Neue Musik
『Neue Musik : YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』 | ||||
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松任谷由実 の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
プロデュース | 松任谷由実 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤー | ||||
松任谷由実 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988006155565 (TOCT-24001/24002) |
『Neue Musik : YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』(ノイエ・ムジーク ユミ・マツトウヤ・コンプリート・ベスト・ボリューム・ワン)は、松任谷由実(ユーミン)の「松任谷」時代初のベスト・アルバム。1998年11月6日に東芝EMIより発売された。
解説
[編集]- 当時屈指のベスト・アルバムブームの中、恒例となっていた毎冬1枚のオリジナル・アルバムの発売を控え、その代わりにリリースされた作品である。タイトルには「VOL.1」とあるが、現在「VOL.2」以降は発売されていない[注釈 1]。
- このアルバムの直前にベスト・アルバム投票キャンペーンを行っており、その上位5曲に入ったものを収録している。
- 1位:「DESTINY」
- 2位:「守ってあげたい」
- 3位:「春よ、来い」
- 4位:「恋人がサンタクロース」
- 5位:「リフレインが叫んでる」
- 同年に発売された、サザンオールスターズの『海のYeah!!』とともに2枚組のベスト盤としては驚異的なセールスを誇った。初動売上は123万枚、累計売上は380万枚[1]で、ユーミンの発表した全作品の中で最大の売上を記録している。
- ユーミン自身が選曲を行なった。楽曲毎に本人がイメージカラーを付け、その色分けを基に選曲を行なった、という美術大出身のユーミンならではのエピソードがある。またこの年の夏ごろ、新聞紙上にて、選曲に対しての「ファンの声」的な枠のため、ファンからの投票を募った(各曲の紹介にある、キャンペーン投票という記述を参照)。
- 初回プレス盤・通常盤ともに同じデザインのスリーブケースが付属する。また、ブックレットとは別に、新アルバムの告知やディスコグラフィー[注釈 2]などが記載された用紙も封入された。
- 全曲にデジタル・リマスター音源が施されている。収録曲の中には、発売当時の各楽曲よりも前奏部分がカットされたり、フェイドアウト処理が早くなっているものもある。
- タイトルはニューミュージックのドイツ語訳。
- DISC2は当初、1曲目を「WANDERERS」[注釈 3]、2曲目を「リフレインが叫んでる」にする予定だったが、全体のキーの関係上「WANDERERS」の収録は見送られた。
- 初回プレス盤(TOCT-24001A/24002A)には、170万枚限定で「卒業写真」が収録されている[2]。
収録曲
[編集]全作詞・作曲: 松任谷由実、全編曲: 松任谷正隆。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「守ってあげたい」 | |
2. | 「恋人がサンタクロース」 | |
3. | 「BLIZZARD」 | |
4. | 「サーフ天国、スキー天国」 | |
5. | 「ダイアモンドダストが消えぬまに」 | |
6. | 「きみなき世界」 | |
7. | 「SWEET DREAMS」 | |
8. | 「ノーサイド」 | |
9. | 「時をかける少女」 | |
10. | 「ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ」 | |
11. | 「Valentine's RADIO」 | |
12. | 「青春のリグレット」 | |
13. | 「Hello, my friend」 | |
14. | 「DESTINY」 | |
15. | 「埠頭を渡る風」 | |
合計時間: |
全作詞・作曲: 松任谷由実、全編曲: 松任谷正隆。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「リフレインが叫んでる」 | |
2. | 「最後の嘘」 | |
3. | 「真珠のピアス」 | |
4. | 「DANG DANG」 | |
5. | 「青いエアメイル」 | |
6. | 「VOYAGER〜日付のない墓標」 | |
7. | 「春よ、来い」 | |
8. | 「ANNIVERSARY」 | |
9. | 「輪舞曲 (ロンド)」 | |
10. | 「DOWN TOWN BOY」 | |
11. | 「シンデレラ・エクスプレス」 | |
12. | 「カンナ8号線」 | |
13. | 「真夏の夜の夢」 | |
14. | 「groove in retro」 | |
15. | 「愛は...I can't wait for you, anymore」 | |
合計時間: |
全作詞・作曲: 荒井由実、全編曲: 服部克久。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「卒業写真」(Special Track) | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]Disc1
[編集]- 守ってあげたい
- アルバム『昨晩お会いしましょう』より。キャンペーン投票2位。
- 恋人がサンタクロース
- アルバム『SURF&SNOW』より。キャンペーン投票4位。
- BLIZZARD
- アルバム『NO SIDE』より。
- サーフ天国、スキー天国
- アルバム『SURF&SNOW』より。
- ダイアモンドダストが消えぬまに
- アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
- きみなき世界
- アルバム『スユアの波』より。
- SWEET DREAMS
- アルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』より。
- ノーサイド
- アルバム『NO SIDE』より。
- 時をかける少女
- アルバム『VOYAGER』より。
- ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ
- アルバム『VOYAGER』より。
- Valentine's RADIO
- アルバム『LOVE WARS』より。
- 青春のリグレット
- アルバム『DA・DI・DA』より。
- Hello,my friend
- アルバム『THE DANCING SUN』より。
- DESTINY
- アルバム『悲しいほどお天気』より。キャンペーン投票1位。
- 埠頭を渡る風
- アルバム『流線形'80』より。
Disc 2
[編集]- リフレインが叫んでる
- アルバム『Delight Slight Light KISS』より。キャンペーン投票5位
- 最後の嘘
- アルバム『Cowgirl Dreamin'』より。
- 真珠のピアス
- アルバム『PEARL PIERCE』より。
- DANG DANG
- アルバム『PEARL PIERCE』より。
- 青いエアメイル
- アルバム『OLIVE』より。
- VOYAGER〜日付のない墓標
- アルバム初収録。シングル『VOYAGER〜日付のない墓標』より。
- 春よ、来い
- アルバム『THE DANCING SUN』より。キャンペーン投票3位
- ANNIVERSARY
- アルバム『LOVE WARS』より。
- 輪舞曲(ロンド)
- アルバム『KATHMANDU』より。
- DOWNTOWN BOY
- アルバム『NO SIDE』より。
- シンデレラ・エクスプレス
- アルバム『DA・DI・DA』より。
- カンナ8号線
- アルバム『昨晩お会いしましょう』より。イントロを数秒カットした状態で収録されている。
- 真夏の夜の夢
- アルバム『U-miz』より。
- groove in retro
- 再結成したティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。1999年冬苗場プリンスホテルCMソング。
- 愛は...I can't wait for you, anymore
- この曲も前記のティン・パン・アレーとのコラボレーションによる新曲。
- 卒業写真 (Special Track) ※初回プレス限定盤ボーナストラック
- 荒井由実時代のオリジナルよりテンポが若干速い。松任谷正隆がピアノ参加。
参加ミュージシャン
[編集]ここでは新曲2曲とボーナストラックのミュージシャンを表記する。その他の曲についてはそれぞれのオリジナル・アルバムの記事を参考。
- 『groove in retro』
- 『愛は...I can't wait for you, anymore』
- ドラム : 林立夫
- ベース : 細野晴臣
- エレキギター : 鈴木茂
- キーボード : 松任谷正隆
- パーカッション : 斉藤ノブ
- アコースティックギター : 吉川忠英
- トランペット&フリューゲルホーン : Jelly Hey, Gary Grant
- トロンボーン : Bill Reichenbach
- サックス : Dan Higgins
- ヴァイオリン : Bruce Dukov, Eve Butler, Joel Derouin, Armon Garabedian, Berj Garabedian, Endre Granat, Peter Kent, Brian Leonard, John Wittenberg, Kenneth Yerke
- ヴィオラ : Denyse Nadeau Buffum, Matthew Funes(a.k.a Matt Funes), Victoria Miskolezy, Janet Corbett
- チェロ : Suzie Katayama, Larry Corbett
- コーラス : 松任谷由実、山本潤子、木戸泰弘、比山貴咏史、高尾直樹
- ホーンアレンジメント : Jerry Hey
- 指揮 : David Campbell
- オーケストレーション : 松任谷正隆、David Campbell
『卒業写真 (special track)』
- キーボード・プログラミング : 松任谷正隆
- コーラス : 松任谷由実
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ バラード・ベスト、シーズン・ベスト、オールタイム・ベストは発売された。
- ^ ただし、松任谷由実名義になった「紅雀」以降のオリジナル・アルバムとアルバム未収録タイトルの作品情報のみ記載された。
- ^ アルバム『LOVE WARS』収録曲。
出典
[編集]- ^ 松任谷由実“ベスト盤”に音楽界注目!100万枚突破なるか、ZAKZAK、2012年9月19日。
- ^ 「ベスト盤が大人気 不況だから売れるんです」『日本経済新聞』1998年12月15日付夕刊、5頁。
外部リンク
[編集]- 松任谷由実オフィシャルサイトによる紹介ページ