稲美町

いなみちょう ウィキデータを編集
稲美町
稲美町旗 稲美町章
稲美町旗 稲美町章
1956年4月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
加古郡
市町村コード 28381-9
法人番号 4000020283819 ウィキデータを編集
面積 34.92km2
総人口 29,912[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 857人/km2
隣接自治体 神戸市明石市加古川市三木市
町の木 もちの木
町の花 コスモス
稲美町役場
町長 中山哲郎
所在地 675-1115
兵庫県加古郡稲美町国岡一丁目1番地
北緯34度44分56秒 東経134度54分49秒 / 北緯34.74875度 東経134.91353度 / 34.74875; 134.91353座標: 北緯34度44分56秒 東経134度54分49秒 / 北緯34.74875度 東経134.91353度 / 34.74875; 134.91353
稲美町役場(2009年8月)
地図
役場庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

稲美町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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稲美町(いなみちょう)は、兵庫県中南部にある加古郡に属す。

概要

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兵庫県南部に位置し、神戸都市圏に属する。兵庫県南部加古川明石川に挟まれた印南野台地に位置し、兵庫県東播磨県民局に区分されている。古代では印南野と呼ばれており、播磨国風土記では入波と呼ばれている。万葉集では稲日・稲見と呼ばれており、この本に登場している印南野は古くからの歌枕である。全体的に田園都市であるが、農業基盤の整備を強化しながら阪神地区のベッドタウンとして南部を中心に宅地開発が進められている[1][2][3][4][5][6]

地理

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の少ない瀬戸内気候のうえ印南野台地と呼ばれる台地に位置しており、水資源に乏しく長年手が付けられていなかったが、ため池が多く作られたことにより、土地の開墾が進められた。また、県内最古と言われる天満大池、県内最大の加古大池など、約80箇所の池が有り、全てをあわせると約4km2の面積になる。同時にため池整備がされている。標高の最高地点は相野の92.2mであり、最低地点は中一色の22.3mであり、東西にかけて緩やかな傾斜地である。また、阪神地域の都市近郊農村地帯になっており、農業が盛んである。地目別土地面積(2014年1月1日現在)では、田・畑が47.1%、宅地が17.5%を占める。さらに、1891年明治24年)には、日本初のサイフォン式水路として淡河川疏水神戸市北区の淡河川より引かれた[7][8][9][10][11][5][12]

人口

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  • 当町誕生時の人口は加古村3,686人・母里村6,324人・天満村の8,837人を合併し、3村の合計の18,847人であった。その後は町の住民課の住民基本台帳の人口の調査によると1956年3月31日現在の18,943人であり、その後は東播磨の臨海地域や阪神地域のベッドタウンとして天満地区を中心にして住宅開発が行われ、右肩上がりに増加し、1969年3月31日現在で2万人を超え、1980年には県下の町では一番多くなった。1988年3月31日で3万人を超えたが、2002年3月31日2006年3月31日現在は32,687人でピークを迎え、その後は微減(2014年3月31日現在約1%減)している。県下最大の町の人口が太子町に代わり、現在は播磨町猪名川町に続く4番目の人口となった。また、加古地区と母里地区は市街化調整区域で、開発が進まず、人口が減少している。[13][14][10][1][2][15][16][4]
  • 平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.84%減の31,036人であり、増減率は県下41市町中22位、49行政区域中30位。
稲美町と全国の年齢別人口分布(2005年) 稲美町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 稲美町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
稲美町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 21,140人
1975年(昭和50年) 23,425人
1980年(昭和55年) 27,609人
1985年(昭和60年) 29,579人
1990年(平成2年) 30,603人
1995年(平成7年) 31,377人
2000年(平成12年) 32,054人
2005年(平成17年) 31,944人
2010年(平成22年) 31,026人
2015年(平成27年) 31,020人
2020年(令和2年) 30,268人
総務省統計局 国勢調査より


面積

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加古地域で全体の18%、母里・天満地域で全体の41%を占める[17][15][16]

地区 面積
加古地域 6.40 km2
母里地域 14.15 km2
天満地域 14.41 km2

面積の変遷

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[7]

広袤(こうぼう)

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節内の全座標を示した地図 - OSM
節内の全座標を出力 - KML

国土地理院地理情報によると稲美町の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは7.9km、南北の長さは6.5kmである[7][8][9][14]

  • 東端 : 東経134度58分09秒(上野谷)
  • 西端 : 東経134度53分00秒(西和田)
  • 南端 : 北緯34度44分43秒(相の山)
  • 北端 : 北緯34度46分36秒(下草谷)

気候

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  • 瀬戸内海式気候に属しており、1年中晴天日が多く、雨天日が少ない。台風は3年から6年に一度災害をもたらすが、雪の日は少ない[12]

隣接している自治体・行政区

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播磨町加古郡に属しているが、稲美町と接してはいない。

通勤率は、加古川市へ17.4%、神戸市へ15.6%、明石市へ10.5%である(いずれも平成22年国勢調査)[11]

歴史

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稲美町誕生前

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万葉集に「いなみ野」と詠まれていた[8][9]

  • 651年 - 法道仙人高薗寺を創設(高薗寺縁起)。
  • 653年 - 国安天満神社の前身王子権視を国安字東に観請(天満神社文書)。請久寺創建(請久寺文書)。
  • 675年 - 岡大池を築く(口碑)。
  • 714年 - 入ケ池完成(入ケ池由来記)。
  • 726年 - 聖武天皇印南野行幸
  • 793年 - 北山に川上真楽寺創建、行基の薬師如来像安置(真楽寺縁起)。
  • 743年 - 行基が円光寺創建。
  • 806年 - 野寺経之池を築く。
  • 893年 - 天満神社の社殿を現位置に移し、池大明神を祀る。
  • 901年 - 菅原道真西遷に途次、天満神社の地に立ち寄る(伝説)。
  • 1336年 - 赤松則村が望理郷四至牓示。
  • 1369年 - 国安五輪塔建つ。
  • 1380年 - 赤松則村が高薗寺へ蛸草庄東西二十町南北五町寄進。
  • 1390年 - 国安宝篋印塔建つ。
  • 1441年 - 赤松満祐が滅ぶ時、高薗寺・法雲寺ともに焼失。
  • 1442年 - 高薗寺縁起が書かれる。
  • 1462年 - 草谷天神社創建。
  • 1565年 - 国安天満神社再建。主神を天満天神とする。
  • 1580年 - 三木城が落城し、別所氏滅亡。高薗寺焼失。
  • 1642年 - 幸竹池を造る。
  • 1653年 - 中一色初めて検地
  • 1660年 - 加古大池を築く。
  • 1662年 - 愛宕神社建立。
  • 1680年 - 加古大溝用水路完成。八幡神社創建。
  • 1703年 - 広沢池、広谷池を築く。
  • 1872年(明治5年) - 母里地区に推明・成章・弘道三小学校を設置。
  • 1873年(明治6年) - 加古地区に命時・明強小学校、天満地区に勤成・章魚・双寿廸明小学校創設。
  • 1875年(明治8年) - 母里地区の三小学校を合併し母里小学校とする。
  • 1880年(明治13年) - 国営播州葡萄園が印南に開園。
  • 1882年(明治15年) - 天満に章魚・杜安小学校、加古の二校を合併し、鳴ケ岡小学校として加古・国岡・北山を学区とする。
  • 1887年(明治20年) - 加古・母里・国岡各小学校を簡易小学校と改称。
  • 1889年(明治22年) - 町村制施行により加古新村、母里村天満村が発足。
  • 1891年(明治24年) - 母里・天満各尋常小学校となる。
  • 1902年(明治35年) - 土山-社間乗合馬車開通。
  • 1933年(昭和8年) - 加古川-母里間バス開通。
  • 1943年(昭和18年) - 三木(相野)飛行場建設。
  • 1948年(昭和23年) - 加古新村が加古村に改称。[18]

稲美町誕生後

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稲美町中心部(1980年度撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

地域

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大字名

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  • 町内では旧加古村である加古地区、旧母里村である母里地区、旧天満村である天満地区の3地区に分かれる。

加古地区

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  • 加古村であり、大字が加古のみであり、加古川市と接しており、町の北西部に位置している。全体が市街化調整区域であり、農業地帯となっている[17]
郵便番号 大字名[13]
675-1105 加古

母里地区

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三木市との境目に広がる山岳地帯
草谷で撮影
  • 母里村であり、町の東部にあり、草谷川中流部周辺と台地上に位置している。三木市神戸市に接している。丘陵地の農業地帯であり、ため池が多くある。中心部からは離れており、天満地区とは逆に人口が減少している。町内で占める山林面積の大半を占めており、特に草谷川沿いの北側に集中している[16][1][2][41][42][43][44][45][12]
郵便番号 大字名[13]
675-1101 下草谷
675-1102 草谷
675-1103 野谷
675-1104 野寺
675-1111 印南
675-1116 蛸草

天満地区

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郵便番号 大字名[13]
675-1112 六分一
675-1113
675-1114 国安
675-1115 国岡
675-1121 北山
675-1122 中村
675-1123 国北
675-1124 森安
675-1125 和田
675-1126 幸竹
675-1127 中一色

施設

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町の公共施設の向上を進めていき、コスモホールなどの公共施設を建設したが年間維持費が高くボランティア中心の運営になっている。[5]

役場

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警察・消防

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町内にはないが、加古川市にある加古川警察署加古川市消防本部が管轄している[22]

  • 加古川警察署稲美交番
  • 加古川警察署稲美東交番
  • 加古川市消防本部稲美分署

公共施設

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  • いなみ野体育センター
  • いなみアクアプラザ

図書館

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公園

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[8]

稲美中央公園
  • 稲美中央公園
  • 天満大池公園
  • いなみ野水辺の里公園
  • さくらの森公園
  • 大沢池スポーツ公園
  • 万葉の森

病院

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中学3年生まで入院時にかかる医療費が無料で、子供の通院にかかる医療費を助成している[48]

稲美中央病院
  • 稲美中央病院

福祉

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出産祝いに特産米引換券を贈与している[48]

  • 稲美町障害者ふれあいセンター[22][49]

郵便局

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[22]

  • 稲美郵便局
  • 稲美天満郵便局
  • 稲美和田簡易郵便局
  • 母里郵便局

金融機関

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その他の施設

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[8][26][22]

  • いなみ文化の森
    • 文化会館コスモホール
    • ふれあい交流館
  • いなみっこ広場
  • 稲美斎場(ひじり苑)
  • 播州葡萄園歴史の館
  • 稲美町立憩いの館
  • 加古郡広域シルバー人材センター稲美支部
  • 姫路駐屯地東播変電所

産業

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産業種別人口

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産業 比率[13]
第一次産業 4.9%
第二次産業 36.3%
第三次産業 55.0%

※2000年10月1日現在

農業

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印南野台地に広がる農業地帯
加古で撮影

農業人口は年々減少しているが、農林水産省から支給される補助金をもとに営農指導をし米作を中心に栽培している。また、圃場整備を積極的に進めたが米が余ったために生産調整をしている[5][50]

特産物

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稲美メロン

米作を中心としているが、野菜や果物も育てられている[51]

商業

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食料品店

神戸物産(業務スーパーを運営)の本社も稲美町だったが2021年に加古川市に移転した。

ドラッグストア

ホームセンター

飲食店

  • 稲美国岡食堂
  • いな美の里
  • うどん料理いなみ
  • 喫茶万葉
  • サンキュー
  • ながさわ稲美町店
  • にじいろレストラン
  • 博多ラーメン片岡屋稲美店
  • マクドナルド稲美ジョイフルプラザ店
  • 播磨水産稲美国岡店
  • 播磨水産稲美百丁場店
  • 播州醤油中華そば&つけ麺 今昔物語
  • やきとり大吉稲美町店
  • 来来亭明石西インター店

持ち帰り寿し・弁当店

洋菓子・和菓子店

農産物直売所

  • にじいろふぁ~みん

その他

  • しまむら稲美店
  • ファンキーポリス土山店
  • ひゃくえもん稲美ジョイフルプラザ店

工業

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キング醸造

本社を置く企業

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  • 新関西衣料サービス
  • 楯菱電産
  • テクノハリマ
  • トーメイ工業
  • 藤製作所
  • 堀口鉄工所
  • ワイメタル

拠点を置く企業

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行政

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歴代町長

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氏名 就任年月日 退任年月日
1-2 大西一雄 1955年5月19日 1963年2月20日
3 唐木重次 1963年2月28日 1967年2月27日
4-8 福田幸夫 1967年2月28日 1987年2月27日
9-12 井上芳和 1987年2月28日 2002年5月31日
13 赤松達夫 2002年6月1日 2006年5月31日
14-17 古谷博 2006年6月1日 2022年5月31日
18 中山哲郎 2022年6月1日 現職[53]
  • 定数:14人
  • 任期:4年
  • 議長:大山和明(リベラルINAMI)
  • 副議長:大路恒(無所属)
  • 監査委員:山口守(無所属)
会派名 議席数 議員名
万葉クラブ 2 河田公利助、池田博美
志成会 2 樋口瑞佳、山田立美
リベラルINAMI 2 大山和明、吉田剛
無所属 8 関灘真澄、山口守、大路恒、木村圭二、辻元誠志、池田いつ子、小山裕美、長谷川和重

2022年(令和4年)4月1日現在[54]

兵庫県議会(加古郡選挙区)

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  • 定数:1人
  • 任期:4年
氏名 会派名 当選回数
岡毅 自由民主党 3

衆議院

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選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
兵庫県第10区(稲美町、加古川市高砂市播磨町 渡海紀三朗 自由民主党 10 選挙区

合併

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  • 1953年に制定された町村合併促進法によって合併を進め、当初は近隣の自治体との合併を進めてきたが、諸事情から断念し加古村・母里村・天満村の3村で「三ヶ村合併促進協議会」を発足し、満場一致で可決されたことから1955年3月31日に当町が発足した。発足後、1958年に隣接する神戸市との合併を希望し、採択され、1962年に当時の神戸市長である原口忠次郎が当町との合併を賛成する意思表明をし当町の行政も賛成したものの、1963年に住民から反対の声が上がり、解散請求をし、受理されたため合併を断念した。[3][4][5][8]
町章

紋章

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教育

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土山自動車学院
兵庫県立東播磨高等学校

1959年(昭和34年)に町内の小中学校で給食が始まった。1975年に天満中学校・母里中学校の両中学校が老朽化のために統合し、稲美中学校を設置した。阪神地区のベッドタウンとして宅地開発が進んだために天満地区を中心に人口が増加し、天満南小学校・天満東小学校・稲美北中学校を設置した[8][5]。町内の全幼稚園で国際理解教育を実施している[48]

稲美町の児童生徒にはどんぐりカード[55]ひょうごっ子ココロンカード[56]のびのびパスポート[57]の3カードが配布される。3カードすべて配布される自治体は稲美町のみである。

子育て・教育フォーラム in 稲美 など子育て団体によるイベントも活発におこなわれている。

幼稚園・小学校・中学校

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幼稚園 小学校 中学校
稲美町立加古幼稚園 稲美町立加古小学校 稲美町立稲美北中学校
稲美町立天満幼稚園 稲美町立天満小学校
稲美町立天満南幼稚園 稲美町立天満南小学校 稲美町立稲美中学校
稲美町立天満東幼稚園 稲美町立天満東小学校
稲美町立母里幼稚園 稲美町立母里小学校

高等学校

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特別支援学校

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その他の学校

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  • 土山自動車学院

廃止された学校

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  • 稲美町立天満中学校 - 1975年3月31日廃止
  • 稲美町立母里中学校 - 1975年3月31日廃止

交通

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兵庫県道65号神戸加古川姫路線
野寺で撮影
兵庫県道514号志染土山線
野谷で撮影

鉄道

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町内に鉄道路線は存在しない。南側の住民は主にJR山陽本線土山駅東加古川駅を利用する[10]

路線バス

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道路

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町内に高速道路、国道は存在しない。町名が入るインターチェンジとして地域高規格道路自動車専用道路)の東播磨南北道路八幡稲美ランプがあるが、加古川市内である。高速道路における最寄インターチェンジは山陽自動車道三木小野インターチェンジである。

主要地方道

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一般県道

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市町村道

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  • 稲美町道百丁場出新田線

名所・旧跡

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天満大池

祭事・催事

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  • いなみ新春万葉マラソン大会 - 毎年1月に開催
  • 稲美ふれあいまつり - 毎年5月に開催
  • いなみ大池まつり - 毎年8月に開催
  • 船江恒平六段杯稲美野将棋大会 - 毎年11月に開催
  • いなみ冬景色 - 毎年12月に開催

人物

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出身有名人

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※ 五十音順

名誉町民

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出典

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注釈

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  1. ^ 5月9日、森安の麦畑で1mの等間隔で直径3m、2m、3mの3つのミステリーサークルが発見された[28]。同29日には同じ畑に直径約20mのサークルと周囲に小さな3つのサークル、同31日にはそこから南に約500m離れた麦畑に直径10mのサークルが出現したた[28]。のちに早稲田大学大槻義彦教授らによる調査も行われた[28][29]

脚注

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  1. ^ a b c d 兵庫 難読 211
  2. ^ a b c d 兵庫 難読 212
  3. ^ a b c 伊賀 p144
  4. ^ a b c d 伊賀 p145
  5. ^ a b c d e f 伊賀 p146
  6. ^ 地名 歴史 p128
  7. ^ a b c d 稲美町統計書 平成26年度 土地・気象”. 稲美町. 2015年9月20日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i 稲美町統計書 平成26年度 歩み”. 稲美町. 2015年9月20日閲覧。
  9. ^ a b c 町長あいさつ”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。
  10. ^ a b c 稲美町バイオマスタウン構想”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 兵庫県稲美町UJI”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。
  12. ^ a b c 概況”. 稲美町. 2012年9月9日閲覧。
  13. ^ a b c d e 稲美町統計書 平成26年度 人口”. 稲美町. 2015年9月20日閲覧。
  14. ^ a b c d e f 概要”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。
  15. ^ a b 母里地域”. 稲美町. 2012年7月4日閲覧。
  16. ^ a b c d 天満地域”. 稲美町. 2012年7月4日閲覧。
  17. ^ a b 加古地域”. 稲美町. 2012年7月4日閲覧。
  18. ^ 稲美町の歩み
  19. ^ 町制施行”. 稲美町例規集. 2015年9月20日閲覧。
  20. ^ a b 図典 日本の市町村章 p159
  21. ^ a b 町章”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  22. ^ a b c d e f 稲美町統計書 平成26年度 その他”. 稲美町. 2015年9月20日閲覧。
  23. ^ 稲美町花、町木”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  24. ^ 町民憲章”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  25. ^ いなみ音頭”. 稲美町例規集. 2015年9月20日閲覧。
  26. ^ a b 稲美町立憩いの館の設置及び管理に関する条例”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  27. ^ 広報 いなみ 1991年7月号 p10
  28. ^ a b c d 30年前に大騒動「稲美にミステリーサークル出現」のナゼ 神戸新聞(2024年10月25日閲覧)
  29. ^ 神戸新聞 1991年5月14日付
  30. ^ 国指定文化財等データベース(播州葡萄園跡)”. 文化庁. 2019年2月28日閲覧。
  31. ^ いなみ野ため池ミュージアムの運営”. いなみ野ため池ミュージアム. 2012年6月17日閲覧。
  32. ^ 播州葡萄園跡が経済産業省の「近代化産業遺産群」に認定されました”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。
  33. ^ 男子が吉岡、女子は稲美北が初V/全国中学校駅伝”. 四国新聞社. 2012年6月17日閲覧。
  34. ^ 第21回全国中学校駅伝大会 女子の部 全成績一覧
  35. ^ 全国中学駅伝女子、兵庫の稲美が初優勝”. 神戸新聞NEXT (2021年12月19日). 2021年12月28日閲覧。
  36. ^ 稲美っ子が快挙 完璧なレース「町の誇り」 全国中学駅伝女子初優勝”. 神戸新聞NEXT (2021年12月20日). 2021年12月28日閲覧。
  37. ^ 全国中学校駅伝 陸上女子 稲美中、初の全国制覇 悪条件の中、強さ示す /兵庫”. 毎日新聞 (2021年12月22日). 2021年12月28日閲覧。
  38. ^ 男子は中盤で首位に立った桂が快勝 女子は稲美が1区から独走V/全国中学校駅伝”. 月陸Online (2021年12月20日). 2021年12月28日閲覧。
  39. ^ 全国中学校駅伝 女子は稲美が2連覇、兵庫勢で初 男子は平岡が5位”. 神戸新聞NEXT (2022年12月18日). 2022年12月27日閲覧。
  40. ^ 全国中学校駅伝 女子は稲美が”2連覇”「優勝できて卒業できるので、とてもうれしい」最終5区で逆転 双子の吉川姉妹が活躍”. 日テレNEWS (2022年12月19日). 2022年12月27日閲覧。
  41. ^ 兵庫 難読 213
  42. ^ 地名 歴史 II p122
  43. ^ 地名 歴史 II p123
  44. ^ 地名 歴史 II p124
  45. ^ 地名 歴史 II p125
  46. ^ 地名 歴史 p132
  47. ^ 稲美町役場の位置を定める条例”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  48. ^ a b c 都市に近い田園のまち”. 稲美町. 2012年9月9日閲覧。
  49. ^ 稲美町障害者ふれあいセンターの管理運営に関する規則”. 稲美町例規集. 2012年6月17日閲覧。
  50. ^ 伊賀 p147
  51. ^ a b c d 伊賀 p148
  52. ^ 「麦秋」黄金の輝き 稲美町”. 神戸新聞 2012.5.31. 2012年6月17日閲覧。[リンク切れ]
  53. ^ 稲美町長あいさつ”. 稲美町ホームページ (2022年6月1日). 2022年6月1日閲覧。
  54. ^ 議会の調べ 稲美町議会
  55. ^ どんぐりカードの配付について姫路市
  56. ^ ひょうごっ子ココロンカード兵庫県教育委員会
  57. ^ のびのびパスポート神戸市
  58. ^ 名誉町民”. 稲美町. 2012年6月17日閲覧。

参考文献

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  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 
  • 神戸新聞総合出版センター・編 編『兵庫県の難読地名がわかる本』(第一冊発行)のじぎく文庫、2006年12月28日。ISBN 4-343-00382-5 
  • 橘川真一 編『地名でたどる小さな歴史』(第一冊発行)神戸新聞総合出版センター、1999年7月30日。ISBN 978-4343000446 
  • 橘川真一 編『地名でたどる小さな歴史 Ⅱ』(第一冊発行)神戸新聞総合出版センター、2008年7月30日。ISBN 978-4343004758 
  • 伊賀なほゑ 編『知っておきたい稲美町の歴史』(第一冊発行)小野高速印刷株式会社、2006年11月。 

関連項目

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外部リンク

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