2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

プロ野球ドラフト会議 > 2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)
 NPB 2014年度新人選手選択会議
プロ野球ドラフト会議
supported by リポビタンD
有原
1回目に4球団に指名された有原
ドラフト概要
スポンサー 大正製薬
開催日 2014年10月22日
開催地 東京都港区
会場 グランドプリンスホテル新高輪
司会 関野浩之
制度 1巡目:重複くじ引き
2巡目以下:変則ウェーバー
指名数 104名(新人:81名 育成:23名)
入団拒否 1名
複数球団指名
4球団
有原航平(投手・早稲田大学日本ハム交渉権獲得
2球団
安樂智大(投手・済美高楽天交渉権獲得
2回目2球団
山﨑康晃(投手・亜細亜大学DeNA交渉権獲得
« 2013
2015 »
テンプレートを表示

2014年度新人選手選択会議(2014ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は、2014年10月23日グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた第50回のプロ野球ドラフト会議である。大正製薬が特別協賛しており、公式名称は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。

概要

[編集]

2008年度以降のドラフト会議同様に高校生と大学・社会人を同時に指名するシステムを採用する[1]

2014年度も前年同様に大正製薬が特別協賛社となり、公式名称は同社の主力商品であるリポビタンDを冠した「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」となった[2]

1巡目指名における重複指名のみ抽選により交渉権獲得球団を決定し、2巡目以降のウェーバー指名は両リーグの2014年シーズン最下位球団から順に指名、3巡目は逆に首位球団から指名…の順で選手を指名する。また、ドラフト会議のウェーバー優先権は同年のプロ野球オールスターゲームの結果で確定することとなっているが、2014年は2試合で1勝1敗とセ・パ共に星を分けたものの、得失点差でセがパを上回ったことにより、2014年度ドラフト会議のウェーバー優先権はセントラル側に与えられることになった[3][1]

その他

[編集]
  • 育成選手ながら、2011年度以来3年ぶりとなる入団拒否者が発生した。
  • ヤクルトは5年間で風張以外の8人中7人が戦力外になり、2011年度に続く歴史的な不作年となってしまった[4][注釈 1]

選択希望選手一覧

[編集]
  •           色付きの背景は複数球団から指名を受けた選手。
チーム ヤクルト 楽天 DeNA 西武 中日 ロッテ 広島 日本ハム 阪神 オリックス 巨人 ソフトバンク
支配下選手
1巡目① 安樂智大 安樂智大 有原航平 髙橋光成 野村亮介 中村奨吾 有原航平 有原航平 有原航平 山﨑福也 岡本和真 松本裕樹
1巡目② 竹下真吾 --- 山﨑康晃 --- --- --- 野間峻祥 --- 山﨑康晃 --- --- ---
1巡目③ --- --- --- --- --- --- --- --- 横山雄哉 --- --- ---
2巡目→ 風張蓮 小野郁 石田健大 佐野泰雄 浜田智博 田中英祐 薮田和樹 清水優心 石崎剛 宗佑磨 戸根千明 栗原陵矢
3巡目← 山川晃司 福田将儀 倉本寿彦 外崎修汰 友永翔太 岩下大輝 塹江敦哉 淺間大基 江越大賀 佐野皓大 高木勇人 古澤勝吾
4巡目→ 寺田哲也 フェルナンド 福地元春 玉村祐典 石川駿 寺嶋寛大 藤井皓哉 石川直也 守屋功輝 髙木伴 田中大輝 笠谷俊介
5巡目← 中元勇作 入野貴大 山下幸輝 山田遥楓 加藤匠馬 香月一也 桒原樹 瀬川隼郎 植田海 齋藤綱記 --- 島袋洋奨
6巡目→ 土肥寛昌 加藤正志 百瀬大騎 --- 井領雅貴 宮﨑敦次 飯田哲矢 立田将太 --- 坂寄晴一 --- ---
7巡目← 原泉 伊東亮大 飯塚悟史 --- 遠藤一星 脇本直人 多田大輔 髙濱祐仁 --- 西野真弘 --- ---
8巡目→ --- --- --- --- 山本雅士 --- --- 太田賢吾 --- 小田裕也 --- ---
9巡目← --- --- --- --- 金子丈 --- --- 佐藤正尭 --- 鈴木優 --- ---
育成選手
1巡目→ 中島彰吾 八百板卓丸 亀井塔生 戸川大輔 佐藤雄偉知 --- 松浦耕大 --- --- --- 篠原慎平 幸山一大
2巡目← --- 大坂谷啓生 --- --- 石垣幸大 --- 木村聡司 --- --- --- 川相拓也 齋藤誠哉
3巡目→ --- --- --- --- 藤吉優 --- --- --- --- --- 田中貴也 山下亜文
4巡目← --- --- --- --- 近藤弘基 --- --- --- --- --- 高橋慎之介 堀内汰門
5巡目→ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 柿木映二
6巡目← --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 金子将太
7巡目→ --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 河野大樹
8巡目← --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 中村恵吾
  • 太字は交渉権確定。重複した場合、左の球団から順に抽選。2巡目以下は矢印の向きの順に指名。
  • 背景色が暗い選手は入団拒否した選手。

選択選手

[編集]

球団名はウェーバー順。育成選手入団で太字は、後に支配下選手登録された選手。

東京ヤクルトスワローズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 竹下真吾 投手 ヤマハ 入団
2位 風張蓮 投手 東京農業大学北海道オホーツク 入団
3位 山川晃司 捕手 福岡工業大学附属城東高 入団
4位 寺田哲也 投手 香川オリーブガイナーズ 入団
5位 中元勇作 投手 伯和ビクトリーズ 入団
6位 土肥寛昌 投手 Honda鈴鹿 入団
7位 原泉 外野手 第一工業大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 中島彰吾 投手 福岡大学 入団

東北楽天ゴールデンイーグルス

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 安樂智大 投手 済美高 入団
2位 小野郁 投手 西日本短期大学附属高 入団
3位 福田将儀 外野手 中央大学 入団
4位 ルシアノ・フェルナンド 外野手 白鷗大学 入団
5位 入野貴大 投手 徳島インディゴソックス 入団
6位 加藤正志 投手 JR東日本東北 入団
7位 伊東亮大 外野手 日本製紙石巻 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 八百板卓丸 外野手 聖光学院高 入団
2位 大坂谷啓生 内野手 青森中央学院大学 入団

横浜DeNAベイスターズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 山﨑康晃 投手 亜細亜大学 入団
2位 石田健大 投手 法政大学 入団
3位 倉本寿彦 内野手 日本新薬 入団
4位 福地元春 投手 三菱日立パワーシステムズ横浜 入団
5位 山下幸輝 内野手 國學院大學 入団
6位 百瀬大騎 内野手 松本第一高 入団
7位 飯塚悟史 投手 日本文理高 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 亀井塔生 捕手 日星高 入団

埼玉西武ライオンズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 髙橋光成 投手 前橋育英高 入団
2位 佐野泰雄 投手 平成国際大学 入団
3位 外崎修汰 内野手 富士大学 入団
4位 玉村祐典 投手 敦賀気比高 入団
5位 山田遥楓 内野手 佐賀工業高 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 戸川大輔 外野手 北海高 入団

中日ドラゴンズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 野村亮介 投手 三菱日立パワーシステムズ横浜 入団
2位 浜田智博 投手 九州産業大学 入団
3位 友永翔太 外野手 日本通運 入団
4位 石川駿 内野手 JX-ENEOS 入団
5位 加藤匠馬 捕手 青山学院大学 入団
6位 井領雅貴 外野手 JX-ENEOS 入団
7位 遠藤一星 内野手 東京ガス 入団
8位 山本雅士 投手 徳島インディゴソックス 入団
9位 金子丈 投手 大阪商業大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 佐藤雄偉知 投手 東海大学付属相模高 拒否[5]
2位 石垣幸大 投手 いなべ総合学園高 入団
3位 藤吉優 捕手 秀岳館高 入団
4位 近藤弘基 外野手 名城大学 入団

千葉ロッテマリーンズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 中村奨吾 内野手 早稲田大学 入団
2位 田中英祐 投手 京都大学 入団
3位 岩下大輝 投手 星稜高 入団
4位 寺嶋寛大 捕手 創価大学 入団
5位 香月一也 内野手 大阪桐蔭高 入団
6位 宮﨑敦次 投手 広島国際学院大学 入団
7位 脇本直人 外野手 高崎健康福祉大学高崎高 入団

広島東洋カープ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 野間峻祥 外野手 中部学院大学 入団
2位 薮田和樹 投手 亜細亜大学 入団
3位 塹江敦哉 投手 高松北高 入団
4位 藤井皓哉 投手 おかやま山陽高 入団
5位 桒原樹 内野手 常葉学園菊川高 入団
6位 飯田哲矢 投手 JR東日本 入団
7位 多田大輔 捕手 鳴門渦潮高 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 松浦耕大 捕手 MSH医療専門学校 入団
2位 木村聡司 内野手 常葉学園橘高 入団

北海道日本ハムファイターズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 有原航平 投手 早稲田大学 入団
2位 清水優心 捕手 九州国際大学付属高 入団
3位 淺間大基 外野手 横浜高 入団
4位 石川直也 投手 山形中央高 入団
5位 瀬川隼郎 投手 室蘭シャークス 入団
6位 立田将太 投手 大和広陵高 入団
7位 髙濱祐仁 内野手 横浜高 入団
8位 太田賢吾 内野手 川越工業高 入団
9位 佐藤正尭 捕手 愛知啓成高 入団

阪神タイガース

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 横山雄哉 投手 新日鐵住金鹿島 入団
2位 石崎剛 投手 新日鐵住金鹿島 入団
3位 江越大賀 外野手 駒澤大学 入団
4位 守屋功輝 投手 Honda鈴鹿 入団
5位 植田海 内野手 近江高 入団

オリックス・バファローズ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 山﨑福也 投手 明治大学 入団
2位 宗佑磨 内野手 横浜隼人高 入団
3位 佐野皓大 投手 大分高 入団
4位 髙木伴 投手 NTT東日本 入団
5位 齋藤綱記 投手 北照高 入団
6位 坂寄晴一 投手 JR東日本 入団
7位 西野真弘 内野手 JR東日本 入団
8位 小田裕也 外野手 日本生命 入団
9位 鈴木優 投手 雪谷高 入団

読売ジャイアンツ

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 岡本和真 内野手 智辯学園高 入団
2位 戸根千明 投手 日本大学 入団
3位 高木勇人 投手 三菱重工名古屋 入団
4位 田中大輝 投手 國學院大學 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 篠原慎平 投手 香川オリーブガイナーズ 入団
2位 川相拓也 内野手 桜美林大学 入団
3位 田中貴也 捕手 山梨学院大学 入団
4位 高橋慎之介 投手 木更津総合高 入団

福岡ソフトバンクホークス

[編集]
新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 松本裕樹 投手 盛岡大学附属高 入団
2位 栗原陵矢 捕手 春江工業高 入団
3位 古澤勝吾 内野手 九州国際大学付属高 入団
4位 笠谷俊介 投手 大分商業高 入団
5位 島袋洋奨 投手 中央大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 幸山一大 外野手 富山第一高 入団
2位 齋藤誠哉 投手 磐田東高 入団
3位 山下亜文 投手 小松大谷高 入団
4位 堀内汰門 捕手 山村国際高 入団
5位 柿木映二 投手 柳川高 入団
6位 金子将太 外野手 大間々高 入団
7位 河野大樹 内野手 NOMOベースボールクラブ 入団
8位 中村恵吾 投手 富山サンダーバーズ 入団

中継

[編集]

テレビ

[編集]

地上波

[編集]
  • TBS系列(全国ネット)『プロ野球ドラフト会議2014』 16:53 - 17:50
実況:初田啓介
解説:槙原寛己應武篤良
インタビュアー:小笠原亘
会見場リポーター:伊藤隆佑高橋浩由ITV)、佐藤文康

CS

[編集]
実況:中邨雄二ABC
解説:小関順二
リポーター:平岩康佑(ABC)

ラジオ

[編集]
実況:煙山光紀
解説:菊地高弘(雑誌「野球太郎」編集部)
会見場リポーター:洗川雄司

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ なお、風張もDeNA移籍後の2021年に戦力外通告を受けており、7年間で全ての選手がNPBから戦力外通告を受けた。

外部リンク

[編集]