西津軽郡

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青森県西津軽郡の範囲(1.鰺ヶ沢町 2.深浦町 薄黄:後に他郡に編入された区域)

西津軽郡(にしつがるぐん)は、青森県

人口14,398人、面積831.99km²、人口密度17.3人/km²。(2024年11月1日、推計人口

以下の2町を含む。2町を総称して西海岸という。

郡域

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1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、概ね以下の区域にあたる。

歴史

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郡発足までの沿革

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松代村、湯舟村、小屋敷村、南浮田村、山崎村、北浮田村、浮田村、出来島村、建石村、滝淵村、芦萢村、長平村、浜横沢村、中村、大宮村、中下村、片屋敷村、別所村、舞戸村、館村、田浦村、広戸村、追良瀬村、松原村、驫木村、舛形村、風合瀬村、晴山村、田野沢村、鴨村、金井ヶ沢村、関村、島村、大童子村、岩坂村、石動村、柳田村、桜沢村、姥袋村、赤石村、日照田村、館前村、金沢村、目内崎村、漆原村、種里村、鬼袋村、一ツ森村、大然村、小森村、深谷村、大間越村、黒崎村、松神村、森山村、正道尻村、久田村、岩崎村、沢辺村、艫作村、月屋村、横磯村、深浦村、鯵ヶ沢町[1]、野木村、木筒村、尾原村、桑野木田村、廻堰村、川端村、姥ヶ島村、下中野村、金田村、広須村、桃井村、広萢村、上古川村、下古川村、大原村、鷺坂村、小曲村、近岡村、稲盛村、玉水村、沖萢村、末吉村、芦屋村、川除村、芦沼村、蓮沼村、上木作村、吉岡村、升館村、豊田村、今市村、蓮川村、永田村、永岡村、蓮花田村、吉水村、兼館村、岡部里村、生田村、夕日岡村、善積村、石館村、吉出村、沖善津村、出崎村、千年村、再賀村、再賀派村、沼館村、沼館派村、緑川村、語村、沼崎村、本増村、鶴見里村、福富村、下富萢村、下富萢新村、橘村、出野里村、芦部岡村、豊川村、楽田村、穂積村、野末村、細沼村、家調村、下家調村、繁田村、船越村[2]、下繁田村、堅固村、下相野村、富岡村、広富村、上相野村、広野村、小中野村、沖中野村、栄田村、桜井村、上中館村、下中館村、里見村、町居田村、川泊村、岡部村、柴田村、川添村、貫水村、近野村、平野村、菊川村、千代田村、隠里村、妙堂崎村、浅田村、中田村、漆館村、吉野村、猫淵村、山田村、森田村、床舞村、大館村、中福原村、三原村、上福原村、吉見村、遠山里村、下福原村、南広森村、丸山村、嘉福村、越水村、駒田村、吹原村、三ツ館村、中三ツ館村、盛照村、広岡村、莇岡村、船岡村、木作村、松岡村、下木作村、濁川村、新屋敷村、中野林村、土滝村、下遠山里村、加納村、大畑村、林村、片田岡村、菰槌村、菰槌新村、西広森村、入江村、入江派村、蝉音村、弓袋村、館岡村、大湯町村、瓜生村、亀ヶ岡村、筒木坂村、畔屋村、平滝村、長浜村、牛潟村、下牛潟村、車力村、下車力村、豊富村、富萢村[3]、広森村、十三村
  • 明治初年
    • 鯵ヶ沢町内の11町が鯵ヶ沢を冠称。
    • 蝉音村・長浜村が廃村。(1町218村)
  • 明治2年 - 鯵ヶ沢町内の11町の冠称を廃止。
  • 明治4年
  • 明治9年(1876年)(一部は推定)(1町110村)
    • 金沢村が分割して南金沢村・北金沢村となる。
    • 桜井村・上中館村・下中館村・町居田村が合併して中館村となる。
    • 中福原村・三原村・上福原村が合併して福原村となる。
    • 山崎村が南浮田村に、浮田村が北浮田村に、滝淵村が芦萢村に、大宮村・中下村・片屋敷村・別所村が中村に、館村・田浦村が舞戸村に、松原村が追良瀬村に、舛形村が驫木村に、晴山村が風合瀬村に、鴨村が金井ヶ沢村に、島村が関村に、大童子村・石動村が岩坂村に、桜沢村が柳田村に、目内崎村が北金沢村に、漆原村が南金沢村に、大然村が一ツ森村に、川端村が桑野木田村に、姥ヶ島村・下中野村・金田村・桃井村・広萢村が広須村に、大原村が下古川村に、近岡村が稲盛村に、沖萢村・末吉村が玉水村に、芦屋村が川除村に、蓮沼村・上木作村・吉岡村・升館村・松岡村・下木作村が木作村に、今市村が豊田村に、長岡村が蓮川村に、吉水村が永田村に、岡部里村・生田村・夕日岡村が兼館村に、石館村・出崎村・堅固村が善積村に、沖善津村が吉出村に、再賀村・再賀派村が千年村に、沼館派村・緑川村・語村が沼館村に、本増村が沼崎村に、鶴見里村・野末村・細沼村が穂積村に、下富萢村・下富萢新村が福富村に、橘村が豊田村、出野里村に、楽田村が豊川村に、芦部岡村が出野里村に、家調村・下家調村が繁田村に、船越村が下繁田村に、富岡村・広富村・広野村・小中野村・沖中野村・栄田村が上相野村に、里見村・川泊村・岡部村・川添村・貫水村が柴田村に、近野村・平野村が菊川村に、隠里村が廻関村に、浅田村・漆館村・吉野村が中田村に、猫淵村が山田村に、吉見村が下福原村に、遠山里村が千代田村に、南広森村が吹原村に、嘉福村が丸山村に、駒田村・広岡村・莇岡村が越水村に、中三ツ館村・盛照村が三ツ館村に、船岡村が森田村に、新屋敷村・中野林村が濁川村に、加納村が下遠山里村に、片田岡村が林村に、菰槌新村・西広森村・入江村・入江派村・弓袋村が菰槌村に、瓜生村が館岡村に、畔屋村が筒木坂村にそれぞれ合併。
    • 広森村が片田岡村か林村に合併されたとみられる。
  • 明治10年(1877年) - 金井ヶ沢村が改称して北金ヶ沢村となる。

郡発足以降の沿革

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  • 明治11年(1878年10月30日 - 郡区町村編制法の青森県での施行により、津軽郡のうち鯵ヶ沢町ほか1町110村の区域に行政区画としての西津軽郡が発足。郡役所が鯵ヶ沢町に設置。
  • 明治12年(1879年) - 北金沢村が南金沢村に合併。(1町109村)
1.鰺ヶ沢町 2.赤石村 3.深浦村 4.中村 5.鳴沢村 6.越水村 7.水元村 8.川除村 9.稲垣村 10.車力村 11.木造村 12.大戸瀬村 13.岩崎村 14.舞戸村 15.森田村 16.柴田村 17.柏村 18.出精村 19.舘岡村 20.十三村(紫:つがる市 桃:鰺ヶ沢町 橙:深浦町 赤:北津軽郡鶴田町 水色:五所川原市)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町19村)
    • 鰺ヶ沢町 ← 田中町、七ツ石町、米町、本町、浜町、新町、釣町、漁師町、新地町、富根町、淀町
    • 赤石村 ← 赤石村、日照田村、館前村、深谷村、小森村、一ツ森村、鬼袋村、種里村、南金沢村、姥袋村(現・鯵ヶ沢町)
    • 深浦村 ← 深浦村、広戸村、追良瀬村、横磯村、月屋村、艫作村(現・深浦町)
    • 中村 ← 中村、浜横沢村、長平村、芦萢村(現・鯵ヶ沢町)
    • 鳴沢村 ← 南浮田村、北浮田村、湯舟村、小屋敷村、建石村(現・鯵ヶ沢町)、出来島村(現・つがる市)
    • 越水村 ← 越水村、三ツ館村、下福原村、吹原村、丸山村(現・つがる市)
    • 水元村 ← 廻堰村、野木村、木筒村、尾原村、妙堂崎村(現・北津軽郡鶴田町)
    • 川除村 ← 川除村、豊田村、芦沼村、蓮川村(現・つがる市)、小曲村(現・五所川原市)
    • 稲垣村 ← 沼崎村、吉出村、沼館村、福富村、豊川村、穂積村、繁田村、下繁田村、千年村(現・つがる市)
    • 車力村 ← 車力村、牛潟村、下牛潟村、下車力村、豊富村、富萢村(現・つがる市)
    • 木造村 ← 木作村、上相野村、下相野村、広須村、玉水村、蓮花田村、濁川村、下遠山里村(現・つがる市)
    • 大戸瀬村 ← 北金ヶ沢村、関村、柳田村、岩坂村、田野沢村、風合瀬村、驫木村(現・深浦町)
    • 岩崎村 ← 沢辺村、岩崎村、正道尻村、久田村、森山村、松神村、黒崎村、大間越村(現・深浦町)
    • 舞戸村(単独村制。現・鯵ヶ沢町)
    • 森田村 ← 大館村、床舞村、森田村、山田村、中田村(現・つがる市)
    • 柴田村 ← 柴田村、中館村、千代田村、菊川村、福原村(現・つがる市)
    • 柏村 ← 桑野木田村、上古川村、下古川村、鷺坂村、稲盛村(現・つがる市)
    • 出精村 ← 兼館村、出野里村、善積村、林村、大畑村、土滝村、永田村(現・つがる市)
    • 舘岡村 ← 館岡村、大湯町村、菰槌村、亀ヶ岡村、筒木坂村、平滝村(現・つがる市)
    • 十三村(単独村制。現・五所川原市)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治34年(1901年5月1日 - 木造村が町制施行して木造町となる。(2町18村)
  • 明治37年(1904年)4月1日 - 木造町が分割し、上相野、下相野は森田村へ、広須、玉水は柏村へ、蓮花田、下遠山里は出精村へ、濁川は柴田村へそれぞれ編入され、木造町の残部(木造)に改めて木造町が発足。
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年
    • 4月1日 - 深浦村が町制施行して深浦町となる。(3町17村)
    • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和17年(1942年)7月1日- 「西津軽地方事務所」が鰺ヶ沢町に設置され、本郡を管轄。
  • 昭和30年(1955年
    • 3月1日 - 水元村が北津軽郡鶴田町・梅沢村六郷村と合併し、改めて北津軽郡鶴田町が発足、郡より離脱。(3町16村)
    • 3月30日 - 木造町・舘岡村・出精村・越水村・柴田村・川除村および鳴沢村の一部(出来島)が合併し、改めて木造町が発足。(3町11村)
    • 3月31日(3町6村)
      • 鯵ヶ沢町・舞戸村・中村・赤石村・鳴沢村が合併し、改めて鯵ヶ沢町が発足。
      • 十三村が北津軽郡脇元村相内村と合併して北津軽郡市浦村が発足。
    • 7月29日 - 深浦町・大戸瀬村が合併し、改めて深浦町が発足。(3町5村)
  • 昭和33年(1958年)4月1日 - 木造町の一部(小曲)が五所川原市に編入。
  • 平成17年(2005年
    • 2月11日 - 木造町・森田村・柏村・稲垣村・車力村が合併してつがる市が発足し、郡より離脱。(2町1村)
    • 3月31日 - 深浦町・岩崎村が合併し、改めて深浦町が発足。(2町)

変遷表

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自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
森田村 森田村 森田村 平成17年2月11日
つがる市
つがる市
柏村 柏村 柏村
稲垣村 稲垣村 稲垣村
車力村 車力村 車力村
木造村 明治34年5月1日
町制
昭和30年3月30日
木造町
昭和33年4月1日
小曲を五所川原市に編入
舘岡村 舘岡村
出精村 出精村
越水村 越水村
柴田村 柴田村
川除村 川除村
鳴沢村 鳴沢村 昭和30年3月30日
木造町
(出来島)
昭和30年3月31日
鯵ヶ沢町
鯵ヶ沢町 鯵ヶ沢町
鯵ヶ沢町 鯵ヶ沢町 昭和30年3月31日
鯵ヶ沢町
舞戸村 舞戸村
中村 中村
赤石村 赤石村
深浦村 大正15年4月1日
町制
昭和30年7月29日
深浦町
平成17年3月31日
深浦町
深浦町
大戸瀬村 大戸瀬村
岩崎村 岩崎村 岩崎村
水元村 水元村 昭和30年3月1日
北津軽郡
鶴田町の一部
北津軽郡
鶴田町
十三村 十三村 昭和30年3月31日
北津軽郡
市浦村の一部
平成17年3月28日
五所川原市の一部
五所川原市

行政

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歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年)10月30日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

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  1. ^ 記載は鯵ヶ沢村。町内に11町が存在。
  2. ^ 上船越村・下船越村に分かれて記載。
  3. ^ 富萢村・富萢新村に分かれて記載。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 2 青森県、角川書店、1985年12月1日。ISBN 4040010205 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

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先代
津軽郡
行政区の変遷
1878年 -
次代
(現存)