1968年の中日ドラゴンズ

1968年の中日ドラゴンズ
成績
セントラル・リーグ6位
50勝80敗4分 勝率.385[1]
本拠地
都市 愛知県名古屋市
球場 中日スタヂアム
球団組織
オーナー 小山武夫
経営母体 中日新聞社
監督 杉下茂(6月24日まで)
本多逸郎(6月26日から代行)
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1968年の中日ドラゴンズでは、1968年の中日ドラゴンズの動向をまとめる。

この年の中日ドラゴンズは、杉下茂監督の復帰1年目である。

概要

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1964年のシーズン途中に杉浦清監督の休養辞任を受けて指揮を執った西沢道夫監督が年明け早々に胃潰瘍の悪化で辞任したため、急遽OBの杉下茂が再び就任。チームは4月こそ首位で終えるが、5月には一気に負けが込んで8連敗。しかし板東英二がリリーフで投げすぎた反動から右ひじ痛に陥り、また前年首位打者の中利夫も目の病気で欠場するなど主力の離脱があり最下位に転落。その後も5月29日から11連敗、6月13日から7連敗と大型連敗が続き、最下位に定着すると杉下監督は前半戦終了を待たず休養。1954年初優勝時の主力だった本多逸郎代理監督が指揮を執ったものの、成績不振がなおも続き最後は4連覇の巨人に27ゲーム差を、5位の大洋に9ゲーム差も離された。投手陣は板東の故障離脱、前年まで大車輪の活躍だった小川健太郎の不振もありチーム防御率が3.72のリーグ最下位に転落した。打撃陣はチーム本塁打2位の142本を記録したものの、中の欠場もあり盗塁数がリーグ5位に落ちた。後任には1967年まで東映の監督だった水原茂を迎え、水原新監督のもとチームの立て直しを図ることになる。対戦成績ではこの年Aクラス入りの広島に12勝14敗と健闘するも、優勝の巨人には9勝17敗1分と大きく負け越した。

なお、この年のみユニフォームはノースリーブデザインであった。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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開幕オーダー
1 中利夫
2 一枝修平
3 高木守道
4 江藤慎一
5 千原陽三郎
6 葛城隆雄
7 伊藤竜彦
8 新宅洋志
9 小川健太郎
1968年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 中日 -- 巨人 -- 広島 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 --
2位 広島 1.5 広島 2.5 巨人 1.0 広島 6.5 阪神 1.5 阪神 3.0 阪神 5.0
3位 巨人 3.5 中日 6.0 大洋 7.0 サンケイ 8.5 サンケイ 7.0 広島 8.5 広島 9.0
4位 大洋 5.0 阪神 7.0 サンケイ 8.5 阪神 10.5 広島 8.5 サンケイ 11.5 サンケイ 13.0
5位 サンケイ 5.5 サンケイ 8.5 阪神 9.5 大洋 11.0 大洋 15.0 大洋 16.5 大洋 18.0
6位 阪神 5.5 大洋 9.0 中日 13.0 中日 14.5 中日 16.0 中日 23.5 中日 27.0


1968年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 読売ジャイアンツ 77 53 4 .592 優勝
2位 阪神タイガース 72 58 3 .554 5.0
3位 広島東洋カープ 68 62 4 .523 9.0
4位 サンケイアトムズ 64 66 4 .492 13.0
5位 大洋ホエールズ 59 71 3 .454 18.0
6位 中日ドラゴンズ 50 80 4 .385 27.0

[1]

オールスターゲーム1968

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コーチ 本多逸郎
ファン投票 江藤慎一
監督推薦 小川健太郎 千原陽三郎 一枝修平

選手・スタッフ

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表彰選手

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リーグ・リーダー
受賞者なし
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
江藤慎一 外野手 2年ぶり6度目

ドラフト

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順位 選手名 ポジション 所属 結果
1位 星野仙一 投手 明治大学 入団
2位 水谷則博 投手 中京高 入団
3位 大島康徳 投手 中津工業高 入団
4位 北野幸作 内野手 北陸高 拒否・法政大学進学
5位 三好真一 内野手 南宇和高 入団
6位 竹田和史 投手 育英高 入団
7位 今村信彦 外野手 西濃運輸 拒否
8位 小林浩二 外野手 大牟田南高 拒否・九州産交入社
9位 島谷金二 内野手 四国電力 入団

出典

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  1. ^ a b 年度別成績 1968年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年8月2日閲覧。
  2. ^ ベースボールマガジン2002夏季号, ベースボールマガジン社, (2002), p. 109 
  3. ^ 『日本プロ野球80年史 1934-2014』 【記録編】、ベースボール・マガジン社、2014年12月24日。ISBN 978-4-583-10668-7