五十嵐衣里

五十嵐 衣里
いがらし えり
生年月日 (1984-01-19) 1984年1月19日(40歳)
出生地 日本の旗 日本 愛知県名古屋市
出身校 静岡大学人文社会科学部法学科夜間主コース
名古屋大学法科大学院
前職 国会議員政策担当秘書
所属政党 立憲民主党
公式サイト 五十嵐えり公式サイト

選挙区 東京30区
当選回数 1回
在任期間 2024年10月27日 - 現職

選挙区 武蔵野市選挙区
当選回数 1回
在任期間 2021年7月23日 - 2024年10月4日
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五十嵐 衣里(いがらし えり、1984年昭和59年1月19日 - )は、日本の政治家弁護士立憲民主党所属の衆議院議員(1期)。元東京都議会議員(1期)。活動やSNSでは五十嵐えりの表記も用いる。

来歴

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愛知県名古屋市出身。中学校でいじめにあい不登校になり、高校へは進学せずフリーターとして働く。飲食店、4トントラック運転手などを経験[1]。アルバイト先の労働問題で解雇予告手当を受け取ったことから法律の資格を取ることを考える[2]高卒認定資格を取得し24歳で静岡大学夜間主コースに入学。 卒業後、名古屋大学法科大学院(既修者2年コース)へ入学し30歳で司法試験に合格。 2015年、参議院議員小西洋之事務所にて政策担当秘書となる[3]。 2019年、同事務所を退所し法律事務所入所。弁護士登録。所属は第二東京弁護士会[4]

2021年7月の東京都議会議員選挙に武蔵野市選挙区(定数1)から立憲民主党公認で立候補し、都民ファーストの会現職の鈴木邦和、自民党新人ら3候補を破り初当選した[5]

2024年9月25日、立憲民主党都連は常任幹事会を開き、第50回衆議院議員総選挙において、2022年の公職選挙法改正で新設された東京都第30区府中市多摩市稲城市[6]に五十嵐を擁立する方針を決めた[7]。同年10月4日付で五十嵐は東京都議会議員を辞職した[8]

同年10月15日、総選挙が公示され、五十嵐、自民党現職の長島昭久日本共産党の早川寛、参政党の武田祐一郎など計5人が立候補した。10月17日に日本経済新聞が序盤情勢を発表。「長島がやや優勢。五十嵐が懸命に追う」と報じた[9]。10月25日に読売新聞が発表した終盤情勢では「長島と五十嵐が激戦を繰り広げる」と書かれた[10]。自民党は裏金問題や統一教会問題、10月23日に発覚した非公認候補への2000万円支給問題などで逆風が吹き荒れ[11][12][13][14]、10月27日の投開票の結果、五十嵐が長島を破り初当選した[15]。自民党は比例東京ブロックで5議席を獲得。重複立候補した長島は5番目の惜敗率(93.532%)により8期目の当選を果たした[16][17]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法改正について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[18]。2024年のNHKのアンケートで「反対」と回答[19]
  • 9条への自衛隊の明記について、2024年のNHKのアンケートで「反対」と回答[19]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2024年のNHKのアンケートで「反対」と回答[19]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年、2024年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[18][19]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2024年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[19]
  • クオータ制の導入について、2024年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[19]

その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ 都立高校は全日制普通科の入試において男女別の定員があり、女子のほうが合格最低点が高くなる傾向がある。

出典

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  1. ^ 五十嵐えりインタビュー
  2. ^ ““中卒”からトラック運転手 初当選の女性都議が政治を志した理由”. 毎日新聞. (2021年7月31日). https://mainichi.jp/articles/20210730/k00/00m/010/396000c 2024年10月10日閲覧。 
  3. ^ 五十嵐えりプロフィール
  4. ^ 紀尾井町法律事務所 | 五十嵐衣里
  5. ^ 令和3年7月4日執行 東京都議会議員選挙 投開票結果
  6. ^ 総務省|衆議院小選挙区の区割りの改定等について”. 総務省. 2024年11月7日閲覧。
  7. ^ 立憲民主党、東京24区に有田芳生元参院議員、30区に五十嵐衣里都議を擁立へ 次期衆院選で都連 - 東京新聞 TOKYO Web 2024年9月25日
  8. ^ 立憲・五十嵐衣里都議(武蔵野市選出)が辞職 衆院選東京30区で出馬へ - 東京新聞 TOKYO Web 2024年10月4日
  9. ^ 衆議院選挙序盤情勢 東京21〜30区”. 日本経済新聞 (2024年10月17日). 2024年10月31日閲覧。
  10. ^ 『読売新聞』2024年10月25日付朝刊、10-13面、「衆院選 注目選挙区の終盤情勢」。
  11. ^ <衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増”. 東京新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
  12. ^ 旧統一教会と接点、落選 盛山氏「申し訳ない」、牧原氏「私のせい」”. 朝日新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
  13. ^ 矢野昌弘 (2024年10月23日). “裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金”. しんぶん赤旗. 2024年10月24日閲覧。
  14. ^ 泉宏 (2024年10月30日). “自民党の惨敗を招いた「2000万円問題」の"厚顔" 赤旗「非公認に2000万円」報道で情勢が一変”. 東洋経済オンライン. 2024年10月31日閲覧。
  15. ^ 衆議院選挙2024 東京(千代田区・港区など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
  16. ^ 自由民主党 東京ブロック 比例代表候補者”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
  17. ^ 比例代表 東京 比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 衆院選2024. 読売新聞. 2024年10月28日閲覧。
  18. ^ a b c d e f g 武蔵野市”. NHK 東京都議会議員選挙2021 候補者アンケート. 2024年10月18日閲覧。
  19. ^ a b c d e f 東京30区”. NHK 衆議院選挙2024 候補者アンケート. 2024年10月18日閲覧。
  20. ^ 「英語スピーキングテストの都立高校入試への活用中止のための都議会議員連盟」発足の記者会見”. 日本共産党東京都議会議員団 (2022年10月13日). 2024年9月27日閲覧。

外部リンク

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