辰見鴻之介
東北楽天ゴールデンイーグルス #078 | |
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2024年4月 森林どりスタジアム泉 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県福岡市東区 |
生年月日 | 2000年11月24日(24歳) |
身長 体重 | 176 cm 67 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2022年 育成選手ドラフト1位 |
初出場 | 2024年3月31日 |
年俸 | 450万円(2025年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について |
辰見 鴻之介(たつみ こうのすけ、2000年11月24日 - )は、福岡県福岡市東区出身のプロ野球選手(内野手・育成選手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]香椎下原小学校1年生のときに香椎下原ソフトクラブでソフトボールを始める。5年生のときに三塁手として西日本大会優勝を経験している[1]。香椎第3中学校進学後はヤング福岡東コンドルで硬式野球をプレー[1][2]。
福岡県立香住丘高等学校では2年時から二塁手のレギュラーを務めたが、甲子園大会出場はなかった[1]。
高校卒業後は西南学院大学に進学し、1年秋から遊撃手のレギュラーを務める[1]。2年秋に九州六大学リーグの最多盗塁(10盗塁)を記録し、4年春のリーグ戦では打率.314、7盗塁を記録し、二塁手としてベストナインを受賞した[1]。九州六大学リーグでの通算成績は39試合出場で、打率.295、0本塁打、10打点[1]、21盗塁[3]。
2022年10月20日に開催されたドラフト会議にて、東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位で指名された[4]。西南学院大学の選手がドラフト会議で指名されるのは1979年の蓬萊昭彦(西武4位)以来、43年ぶりであった[5]。同月31日に支度金300万円、年俸250万円で入団に合意した[5]。背番号は146。同音異字の苗字の選手である辰己涼介との区別のため、スコアボードの表記は辰見鴻となる。
楽天時代
[編集]2023年はイースタン・リーグで64試合に出場して打率.284を記録し、フレッシュオールスターゲームに選出された[6]。その後、7月26日に支配下選手登録された[7]。背番号は78[7]。支配下登録にはなったものの、同年中の一軍出場は果たせなかった。二軍では96試合に出場し、打率.251、0本塁打、10打点、チーム1位の17盗塁を記録した[8]。11月3日、推定年俸420万円で契約を更改した[9]
2024年のシーズンは開幕一軍は逃したが3月31日に一軍に昇格すると、同日の対埼玉西武ライオンズ戦、延長11回の代走として一軍初出場を果たした。小深田大翔の左翼への浅い犠牲フライから本塁へのヘッドスライディングで生還する好走塁を見せてチームはサヨナラ勝ちし、今江敏晃監督就任後初勝利に貢献し、ヒーローインタビューも受けた[10]。2試合目の出場となった4月6日の対福岡ソフトバンクホークス戦では、「1番・指名打者」として先発起用されるも、3打数0安打2三振と結果を残せず、その後の出番はないまま11日に二軍降格となった[11]。そのまま再昇格なくシーズンを終え、二軍では42試合の出場で、打率.147、0本塁打、7打点、6盗塁と成績を落とした[12]。オフの10月29日に球団から戦力外通告を行ったことおよび育成選手としての再契約を打診したことが発表され[13]、11月14日に正式に育成再契約に合意した[14]。29日、背番号が078になることが発表された[15]。
選手としての特徴
[編集]50メートル5秒7という脚力が武器の内野手[16]。担当スカウトだった大久保勝也からは「足の速さは12球団でも一番。水の上を移動するアメンボみたい」と表現されていた[17]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
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2024 | 楽天 | 2 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
通算:1年 | 2 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:2024年3月31日、対埼玉西武ライオンズ3回戦(楽天モバイルパーク宮城)、11回裏に石原彪の代走で出場
- 初先発出場:2024年4月6日、対福岡ソフトバンクホークス2回戦(楽天モバイルパーク宮城)、1番・指名打者で先発出場
- 初打席:同上、1回裏にリバン・モイネロから空振り三振
背番号
[編集]- 146(2023年 - 同年7月25日)
- 78(2023年7月26日 - 2024年)
- 078(2025年 - )
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 「辰見鴻之介 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 選手」『週刊ベースボールONLINE』。2023年8月12日閲覧。
- ^ 「2022年 ヤング卒団生の活躍紹介」『ヤングリーグ-全日本少年硬式野球連盟』。2024年7月17日閲覧。
- ^ 岡本朋祐「辰見鴻之介(西南学院大・内野手)脚力で勝負できるスピードスター候補「プロ野球選手になって、盗塁王とゴールデン・グラブ賞を獲りたい」」『週刊ベースボールONLINE』2022年9月7日。2024年7月17日閲覧。
- ^ 「【43年ぶりのプロ指名】硬式野球部・辰見さんが楽天から育成1位指名!」『西南学院大学』2022年10月21日。2023年8月12日閲覧。
- ^ a b 「【楽天】育成1位“隠し玉”辰見鴻之介契約合意「かなり足が速い」石井一久監督も名指しで期待」『日刊スポーツ』2022年10月31日。2023年8月12日閲覧。
- ^ 「出場者 | プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年8月12日閲覧。
- ^ a b 「辰見 鴻之介選手 支配下選手登録に関して」『東北楽天ゴールデンイーグルス』2023年7月26日。2023年8月12日閲覧。
- ^ 「【楽天】戦力外となった西川遥輝が1軍未経験の辰見鴻之介に残した“最後の贈り物”」『スポーツ報知』2023年11月11日。2024年2月24日閲覧。
- ^ 「吉野創士が70万円減の850万円で更改「高卒3年目の来季は勝負の年だと思っています」【楽天】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月3日。2024年2月24日閲覧。
- ^ 「【楽天】これぞカレーなる走塁!?代走でプロ初出場の辰見が劇的サヨナラ生還…前夜カレー食事中に1軍昇格の知らせ」『スポーツ報知』2024年3月31日。2024年4月1日閲覧。
- ^ 「【楽天】辰見鴻之介が登録抹消 代走で今江監督初勝利に貢献も3打数ノーヒット」『日テレNEWS NNN』2024年4月11日。2024年4月23日閲覧。
- ^ 「2024年度 東北楽天ゴールデンイーグルス 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年10月6日閲覧。
- ^ 「楽天 平良竜哉、辰見鴻之介と来季の契約結ばず ともに育成を打診へ」『スポーツニッポン』2024年10月29日。2024年10月29日閲覧。
- ^ “育成選手契約に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス. 2024年11月14日閲覧。
- ^ “背番号に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス. 2024年11月29日閲覧。
- ^ 「【楽天】辰見鴻之介が支配下選手登録の発表会見「自分の一番の武器はスピード。1軍で見せられるように」」『スポーツ報知』2023年7月26日。2024年2月24日閲覧。
- ^ 「楽天育成1位・辰見 50メートル走5秒7を武器に最短支配下で「盗塁王」だ」『スポニチアネックス』2022年11月1日。2024年2月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 辰見鴻之介 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手名鑑 - 東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 辰見鴻之介 (@tatsunosuke1124) - Instagram