筑西市
ちくせいし 筑西市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
市町村コード | 08227-9 | ||||
法人番号 | 4000020082279 | ||||
面積 | 205.30km2 | ||||
総人口 | 97,314人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 474人/km2 | ||||
隣接自治体 | 結城市、下妻市、つくば市、桜川市、結城郡八千代町 栃木県:小山市、真岡市 | ||||
市の木 | 桜 | ||||
市の花 | 梨の花・コスモス | ||||
市の鳥 | つばめ | ||||
筑西市役所 | |||||
市長 | 須藤茂 | ||||
所在地 | 〒308-8616 茨城県筑西市丙360番地 北緯36度18分25秒 東経139度58分59秒 / 北緯36.30708度 東経139.98314度座標: 北緯36度18分25秒 東経139度58分59秒 / 北緯36.30708度 東経139.98314度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
[編集]2005年に1市3町(下館市、関城町、明野町、協和町)が対等合併して誕生した市。生産量が県内1位である梨のほか、こだますいかやとちおとめ、米など農業が盛んである。首都圏に近く平地が広い立地を活かし複数の工業団地が造成され、関東内陸工業地域の一角を成している。北西を栃木県と接し、栃木県南部の諸都市に近いため、通勤・通学や買い物などの行動圏は比較的、茨城県内より栃木県側に向いている。
中心市街地のある旧下館市は元々は城下町で、江戸時代以降に商業都市として発展。平成の大合併期までは県西地域で最多の人口を有する市であったため[注釈 1]、国や県の出先機関が多く置かれて県西における行政の中核となっている。
筑西市を含む茨城県西地域では就業人口に占める農業及び製造業の比率が全国平均や県平均を上回っており、首都圏の食料供給基地やものづくり産業基地の性格を保っているが、担い手不足や地域産業の活力低下などの課題もある[1]。
筑西市のブランドメッセージは、「しあわせをおすそわけするまち 筑西市」である。
地理
[編集]東京都心から北へ約70km、茨城県の北西部に位置し、東西は約15km、南北は約20kmで、面積は205.35 km2。北東端の一部に阿武隈山系に連なる標高200mほどの丘陵地帯がある他は、ほぼ全域が標高約20~60m程度の平地または極なだらかな丘陵であり、可住地面積は茨城県内の市町村中2位、市の総面積のうち約95%で居住または耕作が可能である[2]。
複数の河川が流れ水利にも恵まれていることから古くから水田耕作が盛んであり、田耕地面積は市の総面積の約4割、畑を含めた耕地面積は市域の半分以上を占めている[3]。
一方で2015年9月の平成27年9月関東・東北豪雨では、鬼怒川で溢水が発生し、川島地区や船玉地区などを中心に大規模半壊68か所、半壊3か所、床下浸水18か所、農地への被害(約253.3ha)などが発生した[4]。そのため5年間にわたり治水対策として鬼怒川緊急対策プロジェクトが行われた[4]。
集落・住宅地は広い市域のほぼ全域に点在し、またかつて商業の中心だった下館地区の空洞化が著しく生活行動圏が市外に広がって行った結果、年々「クルマ社会」の色合いが濃くなり、都市別の「1世帯あたりの自家用乗用車保有台数」で全国1位を度々記録するに至っている[5]。
地名
[編集]2004年(平成16年)11月12日の総務省告示第890号で「筑西市」の発足が正式に決定した[6]。また、合併に伴い住所表示中の「大字」の文字が廃止された[6]。
- 合併協議会で新市名の候補に含まれていた「しあわせ市」(下館の「し」、明野の「あ」、協和の「わ」、関城の「せ」)は新市名の有力候補のひとつであった。合併後には新市誕生を記念した「しあわせ」[7]という菓子が販売された。
- また新市名の最終候補には「筑西市(筑波山の西の意味)」と「北つくば市」という方角的に異なる2つが含まれていた。ちなみに長野県には筑摩郡の北という意味の筑北村がある。なお筑西市の農業協同組合には、1993年より「北つくば」という名前が使用されている。
- 合併により筑西市になったため、平安時代からの歴史を持つとされる旧下館市の「下館」という地名は行政上消失。「筑西市甲」「筑西市乙」「筑西市丙」となってしまった中心市街地の地名について、下館地区自治委員会は住所表記の通称町名への変更を求める署名活動を2012年10月より開始(通称町名については下館市の項を参照)。
河川
[編集]気候
[編集]下館(2002年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.8 (65.8) | 23.7 (74.7) | 26.3 (79.3) | 30.2 (86.4) | 33.6 (92.5) | 38.4 (101.1) | 38.5 (101.3) | 38.2 (100.8) | 36.9 (98.4) | 32.4 (90.3) | 25.1 (77.2) | 24.4 (75.9) | 38.5 (101.3) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.1 (48.4) | 10.1 (50.2) | 13.8 (56.8) | 18.9 (66) | 23.4 (74.1) | 26.2 (79.2) | 29.6 (85.3) | 31.4 (88.5) | 27.5 (81.5) | 21.7 (71.1) | 16.2 (61.2) | 11.1 (52) | 19.9 (67.8) |
日平均気温 °C (°F) | 2.6 (36.7) | 4.0 (39.2) | 7.6 (45.7) | 12.6 (54.7) | 17.9 (64.2) | 21.3 (70.3) | 24.8 (76.6) | 26.1 (79) | 22.4 (72.3) | 16.6 (61.9) | 10.5 (50.9) | 4.9 (40.8) | 14.3 (57.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.2 (26.2) | −1.8 (28.8) | 1.6 (34.9) | 6.8 (44.2) | 13.1 (55.6) | 17.4 (63.3) | 21.3 (70.3) | 22.3 (72.1) | 18.6 (65.5) | 12.3 (54.1) | 5.2 (41.4) | −0.5 (31.1) | 9.4 (48.9) |
最低気温記録 °C (°F) | −11.0 (12.2) | −10.0 (14) | −6.7 (19.9) | −3.1 (26.4) | 2.6 (36.7) | 9.7 (49.5) | 15.3 (59.5) | 14.5 (58.1) | 7.9 (46.2) | 1.4 (34.5) | −3.1 (26.4) | −8.5 (16.7) | −11.0 (12.2) |
降水量 mm (inch) | 40.2 (1.583) | 38.4 (1.512) | 75.2 (2.961) | 105.7 (4.161) | 117.3 (4.618) | 113.8 (4.48) | 144.0 (5.669) | 122.3 (4.815) | 150.4 (5.921) | 183.9 (7.24) | 69.1 (2.72) | 48.0 (1.89) | 1,208.3 (47.571) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 3.6 | 5.1 | 7.8 | 10.1 | 10.3 | 11.7 | 12.4 | 9.1 | 10.4 | 10.1 | 6.5 | 5.1 | 102.2 |
平均月間日照時間 | 211.5 | 180.4 | 193.0 | 185.5 | 187.3 | 140.7 | 141.0 | 184.7 | 138.9 | 140.1 | 157.1 | 182.3 | 2,042.6 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[8] |
隣接している自治体
[編集]人口
[編集]筑西市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 筑西市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 筑西市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
筑西市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
[編集]年表
[編集]筑西市発足前の各市町の歴史については下館市、関城町、明野町、協和町のページを参照。
筑西市発足後
[編集]- 2005年(平成17年)3月28日 - 下館市と真壁郡関城町・明野町・協和町が新設合併して、筑西市(ちくせいし)誕生。
- 2007年(平成19年)3月 - 空きテナントの多かった下館SPICAを市役所分庁舎とする。
- 2009年(平成21年)4月 - 市長選。自民・公明の推薦を受けた現職市長が破れる。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震発生。市内で震度6強を観測、市内の学校や市民病院などが大きく破損する被害。
- 2015年(平成27年)9月10日 - 関東・東北豪雨で鬼怒川が越水。市内の伊佐山や船玉、分中地区で住居などが床上・床下浸水の被害。
- 2017年(平成29年)2月13日 - 下館SPICAに市役所本庁舎を移す。
行政区域変遷
[編集]- 変遷の年表
筑西市市域の変遷(年表) | ||
---|---|---|
年 | 月日 | 旧筑西市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の村がそれぞれ発足。[9][10]
|
1949年(昭和24年) |
| |
1954年(昭和29年) | 1月1日 | 大村は町制施行して大村町となる。 |
2月1日 | 養蚕村・竹島村は下館町に編入。 | |
3月15日 | 五所村・中村・河間村・大田村・嘉田生崎村は下館町に編入。
| |
11月2日 | 長讃村の大半(猫島・上西郷谷・宮後・宮山・押尾)は大村町に編入。 | |
11月3日 | 大村町・上野村・鳥羽村・村田村が合併して明野町が成立する | |
12月1日 | 小栗村・新治村・古里村が合併して協和村が発足。 | |
1956年(昭和31年) | 8月1日 | 関本町・河内村・黒子村が合併して関城町が発足。 |
1964年(昭和39年) | 12月1日 | 協和村は町制施行して協和町となる。 |
1978年(昭和53年) | ||
1979年(昭和54年) |
| |
1980年(昭和55年) | 協和町の一部(小栗の一部)は岩瀬町に編入。 | |
2005年(平成17年) | 3月28日 | 下館市、関城町、明野町、協和町と合併して筑西市が発足。 |
- 変遷表
筑西市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1868年 以前 | 明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 | 明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | ||
下館城下 | 明治15年 下館城下 | 下館町 | 昭和26年4月1日 下館町 | 昭和29年3月15日 市制 | 平成17年3月28日 筑西市 | 筑西市 | |
田中村 | |||||||
西郷谷村 | |||||||
粕礼新田 | |||||||
飯島村 | 伊讃村 | ||||||
菅谷村 | |||||||
外塚村 | |||||||
西谷貝村 | |||||||
神分村 | |||||||
西大島村 | |||||||
石原田村 | |||||||
笹塚村 | |||||||
小川村 | |||||||
下平塚村 | |||||||
栗島村 | |||||||
岡芹村 | |||||||
谷中村 | |||||||
伊佐山村 | |||||||
下川島村 | |||||||
女方村 | |||||||
九蔵新田村 | |||||||
小林村 | 竹島村 | 昭和29年2月1日 下館町に編入 | |||||
直井村 | |||||||
高島村 | |||||||
市野辺村 | |||||||
稲野辺村 | |||||||
金丸村 | |||||||
川澄村 | |||||||
成田村 | 養蚕村 | ||||||
島村 | |||||||
蕨村 | |||||||
塚原村 | |||||||
上川中子村 | |||||||
下中山村 | |||||||
川連村 | |||||||
茂田村 | |||||||
徳持村 | |||||||
大塚村 | |||||||
森添島村 | 五所村 | 五所村 | 昭和29年3月15日 下館町に編入 | ||||
子思議村 | |||||||
五所宮村 | |||||||
小塙村 | |||||||
山崎村 | |||||||
掉ケ島村 | |||||||
下江連村 | |||||||
西山田村 | |||||||
上平塚村 | |||||||
大谷村 | |||||||
灰塚村 | |||||||
中館村 | 中村 | 中村 | |||||
谷部村 | |||||||
林村 | |||||||
石塔村 | |||||||
泉村 | |||||||
口戸村 | |||||||
樋口村 | |||||||
折本村 | |||||||
柴山村 | |||||||
筑瀬村 | |||||||
国府田村 | 河間村 | 河間村 | |||||
上中山村 | |||||||
蒔田村 | |||||||
落合村 | |||||||
北大関村 | 明治11年 大関村 | ||||||
南大関村 | |||||||
八田村 | |||||||
下高田村 | |||||||
羽方村 | |||||||
奥田新田村 | 明治18年 奥田村 | ||||||
野村 | |||||||
二木成村 | 大田村 | 大田村 | |||||
野殿村 | |||||||
下野殿村 | |||||||
玉戸村 | |||||||
西方村 | |||||||
西方町村 | |||||||
布川村 | |||||||
嘉家佐和村 | 嘉田生崎村 | 嘉田生崎村 | |||||
飯田村 | |||||||
西石田村 | |||||||
野田村 | |||||||
東榎生村 | |||||||
西榎生村 | |||||||
下岡崎村 | |||||||
関本分中町 | 関本町 | 昭和31年8月1日 関城町 | |||||
関本上中町 | |||||||
関本上町 | |||||||
関本中町 | |||||||
関本下町 | |||||||
関本肥土村 | |||||||
船玉村 | |||||||
上野村 | |||||||
花田村 | 河内村 | ||||||
関館村 | |||||||
藤ヶ谷村 | |||||||
板橋村 | 明治9年 板橋村 | ||||||
板橋新田 | |||||||
犬塚村 | 明治9年 犬塚村 | ||||||
犬塚新田 | |||||||
舟生村 | |||||||
黒子村 | 黒子村 | ||||||
木戸村 | |||||||
梶内村 | |||||||
西保末村 | |||||||
稲荷新田 | |||||||
辻村 | |||||||
井上村 | |||||||
中村新田 | |||||||
松原村 | 大村 | 昭和29年1月1日 町制 | 昭和29年11月13日 明野町 | ||||
田宿村 | |||||||
倉持村 | |||||||
山王堂村 | |||||||
中根村 | |||||||
海老ケ島村 | |||||||
有田村 | |||||||
猫島村 | 長讃村 の一部 | 昭和29年11月2日 大村町に編入 | |||||
上西郷谷村 | |||||||
宮後村 | |||||||
宮山村 | |||||||
押尾村 | |||||||
中上野村 | 上野村 | 上野村 | |||||
赤浜村 | |||||||
向上野村 | |||||||
寺上野村 | |||||||
福岡新田 | |||||||
石田村 | 明治元年 東石田村 | ||||||
海老江村 | 鳥羽村 | 鳥羽村 | |||||
東保末村 | |||||||
築地村 | |||||||
鷺島村 | |||||||
成井村 | |||||||
高津村 | |||||||
吉間村 | 村田村 | 村田村 | |||||
吉田村 | |||||||
竹垣村 | |||||||
内淀村 | |||||||
鍋山村 | |||||||
下川中子村 | |||||||
古内村 | |||||||
大林村 | |||||||
新井新田 | |||||||
小栗村 | 小栗村 | 昭和29年12月1日 協和村 | 昭和39年12月1日 町制 | ||||
蓬田村 | |||||||
井出村 | 明治9年 井出蛯沢村 | 新治村 | |||||
海老沢村 | |||||||
横塚村 | |||||||
向川澄村 | |||||||
東蓮沼村 | 明治11年 蓮沼村 | ||||||
西蓮沼村 | |||||||
門井村 | |||||||
久地楽村 | |||||||
荻島村 | 明治11年 三郷村 | ||||||
徳永村 | |||||||
古郡村 | |||||||
細田村 | 古里村 | ||||||
柳村 | |||||||
八幡村 | |||||||
上星谷村 | |||||||
下星谷村 | |||||||
谷永島村 | |||||||
下郷谷村 | |||||||
知行村 | |||||||
清水村 | |||||||
大島村 | |||||||
桑山村 | 明治22年以前 桑山村 | ||||||
栗崎村新田 |
行政
[編集]歴代市長
[編集]第三セクター等
[編集]- 筑西市開発公社
- 下館都市開発(株)
出先機関
[編集]- 国
- 県
- 茨城県県西地方総合事務所
- 茨城県筑西県税事務所
- 茨城県県西生涯学習センター
- 茨城県筑西児童相談所
- 茨城県筑西保健所
- 茨城県西部行政管轄局本部
議会
[編集]市議会
[編集]- 定数:24人
- 任期:2019年4月26日 - 2023年4月25日
- 議長:津田修
- 副議長:保坂直樹
- 議場:筑西市役所本庁6階
県議会
[編集]- 選挙区:筑西市選挙区
- 定数:2人
- 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
- 投票日:2022年12月11日
- 当日有権者数:84,753人
- 投票率:43.26%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
---|---|---|---|---|---|
設楽詠美子 | 当 | 46 | 立憲民主党 | 現 | 12,677票 |
水柿一俊 | 当 | 66 | 自由民主党 | 現 | 12,015票 |
宮崎勇 | 落 | 57 | 無所属 | 元 | 11,531票 |
衆議院
[編集]- 選挙区:茨城1区(水戸市の一部、下妻市の一部、笠間市(旧友部町・岩間町域を除く:笠間支所管内)、常陸大宮市(旧御前山村域)、筑西市、桜川市、東茨城郡(城里町))
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 当日有権者数:402,090人
- 投票率:51.29%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 福島伸享 | 51 | 無所属 | 元 | 105,072票 | |
比当 | 田所嘉徳 | 67 | 自由民主党 | 前 | 96,791票 | ○ |
公共機関
[編集]教育
[編集]- 中高一貫校
- 高等学校
- 茨城県立下館第二高等学校
- 茨城県立下館工業高等学校
- 茨城県立明野高等学校
- 学校法人細谷学園 細谷高等専修学校(茨城県立水戸南高等学校技能連携校)
- 義務教育学校
- 小学校
- 特別支援学校
- 茨城県立協和特別支援学校(小学部・中学部・高等部)
かつて「つくば薬科大学」が2010年開学予定で準備が進められていたものの、計画は凍結された。
病院
[編集]地方独立行政法人 茨城県西部医療機構が運営。隣接する桜川市の県西総合病院と市内の筑西市民病院との統合により市内大塚地区に平成30年10月に開院。
消防
[編集]- 筑西広域消防本部(上記の広域事務組合に属する広域消防で、結城市・筑西市・桜川市が管轄地域である。)
- 筑西消防署 - 筑西市直井1076番地
- 筑西消防署関城分署 - 上野1045番地1
- 筑西消防署明野分署 - 倉持1123番地1
- 筑西消防署協和分署 - 門井1976番地1
- 筑西消防署川島出張所 - 下川島771番地1
- 筑西消防署 - 筑西市直井1076番地
警察
[編集]- 筑西警察署 - 筑西市直井938番地、筑西市全域を管轄。
管轄広域事務組合
[編集]- 筑西広域市町村圏事務組合
- 下妻地方広域事務組合
- 筑西食肉衛生組合
- 茨城租税債権管理機構
- 茨城県市町村総合事務組合
- 県西総合病院組合
- 筑北環境衛生組合
スポーツ施設
[編集]- 下館総合体育館 - 上平塚627番地
- 下館運動場 - 上平塚627番地
- 下館武道館 - 下中山732番地1
- 関城体育館 - 藤ケ谷1846番地
- 明野トレーニングセンター - 海老ヶ島2120番地7
- あけの元気館
- 協和サッカー場 - 蓮沼1611番地3
- 筑西遊湯館 - 下川島471番地2
図書館
[編集]友好都市
[編集]合併前の旧下館市が、江戸時代初期に下館藩主であった水谷(みずのや)家が備中松山(現・高梁市)に移ったという歴史的経緯にちなんで友好都市関係を締結。合併後の筑西市がそれを引き継いだ。
経済
[編集]地場産品・土産物
[編集]- こだまスイカ - 旧協和町で盛ん。
- 梨 - 旧関城町から旧下館市南部にかけて盛ん。
- イチゴ(とちおとめ等)- 栃木県と接する市北部で盛ん。
- 米(コシヒカリなど) - ほぼ全域で盛ん。
- ソバ(常陸秋そばなど) - 作付け面積は県内で一二を争う。
- 和菓子・洋菓子 - かつて「商都」と呼ばれるほど商業で栄えた下館地区では、贈答用など菓子類を売る店が多い。
- 菓心ひろせ
- 有限会社メゾンプチ
- 株式会社かせき堂
- 乙女家
- 館最中本舗湖月庵
- 筑波嶺望菓庵たちかわ
- 和菓子処杉山
- 波山の鳩杖最中
- 下館ラーメン - 鶏ガラ出汁の濃い口醤油スープと鶏肉チャーシューが特徴。2010年に「下館ラーメン学会」が発足[11]。
本社を置く企業
[編集]商業施設
[編集]他に市内各所にスーパーマーケットが点在。
郵便局
[編集]- 下館地区 - 下館郵便局、下館駅前郵便局、下館大町郵便局 、下館横島郵便局、下館玉戸郵便局、川島郵便局、下館西方郵便局、嘉田生崎郵便局、河間郵便局、下館折本郵便局、五所郵便局
- 関城地区 - 関城郵便局、関城霞台郵便局、黒子郵便局
- 協和地区 - 協和郵便局、協和桑山郵便局、小栗郵便局
- 明野地区 - 明野郵便局、村田郵便局、中上野郵便局
金融機関
[編集]- 常陽銀行 - 下館支店(店舗内に「関城支店」を併設)、協和支店、明野支店、玉戸出張所
- 筑波銀行 - 筑西支店(店舗内に「下館支店」を併設)、川島支店、玉戸支店、関城支店、協和支店、明野支店、下館駅南出張所
- 結城信用金庫 - 下館支店、川島支店、下館南支店、関城支店、明野支店
- 茨城県信用組合 - 下館支店、関城支店、協和支店、明野支店
- 北つくば農業協同組合 - 本店(下館支店)、下館南支店、関城支店、協和支店、明野支店
- 他に東日本銀行、足利銀行、中央労働金庫、水戸信用金庫が1店舗ずつ出店(全て支店名は「下館支店」)。
交通
[編集]鉄道
[編集]中心駅である下館駅からちょうど東西・南北方向に路線が伸びている。東京都心までは、小山駅経由または守谷駅経由で1時間半から2時間。
かつて存在した鉄道
[編集]以下は 廃止路線である。
バス
[編集]- 筑西市広域連携バス(関東鉄道運行): 下館駅北口 - 明野支所 - 筑波山口
- 筑西市地域内運行バス実証実験(関東鉄道運行):下館駅南口 - 下館工業高校前 - 玉戸駅 - 川島駅南 - 筑西遊湯館
- 2017年10月1日運行開始[13]。
- 筑西・下妻広域連携バス実証実験(関東鉄道運行):川島駅 - 筑西遊湯館 - 関城支所前 - 下妻駅
- 2020年10月1日運行開始[14]。
- 高速バス「桜川・筑西ライナー」(茨城交通が運行): 岩瀬駅 - 道の駅グランテラス筑西 - 下館駅南口 - 八潮PA(TX八潮駅)(東京行きの降車のみ) - 東京駅鍛冶橋駐車場
- 2019年7月23日運行開始。1日3往復運行。
かつては下館駅を中心に各方面への路線バスが伸びていたものの自家用車の普及とともに次々と廃止され、2000年代には関鉄パープルバスによる下館駅 - 筑波駅、下館駅 - 真壁駅の両路線が残るのみとなり、その両路線も2008年4月までに廃止されている。また2000年前後に旧下館市が「下館市福祉巡回バス」を運行していたが数年で廃止となり、京都・大阪方面と栃木県の各都市を結ぶ夜行高速バス「とちの木号」が下館駅北口経由の路線を開設していた時期もあった(2002年~2006年)が、これも運行を終えている。その結果、「わかば号」が2014年7月22日に運行を開始するまでは、桜川市とともに”非通年運行”を含めて路線バス・高速バスが1路線も走っていない状態であった。その後、広域連携バスの運行開始により、両市ともに毎日運行の路線バスが復活している[注釈 2]。2019年7月23日からは高速バス「桜川・筑西ライナー」の運行も始まり、筑西市内では道の駅グランテラス筑西、下館駅南口に停車する。
乗合タクシー
[編集]- のり愛くん - 利用には、利用登録と事前予約が必要。
道路
[編集]自動車交通
[編集]- ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された。
- 2007年より2016年時点まで、自家用車の世帯当たり台数が日本で最も多い都市となっている[15]。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡
[編集]- 関城跡(国の史跡)
- 内外大神宮(社殿3棟が国の重要文化財)
- 新治廃寺跡(国の史跡)
- 新治郡衙跡(国の史跡)
- 旧尾見家住宅(国の登録有形文化財)
- 伊佐城跡(県指定史跡)
- 船玉古墳(県指定史跡)装飾古墳
- 久下田城跡(県指定史跡)
- 板谷波山生家(県指定史跡):板谷波山記念館内
- 下館城跡(市指定文化財)
- 石造五輪塔(県指定文化財)
観光スポット
[編集]- 真岡鐵道 - 蒸気機関車が毎週土日および連休期間に運行されている。
- しもだて美術館
- 道の駅グランテラス筑西
- ザ・ヒロサワ・シティ - 鉄道車両や航空機などの保存展示を行っているほか、美術館やゴルフ場、レジャー施設等を多数もつ。
かつて「商都」と呼ばれた名残を残す建築物が下館地区旧市街に多く残る。特に「荒川家住宅」(荒七および荒為)と「一木歯科医院」は国の登録有形文化財に登録されている。
祭事・催事
[編集]- 下館大町だるま市–下館地区市街地、大町通りで1月頃開催
- 下館祇園祭 –下館地区市街地で毎年7月下旬に開催
- 下館灯ろう流し –勤行川河畔で8月上旬に開催
- 下館盆踊り–下館地区市街地で8月中旬に開催
- 明野ひまわりフェスティバル–明野地区で8月下旬頃開催
- 関城の祭典どすこいペア–関城地区で秋に開催
- 小栗判官まつり–協和地区で冬に開催
筑西市が登場する作品
[編集]出身・在住有名人
[編集]出身人物
[編集]- 常陸入道念西 - 伊達氏の祖
- 斎藤伝鬼房(剣豪)
- 水谷正村(水谷蟠竜斎) - 戦国武将・下館城主
- 福田蘭堂 - 音楽家、洋画家 青木繁と福田たねの子
- 大塚博紀 - 空手家、和道流開祖者
- 板谷波山 - 陶芸家、文化勲章受章、名誉市民
- 森田茂 - 洋画家、文化勲章受章、名誉市民
- 関彰 - 関彰商事株式会社創業者、名誉市民
- 稲葉清右衛門 - ファナック株式会社創業者、名誉市民
- 稲葉善治 - ファナック株式会社会長
- 尾見半左右 - 富士通株式会社常務
- マギー司郎 - 手品師・タレント
- 栗原すみ子 - 占い師(新宿の母)
- 片山晋呉 - プロゴルファー
- 田宮謙次郎 - 元プロ野球選手(大阪・大毎)、元下館市議会議員
- 渡辺秀一 - 元プロ野球選手(ダイエー)
- 岡野知子 - 元バレーボール選手・デンソー・エアリービーズ
- 赤城宗徳 - 元衆議院議員、自由民主党(元内閣官房長官、防衛庁長官など)
- 赤城徳彦 - 元衆議院議員、自由民主党(元農林水産大臣)
- 小山田保裕 - 元プロ野球選手(横浜ベイスターズ)
- 鈴木寛人 - プロ野球選手(広島東洋カープ)
- 鉄炮塚葉子 - 声優
- 中沢健 - 作家・芸人
- Gたかし - 物真似芸人
- 中丸美繪 - 作家、中丸三千繪の姉、医師・山村隆の妻
- 中丸三千繪 - オペラ歌手、マリア・カラス賞受賞
- 坂入姉妹 - 童謡歌手
- 中嶋博行 - 作家、江戸川乱歩賞受賞
- 吉川潮 - 作家
- Mr.blistah - 歌手 クレンチ&ブリスタメンバー
- DJ SHIMAMURA - 作曲家、DJ
- 神原千恵 - ACCSアナウンサー、元NHK水戸放送局キャスター、元茨城放送パーソナリティ
- 水越恭子 - フリーアナウンサー
- 聖叶亜 - 宝塚歌劇団宙組男役
- 吉永隆博 - 運輸・国土交通官僚[17]
ゆかりの著名人
[編集]- 青木繁 - 洋画家、明治38年(1905年)に真壁郡伊讃村川島(現:筑西市)に滞在して「大穴牟知命」(石橋財団蔵)を制作。
- 西条八十 - 作詞家、第二次世界大戦中に疎開した縁で下館音頭、下館第一高等学校校歌の作詞を手がける。
- 安倍晴明 - 陰陽師。諸説あるものの、常陸国猫島(現・筑西市)の生まれである、という伝説がある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 茨城県西地域ものづくり産業活性化計画 茨城県西地域産業活性化協議会(2024年10月24日閲覧)
- ^ 7 茨城県内での「ちくせい」早わかり 筑西市役所(2016年12月13日閲覧)。
- ^ 茨城県筑西市 (農林水産省の統計情報「わがマチ・わがムラ」より)2016年12月13日閲覧。)
- ^ a b 広報筑西 ピープル No.232 筑西市(2024年10月24日閲覧)
- ^ - 平成26年版 わが国の自動車保有動向 - 乗用車の平均車齢は2年連続で8年台 長期使用で22年連続の高齢化 | 一般財団法人自動車検査登録情報協会
- ^ a b 下館市・関城町・明野町・協和町合併協議会だより 第13号 筑西市(2024年10月24日閲覧)
- ^ “菓子処たちかわ:筑西市観光協会”. "筑西市役所経済部観光振興課". 2020年8月19日閲覧。
- ^ “下館 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月14日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』(角川書店、1983年 ISBN 4040010809)
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』(日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180)
- ^ 【麺食い 列島味便り】下館ラーメン 茨城県筑西市 あっさりしてコクもある『毎日新聞』朝刊2020年5月20日(地方版)2020年5月23日閲覧
- ^ 筑西市広域連携バス(下館駅⇔筑波山口)本格運行について
- ^ 筑西市地域内運行バス(下館駅南口⇔玉戸駅経由⇔筑西遊湯館)実証実験運行中
- ^ 2020年10月1日から筑西・下妻広域連携バスの実証実験運行を開始します!
- ^ わが国の自動車保有動向
- ^ あなたの街に住みますプロジェクト地域発信型映画(2012年12月23日閲覧)
- ^ “毎日フォーラム・霞が関人物録:茨城県”. 毎日新聞デジタル (毎日新聞社). (2021年4月9日) 2024年10月3日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 筑西市 (@chikusei_city) - X(旧Twitter)
- 筑西市 (chikusei.city) - Facebook
- 筑西市観光協会
- 筑西市ナビ「ちくナビ!」