第79回選抜高等学校野球大会
第79回選抜高等学校野球大会 | |
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試合日程 | 2007年3月23日 - 4月3日 |
出場校 | 32校 |
優勝校 | 常葉菊川(静岡、初優勝) |
試合数 | 31試合 |
選手宣誓 | 飯窪宏太(千葉経大付) |
始球式 | 遠藤利明(文部科学副大臣) |
開会式司会 | 猪飼美穂子(愛知・光ヶ丘女子高校卒業) 三浦友里(青森・弘前高校3年) |
入場行進曲 | 『宙船(そらふね)』(TOKIO) |
国歌独唱 | 深瀬廉(山形・山形東高校卒業) |
閉会式司会 | 三浦友里(青森・弘前高校3年) |
総入場者数 | 約415,000人(1試合平均13,387人) |
最高入場者数/1日 | 47,000人 |
大会本塁打 | 10本 |
< 20062008 > 選抜高等学校野球大会 |
第79回選抜高等学校野球大会(だい79かいせんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい)は、2007年(平成19年)3月23日から4月3日まで阪神甲子園球場で行われた選抜高等学校野球大会である。
この大会より出場選手が全員平成生まれとなっている。
概要
[編集]2007年の公認野球規則の改正に伴い、この大会より高校野球の公式戦で初めて、本塁周辺にダートサークルのラインが引かれた(ルールの詳細は振り逃げの項を参照)。また、従来の高反発球の使用を廃止し、いわゆる「飛ばないボール」が採用された。
出場枠
[編集]- 一般枠
- 秋季地区大会の上位校から実力優先で選ばれる。各地区の出場枠は次のとおり。北海道1、東北2、関東・東京6、北信越2、東海2、近畿6、中国・四国5、九州4
- 21世紀枠
- 新鮮なチームを出場させることにより、選抜高等学校野球大会の活性化を目指したもの。選考基準は次のとおり。
- 秋季都道府県大会ベスト8以内。
- 過疎地で部員が少なかったり十分な練習環境を得られないといったハンディや災害などを克服したチーム。
- 他の生徒や学校の模範となり地域や他校にいい影響を与えたチーム。
- 過去30年間に選抜大会または選手権大会に出場したことがないチーム。もしくは30年以上両大会に出場がないチーム。
- 神宮大会枠(明治神宮野球大会枠)
- 明治神宮大会は秋の各地区大会で優勝した10校が集まって、11月中旬に神宮球場、神宮第2球場でトーナメントで秋の日本一を決める大会で、優勝したチームの地区に一般枠を1校増やすもの。
- 希望枠
- 神宮大会優勝地区以外の一般枠選考で補欠校に選ばれた各地区9校から守備力を重視した1校が選出される。選考方法は、秋季大会での最終戦からさかのぼった各チームの5試合のデータを比較する。「失点」や「被塁打」などが少ない1校を選出する。
- 「一般選考枠」と「希望枠」での同一都道府県からの3校選出は避ける。「21世紀枠」を含めての同一都道府県の3校選出はあり得る。
選出校
[編集]地区 | 選出校 | 出場回数 | |
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北海道 | 旭川南 | 北海道 | 初出場 |
東北 | 仙台育英 | 宮城 | 6年ぶり9回目 |
聖光学院 | 福島 | 初出場 | |
関東 | 佐野日大 | 栃木 | 13年ぶり3回目 |
桐生第一 | 群馬 | 3年ぶり3回目 | |
千葉経大付 | 千葉 | 初出場 | |
成田 | 千葉 | 2年連続2回目 | |
日大藤沢 | 神奈川 | 9年ぶり3回目 | |
東京 | 帝京 | 東京 | 11年ぶり13回目 |
北信越 | 創造学園大付 | 長野 | 初出場 |
日本文理 | 新潟 | 2年連続2回目 | |
東海 | 常葉菊川 | 静岡 | 3年ぶり2回目 |
中京 | 岐阜 | 4年ぶり5回目 | |
近畿 | 北大津 | 滋賀 | 2年連続2回目 |
県和歌山商 | 和歌山 | 70年ぶり3回目 | |
大阪桐蔭 | 大阪 | 3年ぶり3回目 | |
北陽 | 大阪 | 13年ぶり8回目 | |
報徳学園 | 兵庫 | 3年ぶり16回目 | |
市川 | 兵庫 | 初出場 |
地区 | 選出校 | 出場回数 | |
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中国 | 関西 | 岡山 | 3年連続9回目 |
広陵 | 広島 | 3年ぶり21回目 | |
宇部商 | 山口 | 2年ぶり7回目 | |
四国 | 今治西 | 愛媛 | 7年ぶり9回目 |
高知 | 高知 | 6年ぶり14回目 | |
室戸 | 高知 | 初出場 | |
九州 | 大牟田 | 福岡 | 初出場 |
小城 | 佐賀 | 初出場 | |
熊本工 | 熊本 | 3年ぶり20回目 | |
鹿児島商 | 鹿児島 | 21年ぶり12回目 | |
21世紀枠 | |||
地区 | 選出校 | 出場回数 | |
関東 | 都留 | 山梨 | 初出場 |
九州 | 都城泉ヶ丘 | 宮崎 | 初出場 |
希望枠 | |||
地区 | 選出校 | 出場回数 | |
東海 | 大垣日大 | 岐阜 | 初出場 |
試合結果
[編集]1回戦 - 準決勝
[編集]1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | |||||||||||
3月23日(1) | ||||||||||||||
佐野日大 | 7 | |||||||||||||
3月28日(2) | ||||||||||||||
大牟田 | 0 | |||||||||||||
佐野日大 | 8 | |||||||||||||
3月23日(2) | ||||||||||||||
大阪桐蔭 | 11 | |||||||||||||
大阪桐蔭 | 7 | |||||||||||||
3月31日(1) | ||||||||||||||
日本文理 | 0 | |||||||||||||
大阪桐蔭 | 1 | |||||||||||||
3月23日(3) | ||||||||||||||
常葉菊川 | 2 | |||||||||||||
常葉菊川 | 2 | |||||||||||||
3月28日(3) | ||||||||||||||
仙台育英 | 1 | |||||||||||||
常葉菊川 | 10 | |||||||||||||
3月24日(1) | ||||||||||||||
今治西 | 0 | |||||||||||||
今治西 | 3 | |||||||||||||
4月2日(1) | ||||||||||||||
都留 | 2 | |||||||||||||
常葉菊川 | 6 | |||||||||||||
3月24日(2) | ||||||||||||||
熊本工 | 4 | |||||||||||||
県和歌山商 | 4 | |||||||||||||
3月29日(1):延長12回 | ||||||||||||||
熊本工 | 6 | |||||||||||||
熊本工 | 6 | |||||||||||||
3月25日(1) | ||||||||||||||
千葉経大付 | 3 | |||||||||||||
中京 | 4 | |||||||||||||
3月31日(2) | ||||||||||||||
千葉経大付 | 5 | |||||||||||||
熊本工 | 5 | |||||||||||||
3月25日(2) | ||||||||||||||
室戸 | 3 | |||||||||||||
報徳学園 | 1 | |||||||||||||
3月29日(2) | ||||||||||||||
室戸 | 2 | |||||||||||||
室戸 | 4 | |||||||||||||
3月25日(3) | ||||||||||||||
宇部商 | 1 | |||||||||||||
宇部商 | 4x | |||||||||||||
日大藤沢 | 3 | |||||||||||||
1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | |||||||||||
3月25日(4) | ||||||||||||||
帝京 | 9 | |||||||||||||
3月29日(3) | ||||||||||||||
小城 | 1 | |||||||||||||
帝京 | 12 | |||||||||||||
3月26日(1) | ||||||||||||||
市川 | 4 | |||||||||||||
聖光学院 | 2 | |||||||||||||
4月1日(1) | ||||||||||||||
市川 | 4 | |||||||||||||
帝京 | 7 | |||||||||||||
3月26日(2):延長12回 | ||||||||||||||
広陵 | 1 | |||||||||||||
広陵 | 2 | |||||||||||||
3月30日(1) | ||||||||||||||
成田 | 1 | |||||||||||||
広陵 | 5 | |||||||||||||
3月26日(3) | ||||||||||||||
北陽 | 3 | |||||||||||||
北陽 | 1 | |||||||||||||
4月2日(2) | ||||||||||||||
鹿児島商 | 0 | |||||||||||||
帝京 | 4 | |||||||||||||
3月27日(1) | ||||||||||||||
大垣日大 | 5 | |||||||||||||
旭川南 | 0 | |||||||||||||
3月30日(2) | ||||||||||||||
創造学園大付 | 1 | |||||||||||||
創造学園大付 | 0 | |||||||||||||
3月27日(2) | ||||||||||||||
関西 | 12 | |||||||||||||
関西 | 4 | |||||||||||||
4月1日(2) | ||||||||||||||
高知 | 2 | |||||||||||||
関西 | 1 | |||||||||||||
3月27日(3) | ||||||||||||||
大垣日大 | 9 | |||||||||||||
都城泉ヶ丘 | 2 | |||||||||||||
3月30日(3) | ||||||||||||||
桐生第一 | 0 | |||||||||||||
都城泉ヶ丘 | 1 | |||||||||||||
3月28日(1) | ||||||||||||||
大垣日大 | 4 | |||||||||||||
北大津 | 4 | |||||||||||||
大垣日大 | 7 | |||||||||||||
決勝
[編集]4月3日
大会本塁打
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その他の主な出場選手
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表彰
[編集]- 優勝校には主催社である毎日新聞社社長から優勝旗、優勝杯(優勝カップ)、優勝メダルが授与される。
- 敗れた準優勝校にも同じく毎日新聞社社長から準優勝旗、準優勝メダルが授与される。
- 参加校には参加章が授与される。
- 一般選考、21世紀枠、希望枠、明治神宮野球大会枠ですべての選考から漏れたとしても、「補欠校」として毎日新聞社から記念ボールが贈呈される。
- 出場校には後日、選抜旗が贈られる。
- 選抜大会出場校での人文字(航空写真)撮影後、毎日新聞社のヘリコプターから毎日新聞社社長のメッセージ、記念ボールなど記念品などがヘリコプターから投下される。
- 3月に毎日新聞大阪本社で行われる選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会の全試合の抽選終了後、出場32校の主将による選手宣誓の抽選で「選手宣誓」と書かれたくじを引いた主将には主催者の毎日新聞から記念品が贈られる。
エピソード
[編集]- 1978年(第50回)で優勝した浜松商の主将だった森下知幸が常葉菊川を率いて優勝し、史上13人目の選手・監督両方での優勝経験者となった。
- 大阪桐蔭が1回戦で新潟の日本文理に勝利したことにより、大阪代表は春夏の大会で自県含む全都道府県と旧外地から勝利を記録した第1号となった。旧外地と自県を含まない場合は、この4年前の春に達成した広島が第1号となる。