平成28年)6月14日 外務省総合外交政策局長[5]
- 2017年(平成29年)9月22日 カナダ兼国際民間航空機関代表部大使[6]
- 2019年 (令和元年) 10月8日 国際連合日本政府代表部大使[7][8]
- 2023年 (令和5年) 12月26日 依願退官[9]
- 2024年 (令和6年) 4月17日 最高裁判所判事
- 2024年(令和6年)10月27日 最高裁判所裁判官国民審査において、罷免を可とする票5,439,056票、有効票のうち罷免を可とする率10.01%で信任[10]。
同期
[編集]- 兼原信克(14年国家安全保障局次長兼務・12年内閣官房副長官補)
- 泉裕泰(19年日本台湾交流協会台北事務所長・17年バングラデシュ大使)
- 上月豊久(15年ロシア大使)
- 岡村善文(19年OECD大使・17年人権人道担当大使)
- 山田彰(17年ブラジル大使・14年メキシコ大使)
- 上村司(21年日本国政府代表(中東和平担当特使)、17年サウジアラビア大使)
- 佐藤地(17年駐ハンガリー大使・15年ユネスコ大使)
- 側嶋秀展(19年ミクロネシア大使・16年ザンビア大使)
- 香川剛廣(18年国際貿易・経済担当大使・15年エジプト大使)
- 高岡正人(19年クウェート大使・16年モンゴル大使・13年シドニー総領事・12年イラク大使)
- 高木昌弘(21年駐ドミニカ共和国大使・20年クリチバ総領事)
- 冨田浩司(21年駐米大使・19年韓国大使・15年イスラエル大使)
- 川村裕(24年依願免職・20年ノルウェー大使・18年沖縄大使・14年コートジボワール兼トーゴ兼ニジェール大使)
- 川村泰久(19年カナダ大使)
- 嘉治美佐子(19年クロアチア大使・14-17年ジュネーヴ代表部大使)
- 宮島昭夫(20年ポーランド大使・17年トルコ大使)
- 重枝豊英(15年リトアニア大使)
- 石井哲也(17年トンガ大使)
- 岡田誠司(20年バチカン大使・17年南スーダン大使)
- 冨永純正(14年青年海外協力協会会長・11年コンゴ民主共和国大使)
- 奥克彦(イラク日本人外交官射殺事件犠牲者[11]、03年殉職のため大使の称号付与)
- 伊藤光子(15年世界の子どもにワクチンを日本委員会事務局長)
- 福嶌教輝(21年駐メキシコ大使・15年駐アルゼンチン大使)
- 福嶌香代子(19年ナッシュビル総領事)
脚注
[編集]- ^ “最高裁判所裁判官国民審査審査公報” (PDF). 東京都選挙管理委員会. 2024年10月19日閲覧。
- ^ プレスリリース 「石兼ASEAN大使のスリンASEAN事務総長への委任状の提出」 (プレス・ステートメント) プロフィール”. ASEAN日本政府代表部. 2014年4月15日閲覧。 “
- ^ 外務省領事局長に三好氏起用 石兼 公博氏(いしかね・きみひろ=国際協力局長)”. 日本経済新聞 NIKKEI.NET (2014年1月17日). 2014年4月15日閲覧。 “
- ^ 「外務省、総合外交政策局長に秋葉氏」日本経済新聞2015/9/25
- ^ 「外務次官に杉山氏決定 アジア大洋州局長は金杉氏」日本経済新聞2016/6/14
- ^ カナダ大使に石兼氏を起用日本経済新聞
- ^ “国連大使に石兼氏を起用”. 日本経済新聞 (2019年10月8日). 2019年10月9日閲覧。
- ^ “石兼公博新国連大使が着任「緒方氏の考えは廃れない」安保理会合で”. 日本経済新聞 (2019年11月20日). 2021年2月3日閲覧。
- ^ “令和五年十二月二十六日付人事異動”. 外務省. 2024年3月22日閲覧。
- ^ 最高裁裁判官の国民審査、解職なし 長官ら4人が「×」10%超朝日新聞デジタル2024年10月28日付
- ^ 葬儀では山田が同期を代表して弔辞を読んでいる。“【イラク情勢】棺の上にゆかりの品 「涙が止まらない」外務省同期生ら”. 朝日新聞 (2003年12月6日). 2014年3月26日閲覧。