米倉山太陽光発電所
米倉山太陽光発電所 | |
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国 | 日本 |
所在地 | 山梨県甲府市下向山町 |
座標 | 北緯35度34分58.7秒 東経138度34分30.4秒 / 北緯35.582972度 東経138.575111度座標: 北緯35度34分58.7秒 東経138度34分30.4秒 / 北緯35.582972度 東経138.575111度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 | 2012年1月27日 |
事業主体 | 山梨県 • 東京電力ホールディングス |
運営者 | 東京電力リニューアブルパワー |
建設者 | 明電舎[1] |
太陽発電所 | |
種類 | フラットパネル |
パネル数 | 8万枚 |
CPVT | 不採用 |
陸地面積 | 0.125 km2 (0 sq mi)[1] |
発電量 | |
最大出力 | 10MWe |
平均発電量 | 1,200万kWh/年(予測値) |
正味年間発電量 | 1,440万kWh/年 (2012年の実績)[2] |
2014年4月19日現在 |
米倉山太陽光発電所(こめくらやまたいようこうはつでんしょ)は、山梨県甲府市にある東京電力リニューアブルパワーの太陽光発電所である。
山梨県企業局が土地の提供および普及啓発活動を行なう一方で、東京電力が施設の建設・運営を行う共同実施である。
概要
[編集]バブル景気に山梨県土地開発公社が、甲府盆地南部の曽根丘陵にある米倉山(こめくらやま、標高380.8m)一帯を造成・開発しようとしたがバブル崩壊により開発は中止され、以後更地のまま放置されていた。その後山梨県土地開発公社の経営が悪化したことから、健全化の一環として米倉山の造成地を買収し県の管理下のもと新たな活用を模索していた。
2009年(平成21年)1月に東京電力は山梨県と共同で米倉山造成地に太陽光発電所の設置計画を発表[3]。出力を1万kWのメガソーラーとし、当初計画では2010年に着工、2011年度中に一部運転開始、2013年度中に全面運転開始する予定であったが、工事方法の見直しにより2012年1月の全面運転開始に計画が前倒しされ[4][5]、2012年1月27日に営業運転が開始された[6]。
発電所稼動に併せて発電所敷地内には山梨県管理による太陽光発電等PR施設(愛称、ゆめソーラー館やまなし)が、発電稼働翌日の2012年1月28日に開館した[7]。
諸元
[編集]所在地
[編集]- 山梨県甲府市下向山町(山梨県所有地)
発電設備
[編集]- 総出力:10,000kW。
- 面積:約20ha。
- パネル枚数:約8万枚。
- 発電出力:1万kW。
- 年間発電電力:約1,200万kWh(予測値)。
- 年間二酸化炭素削減量:約5,100t。
- 運転開始:2012年(平成24年)1月27日。
ゆめソーラー館やまなし
[編集]ゆめソーラー館やまなしでは、太陽光発電と山梨のエネルギーをテーマとした展示を行っている。 実際に、エネルギーの自給自足による「CO2 ゼロ運営」を実証実験できる発電設備として、太陽光発電(最大出力20 kw)および雨水を利用した小水力発電(最大出力1.5 kw)、エネルギー貯蔵としての(水素0.6 Nm3より0.75 kwの発電が可能な)燃料電池等が展示されており[8]、説明だけではなく体感的に再生可能エネルギーや次世代エネルギーについて学習ができるように工夫されている。 また、広大な敷地の一部には発電所を周回する歩道が設けられ、発電パネルを見下ろす展望台が設置されている。[9]
脚注
[編集]- ^ a b 鈴木聡 2012.
- ^ 『(お知らせ)「米倉山太陽光発電所」運転開始一周年について~山梨県米倉山地点におけるメガソーラー~』(プレスリリース)東京電力、2013年1月28日 。
- ^ 『山梨県米倉山地点におけるメガソーラー発電の設置計画について』(プレスリリース)東京電力、2009年1月27日 。
- ^ 『営業運転開始時期の変更について』(PDF)(プレスリリース)山梨県、2010年5月19日 。
- ^ “太陽光発電所:県と東電が共同事業、来月にも試運転--甲府・米倉山 /山梨”. 毎日新聞. (2011年8月24日)[リンク切れ]
- ^ 『「米倉山太陽光発電所」の運転開始について』(プレスリリース)東京電力、2012年1月27日 。
- ^ 『米倉山太陽光発電所等の設置事業の概要』(PDF)(プレスリリース)東京電力、2012年1月27日 。
- ^ 神鋼環境ソリューション 2012.
- ^ “米倉山太陽光発電所PR施設「ゆめソーラー館やまなし」”. 山梨県 (2014年3月31日). 2014年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 鈴木聡、伊藤孝充・谷口浩士・ほか「米倉山太陽光発電所建設工事」(PDF)『明電時報』第336巻第3号、明電舎、2012年、7-9頁、NAID 40019403813。
- 神鋼環境ソリューション「山梨県米倉山太陽光発電所PR 施設「ゆめソーラー館やまなし」に水素発生装置(HHOG)納入」(PDF)『神鋼環境ソリューション技報』第9巻第1号、神鋼環境ソリューション、2012年8月、29頁、2014年4月21日閲覧。「エネルギーの自給自足による「CO2 ゼロ運営」を行うため,太陽光発電,小水力発電などの自然エネルギーを利用しています」