野球中華民国代表
野球中華民国代表/野球台湾代表/野球中華台北代表/野球チャイニーズタイペイ代表 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 中華民國棒球代表隊/台灣成棒隊/中華成棒隊 |
日本語慣用読み: | やきゅうちゅうかみんこくだいひょう/やきゅうたいわんだいひょう/やきゅうちゅうかタイペイいひょう/やきゅうチャイニーズタイペイいひょう |
英文: | Taiwan Baseball Team/Chinese Taipei Baseball Team |
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国または地域 | 中華民国 | |||
協会 | 中華職業棒球大聯盟 アマチュア:中華民国棒球協会 | |||
監督 | 曾豪駒 | |||
WBSCランキング | 2位 (2024年11月28日) | |||
オリンピック | ||||
出場回数 | 4回 (初出場は1992年) | |||
最高成績 | 銀メダル (1992年) | |||
ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) | ||||
出場回数 | 5回 (初出場は2006年) | |||
最高成績 | 第2ラウンド敗退 (2013年) | |||
WBSCプレミア12 | ||||
出場回数 | 3回 (初出場は2015年) | |||
最高成績 | 優勝 (2024年) | |||
ワールドカップ | ||||
出場回数 | 17回 (初出場は1972年) | |||
最高成績 | 準優勝 (1984年) | |||
インターコンチネンタルカップ | ||||
出場回数 | 12回 (初出場は1973年) | |||
最高成績 | 3位 (1983年・2006年) | |||
アジア競技大会野球競技 | ||||
出場回数 | 7回 (初出場は1994年) | |||
最高成績 | 優勝 (2006年) | |||
アジア野球選手権大会 | ||||
出場回数 | 29回 (初出場は1954年) | |||
最高成績 | 優勝 (1983年・1987年・1989年・2001年・2019年) | |||
野球中華民国代表(やきゅうちゅうかみんこくだいひょう)は、中華民国(台湾)における野球のナショナルチームである。国際大会では一つの中国問題から、「チャイニーズタイペイ」(中華台北)名義を使用するほか、大会によっては「中華」/「台湾」名義を使用することもある。
概説
[編集]1984年に公開競技として開催されたロサンゼルスオリンピックでは銅メダルを獲得した。
1992年には、正式競技となったバルセロナオリンピックで銀メダルを獲得している。
2001年の第31回IBAFワールドカップは、自国開催だった。この大会では、日本を下し3位になっている。
2004年のアテネオリンピックでは、アジア予選で韓国を破り3大会ぶりの出場になった。ただ、予選リーグで敗退となった。
2006年から開催される事となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では王建民や陳金鋒ら主力が辞退したこともあり、日本における1次ラウンドで敗退した。
2007年の第24回アジア野球選手権大会では韓国、日本に敗れて3位となったが、世界最終予選に進出した。
2007年12月20日、成績不振の責任を取る形で郭泰源が代表監督を辞任、後任にLa Newベアーズ監督の洪一中が監督に就任した。
洪一中監督で挑んだ2008年北京オリンピックでは予選リーグで中国に歴史的敗戦を喫するなど5位で予選敗退、その後洪一中監督が退任し後任には輔仁大学野球部監督の葉志仙が就任した。
2009年の第2回WBCでは、初戦で韓国に0-9で大敗すると中国にも1-4で敗れ1勝もすることなく1次ラウンドで姿を消した。そのため第3回WBCでは予選から出場することとなった。
2012年3月に、東京ドームで日本代表と「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ」という特別試合を行った。11月10日に、キューバ代表とサンダーシリーズという国際試合を行った[1]。11月15日からの第3回WBC予選では予選を勝ち抜き本大会へ進出。
2013年の第3回WBC本戦では、1次ラウンドを2勝1敗の1位で初めて突破したものの2次ラウンドで日本、キューバに敗れ敗退した。11月に日本と「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」という特別試合が行われた。
2015年に始まった野球の国際大会の2015 WBSCプレミア12では、自国で開催されたがグループリーグで敗退し、決勝トーナメントに進めなかった。
2016年10月から11月にかけて第1回WBSC U-23ワールドカップに出場[2]。
2017年3月には第4回WBCに出場したが、1勝も挙げることなく1次ラウンドで敗退した[3]。この結果については、プロとアマの対立を問題視している意見も出た[4]。
2023年の第5回WBCに出場。2大会ぶりとなる自国開催権も手に入れた。自国で行われたプールAでは全チーム2勝2敗で終えたが、負けた試合での失点が大きく順位が最下位となり、1次ラウンドで敗退した。
2024年の2024 WBSCプレミア12に出場。自国で行われたグループBでは4勝1敗でスーパーラウンド進出。そして、1勝2敗でスーパーラウンドの2位として決勝進出。決勝で日本代表を4-0で下し、主要国際大会での初優勝を遂げた[5]。
国際大会
[編集]回 | 年 | 開催地 | 順位 |
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1 | 2006 | 1次ラウンド敗退 | |
2 | 2009 | 1次ラウンド敗退 | |
3 | 2013 | 2次ラウンド敗退 | |
4 | 2017 | 1次ラウンド敗退 | |
5 | 2023 | 1次ラウンド敗退 | |
6 | 2026 |
回 | 年 | 開催地 | 順位 |
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26 | 1992 | バルセロナ | 準優勝 |
27 | 1996 | アトランタ | 予選敗退 |
28 | 2000 | シドニー | 予選敗退 |
29 | 2004 | アテネ | 5位 |
30 | 2008 | 北京 | 5位 |
33 | 2021 | 東京 | 予選敗退 |
35 | 2028 | ロサンゼルス |
回 | 年 | 開催地 | 順位 |
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1 | 2015 | 9位 | |
2 | 2019 | 5位 | |
3 | 2024 | 優勝 | |
4 | 2027 |
ワールドカップ
[編集]- 1984年 - 準優勝
- 1986年 - 3位
- 1988年 - 3位
- 2001年 - 3位
インターコンチネンタルカップ
[編集]イタリアンベースボールウィーク
[編集]アジア プロ野球チャンピオンシップ
[編集]歴代監督
[編集]- 郭泰源 (2007 , 2015 - 2017)
- 洪一中 (2007 - 2008 , 2019)
- 葉志仙 (2008 - 2010)
- 陳威成 (2011)
- 謝長亨 (2012 - 2013)
- 呂明賜 (2013 - 2014)
- 林岳平 (2023)
- 曾豪駒 (2024)
歴代代表選手
[編集]オリンピック
[編集]WBC
[編集]- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
- 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表
プレミア12
[編集]アジアプロ野球チャンピオンシップ
[編集]その他
[編集]脚注
[編集]- ^ Cuba arrives for Thunder Series in Taichung and Taoyuan IBAF公式サイト 英語 (2012年11月7日) 2015年4月17日閲覧
- ^ WBSC reveals Groups, Official Look for U-23 Baseball World Cup 2016 Monterrey WBSC | World Baseball Softball Confederation (2016年9月16日) 2016年10月2日閲覧
- ^ “韓国、台湾との延長十回死闘を制し3連敗免れる…台湾は次回WBCで予選へ”. サンスポ (2017年3月9日). 2017年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月4日閲覧。
- ^ “WBCで全敗、台湾野球なぜ弱体化?合わない収支と天下り、悲しき"公務員野球"の末路”. ベースボールチャンネル (2017年3月20日). 2019年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月4日閲覧。
- ^ “台湾がプレミア12制覇で3大国際大会では初優勝…侍ジャパンを投打で圧倒”. 報知スポーツ. 報知新聞社 (2024年11月24日). 2024年11月28日閲覧。