佐藤慎一 (官僚)
さとう しんいち 佐藤 慎一 | |
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生誕 | 1956年11月4日(68歳) 日本 大阪府 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学経済学部卒業 |
職業 | 財務官僚 |
佐藤 慎一(さとう しんいち、1956年11月4日[1] - )は、日本の財務官僚。元財務事務次官。公益財団法人国際保険振興会理事長。
経歴
[編集]- 大阪府出身[1][2][3]。大阪府立天王寺高等学校出身[4]。
- 1980年、東京大学経済学部を卒業し、大蔵省入省[2][3]。大臣官房秘書課[5]。
- 1981年5月、大蔵省大臣官房秘書課調査係長心得[6]。
- 1983年7月、大蔵省主税局総務課総務第一係長心得[7]。
- 1983年12月、大蔵省主税局総務課総務第一係長[8]。
- 1985年7月、福岡国税局唐津税務署長。
- 1986年7月、農林水産省大臣官房企画室企画官[9]。
- 1988年7月、大蔵省関税局企画課長補佐(税率総括担当)[10][11]。
- 1991年6月、大蔵省主税局税制第三課長補佐(総括、地方税担当)[12][13]。
- 1993年7月、大蔵省主税局税制第一課長補佐[14]。
- 1995年6月、大蔵省主税局総務課長補佐(総括)、(併)総務課税制企画室長[15]。
- 1996年3月、大蔵省銀行局中小金融課企画調整室長[16][15]。
- 1996年11月、大蔵省大臣官房企画官(銀行局担当)[15]。
- 1997年5月、外務省在連合王国大使館参事官[15]。
- 2000年7月、総務庁行政管理局管理官[15]。
- 2001年1月6日、総務省行政管理局管理官(定員総括、特法総括、独法総括、外務省)[15]。
- 2002年7月9日、財務省主計局主計官(文部科学担当[17])[3]。
- 2003年7月、財務省主税局調査課長。
- 2004年7月2日、財務省主税局税制第二課長。
- 2006年7月28日、財務省大臣官房秘書課長。
- 2009年、財務省大臣官房審議官(主税局担当)。
- 2009年9月28日、財務省大臣官房審議官(主税局担当) 兼 主税局参事官。
- 2009年10月9日、財務省大臣官房審議官(主税局担当)。
- 2010年1月20日、内閣官房内閣官房副長官補付内閣審議官。
- 2010年10月29日、内閣官房内閣官房副長官補付内閣審議官 兼 内閣官房社会保障改革担当室審議官[18]。
- 2011年8月2日、財務省大臣官房総括審議官[19]。
- 2013年6月28日、財務省大臣官房長[20]。
- 2014年7月4日、主税局長[21]。
- 2016年6月17日、財務事務次官[2]。主税局長経験者の次官就任は、前任の田中一穂と2期連続であるが、主税局長から次官への昇格は高橋元以来35年ぶり。
- 2017年7月5日、財務省を退職[22]。
- 2017年11月、サントリーホールディングス顧問[23]。
- 2018年1月、第一生命経済研究所顧問、サンスター顧問[24]。
- 2018年6月、森友学園問題に絡み減給10%1ヶ月懲戒処分相当[25]。
- 2018年5月、クラウドポートアドバイザー[26][27]。
- 2019年、公益財団法人国際保険振興会理事長[28][29]。
- 2022年6月、日本電産取締役[30]。
人物
[編集]主税局が長く、主計局での勤務は文部科学担当の主計官だった1年間のみである。1980年入省の事務次官候補は佐藤ではなく、稲垣光隆や林信光らであった。しかし、職人気質な佐藤は政策立案で頭角を表し、勝栄二郎らから高い評価を得ていた[31]。
入省同期
[編集]高橋洋一(嘉悦大学教授、元内閣官房参与)、岸本周平(元内閣府大臣政務官兼経済産業大臣政務官)、後藤茂之(経済再生担当大臣、元厚生労働大臣、法務副大臣)、寺田稔(元総務大臣、内閣府副大臣兼総務副大臣)、枝廣直幹(福山市長)、稲垣光隆(元国税庁長官、元関税局長)、林信光(元国税庁長官、元理財局長)、山崎達雄(元財務官、元国際局長、元国際局次長)、森信親(金融庁長官)、西村善嗣(東京国税局長、国税庁次長)、大西一清(元横浜税関長、大臣官房政策評価審議官)ら23人
脚注
[編集]- ^ a b 『政官要覧』平成26年秋号、政官要覧社、2014年、844頁。ISBN 978-4-915324-77-2。
- ^ a b c “財務省幹部人事/事務次官に佐藤氏-主税局長から35年ぶり昇格”. 日刊工業新聞. (2016年6月15日) 2018年3月12日閲覧。
- ^ a b c “新しい「霞が関の顔」官僚人事でサプライズは?”. 日刊工業新聞. (2016年6月18日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ 財研一郎 (2015年11月5日). “財務省・佐藤慎一主税局長の蹉跌(中)”. データ・マックス 2018年3月24日閲覧。
- ^ 『[インサイド財務省]人材(3)志ある若者来たれ(連載)』読売新聞 東京朝刊 A経
- ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1982年発行、492頁
- ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1984年発行、506頁
- ^ 『大蔵要覧 昭和59年度版』大蔵要覧出版社、1983年12月発行、53頁
- ^ 『週刊金融財政事情,第37巻、第25~36号』 金融財政事情研究会、1986年、73ページ
- ^ 『大蔵省職員録 昭和64年版』大蔵財務協会、1988年10月発行
- ^ 『週刊金融財政事情,第39、第25~36号』 金融財政事情研究会、1988年、73ページ
- ^ 『大蔵省職員録 平成4年版』大蔵財務協会、1991年11月発行
- ^ 『週刊金融財政事情,第42巻、第18~29号』 金融財政事情研究会、1991年、83ページ
- ^ 『週刊金融財政事情,第44巻、第25~32号』 金融財政事情研究会、1993年、57ページ
- ^ a b c d e f 『全国官公界名鑑 2003』同盟通信社
- ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1996年発行
- ^ 『官界,第9o12号』行政問題研究所、2002年
- ^ 内閣官房に社会保障改革担当室 日本経済新聞 2010年10月29日 11:38
- ^ “人事、財務省”. 日本経済新聞. (2011年7月29日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ “人事、財務省”. 日本経済新聞. (2013年6月28日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ “人事、財務省”. 日本経済新聞. (2014年7月4日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ “人事:財務省”. 毎日新聞. (2017年7月5日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ 「福田財務次官どこに天下る!? セクハラ疑惑で受け入れ企業は… 退職金は「5300万円」ZAKZAK2018.4.24
- ^ 「国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(平成30年1月1日~同年3月31日分)」 平成30年 6月 26日 内閣官房内閣人事局
- ^ 「財務省が処分する20人」日本経済新聞2018年6月4日
- ^ クラウドポート、アドバイザリーボードを創設クラウドポート2018年12月26日
- ^ 「国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(平成30年4月1日~同年6月30日分)」 平成 30年 9月 21日 内閣官房内閣人事局
- ^ [1]FALIA 国際保険振興会
- ^ 「年譜」国際保険振興会
- ^ 佐藤 慎一 社外取締役 サントリーホールディングス㈱顧問ニデック
- ^ 『財務次官佐藤慎一氏ーー増税延期の逆風に挑む(登場)』日本経済新聞 2016/6/16 朝刊 5頁
非営利団体 | ||
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先代 松元崇 | 公益財団法人国際保険振興会理事長 2019年 - 2021年 | 次代 可部哲生 |
官職 | ||
先代 田中一穂 | 財務事務次官 2016年 - 2017年 | 次代 福田淳一 |
先代 田中一穂 | 財務省主税局長 2014年 - 2016年 | 次代 星野次彦 |
先代 香川俊介 | 財務省大臣官房長 2013年 - 2014年 | 次代 福田淳一 |
先代 木下康司 | 財務省大臣官房総括審議官 2011年 - 2013年 | 次代 浅川雅嗣 |