大白川駅
大白川駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
おおしらかわ Ōshirakawa | |
◄*只見 (20.8 km) (6.4 km) 入広瀬► | |
所在地 | 新潟県魚沼市大白川 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■只見線 |
キロ程 | 109.2 km(会津若松起点) |
電報略号 | オカ←ヲカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 9人/日(降車客含まず) -2007年- |
開業年月日 | 1942年(昭和17年)11月1日[1] |
備考 | 無人駅 |
大白川駅(おおしらかわえき)は、新潟県魚沼市大白川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線の駅である。
新潟・福島県境の六十里越を控えた只見線・新潟県側の拠点駅で、県内区間で唯一列車交換が可能となっている。また、当駅から小出駅方面は新潟支社管轄となる。
歴史
[編集]- 1942年(昭和17年)11月1日:鉄道省只見線小出駅 - 当駅間開通時に終着駅として開設[1]。
- 1971年(昭和46年)8月29日:只見線当駅 - 只見駅間延伸、途中駅となる[2]。それに伴い、当駅も交換設備新設、現ホーム使用開始。
- 1980年(昭和55年)10月1日:貨物取扱廃止[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)
- 2007年(平成19年)12月11日:小出方特殊自動閉塞化。
- 2008年(平成20年)9月26日:只見方特殊自動閉塞化。
- 2009年(平成21年)
1984年2月1日国鉄ダイヤ改正前までは付近の製材工場への専用線があり、貨物を取扱っていた。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する列車交換・折返し可能な地上駅。開設当初は単式ホーム1面1線のみであったが、1971年(昭和46年)に当駅 - 只見駅間が開通すると交換を可能とするため、島式ホーム1面2線構造となった。
越後湯沢駅管理の無人駅。線路はほぼ東西に走り、駅舎は北側にある。側線を数本備えており、当駅は只見線除雪作業の拠点駅ともなっている。
1988年(昭和63年)築の駅舎は魚沼市入広瀬自然活用センターとの合築で、鉄筋コンクリート造2階建てである[5]。延床面積は309.44m2で駅舎1階部分には駅事務室と待合所があり[5]、待合所から伸びる階段で2階に行くと地元で取れた山菜や手打ちのそばによる料理等を出す食堂「平石亭」がある。待合所には大白川の紹介を行うパネルも設置されている。
なお、当駅折返し列車が1本設定されているが、乗務員宿泊施設が無いため到着後は回送列車で小出に戻る。翌朝再度回送されて6時台当駅始発小出行上り列車となる。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■只見線 | 上り | 只見方面[6] |
下り | 小出方面[6] |
利用状況
[編集]JR東日本によると、2000年度(平成12年度) - 2007年度(平成19年度)の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
2000年(平成12年) | 9 | [7] |
2001年(平成13年) | 9 | [8] |
2002年(平成14年) | 12 | [9] |
2003年(平成15年) | 11 | [10] |
2004年(平成16年) | 9 | [11] |
2005年(平成17年) | 10 | [12] |
2006年(平成18年) | 11 | [13] |
2007年(平成19年) | 9 | [14] |
殆どが小出方面への通学利用だが、県境地域在住者の越境特例により、少ないながら只見への通学利用がある。
駅周辺
[編集]ニュー浅草岳温泉や大原スキー場など入広瀬村時代に観光開発が盛んに進められたエリアの最寄駅の1つである。簡易郵便局や宿泊施設、観光施設がある大白川の集落からは2 km弱離れており、徒歩で北東方向に20分程掛かる。
駅直ぐ近くには僅か十数戸程の小さな末沢集落があり、ホームから線路を挟んで破間川が流れている。
只見方面の列車は破間川支流末沢川に沿って進み、当駅と次の只見駅との間で新潟と福島の県境を越える。
- 大白川簡易郵便局
- 市営大原(旧・関越国際大原)スキー場
- 破間川ダム、国民宿舎 浅草山荘
- 浅草山麓エコミュージアム
- ニュー浅草岳温泉
- 大白川木工センター
- 山菜会館
- 大白川体育館
- 国道252号
- 六十里越区間は冬期閉鎖されるため、この期間中は只見線が新潟・福島両県を行き来する唯一の交通手段となる(但し除雪が追付かない程の大雪に見舞われた時は只見線も一部区間・一部列車が運休となる場合あり)。
- 新潟県道346号親柄大白川停車場線
- 新潟県道385号浅草山大白川停車場線
この他、以前は洞窟風呂が目玉のホテル大自然館やサイクリングターミナル「サングリーンパーク」等もあったが2000年代以降に廃止された[15]。また、南越後観光バスの路線バスもあった[16]が2018年9月頃廃止された。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、22頁
- ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、23頁
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、522頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “20日から改築着工”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1988年7月13日)
- ^ a b c “駅舎改築しゅん工 JR只見線 大白川と入広瀬駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1988年12月13日)
- ^ a b “時刻表 大白川駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “魚沼市有温泉等施設再編計画”. 魚沼市 (2014年3月). 2021年3月27日閲覧。
- ^ 小出=上条=貫木・穴沢=大白川 線 - 南越後観光バス - ウェイバックマシン(2018年11月12日アーカイブ分)
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(大白川駅):JR東日本
- 只見線ポータルサイト 大白川駅
- そば処 平石亭