二本松駅
二本松駅 | |
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駅舎(2022年5月) | |
にほんまつ Nihommatsu | |
◄杉田 (3.7 km) (4.2 km) 安達► | |
所在地 | 福島県二本松市本町2丁目[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線 |
キロ程 | 250.3 km(東京起点) |
電報略号 | ニマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- | 1,404人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1887年(明治20年)12月15日[1][3] |
備考 |
二本松駅(にほんまつえき)は、福島県二本松市本町(もとまち)2丁目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
歴史
[編集]- 1887年(明治20年)12月15日:開業[3]。
- 1939年(昭和14年)2月1日:電報の取り扱いを開始[5]。
- 1963年(昭和38年)10月31日:電報の取り扱いを廃止[6]。
- 1974年(昭和49年)4月1日:みどりの窓口の営業を開始[7][新聞 1]。
- 1976年(昭和51年)
- 1978年(昭和53年)9月10日:貨物の取り扱いを廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の扱いを廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄の分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
- 2010年(平成22年)3月16日:改札内跨線橋に2基のエレベーターが設置される[8]。
- 2012年(平成24年)2月:駅出入口に自動ドアが設置される。
- 2015年(平成27年)10月1日:業務委託化。二本松駅長・助役が廃止される。
- 2021年(令和3年)
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 2]。
駅構造
[編集]単式ホーム2面2線をもつ地上駅である[2]。互いのホームは跨線橋で連絡している。
当駅は以前、特急列車の停車駅だった。1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正で「ひばり」が廃止されたが、東北新幹線の駅から離れていたため、一部の特急を当駅停車とした。しかし、1992年(平成4年)6月30日をもって、当駅停車の特急「つばさ」が山形新幹線開業に伴い廃止され、以後は普通列車のみ停車する駅となった。
1990年代には、朝の上りに当駅始発の気動車普通列車があった(車両は郡山から回送)。また、福島方面からの当駅止まり、折り返し福島行きの普通列車(455系電車による)も存在していた。1998年(平成10年)3月14日のダイヤ改正では平日朝に当駅始発列車(719系6両編成、車両は福島から回送。)が再度設定されたが、1年弱で松川始発に短縮され、当駅始発列車は消滅した。また、寝台特急「北斗星」の当駅での通過待ちが見直された。これらのことにより従来、折り返しや優等列車の通過待ちに使用されてきた中線の2番線は、6月末に廃止された。同時に本線下り出発信号機、上り場内信号機も撤去され、配線がスリムになった。その後、従来の3番線を2番線に改称した。
福島統括センター(福島駅)が管理する業務委託駅(JR東日本東北総合サービスが受託)である。直営駅時代は管理駅として、安達駅と杉田駅を管理していた。また、要員不足時は福島駅から助勤派遣されていた。
構内にSuica対応自動券売機、話せる指定席券売機[4]、簡易Suica改札機、待合室・トイレ(駅舎外・1番線ホーム)、二本松市観光案内所、コインロッカー(駅舎外)、自動販売機(飲料・タバコ・アイスクリーム)などがある。また、バリアフリー対策として、エレベーターが2台設置された。
東北の駅百選に選ばれている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東北本線 | 下り | 福島・仙台方面[9] |
2 | 上り | 郡山・黒磯方面[9] |
- 改札口(2022年5月)
- 自動券売機(2022年5月)
- 1番線ホーム(2022年5月)
- 2番線ホーム(2022年5月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,404人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 2,655 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 2,670 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 2,562 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 2,445 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 2,386 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 2,316 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 2,250 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 2,148 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 2,086 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 2,062 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 1,966 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 2,019 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 600 | 1,439 | 2,040 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 616 | 1,469 | 2,085 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 608 | 1,406 | 2,015 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 599 | 1,377 | 1,977 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 600 | 1,305 | 1,905 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 560 | 1,246 | 1,807 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 562 | 1,199 | 1,762 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 507 | 1,153 | 1,661 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)243 | 1,023 | 1,266 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)274 | 1,000 | 1,274 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)362 | 960 | 1,322 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)424 | 979 | 1,404 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]- 大河内物産店
- アーバンホテル二本松
- 二本松市役所
- 二本松市役所二本松住民センター
- 二本松市文化センター
- 二本松市民会館
- 二本松市青年の家
- 二本松市二本松勤労青少年ホーム
- 二本松市コンサートホール
- 二本松市立二本松図書館
- 二本松警察署
- 二本松郵便局
- 福島地方法務局二本松出張所
- 二本松公共職業安定所
- 二本松神社
- 福島交通二本松営業所
- 福島県道129号二本松安達線
- 福島県道190号二本松停車場線
- 福島県道355号須賀川二本松線
- 国道4号二本松バイパス(「駅南側」を走行)
- 東北自動車道 二本松インターチェンジ - 駅から約3.6キロメートル
- 高速バス二本松バスストップ - 駅から約3.6キロメートル
バス路線
[編集]運行事業者 | 系統・行先 | 出典 |
---|---|---|
二本松駅前 | ||
福島交通 |
| [10] |
二本松駅入口 | ||
福島交通 |
| [11] |
このほか、「二本松駅前」停留所には、あだたら高原スキー場行きのシャトルバス(冬季運行、予約制)が運行されている[12]。なお、当日空席があれば予約なしでも乗車が可能である。
その他
[編集]- 「丹羽十万石の城下町にはふさわしく、二本松城を型どった駅舎」として、東北の駅百選に選定された。
- 駅正面の石垣には、高村光太郎の有名な詩が刻まれている。
- 2005年(平成17年)11月1日より2006年(平成18年)9月30日まで、二本松駅付近の東北本線沿いを流れる六角川の治水工事が行われ、二本松駅周辺も大規模な整理が行われた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “駅の情報(二本松駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月6日閲覧。
- ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 13号 仙台駅・船岡駅・松島海岸駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月4日、22頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、401頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d “駅の情報(二本松駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月19日閲覧。
- ^ 『逓信省告示第220号』昭和14年1月28日官報第3618号755ページ
- ^ 『東北電信電話史資料 事業史39-10』東北電気通信局、1964年、202頁。
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
- ^ JR二本松駅にエレベーターが設置されました - 福島県二本松市ホームページ[リンク切れ]
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(二本松駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月6日閲覧。
- ^ “二本松駅前 - 行先 - 福島交通”. 福島交通. 2024年11月6日閲覧。
- ^ “二本松駅前入口 - 行先 - 福島交通”. 福島交通. 2024年11月6日閲覧。
- ^ “あだたら高原スキー場行きシャトルバス運行” (PDF). 福島交通. 2013年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月6日閲覧。
報道発表資料
[編集]- ^ 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブ 。2020年5月25日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月1日閲覧。
新聞記事
[編集]利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(二本松駅):JR東日本