黄緑6号
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16進表記 | #7BAB4F |
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RGB | (123, 171, 79) |
マンセル値 | 7.5GY 6.5/7.8 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
黄緑6号(きみどり6ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
概要
[編集]1963年に登場した103系電車で初採用となり、投入線区が山手線であったため以後「山手線のラインカラー」として定着するとともに、中央線快速の朱色1号、山手線→中央・総武緩行線の黄5号と合わせて3色が登場した事により、線区別のラインカラーという概念が登場するきっかけとなった色でもある。
その後新性能通勤形電車の塗装として関東では横浜線、埼京線、川越線、八高線に、関西では1973年以降の関西線(大和路線)でも採用されたが、関西線では田園風景の中に黄緑が溶け込みやすく、また季節によっては霧が出て識別しにくいとの理由から、前面に警戒色として黄5号の帯を入れていた。一時期この帯は省略されていたが、現在では同様の理由で白帯が付けられている。関西線以外では奈良線、おおさか東線でも本色が使用されている。
オールステンレス車両にも本色が引き継がれ、山手線用の205系・E231系500番台・E235系の他、横浜線用の205系・E233系にも採用されている。
また、旧形国電では仙石線や呉線、可部線でも採用され、後に関西線と同様の理由から前面に仙石線では黄5号、呉線と可部線では朱色1号を入れていた。
貨物用の採用例では国鉄所有コンテナの標準色とされていた他、車掌車ヨ5000形のコンテナ専用急行用車の外部色[2]、チップ専用無蓋車トラ90000形の上半分(金網部分)にも採用された。
使用車両
[編集]- 国鉄72系電車(仙石線、呉線・可部線用)
- 国鉄101系電車(関西線用)
- 国鉄103系電車(山手線、横浜線、埼京線、川越・八高線、関西線〈大和路線〉・奈良線・おおさか東線用)
- 国鉄201系電車(関西線〈大和路線〉・おおさか東線用)
- 国鉄205系電車(山手線、横浜線用)
- JR東日本E231系電車(山手線用500番台)
- JR東日本E233系電車(横浜線用6000番台)
- JR東日本E235系電車(山手線用0番台)
- 国鉄ワキ10000形貨車(妻面・屋根)
- 国鉄トラ90000形貨車(金網部分)
- 国鉄の一般形コンテナ
- 国鉄12系客車 (和式客車「白樺」)
- 国鉄ヨ5000形貨車…コンテナ列車たから号 (車体、1964年総裁達にて淡緑3号より変更)
近似色
[編集]脚注
[編集]- ^ 実際にはウグイスではなくメジロの羽色に近い。ウグイス#メジロとの混同、メジロ#ウグイスとの混同を参照。
- ^ 当初は淡緑3号であったが昭和39年6月19日総裁達第326号により黄緑6号に変更された。(車輛番号ヨ5000-ヨ5011、ヨ5090-ヨ5096、ヨ5136-ヨ5138)