蘇智傑
統一ライオンズ #32 | |
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基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台東県成功鎮 |
生年月日 | 1994年7月28日(30歳) |
身長 体重 | 180 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2016年 ドラフト1位 |
初出場 | 2016年7月29日 |
年俸 | 月給46万台湾元 (2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ代表 |
プレミア12 | 2019年 |
この表について |
蘇 智傑 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 蘇 智傑 |
簡体字: | 苏 智杰 |
拼音: | Sū Zhìjié |
注音符号: | ㄙㄨㄓˋㄐㄧㄝˊ |
和名表記: | そ ちけつ |
発音転記: | スー・ズージェ |
英語名: | Su Chih-Chieh |
蘇 智傑(スー・ズージェ、1994年7月28日 - )は、台湾(中華民国)の台東県出身のプロ野球選手(外野手)。アミ族[1]。右投左打。CPBLの統一ライオンズに所属している。
経歴
[編集]2016年6月のドラフト会議で統一ライオンズから1位指名を受け、入団が決まった[2]。7月29日の義大ライノズ戦に7番・二塁手で起用され、プロ初出場・初先発出場を果たした[3]。8月3日の中信兄弟戦では鄭凱文からプロ初安打をマークした[4]。同月11日の義大ライノズ戦ではプロ初本塁打となる3点本塁打を放った[5]。最終的には44試合に出場し打率.333、9本塁打、33打点を記録した。
2017年は右肩を負傷し開幕に出遅れるも[6]、4月19日に一軍へ復帰した。その後92試合に出場し自己最高の打率.351をマーク。そして17本塁打77打点を挙げた[7]。また王柏融に次ぐOPS1.015を記録した[8]。オフには2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表に選出された[9]。
2018年は6月の月間成績打率.320、6本塁打、16打点をマークし月間MVPを受賞した[10]。7月7日のオールスターゲームでは決勝打を含む2打点を挙げ、オールスターゲームの最優秀選手に選出された[11]。しかし同月18日のLamigoモンキーズとの試合前の練習で、誤ってボールを踏んで右足を捻挫し[12]、翌日に二軍へ降格した。8月7日の一軍へ復帰するも同月9日の中信兄弟戦でファールを打った際に、右手首を骨折し翌日に再び登録抹消となった[13]。その後はシーズン中に復帰することは出来ず、僅か65試合の出場に留まった。10月の台湾シリーズでは復帰を果たし[14]、打率.350、2本塁打、6打点を記録するなどシリーズの優秀選手に輝いた[15]。
2019年は全試合に出場しリーグ最多の30二塁打、打率.282、27本塁打、83打点をマークした[16]。また9月18日のLamigoモンキーズ戦で球団史上初となるシーズン20本塁打、20盗塁を達成した[17]。その結果、自身初となるベストナイン[18]とゴールデングラブ賞を獲得した[19]。オフには2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出されるも[20]、16打席無安打10三振に終わった[21][22]。
2020年は6月に打率.417、9本塁打、26打点をマークし月間MVPを獲得した[23]。最終的には118試合に出場し打率.313、28本塁打、98打点、リーグ最多の104得点を記録するなど、2年連続となるベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した[24]。チームメイトの林安可、陳傑憲も外野手部門のベストナインを受賞し、CPBL史上初となる同一チームで外野を独占する形となった[25]。
2021年は3月27日の中信兄弟戦で謝榮豪からCPBL史上23人目となる、通算100号本塁打を記録した[26]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
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2016 | 統一 | 44 | 176 | 159 | 33 | 53 | 10 | 0 | 9 | 90 | 33 | 0 | 1 | 0 | 0 | 15 | 0 | 2 | 45 | 1 | .333 | .398 | .566 | .964 |
2017 | 92 | 404 | 356 | 67 | 125 | 31 | 2 | 17 | 211 | 77 | 9 | 5 | 0 | 2 | 41 | 1 | 4 | 72 | 6 | .351 | .422 | .593 | 1.015 | |
2018 | 65 | 284 | 244 | 47 | 75 | 3 | 1 | 17 | 131 | 49 | 13 | 2 | 0 | 2 | 31 | 3 | 4 | 59 | 4 | .307 | .391 | .537 | .928 | |
2019 | 120 | 508 | 444 | 77 | 125 | 30 | 2 | 27 | 240 | 83 | 21 | 7 | 0 | 1 | 48 | 7 | 8 | 103 | 5 | .282 | .361 | .541 | .902 | |
2020 | 118 | 511 | 438 | 104 | 137 | 31 | 4 | 28 | 260 | 98 | 13 | 6 | 0 | 8 | 57 | 1 | 7 | 115 | 9 | .313 | .394 | .594 | .988 | |
通算:5年 | 439 | 1883 | 1641 | 328 | 515 | 105 | 9 | 98 | 932 | 340 | 56 | 21 | 0 | 13 | 193 | 12 | 25 | 394 | 25 | .314 | .391 | .568 | .959 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別打撃成績所属リーグ内順位
[編集]年 度 | 年 齢 | リ | グ | 打 率 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
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2016 | 22 | CPBL | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
2017 | 23 | 4位 | 5位 | - | 3位 | 8位 | 4位 | 10位 | 3位 | 3位 | 2位 | |
2018 | 24 | - | - | - | - | 4位 | - | 5位 | - | - | - | |
2019 | 25 | - | - | 1位 | 9位 | 2位 | 6位 | 3位 | - | 7位 | 7位 | |
2020 | 26 | 8位 | 6位 | 2位 | 2位 | 2位 | 2位 | 8位 | 6位 | 4位 | 3位 |
- 「-」は10位未満(打率、出塁率、長打率、OPSは規定打席未到達の場合も「-」と表記)
年度別守備成績
[編集]年 度 | 球 団 | 一塁 | 二塁 | 三塁 | 外野 | ||||||||||||||||||||
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試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2016 | 統一 | - | 5 | 16 | 10 | 2 | 5 | .929 | 18 | 11 | 25 | 7 | 2 | .837 | - | ||||||||||
2017 | 9 | 64 | 5 | 4 | 10 | .945 | - | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | ---- | 57 | 108 | 3 | 7 | 0 | .941 | ||||||
2018 | - | - | - | 63 | 122 | 5 | 1 | 1 | .992 | ||||||||||||||||
2019 | - | - | - | 114 | 232 | 5 | 2 | 1 | .992 | ||||||||||||||||
2020 | - | - | - | 101 | 212 | 4 | 2 | 1 | .991 | ||||||||||||||||
通算 | 9 | 64 | 5 | 4 | 10 | .945 | 5 | 16 | 10 | 2 | 5 | .929 | 19 | 11 | 25 | 8 | 2 | .818 | 335 | 674 | 17 | 12 | 3 | .983 |
- 2020年度シーズン終了時
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞
表彰
[編集]- ベストナイン:2回(外野手部門:2019年 - 2020年)
- ゴールデングラブ賞:2回(外野手部門:2019年 - 2020年)
- 月間MVP:2回(野手部門:2018年6月、2020年6月)
- オールスターゲーム最優秀選手:1回(2018年)
- 台湾シリーズ優秀選手:1回(2018年)
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2016年7月29日、対義大ライノズ26回戦(台南市立野球場)、7番・二塁手で先発出場
- 初打席:同上、2回裏に力猛から右飛
- 初安打:2016年8月3日、対中信兄弟23回戦(台南市立野球場)、2回裏に鄭凱文から右二塁打
- 初打点:2016年8月6日、対Lamigoモンキーズ29回戦(台南市立野球場)、9回裏に王躍霖から中前適時打
- 初本塁打:2016年8月11日、対義大ライノズ30回戦(新荘体育場野球場)、7回表に賴鴻誠から中越3ラン
- 初盗塁:2017年5月2日、対富邦ガーディアンズ(新荘体育場野球場)、7回表に二盗(投手:羅華韋、捕手:方克偉)
- 節目の記録
- 100本塁打:2021年3月27日、対中信兄弟3回戦(台中インターコンチネンタル野球場)、7回表に謝榮豪から左越ソロ ※史上23人目
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:3回(2017年 - 2019年)
背番号
[編集]- 32 (2016年 - )
- 30 (2019年プレミア12)
代表歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “除了第一,我沒想過其他成績:場上場下都精彩的統一獅隊蘇智傑” (中国語). 電影神搜 (2021年5月6日). 2024年6月2日閲覧。
- ^ ETtoday新聞雲. “快訊/蘇智傑合約最高總值660萬披獅袍 背號32號 | ETtoday體育新聞 | ETtodayAMP” (中国語). ETtoday新聞雲. 2016年7月11日閲覧。
- ^ ETtoday新聞雲. “真的「球給智傑」! 統一獅歡迎狀元超有梗 | ETtoday體育新聞 | ETtodayAMP” (中国語). ETtoday新聞雲. 2016年7月30日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2016年8月11日閲覧。
- ^ “蘇智傑二軍打擊超夯 能守三壘就回一軍 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2017年4月14日閲覧。
- ^ “三冠王・王柏融ら若きスターずらり アジアの頂点を狙う台湾代表”. スポーツナビ. 2017年11月14日閲覧。
- ^ “2017 Batting Stats”. my.cpblstats.com. 2021年4月1日閲覧。
- ^ https://www.japan-baseball.jp/jp/profile/top_apbc_tpe/su_chihchieh.html
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2018年7月1日閲覧。
- ^ TSNA. “首獲明星賽MVP 蘇智傑感到不可思議” (中国語). news.tsna.com.tw. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “【更新】蘇智傑扭傷右腳 蔗總頭大 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2018年7月18日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2018年8月10日). “中職》被李振昌投球「震」到手腕 蘇智傑又受傷恐影響亞運 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2018年8月10日閲覧。
- ^ 中時新聞網. “中職》輸球不輸志氣! 蘇智傑:吸取經驗再加油 - 體育” (中国語). 中時新聞網. 2018年11月3日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2018年11月4日). “蘇智傑優秀賞 「明年我們會更強」 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2018年11月4日閲覧。
- ^ “中職/全壘打王擦身過 蘇智傑明年繼續挑戰 | ETtoday運動雲 | ETtoday新聞雲” (中国語). sports.ettoday.net. 2019年12月1日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2019年10月22日). “12強》全勤+「20-20」球季過後 蘇智傑投入台灣隊 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2019年10月22日閲覧。
- ^ “中職/首度獲個人獎 蘇智傑靠打12強升級實力 | ETtoday運動雲 | ETtoday新聞雲” (中国語). sports.ettoday.net. 2019年10月22日閲覧。
- ^ “中職/世大運失誤挫折最深 蘇智傑外野雙料獲獎「意義重大」 | ETtoday運動雲 | ETtoday新聞雲” (中国語). sports.ettoday.net. 2019年10月29日閲覧。
- ^ “12強棒球賽中華隊28人名單 大黑馬高宇杰岳東華入列[影 | 運動 | 重點新聞 | 中央社 CNA]” (中国語). www.cna.com.tw. 2019年10月1日閲覧。
- ^ 中時新聞網. “12強》蘇智傑16支0最慘 澳墨這兩位也半斤八兩 - 體育” (中国語). 中時新聞網. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “中職/從失敗中學習 蘇智傑想戰明年6搶1 | ETtoday運動雲 | ETtoday新聞雲” (中国語). sports.ettoday.net. 2019年11月29日閲覧。
- ^ “6月投、打MVP 蘇智傑2度、黃恩賜首次獲獎 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2020年7月1日閲覧。
- ^ 自由時報電子報 (2020年11月16日). “中職》連兩年包辦最佳10人、金手套 「內野底」蘇智傑苦練有成 - 自由體育”. 自由時報電子報. 2021年11月16日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20201117T102904Z). “中職/獅隊3帥全說感謝他 郭俊佑:是我比較幸運 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年11月7日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20210327T204205Z). “中職/林明杰轟倒獅 蘇智傑百轟達陣夜黯淡 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2021年3月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 CPBL、Baseball-Reference (CPBL)