腕くらべ
著者 | 永井荷風 |
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原題 | 腕くらべ |
舞台設定 | 日本・20世紀初頭 |
出版日 | |
英語版出版日 |
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雑誌『文明』に1916年8月から1917年10月まで連載され、初版は1918年に十里香館から出版された(実質的には私家版である)。
東京新橋の花柳界を舞台として、芸者駒代と菊千代、実業家吉岡、役者瀬川一糸のからむ人間模様を描いている。中島国彦は「単なる風俗小説を越えた、荷風の花柳界への思いの所在が感じられる」[1]と評している。
翻訳により、英語版やロシア語版なども出版されている[2]。
新版
[編集]- 『腕くらべ』岩波文庫(改版1987、坂上博一解説)ISBN 978-4-00-310412-5
- 旧版ではカットされていた部分も復元した完全版
脚注
[編集]- ^ 『新潮日本文学アルバム 永井荷風』(新潮社、1985年)p43
- ^ “『腕くらべ』 | 第1回選定作品 | 翻訳作品紹介 | JLPP 現代日本文学の翻訳・普及事業”. www.jlpp.go.jp. 2020年10月27日閲覧。