諏訪ノ森駅
諏訪ノ森駅 | |
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難波方面行き 旧駅舎正面(2012年4月) | |
すわのもり SUWANOMORI | |
◄NK13 石津川 (1.1 km) (1.0 km) 浜寺公園 NK15► | |
東は船尾停留場 | |
所在地 | 堺市西区浜寺諏訪森町西二丁 |
駅番号 | NK 14 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■南海本線 |
キロ程 | 13.8 km(難波起点) |
電報略号 | スワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線(千鳥式配置) |
乗降人員 -統計年次- | 7,749人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1907年(明治40年)12月20日 |
諏訪ノ森駅(すわのもりえき)は、大阪府堺市西区浜寺諏訪森町西二丁にある、南海電気鉄道南海本線の駅。駅番号はNK14。
駅舎は国の登録有形文化財に登録され、また第4回近畿の駅百選にも選定されている。今は工事中。(使用終了)
歴史
[編集]- 1907年(明治40年)12月20日:南海鉄道の湊駅 - 浜寺公園駅間に北浜寺駅として新設[1]。
- 1908年(明治41年)12月1日:諏訪ノ森駅に改称[2]。
- 1919年(大正8年)6月10日:浜寺公園側へ0.1マイル移転[3]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 2012年(平成24年)4月1日 :駅ナンバリングが導入され、使用を開始[4][5]。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 2月:旧駅舎が曳家により25 m西に移設。
- 9月:旧駅舎が交流スペースとして公開される。
- 2023年(令和5年)1月21日:高架化工事に伴い、難波方面を仮線に切り替え[6]。上り仮ホーム供用開始。
- 2024年(令和6年)11月16日:高架化工事に伴い、和歌山市方面を仮線に切り替え[7]。下り仮ホーム供用開始。
- 和歌山市方面旧駅舎
(2012年4月) - 旧駅舎内部のステンドグラス
(2012年4月)
駅構造
[編集]千鳥式配置の単式2面2線のホームを持つ地平駅である。それぞれのホームが石津川8号踏切を挟んで反対側に延びているのが特徴。
改札はホーム毎に独立しており、駅構内に上下のホーム同士を連絡する通路は存在しない。和歌山市方面ホームは和歌山市駅寄りに、難波方面ホームは難波駅寄りに、それぞれ改札を持つ。トイレは改札内に設置されている。
高架化工事に伴い上り線が仮線に切り替わっても、難波方面ホームが少し西側になるだけで千鳥式配置の構造は変わらない予定。2022年6月時点では、すでにほとんどの場所で上り仮線のレールが敷かれており、架線設置等の工事が進められている[8]。2028年3月末に上下線とも高架化されると、千鳥式配置ではなくなり、相対式ホームとなる予定[9]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先[10] |
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1 | 南海線 | 下り | 和歌山市・ 関西空港方面 |
2 | 上り | なんば方面 |
利用状況
[編集]2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は7,749人(乗車人員:3,842人、降車人員:3,907人)である。
各年度の1日平均乗降・乗車人員数は下表の通り。
年次 | 1日平均 乗降人員 | 1日平均 乗車人員 | 順位 | 出典 |
---|---|---|---|---|
2000年 | 9,515 | 4,659 | - | [11] |
2001年 | 9,227 | 4,511 | - | [12] |
2002年 | 9,274 | 4,514 | - | [13] |
2003年 | 9,004 | 4,371 | - | [14] |
2004年 | 8,849 | 4,298 | 32位 | [15] |
2005年 | 8,777 | 4,271 | - | [16] |
2006年 | 8,757 | 4,235 | - | [17] |
2007年 | 8,664 | 4,192 | - | [18] |
2008年 | 8,318 | 4,005 | - | [19] |
2009年 | 8,152 | 3,959 | - | [20] |
2010年 | 8,044 | 3,881 | - | [21] |
2011年 | 7,906 | 3,814 | 35位 | [22] |
2012年 | 7,856 | 3,788 | [23] | |
2013年 | 8,013 | 3,852 | 37位 | [24] |
2014年 | 7,728 | 3,734 | 37位 | [25] |
2015年 | 7,811 | 3,784 | 40位 | [26] |
2016年 | 7,886 | 3,840 | 40位 | [27] |
2017年 | 8,029 | 3,927 | 39位 | [28] |
2018年 | 7,811 | 3,836 | 41位 | [29] |
2019年 | 7,749 | 3,842 | 40位 | [30] |
駅周辺
[編集]浜寺エリアに位置し、スーパーや金融機関が進出している。これはかつて付近に堺市役所浜寺出張所があった(1996年に堺市役所西支所 → のちの西区役所 が鳳に開設され統合という形で廃止)ことにもよる。東側には諏訪ノ森本通商店街がある。
- 諏訪神社 - 駅名の由来となった神社。旧大鳥郡船尾村の村社でもある。
- 諏訪ノ森郵便局
- 堺市立浜寺小学校
- 堺市立浜寺東小学校
- 泉州看護専門学校
- 堺聖テモテ教会
- 阪堺電気軌道阪堺線 船尾停留場 東方250 m。
- 備考
- かつてジャスコ諏訪ノ森店が存在したが、閉店・解体され、2009年6月にイオン諏訪ノ森ショッピングセンター(現イオンタウン諏訪の森)がオープンした。メインテナントは同じイオングループの食品スーパー「KOHYO」である。
- 付近に諏訪ノ森駅前バス停留所がある。石津川駅 - 浜寺公園駅間は鉄道と併走し、浜寺元町・鳳駅前・西区役所前を経由して堺市立総合医療センター前に至る(鳳駅前 - 西区役所前間を往復)。鳳駅前で高野線北野田駅までのバスと乗り継ぎが可能。
高架化の問題
[編集]前述の通り、隣の浜寺公園駅の駅舎とともに、駅舎が国の登録文化財建築物に登録されているが、堺市・大阪府が予定している石津川駅ー北助松駅間の連続立体交差事業による鉄道の高架化で駅舎が撤去・解体される可能性があった。この問題は長年議論されたが、2006年(平成18年)11月7日に事業認可が降り、高架化が決定した。当初は2018年(平成30年)3月末の完成予定としていたが、仮線用地の確保に手間取っており、2028年(令和10年)3月の完成予定へと変更されている。なお浜寺公園駅舎と同様に諏訪ノ森駅舎に関しても2008年(平成20年)2月7日に開催された「浜寺公園駅及び諏訪ノ森駅舎保存活用にかかわる懇話会」で議論され、最終会合で高架に伴って造られる新駅正面の脇に移築されることが決まり、2020年(令和2年)2月に曳家により25 m西に移設された。同年9月からはカフェ、ギャラリー、文化教室などの交流スペースとして活用される。高架工事完了後、駅前広場の一角に再度移され、市民の憩いの場として活用される予定。
ギャラリー
[編集]ここでは高架化工事に関する画像を取り上げる。
- 難波方面仮駅舎
(2019年6月) - 工事中の上り仮線(2022年5月)
- 北側から見た工事中の仮2番のりば(2022年5月)
- 南側から見た工事中の仮2番のりば(2022年5月)
隣の駅
[編集]- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
[編集]- ^ 「停車場設置」『官報』1907年12月25日(国立国会図書館デジタル化資料)によれば開業時「北浜寺駅」。
- ^ 「停車場改称」『官報』1908年11月18日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「軽便鉄道停留場位置変更」『官報』1919年6月14日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ 『仮上り線への切替について(諏訪ノ森駅付近)』(レポート)堺市建設局道路部 連続立体推進課 。2024年6月5日閲覧。
- ^ 南海電鉄『南海本線(堺市)連続立体交差事業に伴う諏訪ノ森駅和歌山市方面のりば変更のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)2024年10月16日 。2024年11月16日閲覧。
- ^ “第2工区工事進歩状況”. 堺市. 2022年6月12日閲覧。
- ^ “事業の施行計画 標準横断図”. 堺市. 2022年6月12日閲覧。
- ^ “諏訪ノ森駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 諏訪ノ森駅 - 南海電気鉄道
- 南海電気鉄道南海本線諏訪ノ森駅西駅舎 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 動画で見るニッポンみちしる 諏訪ノ森駅 - NHKアーカイブス(旧西駅舎の映像)