プロヴァンス語
プロヴァンス語 | |
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Provençau | |
話される国 | フランス イタリア モナコ |
地域 | プロヴァンス |
話者数 | 35万人 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
言語コード | |
ISO 639-1 | oc |
ISO 639-2 | oci |
ISO 639-3 | oci |
Linguist List | oci-prv |
消滅危険度評価 | |
Severely endangered (Moseley 2010) |
プロヴァンス語(プロヴァンスご、古典的表記法:Provençau、ミストラル方式:Prouvençau、フランス語ではProvençal)は、フランス南部プロヴァンスで使用される、オック語の一方言。プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏と、ラングドック=ルシヨン地域圏の一部で使用される。プロバンス語とも表記される。表記方法としては伝統的に用いられてきた古典的な表記法と19世紀にフレデリック・ミストラルによって確立されたミストラル方式があるが、多くの地方言語のようにいくつかのバリエーションもある。
フランス政府からは公用語として認められていないが、高校などいくつかの教育機関で選択科目として学習できる。現在の話者数は数十万人程度。
なお中世においては、吟遊詩人トルバドゥール等の記述の中で使われているように、「プロヴァンス語」はオック語全体を意味していた。
特徴
[編集]- 否定文の際、標準フランス語では動詞の前にneを、後にpasを置くが、プロヴァンス語では標準フランス語のneに当たるnounはほとんど用いられず、動詞の後にpasを置くのみである。ただ、標準フランス語でも、会話文ではneの省略が見られる。
数
[編集]- 1 un(男), uno(女)
- 2 dous(男), dosまたはdouas(女)
- 3 tres
- 4 quatre
- 5 cinq
- 6 sièis
- 7 sèt
- 8 vue
- 9 nòu
- 10 dès