新青森県総合運動公園
新青森県総合運動公園 | |
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新青森県総合運動公園陸上競技場 | |
分類 | 都市公園(広域公園) |
所在地 | 青森県青森市大字宮田字高瀬22-2 |
座標 | 北緯40度50分36秒 東経140度50分24.2秒 / 北緯40.84333度 東経140.840056度座標: 北緯40度50分36秒 東経140度50分24.2秒 / 北緯40.84333度 東経140.840056度 |
面積 | 27.9ha(計画86.0ha) |
設計者 | アーバンデザインコンサルタント |
運営者 | 青森県(指定管理者:スポルト青い森グループ[1]) |
公式サイト | 青森県のサイト |
新青森県総合運動公園(しんあおもりけんそうごううんどうこうえん)は青森県青森市大字宮田にある運動公園。施設は青森県が所有し、スポルト青い森グループが指定管理者として運営管理を行っている。
概要
[編集]2003年に開催されたアジア冬季競技大会開催を機に、2002年11月に完成した。また、テニスコートや屋内プールも完備されている。
陸上競技場
[編集]2017年を目処に陸上競技場を新設する計画があり2014年度に着工する予定だったが、新競技場が2013年時点のJリーグのスタジアム要項(特に「全観客席を屋根で覆う」点)を満たしておらず、完成後もJ1・J2の試合が開催できないことが分かった[2]。
このことについて、当初はメインスタンドのみを屋根で覆うとしており、これでもJ2リーグ以上を開催可能と一旦は確認したが、2013年に新設競技場である場合「屋根で覆う客席の割り合い」は「できるだけ多く」[3] から「全てに敷設すること」と改正されてしまっていた。[4] 青森県は屋根を全席に設置する場合、追加費用として55-70億円程度が必要とされるため、現実的ではないとしているが、青森県サッカー協会や青森市のサッカーチームのラインメール青森FCの関係者からは「Jリーグから連絡がなかった」としており、建設計画の見直しなどを求めている[2]。
その後、2016年4月に着工したが、当初の見積もり額から30億円以上も上回った[5][6]。施工は大林組、丸喜齋藤組、西村組、設計・監理は伊東豊雄建築設計事務所である[7]。2018年12月に完成して、2019年9月より使用開始[8]。
2019年8月2日、陸上競技場の命名権を角弘(青森市)が取得すると報じられた。期間は同年9月1日から2022年3月31日まで、契約金額は年間1,000万円となり、「カクヒログループ アスレチックスタジアム」の呼称を用いる[9][10]。
日本フットボールリーグ所属のラインメール青森FCが、Jリーグ百年構想クラブ時代に届け出た本拠地として登録しているが、当競技場を本拠地として使用するのは2020年シーズンからとなった[11]。
競技場概要
[編集]- メインスタジアム[12]
- 日本陸上競技連盟第1種公認
- 国際陸上競技連盟 (現ワールドアスレティックス) クラス2
- 走路用トラック9レーン(全天候型ブルーレーン 1周400m・直線140m)
- 室内練習場 100mトラック4レーン
- 周回走路 1周543m2レーン
- フィールド107m×71m
- 収容人員20,809人(メインスタンド:二層、バックスタンド・コーナースタンド:一層)
- 照明設備 鉄塔4基・メインスタンドの屋根一体型
- 大型電光掲示板あり
- 補助競技場[13]
- 日本陸上競技連盟第3種公認
- 走路用トラック8レーン(全天候型ブルーレーン、1周400m)
- フィールド107m×71m
- 収容人員320人(メインスタンドのみ)
- 照明設備 鉄塔5基
- 投てき・アーチェリー場[14]
- フィールド136.8m × 163.5m
球技場
[編集]- 2012年開場。
- 高麗天然芝縦140m×横83m1面。
- 照明塔、得点用電光掲示板、トイレ、本部席、更衣室、駐車場70台[15]。
- 収容人員3,300人(うちメインスタンド・固定座席1,500人、バック・ゴール裏スタンド芝生席1,800人)。前述の通り、収容人数5,000人未満のため、J3リーグ加盟に必要な収容能力は満たしていない。ラインメール青森が東北社会人サッカーリーグ時代から本拠地として使用[16]。
青い森アリーナ
[編集]青い森アリーナ(あおいもりアリーナ)は、同公園最大の施設。収容人数は最大で5,371名。2003年のアジア冬季競技大会では、開会式と閉会式が行われた他、ゆずや安室奈美恵、テゴマスやDREAMS COME TRUEなどのライブも開催。その他、バレーボールのVリーグ、スポレクあおもりの会場にも使用された。2013年からは同年発足のプロバスケットボールチーム・青森ワッツがホームスタジアムのひとつとしてホーム戦を開催している。
2011年4月より2年間の予定で、むつ市に本社を置くスーパーマーケット運営会社「マエダ」が命名権を獲得、『マエダアリーナ』という愛称がつけられた[17]。国スポ・障スポでは開閉会式の会場として使われる予定です[18]
アリーナの東側に日本水泳連盟公認の水泳場を建設する予定。
脚注
[編集]- ^ 指定管理者制度について(青森県)
- ^ a b 青森・新陸上競技場 要件を満たさず J試合開催不可(河北新報・2014年3月7日)
- ^ Jリーグクラブライセンス制度では、J2以上を開催する場合のスタジアムについて、「観客席の屋根は3分の1以上を覆うこと」をB等級(ライセンスは取得できるが、そのスタジアムを使うクラブには文書の提出を求める制裁処分を科される条件付き交付案件)として、また「観客席全体を覆うこと」についてはC等級(ライセンス取得に際しての制裁の対象とはならないが、推奨される案件)として明示されている
- ^ 2014年度Jリーグ規約・規程集「スタジアム検査要項」 では、すでに着工しているか、着工予定が確定している場合を除き、新設、もしくは大規模な建て替えが必要となるスタジアムについては基本的にすべての客席を覆うようにすることを、「具備(設置)は必要とされているが、期限については今後も検討を続ける条件」(C等級と同じく、ライセンスの制裁対象ではない)として定義している
- ^ 新国立状態?青森の陸上競技場 膨らむ事業費(河北新報2015年9月3日 9月29日閲覧)
- ^ 青森県/総合運動公園陸上競技場新築(青森市)が起工/施工は大林組JV(2016年4月7日 日刊建設工業新聞)
- ^ 『青森の風と大地に呼応するオープンスタジアム 新青森県総合運動公園陸上競技場新築工事』(プレスリリース)大林組、2018年5月17日 。2019年8月9日閲覧。
- ^ “新陸上競技場9月使用開始”. 読売新聞. (2019年3月2日) 2019年8月11日閲覧。
- ^ “角弘が命名権取得/新県総合運動公園陸上競技場”. 東奥日報. (2019年8月2日) 2019年8月11日閲覧。
- ^ “新陸上競技場9月使用開始”. 陸奥新報. (2019年8月3日) 2019年8月11日閲覧。
- ^ 『Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2019年2月19日 。2019年10月1日閲覧。・『「Jリーグ百年構想クラブ」認定のお知らせ』(プレスリリース)公式サイト、2019年2月19日 。2019年10月1日閲覧。・ラインメール青森 クラブについて
- ^ 陸上競技場
- ^ 補助陸上競技場
- ^ 投てき・アーチェリー場
- ^ 立地や収容台数の都合上、一般客の駐車はできない(関係者のみ駐車可)。一般客は他施設と同様、アリーナ周辺の駐車場を利用することになる。
- ^ 2016年のJFL昇格以後は青森県総合運動公園陸上競技場をメイン会場とし、青森市内では当球技場と交互でホーム戦を開催。東北社会人リーグ所属時は当球技場をメインとし、会場および日程の都合で当地での開催ができない試合は青森市スポーツ会館にて開催していた。
- ^ 青い森アリーナ マエダが命名権取得 - 陸奥新報、2011.4.5
- ^ “開閉会式、初の屋内実施 26年国スポ”. 時事通信. 2024年12月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- スポルト青い森グループ
- 新青森県総合運動公園(マエダアリーナ) (sportaoimori) - Facebook