金城会(きんじょうかい)は、創価学会名誉会長・池田大作の身辺警護を担当する人材グループ。
金城会の会員数は約2000名程度で日本全国の各地域から選抜された創価学会員(一般の会員)である。ほとんどが20代~30代の体格の良い男性であり、柔道、合気道、空手道など武道の有段者が多いという[1]。実働部隊は約500人程度で、実際に「第一警備」と共に池田大作(名誉会長)の身辺警護を担当するのは約30人程度だと言われている[1]。
1955年(昭和30年)頃に、当時の戸田城聖(第2代会長)が病気療養を繰り返すと、会長を側で守りたいという創価学会員が自発的に集まるようになり、やがて特別警備(特警)と呼ばれるようになった[1]。TKの文字が刻印されたバッジ(特別警備の略)を付けており、このバッジの第1号は青年部参謀室長(当時、後に第3代会長)だった池田大作が所持していたという[1]。特別警備(特警)は1960年(昭和35年)に池田大作が創価学会の会長に就任した後に、「難攻不落の堅固な城の守り」を意味する金城会(きんじょうかい)と命名された[1]。
- 金城会の身辺警護の対象者は創価学会の最高指導者である池田大作のみである。
- 金城会は創価学会の会長(現在の会長は原田稔)や理事長や主任副会長などの創価学会幹部には身辺警護に付かないが、秘書や運転手などの付き人が身辺警護を兼ねている[2]。
- 金城会は、自分の生命を犠牲にしてでも池田大作を護るための人材グループである。すなわち、創価学会に反対する勢力(日蓮正宗(宗門)及び妙観講(日蓮正宗法華講の一つ)や冨士大石寺顕正会などの創価学会反対派の宗教団体)から「創価学会の組織防衛」するのが最大の目的である。
- 牙城会は、「創価学会及び池田大作のことを全力で護り抜く」ことを創価学会幹部から教え込まれる。
- 1993年(平成5年)11月と12月にオウム真理教が猛毒のサリンを使用して池田大作の暗殺を計画し「池田大作サリン襲撃未遂事件」が発生した。池田の暗殺計画は2度行われたが失敗し未遂に終わったが、この事件後に池田の身辺警護体制が強化されて金城会から更に選抜されたメンバーにより池田の身辺警護グループである「第一警備」が発足した。
- ^ a b c d e 古川利明 『シンジケートとしての創価学会=公明党』 第三書館、1999年。 ISBN 978-4807499243
- ^ 古川利明 『システムとしての創価学会』 第三書館、1999年、58頁。 ISBN 978-4807499229
- 創価班 - 創価学会の男子部(18歳以上~40歳までの男性)が所属する会合運営を行う人材グループ。
- 牙城会 - 創価学会の男子部(18歳以上~40歳までの男性)が所属する会館警備を行う人材グループ。
- 白蓮グループ - 創価学会の女子部(25歳以下の未婚の女性)が所属する会合運営を行う人材グループ。
- 王城会 - 牙城会OBや創価班OBの創価学会の壮年部(40歳以上の男性)が所属する会館警備を行う人材グループ。
- 香城会 - 婦人部(既婚の女性)が所属する会合運営を行う人材グループ。
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歴代会長・著名な幹部 |
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名誉会長 | 池田大作(1979.4.24-2023.11.15) |
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歴代会長 | 三代会長 | 牧口常三郎(初代:1930.11.18-1944.11.18) - 戸田城聖(2代:1951.5.3-1958.4.2) - 池田大作(3代:1960.5.3-1979.4.24) |
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その他 | 北条浩(4代:1979.4.24-1981.7.18) - 秋谷栄之助(5代:1981.7.18-2006.11.9) - 原田稔(6代:2006.11.9-) |
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会長代行 | |
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総務 | |
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歴代理事長(兼宗教法人代表役員) | |
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前身・関連団体・埋葬施設・教育機関・関連企業 |
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前身 | |
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関連団体 | |
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埋葬施設 | 墓地公園・墓苑 | 戸田記念墓地公園 - 東北池田記念墓地公園 - みちのく池田記念墓地公園 - ひたち平和記念墓地公園 - 富士桜自然墓地公園 - 中部池田記念墓地公園 - 関西池田記念墓地公園 - 中国平和記念墓地公園 - 山光平和記念墓地公園 - 四国池田記念墓地公園 - 九州池田記念墓地公園 - 沖縄平和記念墓地公園 - はるな平和墓苑 - 牧口記念墓地公園 |
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納骨堂 | 長期収蔵型 | 東北十和田多宝納骨堂 - 富士桜多宝納骨堂 - 中部多宝納骨堂 - 関西白浜平和納骨堂 - 九州多宝納骨堂 - はるな平和納骨堂 |
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永久収蔵型 | 戸田常楽納骨堂 - 東北常楽納骨堂 - みちのく常楽納骨堂 - ひたち常楽納骨堂 - 富士桜常楽納骨堂 - 中部常楽納骨堂 - 北陸常楽納骨堂 - 関西常楽納骨堂 - 中国常楽納骨堂 - 山光常楽納骨堂 - 四国常楽納骨堂 - 福岡常楽納骨堂 - 九州常楽納骨堂 - 沖縄常楽納骨堂 - はるな常楽納骨堂 |
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教育機関 | |
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関連企業 | 潮出版社 - 第三文明社 - シナノ企画 - 鳳書院 - 東西哲学書院 - 東弘 - 日本図書輸送 - 日栄(日本図書輸送) - 日光警備保障 - 信濃施設管理 - 創造社 - 栄光建設 - 富士白蓮社 - 金剛堂 |
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組織体制 |
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年齢別(基本組織) | 多宝会1 - 壮年部 - 女性部(旧・婦人部及び女子部) - 青年部(男子部 - 学生部 - 女子学生部 - 未来部 - 高等部 - 中等部 - 少年少女部) |
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人材育成・職業別グループ 太字:活動内容など [ ]内:組織員の職業など | 壮年部 | 王城会(会場警備) - 輪廻会(最高幹部の参加する会合での会場設営) - 守る会2(会館清掃) - 桂冠勇勝会 [男性理美容師] |
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女性部 (旧・婦人部) | 香城会(会場整理および受付) - 白樺会 [女性看護師] - 華峯会 [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する婦人部] |
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青年部 | 男子部 | 創価班(会場および駐車場整理、前身は「輸送班」) - 金城会(最高幹部警護) - 牙城会(会館警備) - サテライトグループ3(衛星中継設営) - 水滸会(幹部男子部員育成) - 桂冠会 [男性理美容師] |
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女性部 | 白蓮グループ(会場整理および受付) - 華冠グループ [理美容師、エステティシャン、ネイリストなど美容関係に従事する女子部] - 白樺グループ [女性看護師] - シャイニンググループ [10代女子部員] - 池田華陽会(幹部女子部員育成) - 翼の会 [女性キャビンアテンダント] |
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学生部 | 21世紀伸一会(首都圏における幹部候補生育成) - 大学会 [男子および女子学生] - 院生会議(討論活動) |
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ドクター部 | |
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芸術部 | |
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その他 | 人材育成G | 設営グループ4(会場設営) - 21世紀使命会(未来部育成) - 一日会館長(臨時会館運営) |
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職業別G | 白雲会 [調理師] - 波濤会 [海外航路に従事する男子部および壮年部] |
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障害者関係 | 自由グループ [身体障害者] - 妙信会 [聴覚障害者] - 自在会 [視覚障害者] - 光彩会 [手話通訳者] |
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音楽関係 | 音楽隊(創価グロリア吹奏楽団 - 創価ルネサンスバンガード - 関西吹奏楽団) - 鼓笛隊(創価グランエスペランサ - 創価シャイニングスピリッツ) - 合唱団(しなの合唱団 - 創価合唱団 - 白ゆり合唱団) |
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分野別 | 文化本部 | |
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教育本部 | 学校教育部 - 幼児・家庭教育部 - 社会教育・教育相談部 |
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国際本部 | 国際部 - 通訳・翻訳部 - 国際ボランティア部 - 国際交流部 - 在日外国人部 |
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社会本部 | |
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地域本部 | |
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その他 | |
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※関連カテゴリはCategory:創価学会の人材育成・職業別グループ - 1 東京では「多寿会」、関西では「錦宝会」と呼称する。
- 2 壮年部だけでなく、女性部(旧・婦人部)などのほかの部も参加する。
- 3 関西では「文化班」と呼称する。
- 4 東京では「光栄会」、関西では「鉄人会」と呼称する。
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出版物・提供番組 |
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出版物 | 御書 | 日蓮大聖人御書全集(1952年-2021年) - 日蓮大聖人御書全集 新版(2021年-) |
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小説 | |
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機関紙 | |
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雑誌 | 大白蓮華 - グラフSGI - 潮 - 第三文明 - 灯台 - パンプキン - SGI Quarterly |
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提供番組 括弧内:番組製作ラジオ局またはテレビ局など | |
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カテゴリ |