関西学院大学法学部

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関西学院大学法学部(かんせいがくいんだいがくほうがくぶ、英称:School of Law and Politics)は、関西学院大学に設置される法学部である。

概要

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旧法文学部校舎(1935年)

関西学院大学法学部は、1934年昭和9年)に設立された関西学院大学法文学部を前身とし、初代法文学部長H.F.ウッズウォースの「ソーシャルアプローチ」を理念とする。滝川事件などを背景に、阪神地区では関西大学法学部に続く法学科の設立を行った伝統を持つ[1]。戦後、学院の再建が図られ、1946年4月より法文・商経の2学部制を廃し、法文学部の分離が行われ、文学部、法学部、経済学部の3学部制となった。初代法学部長には石本雅男が選任された。48年4月、新制大学法学部が誕生し、引き続き石本が学部長を務めた。

キリスト教主義教育と「民間における自由の精神」、「広く深い社会的視野と教養」、「社会貢献(奉仕)の精神」からなるソーシャル・アプローチの理念のもと、良識を基礎に幅広い社会的視野から論理的に物事を考察し、社会現象について深く洞察する力を育み、これをもって Mastery for Service を体現する世界市民を育むことを目的とする。

関学法学部法律学科では、司法、ビジネス、行政などにおける身近な事件や裁判などを題材にして、法の役割や法解釈を学ぶ。人文科学や政治学、経済学など多角的視野から法を考え、各法が生まれた背景や理由、現在の法の問題点などについても考察する。広く深い社会的視野と教養に根ざした法学の教育・研究を通して、論理的な思考法を身につけ、社会に貢献するリーガルマインドを持った人材を育成を目標とする。

関学法学部政治学科では、急速なグローバル化が進むなか、国際社会や国内で起こるさまざまな課題を政治に関連づけて学び、より良い未来のために何をすべきかを探究する。社会と密着した学びを通して、今起きていることを的確に理解・分析し、解決に導く方法を考え、実行する力を身につけ、国会、地方議会、外交、行政、国際機関、民間企業やNGO、マスコミなど政治・行政、ビジネス、国際社会といった分野で幅広く活躍するジェネラリスト育成を目標とする。

大学1・2年では、法律学科は憲法、民法、刑法、法制史、国際法などを、政治学科は政治学基礎、日本政治史、西洋政治史、政治思想、国際政治基礎、行政学、比較政治学などを学習する。大学2年秋学期には

  • 司法特修コース(本コースのみ2年春学期から)
  • 司法・ビジネスコース(法律学科のみ)
  • 公共政策コース
  • グローバル法政コース
  • 法政社会歴史コース

以上の中から専攻するコースを選択し、大学3年春学期からは、ゼミに所属する。


関学法学部では、基礎科目として外国語科目、社会科学、人文科学、自然科学、数学・統計・情報処理科目など様々な教養科目が設置されており、例えば法学部設置の人文演習では、キリスト教世界の法学・政治学も学ぶことができる。

外国語科目は、大学1・2年で英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語から2言語を履修(英語は必修)し、単位取得することが卒業要件となっている。

留学制度が充実しており、オックスフォード大学をはじめ、世界各国の大学へ留学する環境が整っている。

沿革

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学科

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  • 法律学科[3]
    • 入学定員520人・収容定員2070人[3]
  • 政治学科[3]
    • 入学定員160人・収容定員620人[3]

著名な出身者

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政治

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行政・法曹

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経済

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研究

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文学

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芸能

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マスメディア

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スポーツ

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その他

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脚注

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  1. ^ ソーシャルアプローチの歴史 関西学院大学法学部
  2. ^ a b 沿革(本学) 関西学院大学
  3. ^ a b c d 学科とコース 関西学院大学

外部リンク

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